プリンをひなたぼっこさせて、生ぬるぐちゃぐちゃにしたら、おいしいかね?
他人の懐で温められて、慢心でふやけたチョコレートを、欲しいと思うだろうか?
冬の夜空の下で、ポケットの底から、さびしく凍えた ....
元気にそして幸せに暮らしていますか?
もう 話すこともできないけど
ただ君にそう訊きたいのです。
あの頃のボクは 意気地が無かったから
君の心の呟きにも 曖昧に笑うしか なかっ ....
殺鼠剤を買いにコンビニに行ったら
レジ横の温蔵庫にケータイがぎっしり詰まっていて
「美咲」「優」「乃亜」などとお品書きがあった
疑問百出なので試しに買ってみようとしたら店員
今入れたばっかりな ....
真っ黒な海底と目が合った
真っ黒な海底と目が合った
白い太陽は呆気にとられ
手を差し伸べることさえ忘れていたらしい
真っ黒な海底と目が合った
岸辺は
濁った水に覆わ ....
クレタ島に住んでいる友達がいる
彼はよく話しかけてきてくれるのだけれど、私は返事の仕方がずっとわからない
彼はいつも一人で話し続け、たまに問いかけてくる、物理的に最も遠い友達だ
「クレタ人 ....
そうだ!こんなかんたんなことに、なぜ気づかなかった?
別れればいいんだ、悩むまえに。
きみとはもうにどと会えない、はなしもできない、
手紙もだせない、修復できない、
それがいい!
そうなれば ....
僕はいろいろな時間を考えて書いていく。
時間を使うといろいろな話ができる。
いろいろな勉強をするといろいろな話を言う。
漫画を読むと時間の使い方がわかる。
面白いストーリーで街を作りたくなる。 ....
{ルビ蛍石=フローライト}の屈折系でねじ曲げる
透明ゆえの分光
赤道儀のその先で
一つとしてそろわない秒針を
幻想のように共有して
誰かの未来で僕たちはまばたきをします
季節から時計が ....
090211
東邦型2号並四受信機のキャビネットにスピーカーと12A代用真空管、デジタルICアンプ搭載基板をUX真空管ベースに抱きつけて縛り付け貼り付けた ....
最初に
肋骨心距の決定
言葉たちのソル イ ソンブラ
それから
動物たちを番わせる
慌てなくていい
生き物が光るわけを本当には誰も知らない
次は
薔薇の花とイヴ
....
ネェ、お願いだから。私が代わりにいっぱい泣いてあげるから、泣かないでほしい。
もう君は応えてくれないから。終わりだよね、慰めることできない。
冷たい君の指ばかり思い出しては、なぞる。
....
一。
トカゲの日には皮を被る。皮は前の晩から窓際に吊し風を通し、皺を伸ばしておく。ただの革ならまだしもこの皮は生きた皮なので、扱いにはいつも神経を使う。一度ヒト ....
都会の夜に
浮かぶ
月も赤く
あなたはわたしの
子ではないと
ある日母が言ったなら
その日から
またその日までも
子は母の子ではないように
自らの記憶を再構築し
それからつくられる記憶さえ
再構築しなければな ....
ただ青く色そのものになった空
飛んでいる/はずの飛行機の窓の外には
動かない風景
窓の下には薄いごく薄い雲の海が霞む
空と雲の海/の境界を何と呼べばいいのだろう
白く霞む雲はその下に広が ....
親愛なる六月生まれの 女へ
君の墓碑に 近づいてはならない ように
天使を 置いて
町を 作り上げ
大きな 絶望を 築き上げよ
それらを 平たく 映しとめる
海があるなら 私は あな ....
君のセーラー服のスカートの
いわばちいさな海のようなプリーツと
さっきからずっと飛び回っている
黒いちょうちょの羽についている窓に
使い終わった水彩絵の具のパレット
みたいな夕暮れの ....
外に出るのが億劫だ
そんな気持ちになる朝は
布団を出るのも億劫で
ご飯を炊くのも面倒だ
家の隣のスーパーに
買いに行く気にもならず
ましてや遠くの定食屋
....
彼方が光だとしたら
僕は闇だろう
まるで正反対の僕等だったから。
彼方が居なくなった僕に居場所は無い。
僕が居なくなった彼方に居場所は無い。
彼方が空だとしたら
僕は海だろう
まるで ....
今日は実際どうしようもない一日だった
昼前まで寝て起きてを繰り返し
かん・びん・ペットボトルのゴミを捨てようと
ゴミ捨て場に行ったらもう回収されてて
夕方までゲームをしたり
オナホールを ....
文字が映像に感じるような
男性が女性に感じるような
そんな嫉妬。
さっき僕が感じたのは大袈裟にいえばそんな嫉妬。
縦組みの日本語よりも
横組みの英語のほうが
....
窓から射し込んだ
朝の雫で目を覚ます
夜の河を渡った
君を乗せる右腕
変わらない景色に
ふと安心する
伝わる寝息に
そっと合わせる
2人だけの時間を
独り占めしてみる ....
試行錯誤、ならぬ、思考、錯誤
僕はきっとあの子が好きで
だからきっとつい目がいっちゃうんだけど
気持ちを伝える度胸がないから
皆に「好きな人はいない」なんて嘘をついてる
あの子が ....
閉じられた
闇のなかのページがある
その紙の隅に
わたしは捺印した
血潮の押捺
同じくナイフで人差し指を
切ったあなたが
わたしの指に重ねる
血潮の性交
血潮の婚 ....
現在制作中の曲。曲も完成していないが、主題旋律のみLyricまで完成したため、記録のためにここに記す。
-二〇〇九年二月十一日
[希望の光]
(前略)
愛をくれし君の陰に
僕は見 ....
銀の三角形の頂点から
菫の花が
咲く
波打つ白鍵と黒鍵の上を
踊るのは
かすかに虹色を帯びた
透明な球体たち
回転木馬のまわりを
ほの甘い唇たちが
はばたく
真珠色の円 ....
朝寒くて目が覚め
コーヒー飲んで
コタツに入って
ボーっとする。
大塚愛を聞き
目を覚ます。
花粉症か?
鼻が出る。
冷蔵庫に入っている
リンゴを出して
かじりつく
すっ ....
エヤウェは曇った窓ガラスに指でエッフェル塔を築いていた。
目が曇る
戻らない雫滴が沿道にキラリと帆影を映写する
影絵に水彩絵の具で変わらないよう庭に季節を7つこめる
仰ぐ世界、 ....
オハヨウが
晴れやかに言えてますか
アリガトウが
滑らかに言えてますか
笑い方が
相変わらず下手ですね
奥歯が
痛いのかと思いました
コンニチワが
軽やかに言えて ....
「風光」はおまえのパトスに
潤いをあたえるために
「時空」はおまえのロゴスに
柔らかさをもたらすために
「老残」はおまえの生涯に
花の装いをほどこすために
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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