布団の中から
黄色い豆電球を
ぼんやりと見つめてるのが好きだった

とても無機質で物静かな
豆電球と向かい合って
顔のない人と対話してるような
自分の顔をを見つめているような
そ ....
両手を伸ばして辺りを探り
愛しき息子の名を幾度
砂粒噛み締め水払い
啜る泣き声耳澄ます

滴を模した土塊天井
濾過した甘水殻を刺す
足先濡らす古池潜り
あの子の波紋を手繰り寄せ

 ....
次へと向かう
夕日との
約束ごとで
明日の空に
靴を飛ばした

背中押されて
真っ直ぐに
伸びていく影
追いかけながら
家に急いだ

そこには
少しばかりも
寂しさに
背 ....
女の子が来る!女の子がやって来る!
思う僕へ何もやらずにやってきた 公園の政治家の
中以外に全く 金持ちは
貧乏人ではないと

姉にやり続けられるインベーダーの本だった だけど
繁華街 ....
日本橋を歩いているとすれ違う、
ベンツや物、人、OL、一部の
浮浪者、ペンキ塗り、
サラリーマン、セルシオ、豆腐屋もいる

様々の僕だから
どこにもなくなっている通路の中を
怪訝な顔の行 ....
塩漬になるまで、まだまだかかりそうだから



きっと 大丈夫だね。
過ぎ去った私は波となって
ジーンズを染める

そのジーンズの膝の辺り、裂けて、
そこには
空白が存在する

針と糸などでは決して埋まることの無い空白

大勢の波達は
誰かによって遠 ....
君が、書き残した言葉を読み返して

ぁぁ、君の中から私は消えてしまったんだ。


と、やっと。

幾度めか、
君が本当に伝えたかったことが

書き記されて、いて


やっ ....
懐かしくて気持ち悪いもの 流れて
かたまってきたらすぐ溶けて
聴こえる音や起こす動作が
疑わしいほど大混乱

現象じゃなく観念体で
覚醒よりも気絶に似てる
跳ねてそしてね弾けてしまうの
 ....
窓のまんなか闇がひらけて
ふとんが羽根を破き大天使になる
最悪な現状でもどうせ寝るなら良い夢を
どうせ飛ぶならどこまでも遠くがいいんだ
海が見たい
海が見たい
海が見たいんだよ
波打ち際 ....
幾分の恥じらいを含んでランナー
右足を上げる
拒みもせず微笑みすら浮かべて
ランナー
左足を上げる
心弱き者よ運動を直視せよ
ランナーは運動している
恥じ多きものよ停止を知れ
ランナー ....
たぶん僕らはとても細くてきっと光に近すぎて
気絶しそうなほどの色彩に囲まれ目まぐるしく無数の点を打ちながら、
自分が誰なのかを、日々、空に問うているのだろう。

たぶんキミはとても弱くて、少し ....
春の強い風に吹かれて宙に浮いている
さくらの花びら
ひらりひらひら
あなたの大きな肩の上に落ちた

わたしだったら
わたしがさくらの花びらだったら
このまま風に乗って
そっとあなたの頬 ....
そんな気持ちなんてな

瓶に詰めたって
蓋して

冷蔵庫の奥に
突っ込んどき。

そしたら

3ヶ月くらい経って
入れとったん
思い出したら

すっかり腐ってんねんで。
 ....
この先には何があるのでしょう?
私には分かりません。

みんなが笑ってる?
それとも泣いてる?

もしかしたら…
誰もいないのかな?

想像もつきません。


知らないところに ....
360度


僕らは背中見せようを
合い言葉に

それぞれの方角へ
歩み続けている


でも

そう思えるだけで




本当はきっと

 ....
すべては初めから闇へ向かっていたのかもしれない
すべては初めから終わりを速めたのかもしれない


視界は灰色
NASA宇宙ステーションの外壁よりもくすむソレ
ダルトーン
あま ....
最近、黒い手袋が
落ちているのをよく見かける 

ある時は職場の廊下 
ある時は駅の構内 

人間達の無数の足が 
通り過ぎてゆく隙間に 
{ルビ木乃伊=みいら}の面影で 
誰にも届 ....
     ひまわり


ひまわりが
こんなにたくさんのひまわりが
ひまわりの花たちが
ぼくを見ている
ひまわりは
いい
何も言わずに
ぼくを見ている
外苑公園

ある6月外苑でカワリに刺されたとき、

そのときの彼女は多分まだ僕のことを憎みきれなくて

刺し傷はとてもとても浅かった甘かった

僕はさされる瞬間

しょうがないのか ....
祝祭日のパレード 鼓笛隊の南半球へと向かう隊列 
虹色マーチのアコーディオンとリコーダー
目の前に降り注ぐ 赤 紫 白 水色 そして 黄色の 小さな花びらが
小太鼓と鉄琴が打ち鳴らす呼吸の隙間を ....
東京で傘を買った
気温が高くて雪にはならなかったから
雨なんて何ヵ月ぶりだろうと思いながら
コンビニで傘を買った

