「床の光沢に負けないオレンジの山を過ぎまして
右手に見えます高く聳えているのが缶詰タワーでございます」

買い物カートは今日も走る、
添乗員と運転手の二人きり
休日なのでややカートは過密気味 ....
飛んでく
飛んでいくのは
ぼくではなくて
ビニール袋で
ビニール袋の
ぼくである



風が強いな
それでも飛ばされない
ぼくは強いのか
、いや

ぼくは弱いのだ
 ....
土曜
日曜

ぼくは
ねじ曲げられた
風を
覚悟しなくてはならない

それを
目の当たりにして
気のふれない
強靱なこころを
持たなくてはならない

ほら
十三日の金曜日 ....
 
しあわせだけでは足りなくて
ふしあわせなら
もっと足りない
ものたちが
ホームから
改札口へ流れ込み
潮の匂いだけのこして
ぼくときみは立ち尽くしていた

立 ....
二月の炎は

情念の

雨に濡れて

そこだけ白くさせていた

テールランプが

ひとを待つ

前かがみの傘が

きえてゆく

アスファルトから

春の香りがした
 ....
音に敏感になる
静かな昼下がり

小鳥の声が波打つ
口笛のような
彼女に相応しい音を出している

    風が吹く、、

犬の声が轟く
彼も彼で
相応しい音を出しているのだ

 ....
こんな嵐の夜にこそ
ばれたらただではすまない研究

あなたは黙って
本を読んでいる

フラスコの中で順調に進行中なのは
水虫のヘテロシス

あなたは黙って
風に耳をかたむけている
 ....
背後を誰かが
通り過ぎ

夜の雲が
後悔を連れ出して
月の光に流される


僕は

ただじっと見つめるだけで

通り過ぎる破片を
見送ります


 ....
うつむいて道を歩いている君
その目には何が映ってる?
周りを見渡してごらんよ
今まで見落としていた草木が
活き活きと生えている

そのまま前を見据えてごらんよ
未来が見えてくる

未 ....
音が鳴る
冗談のように
私の首回りの
皮膚を引きながら

前に出す
つもりの両脚が
追い付かない
傾斜に

音に倒される
風と呼吸を合わせられず
ブルゾンに手を入れたまま
顔 ....
手に荷物がいっぱいで
傘をさすことが出来ない君
身体(カラダ)打つ雨は冷たくて
頬伝う雫は涙と交じる

差し伸べられた傘もいらないと拒否をして

君は独りでどこへ向かうの

身体打 ....
手を広げ縦に横に半径1メートルに満たない円を描く
そうして切り取った球状の世界に籠る
眺める世界は全てが偽りでありながらディズニーランドほどには裏切らない
其処は全てが嘘だけれども 此処は絶妙な ....
はしご



心はいつも
不安定
そんな心に
はしごを掛けた
恋という名の
はしご
こんなに不安定なのに
垂直
見上げる空は
真っ青で
恋のはしごは無限大
1段目
2段 ....
雪が降る

