蒼天に浮かぶ美しき表現者
透き通る白
誰もが魅了され
とらえる者を許さない
その柔和な所作


それは不可解な感覚
その美しさは
比類無きもので無い
だが唯一つ
地上の人々を包む ....
潮風は冷たく
大工は今日も砂浜で
近くて遠い
憧れの離島を
眺めてる


島へと続く海は
荒れ狂うばかり
岩場のセイウチは
「おまえには無理だ」
「海を{ルビ汚=けが}したことを ....
あなたは
私が泣きながら
メールを打ってるなんて
思いもしないのだろうね

なんで
こんなに好きなのに
幸せなはずなのに


なんで
こんなにつらいのだろうね
川底で
せせらぎを奏でる
石ころの様に
なりたい…

いつの間にか
川底の底
藻を生やし
身は重く

日々
身は削られるのに
耐えているだけの
石ころ

ほの暗く
時よ ....
宇都宮へ行くときも
帰るときも
今日は晴れていたから
ボーっと運転していた
ラジオの
ショートストーリーを聴きながら
頭の中で場面を想像して
そんなことさえ
じゃまされずに済むひとり
 ....
だれかがいる
みんなここにいる
くすぶっている
うなずいている

僕は呼び声を聞く
ふいにあの声を聞く
悲鳴または笑声
唸りあるいは叫喚

中空
樹上
地中
頭上

いる ....
いつも世界はあたらしい

今は今、過ぎ去っている

今には今、未来が流れこんでいる


だから時間ぜんぶが

今、だと思えれば、今、なんだと思う


いつも世界はあたらしい
 ....
『一人になるのが怖いの』




泡沫のように、貴女は消える。

その黒い目に、この青い空を焼き付けて

届きはしない、その空に恋い焦がれて

誰しも死ぬ時は一人だと

実感 ....
宙に打つ
神の標
春のしるし

幾重にも
幾重にも
彩陰を重ね

時の無い静寂に
さやけき歌の
無間に響きわたり

夢幻うつし月に映え
淡きは命か
ゆるやかな風に揺れ
 ....
薬指 あの子みたいな約束はない

世界で一番愛してなんて 私,そんな欲張りじゃないわ

二番でもいいの

ただ あなたのそばに……



公で絡まることのない凍えた指先

 ....

水溶性の喧騒に混じり入る
マーブル状の
夜の鳴き声

脈が終わって、それでもなお
時は余る




疎林のまばらを
記憶で埋める
蔓はどこまでも
遠く伸び

驟雨 ....
初老の母ちゃんを乗せた 
旅客機は 
赤ちゃんを産んで間もない 
姉がいる富山を目指し 
羽田空港の滑走路から 
大空へ 
飛んでいった 

定年をとうに過ぎた親父は 
警備の泊まり ....
部屋は散らかされていた
脱ぎ捨てられた学生服
積み上げられたノート類
惨めさに苛立とうにも無力
私は顔が荒れていた

寝転ぶというより倒れ込んでは
痛みの滲む身体を揺する
叩いて落ちる ....
友だちもなく
私はそう
人の人、私はいく
意志の人

人に、風の
ことに何か地球を、
知り、知る苦悩に、
死体食べ、

誰かが何かを口に出すことへ
体の心臓はある、と
私を感じ ....
メールが来るぞ!メールが来るぞ!
田舎の無人駅で待ち侘びた1両編成の列車のように
お前の友達からメールがやってくる!
そう、友達とは俺のこと
お前は一人じゃない 俺も一人じゃない
 ....
仮定されたパラレルワールドの選択問題
うんざりしたから蹴り飛ばす
容姿だ性格だとは言いつつも
最終的には金か知恵
こうもしらけた現代で
風呂場はアブクブクブクと
下駄箱でクツクツ笑って馬鹿 ....
白くてまるい
春の光の中で
やさしく
若葉をゆらす
風が見える

ひとしきり
雨の後の
青空を
見上げると
春は
ミもココロも
軽くなる季節なのに
青過ぎる空が
哀しいキモ ....
別れを告げるための時間と
別れを告げるための言葉
小鳥にはふたつともなかった
死は
あまりにも突然訪れたので

