窓ガラスに映る赤ら顔の男を
一瞬、俺ではない、と否定

喉の違和感や肩の痛みが
何を教えてくれている
頭痛胸焼け自己嫌悪
孤独を幾重に積み上げて
言の葉は溜息に掻き消える

半笑いで ....
小野川を降る雨は
枝垂れを揺らし輪を投げる
粗目の軌跡で
暖簾を揺らしたのは
赤い尾灯の軽トラで
川沿い駆ける影も虚しい

この寒さは何なのだろう

傘立てには二輪
マティスのよう ....
今日はもう眠ることにする
クリスマスパーティーに参加できた けれど
完全を知らされた 太陽に
だけど博士は憧れた なれていないそれを

楽しいことになっている
錯覚した海水だった しかし
 ....
大人になるって

マジックの
タネを明かされた後
のようだね

トリックに
だまされていた時の
方が

はるかに心は
自由だったね



タネを明かされる度に
シカケを ....
であった
   しりあった

よりそった 
   ほほえんだ

ささやかれた
   たずねた

ささやかれた
   こたえた

わらった
   たのしんだ

さそわれた
 ....
市場で、買った。
身長150センチ、肌は柔らかい。

いつも可愛く笑ってくれて、
決して不機嫌な顔はしない。
そんな彼女が、大好きだった。
一目惚れも、しょうがない。

いろんなことを ....
きが付いた時には口ずさんでしまいます
みっともないなんて君ならば言うのです
がまんしていたのはきっと僕のほうではありません

おとなになれずにあなたを困らせてばかり
とけいの秒針がこの距離を ....
今宵満月


夜の下



風・風・風唄い


草・草・草踊り


花・花・花笑う



意味を忘れて入り乱れ


闇に紛れて涙に暮れる



解れば天 ....
渦巻く大海

荒れ狂う空の下


{引用=―レヴィアタン}


昔 昔 だけれどね

覚えているよ あの姿

怖いものなしの強い船長が

唯一 怖がっていた 水の悪魔
 ....
年をとる、っていうことが、
リアルに想像できない

ランプの光がゆるい喫茶店で
丸太造りの壁にもたれかかってて
木の息遣いを感じる、と
あなたは言った

色艶はニスで光って
皮 ....
その切り口から
ホックへ到達するまでの
いろいろな色を
目はもっている
目は心に聞くから
見えなくていいよ
胸の震えが教えてくれる


つららとつららのあいだを
虫が飛んで
した ....
音をたてて動く大きな乳母車に
立ったままみわたす子どもたちと
遠くまできこえる声をあわせて
寒空に日差しを感じたりする
まだ時間はありますかと
たちどまって気にしている
スーツ姿のおじ ....
粒のわたしは憧れていました
見えない世界を思っていました
地にしみこむ者たちも きっと
一度は考えたことがあることを

それは、雨のうえのせかい
みあげたところは真っ白 というくらい
遠 ....
雨混じりの雪

雪混じりの雨




些細な事で

声荒げるより




雨混じりの雪

雪混じりの雨




降る情感の一雫に

 ....
トチ狂ったフリをして黒人にニガーって言って歩こうぜ
トチ狂ったフリをして白人にレッドネックって叫ぼうぜ
トチ狂ったフリをして真っ白いスーツ着てカレーうどん早食いしようぜ
トチ狂ったフリをして女子 ....
みんなが何を言ってるのかわからねぇ
目に飛び込んでくる記号が日本語で
それぞれの言葉の意味は理解出来ても
それが重なっていくと
何を言っているのか全然わかんねぇんだ

別に難しい事を言って ....
追憶は、雪のようにそっとほどけていった。

    舞うように迷うようにさ迷うように

夜明けまで踊っていられる?
「お安い御用よ」。

静寂の泉に息を流し込みながら
雪のように
沈 ....
ロドリゲスは真っ赤な革ジャンを着てこう言うんだ
100両編成の貨物列車を見に行こう
信じるか信じないかは別だけど

