発火したディスプレイに吸い込まれて
ネットワークの窓にべっとり顔を貼り付けたまま
君は死んでしまったよ

指先に桃色の肉が覗け骨の音がカチカチ鳴るまで
キーボードを叩き続けて
疲れた目玉を ....
冬眠をしていた
たまご焼きが
ゆるゆるとのびをして
大きなあくびをしている


なべのなかで
たけのこと かつおぶしが
ことことと
ないしょ話に花をさかせる


ふと、牛乳の肌 ....
遮蔽する人工物もなにもない!
球形をやわらかにくるむ白雲をも、ひとおもいにつんざいて
無音の只中に僕らは跳びあがる。

軌道上で目配せし合い、いざ革命の合図をしよう
地上から遙か虚無へと
 ....
いちばん星!と君が指したあの光は
いつ故郷を離れ
どれくらいの時を経て
君の瞳に届いたのだろう


大嫌い!と君が叫んだその言葉は
いつその心に芽生え
どれくらい君を苦しめて
僕の心 ....
ホームクリーニングエマールで
セーターと靴下と下着を一緒に洗う
独り身の中年オトコ

寂しい
そう連想したヒトは

独り
イコール
寂しいと

思い込んでる寂しいヒト

 ....
えぇ其れは大変結構なシロモノで/なんだかガブガブ愛されるもんで/蟻は蟻でも梨も蟻に成っちゃうし/イレギユラアに蟻が梨にすら成る/そいつが人を安易に結び付けたり/真逆で契約上結目切りを行ったり/それはそ .... 木蓮の花の咲く頃

春は野に満ち
その香り穏やかなり


 木蓮の深紫な色は 生命の鼓動

 木蓮の白き色は 明日への希望


木蓮の花が咲く頃

雨もやさしく
そぼ降り煙 ....
こんにちは
あなたを迎えにきました
でも、この部屋は暗すぎますね
どこにいるのでしょうか
あなた

電気のスイッチはどこでしょう
窓はどこでしょう
壁に手を伸ばしたら何もなかったり
 ....
あなたのまなざしは冷徹で遠く
風のいろのように透過している
見ることは出来 無い距離

たとえば、重くくぼみつづける密約
照らすのは、過ぎた日日
暗く発光する
ぼぅっ、と星星のしげみのあ ....
果てぬ記憶の中こそが

我が棲み家と知って

戸惑うさえも許されず

想い溢れて流れ落ちる…
大気の衣を奪われて どうしようもなく丸裸
夜は凍えて 昼はやけどする星

小さくて 傷だらけ
醜くて見にくいので 誰にも相手にされぬ星

削られて 引っ張られて
歪み続けて 剥ぎ取られ続 ....
街の道すがらは知らないことばかりでそこらじゅうを歩き回らされ
ツタヤの場所を川の辺りの風景に探しつつ見つめていたりした

ひとつひとつのきらめきの脇に立っていると
そこに大人の自分がいるように ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)


ギザ十で買えるものは 小さな春でした

ぼくとあなたの帰り道
木枯らしぴゅ ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)


こどもをつくろうぼくらはなんて
そんなに強くはなれません
愛する痛みをおしえ ....
 弄(あそ)ぶ指先
 止まらない髪先のひかり
 止まらないにわか雨
 
 ふるえる唇から
 零れる風の接吻
 
 枯葉のぬくもりが
 みえる窓硝子の彼方

 近づく雲のノイズ
  ....
教室の蛍光灯を全部ブラックライトにして
みんなのシャツを真っ白く浮かび上がらせてやろうぜ
ノートも教科書も薄青く光って
きっと楽しいから

公衆便所の便器を全てショッキングピンクにしてやろう ....
  やさしいだけの今日が
  昨日と同じテーブルに載った



  たがいちがいに席につく
  憂鬱はしずかに揺れる



  満たすだけが心ではないのに
  くりかえす ....
寂しさを共有する 2人の男女
  全てをさらけ出し 慰め合う

    心の傷を持つ者同士

 求めるのは 傷を癒してくれる{ルビ存在=セラピスト}

例えそれが 一時的な{ルビ感情=モ ....
冬はすでに去った
夜明け前の闇の曖昧に
ふいに訪れる山茶花の幻影  散った花びらの
 乱れ重なり
誰かの記憶が
隙間に紛れ込む
宛名不明の手紙のように
開封されない
誰かの記憶
美し ....
憂い、妬み、恨み、苦しみ、惑い、痛み
哀しみ、迷い、憎しみ
それら全ての
想い を
結んで
空に
還すから
だから
もう君に謝ってもいいかな

今はただ
赦しを請う言葉と
果て ....
がれきのしゃしん は いつみても いい
しょうせつみたい に はしからはしまで よまなくても 
いっしゅんのうち に あらすじ が わかる
わかってしまいたくはない のに
め を はなすことが ....
 