空のほかには誰も見ていなかった
体には傷一つ無く
見開いたままの目は
 ....
人畜無害になりたい、と思う。

大切な人を傷つけてしまうくらいなら、人畜無害になりたい。


いっそのこと死んでしまおうか。そうすれば誰も傷つけずに済むんじゃないか。

そう思ったけれど ....
泣かないと
決めた
約束守り
桜を見上げて
意地を張る
私は酒が飲めない
飲めないから酒に酔ったことが無い
酔ってくだを巻いたことが無い
だから酔わずに文句を言う他ない
だがほとんどが
酔わずには言えない文句ばかりだ
私はあきらめる
それでも ....
猿と棒


僕とパソコン



繰り返す変換

埋められる空白




猿は棒を

僕は変換を繰り返す




猿は欲求を満たし

 ....
桃色の甘い海に溺れながら
貴方だけを見ていた



あたしの愛しい人には
守るべきもの というものがあって
運命という 絆が強すぎるみたいで
あたしは遠巻きに
とぼとぼと  ....
夕凪の丸っこい淵が
海月の境界をもって

くわりゆわり

空の僅かな油断の隙に
目をかすめ
行く手のそちらで手をふるせいで
まるで知り合いのように羞じらいもなく
白昼夢をちぎり明かし ....
ぼくは、うさぎ。

間違ってかじったのは、
葉牡丹。

きみは、鮮やかでもなく
そっと、緑色だった

花にまぎれて
葉にまぎれて
陰に隠れて
気付かれることなく
静かに笑う
 ....
くるくる回る
ありがとう
また来年
夢は現実に

靴を履き
手袋はめて
マフラして
踊ろう

Smile for me!
One for me.
One for you.
C ....
狂喜の薔薇
珊瑚の夢
遠のく景色
悪しき夢見ぬ
流石の記憶
高鳴る津波
絵師なら飛躍
日、ようく散ると
赤裸々、哀愁
{引用=※}
いままで
だれもみたことがない
世界地図をえがきながら
いつまでも未着の手紙
のことをかんがえる
そして
伝送されつづけるテレパシーのことをかんがえる
どちらも
回帰線 ....
身動きとれない
鎖に繋がれた囚人
落ちる涙も
枯れた声も
白に染まり消える

夢を追うこともできない
力を失った身体
白日に晒された罪を
負ってしまうような白昼夢

真っ赤な血を ....
「あしたは桜を観に行こう」



土曜の朝
なにやら騒がしいと思ったら
恋人が楽器をごそごそと出していた
ギターにキーボードにコンピュータ
それから何か良くわからない線とか
テーブル ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
表現者三之森寛容7*09/4/4 2:14
遠景の美1*09/4/4 1:55
メールcass109/4/4 1:03
石ころ三之森寛容4*09/4/4 0:41
桜は桃色じゃない蒼木りん609/4/4 0:13
幽霊凪目209/4/3 23:59
いつも世界はあたらしい吉岡ペペロ409/4/3 23:49
良心的な死神三奈4*09/4/3 23:36
夜桜柊 恵8*09/4/3 23:12
セカンドガール009/4/3 22:56
輪廻する、夏望月 ゆき12*09/4/3 22:20
幸福の食卓 服部 剛1809/4/3 21:53
鼻腔の痛み中原 那由多309/4/3 21:48
空にkiriko009/4/3 21:44
待望のメール新守山ダダマ309/4/3 21:36
何様ハリケーン中原 那由多2*09/4/3 21:34
春の青空フクスケ509/4/3 21:09
埋葬北野つづみ309/4/3 20:58
人畜無害エルメス2*09/4/3 20:49
桜花未完5*09/4/3 20:28
下戸茶釜209/4/3 20:23
類人猿北星三天1*09/4/3 20:16
春夜風味サバオ*5*09/4/3 20:03
木馬鞍ICE109/4/3 18:42
うさぎと葉牡丹あ。6*09/4/3 16:01
雪が舞い降る夜ペポパンプ5*09/4/3 12:57
赤裸々、哀愁邦秋109/4/3 12:41
そらのかえるばしょコーリャ19*09/4/3 12:02
一滴相羽 柚希2*09/4/3 11:28
「あしたは桜を観に行こう」ソティロ809/4/3 11:28

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