とことん後悔してへこんだ日だった
少し早めの時間の空港で電話をかけた
 ....
あなたが私のことを子供みたいだといふものだから、私は内心腹が立つた。
だが、少し経つと、成る程いい当てている処もあると感じた。
子供。
私は感情が細密な管を通して、妄りにだだ漏れしてしまうことが ....
漁色に耽った
日々に
思いを致し、
日は暮れてゆく。



俺が
舌の先で
乳首の先端を
舐めれば、
お前は
声を漏らす。
胸を震わす。
目を潤ます。
そう、
すべては ....
机の上で
ふとこくり。

一瞬が十秒になり
十秒が一分になり。

かすれていたイマージュが
少しずつ
はっきり現れてくる。

あなたの全裸が
球体の曲面に
映しとられる。

 ....
弥生より手前のPM3:00
窓の向こうから
くちぶえが

まだ、おぼえたての、うた
ぴゅ、ぴぴ、っぴゅ、ぴ

窓をとっさに開けていた
春の音色にひきつけられて
ぴ、ぴ、ぴ、ぴ、、ぴ
 ....
  片すみで祷るのをやめて。



  居ることに嘘をつかないで。



  愛することに向き合うために、
  愛するひとに背を向ける。



  ひなたでまざりあう ....
その眠気で東京へ向かう事になる

絨毯の水郷
利根の先は銚子の方まで消えていて
墨の筆でゆらゆらと戯れる
幾重もの電線は
枯れた田に馴染まない小狡い美しさ
鉄道橋が格子の両腕目一杯に浮か ....
空が好き。

何も隠さずに自分を見せてる青空が。

自分も空みたいに大きな人間になって、
自由に鳥たちを飛ばしたい

雨雲も好きになろう

雨が降ったあとにキラキラ輝く街がみれる ....
   みぞれが止んで 宵の冷気は重くなった
      北風は示威をやめて 死に絶えた
  庭木も庭木で 昼間のかげをたたみこんだ

   どんな静寂の気高さが 月には秘められ
     ど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光のしっぽ小川 葉3*09/3/5 3:16
盲目1*09/3/5 2:37
帰り道宣隆309/3/5 2:14
兄は公務員K.SATO0*09/3/5 1:38
日本橋を練りこみゆく109/3/5 1:37
塩漬瞼。1*09/3/5 1:23
波の行方高橋魚1*09/3/5 1:11
なごり。009/3/5 1:09
ハッピーバウンド・ブルージェル北街かな0*09/3/5 1:07
離人海岸409/3/5 0:56
ランナーを試みる[group]非在の虹109/3/5 0:54
スペクトル協和音北街かな2*09/3/5 0:41
春、さくらひらり壺内モモ子209/3/4 23:40
瓶詰 (関西限定発売)m_on+2*09/3/4 22:40
この先とわ0*09/3/4 22:22
放物線を描きながら北星三天1*09/3/4 22:13
「ループ!」長谷川智子2*09/3/4 21:48
黒い手袋 服部 剛809/3/4 20:58
ひまわりふくだわらま...209/3/4 20:28
外苑公園/ハクイ32satyri109/3/4 19:38
鼓動楽恵1*09/3/4 19:15
傘一本でchick209/3/4 18:37
私が子供だと前澤 薫109/3/4 17:50
漁色の日々に109/3/4 17:27
夢のイマージュ109/3/4 17:26
春の笛唐草フウ2*09/3/4 16:36
おまもり草野春心109/3/4 16:22
高速道路しべ209/3/4 15:03
skyとわ209/3/4 14:22
冬の鏡(三)信天翁109/3/4 13:58

Home 戻る 最新へ 次へ
3861 3862 3863 3864 3865 3866 3867 3868 3869 3870 3871 3872 3873 3874 3875 3876 3877 3878 3879 3880 3881 3882 3883 3884 3885 3886 3887 3888 3889 3890 3891 3892 3893 3894 3895 3896 3897 3898 3899 3900 3901 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.34sec.