緑の絨毯で仰向け
 
大の字描いて
 
 「飛びたいなぁ」
 
なんて
呟いてみたり
 
 もっくもく
 
  もく もっく
 
しちゃっても
いいかな?
 
風 ....
丘を走る老いたランナーの濡れた額
君は見たことがあるか
皺だらけの手に
まとわりつく子どもの手
を払いのけ
上手く駆けられるだろうか
疑問は
ランナーの背後に残されるのだ
最後に拍手
 ....
大人のためのこども電話相談室
久しぶりの質問は
「春なんてどうして来るんだろう。」

ふむふむ、そうですね
どこかで生まれるからでしょう

「なんで春なんて生まれるんだということなんだが ....
目を閉じたら眠れるのですか
どのようにして起きるのですか
制服の防御率はどれほどですか
まつげを伸ばす理由はなんですか
親に微笑むのは何故ですか
友に微笑むのは何故ですか
師に従うのは ....
冬の赤子
厚い布の手
虹を梳かす手


模様がしたたり
小さな炎が
小さな炎の頭をなでる
後悔が 見つめる


左手の蛇
子らの頬
水も銀も
うたになる ....
 
誰もいない掌に
ひとり
立っていた気がする

地平線を探して
生命線に沿いながら
ひとり
歩いていた気がする

それはわたし
ではなかったかと思う

陽が落ちて

重 ....
『それ』
なんて冷たいことば

凍てついた心が
氷の塊を投げた

一面が氷に覆われて

春が来ることは

ない

氷の下の芽は

そのまま
あらま



僕だけが傘を持っている
朝 魚だったものが
夕方には生花に変わった
明朝には昭和を生き延びた築堤も
すっかり掘り崩されているだろう
燃え落ちる前々日に新線開通
潮で潤すことができなかったいきもの
忘れた積りはなか ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
連続電子情報網依存症患者自然発火炸裂事件北街かな3*09/3/1 19:21
ことこ3*09/3/1 19:06
宇宙速度のフラグメンテーション北街かな6*09/3/1 19:03
一途の星ひじり209/3/1 18:21
ふゆよーかん509/3/1 17:42
ぶるふらでー邦秋109/3/1 16:53
木蓮の咲く頃青い風4*09/3/1 16:50
迎えにきたよ壺内モモ子109/3/1 16:13
落花生こしごえ4*09/3/1 15:42
絶句柊 恵4*09/3/1 14:52
水星会長109/3/1 14:14
柵の私の向こうにkiriko009/3/1 14:00
ギザ十にゃんしー309/3/1 13:53
こどもをつくろう4*09/3/1 13:48
『琥珀の刹那』あおい満月4*09/3/1 12:40
この世界をどうにかしてしまいたくて虹村 凌2*09/3/1 12:02
食卓[group]草野春心509/3/1 11:44
エゴイスト明香璃009/3/1 11:16
映(エイ)フクスケ309/3/1 10:46
告別五十里 久図009/3/1 10:22
がれきの工作 Ⅱ《81》柴田...13*09/3/1 9:38
カエルの歌琥霙ふうり1*09/3/1 5:50
老いたランナー[group]非在の虹209/3/1 4:45
色鉛筆のためのパレット/副業海里009/3/1 3:17
携帯症候群009/3/1 1:37
降り来る言葉 XL[group]木立 悟109/3/1 1:32
掌に、影法師小川 葉409/3/1 1:25
『それ』m_on+009/3/1 1:14
ささやかな浦島太郎外伝北星三天0*09/2/28 23:35
創書日和【塩】 黒い石[group]大村 浩一10*09/2/28 23:14

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