白い世界に足跡をつけて
月明かりに照らされて黒いコートの彼と二人

外は嵐ではなくて
あの日みたいに雨も降っていなくて
馬車にも乗っていない

雷も鳴り響かないし
彼の ....
誰かが言った
海は母であると

誰かが言った
大地は父であると

なら空は
この大空は 何者なのか

始まりより前から そこに在り
終わりより後にも そこに在る空


空よ
 ....
君は言った

「さみしい」と

ぼくは何も言えなかったね

あやまるべきでもないんだろうね

また

春が来るよ
ミラノでミラー
パリで煎餅パリ
ボンでおボン
ワルシャワで悪のシャツ

モスクワでお祈りモスクわ
ハンガリーでハンガーストライキ
コルシカトウで凝る鹿塔
モナコで山本モナの子

ア ....
            00/03/02



ダークグリーンのMTM三連が
ぐんぐん坂を登って行く
軽快なモーターの唸り
DT12Aの台車は得意げに
片意地張って揺るぎも見せず
堂 ....
僕は不謹慎にも

君の泣き顔に見とれていたんだ


夕日を受け光る泪は瞳から溢れ


ゆっくりと頬をすべる


その動きの一つ一つを見逃さないよう



僕はじっと君 ....
追憶の果て。

こんなにも狂しい夢を見ている。
君が歌った清らかな唄のなかにだけ
やすらぎを見いだす。

「サヨナラをききたくないなら
どうして涙ばかり見せるの」


「わかってる ....
                    79/08/25



         天才的なるもの
           静かな海
    ....
彼が、胴体と精神を切り離したいと願っていた
つづけざまに失ったものが大きすぎたといっていた
そういう感情らしい勢いを大事にするタイプにはみえなかったので
金さえあればなんとでもなるのでしょう ....
電波時計のみっつの針が
ぐるぐるっと回り始めて
また今日が初期化されたね
いずれ始まる秒読みのために
まぶたのような夜を閉じるさ

  (じゅう、きゅう、はち)

朝のように目覚めれば ....
森が、けむりのような通り雨を浴びて、
身体のすみずみを洗い流すとき、
木々のたてる笑い声が聞こえるかい?
人影絶えた繁みの奥に、
若葉たちの、ひそやかな含み笑いが?
 月は
 見えない音をたて
 真昼の闇の滝を滑り堕ちていく
 否
 堕ちるのではない
 昇るのだ
 わたしを介してあなたへと
 絶望に煌きながら
 地の底の淵で
 やがて幾人もの人間 ....
{引用=『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』}

そうして流れ 流れてゆくのは
溢れて燻ぶる確かな存在
それをマボロシと戒めても
別に世界は変わりないというの ....
はるばる仙台から
鈍行列車で
故郷の{ルビ湖=うみ}に帰ってくるのだと
彼は言った

熱弁をふるう彼の
口から
指先から
瞳から
いまにも鳥が飛び立ちそうで

私の脳裏にはもう
 ....
 

  春一番が吹きました

  木枯らしは
  みんなの中に
  愛を置いていきます
  自分が寒いから

  春一番が吹きました

  春一番は
  僕から愛を奪います
 ....
月曜日が休日だと、る23歳の女の子がうちに来る。

ベージュのカーテンに包まって

こらす声でオナニーしつづける

僕はキーボードにコーヒーをこぼして途方にくれる

ぶんかいしてあらう ....
「あなた、今年のバレンタインはどうするの?」
母にそう聞かれました。

あの人にあげるつもりでしたが、あの人の存在すら母に話していません。

「あげる人なんていないよ。」
ぶっきらぼうにそ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゴーカート・デパート木屋 亞万1*09/2/14 2:31
存在証明ゆうと5*09/2/14 2:17
拘縮のかぜ草野大悟2*09/2/14 1:13
足りなくて、見つめ合えば小川 葉4*09/2/14 1:11
二月の炎吉岡ペペロ509/2/14 1:08
高橋魚1*09/2/14 1:02
88鍵のためのエチュード/夜半嵐来海里209/2/14 0:54
月と虫北星三天1*09/2/14 0:46
road知恵0*09/2/13 23:54
住宅街木葉 揺3*09/2/13 23:54
知恵2*09/2/13 23:40
「no lapel badge or Ellie shows ...紫音0*09/2/13 23:14
はしご夢乃 綴喜009/2/13 23:01
涙の音暗闇れもん009/2/13 22:49
会長109/2/13 22:36
くぼた009/2/13 21:57
世界一周ペポパンプ6*09/2/13 21:16
三両連結あおば5*09/2/13 20:45
にィ109/2/13 20:42
ガーデン(生花の祈り)水島芳野1*09/2/13 20:23
あおば1*09/2/13 20:12
飛び立つ日ひとあめ309/2/13 20:01
かうんとだうんたりぽん(大...409/2/13 19:58
森、笑う(A) Giton1*09/2/13 19:55
『真昼の月』あおい満月4*09/2/13 19:33
クラムボン笹子ゆら1*09/2/13 19:19
鳥人間ことこ1*09/2/13 19:01
春一番が吹きましたうみとゆう1*09/2/13 18:38
サイノメ / Norwegian baseball Cat ...satyri109/2/13 17:12
どうしたもんか[group]つゆ2*09/2/13 17:02

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