俺は買ったばかりの真っ黒い中古のロングレザーコートを着て
真っ白いセブンス ....
 空を舞う白いなみだ
 近く遠く
 リフレインする
 乳白色の風

 手のひらに
 あるものはすべて
 目を閉じていても
 哀しみは
 感じない

 だけど
 何故だろう
  ....
*
*
*


空の高い高い高い高いところから
落ちて落ちて落ちて落ちて落ちて

ようやくたどり着いた地に触れた瞬間


消える


*


空の高い高い高 ....
ああ我は形ないものなり。

 ああもはや何者でもなく、
 ああもはや意志もない。

  ただ揺らめく、
  そのことさえできない。

   粉雪になれたらいいな。
    ....
超える。
漢字と仮名の間に
読点を加え、
える、を片仮名に化かし、

我等が国

彼等が国

断絶する。

超、エル。
憐れなる哉。
くっ付ける助詞もなく。


敏 ....
来年へ雨の中を歩いている
機械の色々から
気力の音へ雨に聞かされながら
冬のゆがんだ街は進んでいく

その平面の体にああ
イカは噛んだんだ
吸盤だったがニューヨークを感じた
自然を潰し ....
誰もこの苦しみに気付かない。今日をひょいと乗り越える奴らが妬ましい。

賞味期限切れ、落第、なんでもいい存在、ただの風景。つまらない試験を受けて、うだうだ受け答えして、どうせ切り捨てられる仕事にや ....
全部、忘れたいと思うよ
消えていく空
消えはてた緑
思い出すのは、ふたたび目の当たりにしたときだけで
空白、空虚、はいきょ、きみがみた、しがいのかたまり、とかそういった
無機質なあこがれ
 ....
もうずっとずっと昔のことだ


公園でかくれんぼをしていた
わたしは見つからないように
自分よりも背の高いしげみに隠れた


しゃがんでふと斜め上を見ると
大きな蜘蛛が巣を作っていた ....
  壁に向かって僕は歌をうたっていた
  隣の住人は何も言ってこなかった

    そして誰かが線路に飛び込んで
    そして誰かが樹海で首を吊って
    そして誰かが誰かを撃ち ....
昼に依存しゆく
拙い日常に 僧が 落ちていく
・・・あの火が 盛るのを見よ
頂に 熱があり
真昼は 淡く染まるものの
それらの 悪女に聞いてくれ

昼に 町があって 慰霊碑が 立ち行く
 ....
カルピス海に散る散る満ちる 初恋の味 舐めてから

甘酸っぱく浮遊するのは 赤く脈打つ つぶつぶ苺

檸檬の島に 蜂蜜色の夕焼けがかけられて

浮き足のままで ホップ・ステップ・柘榴石
 ....
ひこうきが雲にとけてゆく

ひこうきの中
人が座っているのね
お茶をのんでいるのね
テレビをみてるのね
家の中のわたしとおんなじね

わたしは
まいにちまいにち
しっぱいや
べん ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ただただ松本 卓也009/2/28 1:24
佐原しべ509/2/28 0:37
博士の冬K.SATO209/2/28 0:20
タネアカシ043BLU...209/2/28 0:16
ささやきm_on+2*09/2/27 23:47
彼女恭二209/2/27 23:29
きみがおともなくなみだながすからむしのいき109/2/27 23:17
調子はどう0*09/2/27 22:31
レヴィアタン —嫉妬—セルフレーム1*09/2/27 22:13
アンティーク、アンティークれつら209/2/27 21:12
リンゴ・キリトリスカート昼寝ヒルズ309/2/27 21:08
おとひとあめ309/2/27 19:58
雨の子(3)唐草フウ5*09/2/27 19:12
北星三天1*09/2/27 18:56
おやすみなさい虹村 凌3*09/2/27 16:38
偏頭痛3*09/2/27 16:31
朧雪水島芳野309/2/27 16:25
ストロベリーストリート虹村 凌1*09/2/27 16:23
『雪の日』あおい満月6*09/2/27 14:26
ミサイル・ク...409/2/27 13:43
形ないものなり前澤 薫109/2/27 13:37
超、エル。009/2/27 13:32
うどんK.SATO2*09/2/27 13:30
暴言、前澤 薫109/2/27 13:27
流れ星、まぼろしアオイリョー...009/2/27 13:06
ふるえる糸あ。6*09/2/27 12:05
壁に向かって僕は歌をうたっていた[group]草野春心409/2/27 12:04
昼に依存される奥津 強109/2/27 11:50
惑ひ星楽恵3*09/2/27 10:56
旅人の景色昼寝ヒルズ509/2/27 10:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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