ビルから突き抜けた
夕陽の線の先に
プライマルを描いてゆきます

堕落してゆく人々に
街はよだれを垂らして
今かと憂暮れを待ちわびて
かきみだす、
群青のにわか雨に
アパートの洗濯物 ....
お前と俺とは
繋がった
ビクンと
震える
指先に
伝わる
激しくのたうつ姿
伝わる
肢体の中を流れる
血流の躍動

   波がもうたら
      絞り込まれる

   波 ....
ほっといてくれ
もう
悔やむことはなにもないのだから

汚れたガラス窓に
映るこの街をなぞって
私は
ラヴェンダーの空に泣く

そうすれば、もう
明日を謀ることさえ困難だ

さ ....
ピサの斜塔を見てから

頭の中が傾いてしまって

たえず修正しようとする意識が働いている

倒れない限り

傾けば傾くほどいいらしい



小説もしかり

詩も ....
だれかがわたしに言いました。
今一瞬の私を忘れないで
と。
たった十八文字で出来た寂しい言葉だったけれど
確かに私の肺を揺らした
つー、つーー。
血は手首を流れてゆきます。
それをザラつ ....
{引用=


   生きていることの意味を問いなが
   ら、生きそして死んでゆく。それ
   が解らないまま、ある朝のベッド
   のなかで、遠くで船出する警笛を
   きく夜に。
 ....
           (乱太郎)

この空は
海の青

この海は
空の青

見えない鏡で映し出す
決して重なることのない肉体

 ....
薄灰色の表面に
何年 何十年もの波が
刻まれたとぐろ

私が知る由も無い
遥かな海の記憶を
この生命の抜け殻は
確かに持っている

未知の眠る
この渦の奥には
もう一つの海があろ ....
襞がポストから生えていて冠婚葬祭と呟き続ける赤白帽の男の子が転んだ
痙攣する舌先で
路上には緑色の壁面が泳いでいる
冷たい指先に触れた油彩画
方向指示器の余熱に耳を焦がしては性的な魅力に満ちた ....
明日も明後日も
素晴らしい日になればいい
笑顔が集まり、心が満たされる
そんな日に

幸せの塊がいっぱい集まれば

未来はきっと

もっと素晴らしい日になるだろう
「夜に星は輝く」って あの娘は俺に言うけど
おそらく俺には 見えやしない
呆れるくらい まばゆい空に
ピンクの星が またたいてる
あの娘がくれた星座盤
寄り添う2つの星は
手垢にまみれて  ....
水ッパナが止まらない。
だから油断してるとキケンなのだ。

一週間分の眠気が一気にやってきたようだ。
だから油断してるとキケンなのだ。

それはつまりアレですよ。
アレはやっぱりアレな感 ....
涙が出る程眩しい空の下の
君と猫をそっと盗み見ていた
暖かい街並みに似た君の笑顔
猫と僕は何も知らない振りして

気が狂う程優しい風の上で
最期の色をきっと今見ている
繋がらなくてもいい ....
夢の中で私たちは
幾度もくちづけを交わした
あなたの唇はいつも濡れていて
舌を入れると海の味がした
まるで水中深く落ちてゆく
立ち昇る泡が遠く遠く輪を描いて
はるかな岸辺へと


夢 ....
ひよこを食べる猫がいて
あるときひよこが
噛みついた

それからひよこは
猫を食べたり
ときどき親を
食べたりも
する



ひよこをだます猫がいて
おかげでひよこ ....
One coin
Two coin
The Bell tolls.

The Bell says,
As if he was a horse.
If he was a lady,
He  ....
夕暮れの町外れの道を散歩する一組の老夫婦
妻は杖突く夫の手を取り転ばぬように支える
寒風の吹く中風邪引かぬよう二人丸々着込み
一歩また一歩と歩を進める

道すがら隣家の庭を眺め南天の ....
どんなに忙しくても


心の余裕をなくしたくない。


爪をキレイにしたり、
耳で音を楽しんだり、
口元が緩むような物を食べたり、


日常においてマンネリ化するような、そういう ....
とくとくとく

ガラスコップ
なみなみ注いだ酒
口を最初に持っていく
そんな奴等が集まる暖簾下

肴は
からっからに渇ききった
それでも棄てきる事のできない夢の断片(かけ ....
午前に 怒りを 剥ぎ取る
それらを 立体にさせ
真昼に 購読させよ
一人にだ

屈託ない者は 雲にあった 月を数え
眠らぬ人達は 知らぬ角を 生やす
どの程度 おれは 提供も 出来ぬ
 ....
火のついた命のみじかさを
知っている

あの人が煙と遊びながら
笑いとばす
わたしは、こうしてる間にも
どんどん灰になっていく

手の中で燃え尽きていく
その生き方に
自分もいつか ....
みかけよりでも あなたよりでもなく
もっと もっと傷んでいる

時計が逆に回ったら

そんなわがままは認めないでしょ
てあつい擁護 透明なハグに2・3の約束

別に手放さないよ
他に ....
ねえ、ごめん、
なさい目の痛みがないのは、
まっすぐ見た、見て、いる、はずなのに。

ある、ひ、かり、に、
踊るように広がって、白く、
飛んでいる、魔法、に、なって、
触れたもの全部 ....
 
そらのどこ
とぼくがたずねると
きみは
そらのとこ
とこたえるのだった

だからぼくはまた
そらのどこよ
とたずねてしまうからきみは
そらのとこよ
とこたえつづける
いつま ....
人の記憶ってもんは上手い具合に出来てるらしい


よく思い出は美化されるっていう


だけど、ふと過去を振り返ると、私には美化するような思い出なんてなく、嫌な記憶ばかり


いつまで ....
アイスコーヒーの宇宙に
流す白を
昨日借りてきた名作のイメージに喩えて
忘れたものを探しに行こう

切符が片道しかないなら
もう戻らなくていい

潔く海に溺れたなら
人魚に会いにゆこ ....
夏の午後 影は濃く
姿勢の正しいあなた
まっすぐにねむる
貝殻のボタン
ひとつ失ったまま

くんと伸ばしたつま先から
夏が逃げてゆく
砂がはらりと落ちる
そして落ち続ける

傾い ....
髪がざっくりと伸びてきてとても眠い
車中のキスはとても甘くて

大音量で天野月子が歌っている

どうしてもやらなければならない事を
とてもとても考える事を
とっても大事にする事
僕はま ....
{引用=
***

フライパンの穴をのぞくと
スピノザが机にかじりついているのがむこうに見えた
時間を超越する望遠鏡というものがあるのならば
それは存外、身近なところに転がっているのかも ....
空が凍りついてドームみたいになってそこから数え切れないほどた
くさんのつららがぶら下がっててみんな口を開いて空を見上げてそ
のつららの先っぽのところからたまに落ちてくる雫を受け止めよう
と必死に ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ゆきますゆうさく009/2/18 18:52
船酔い2009型北村 守通4*09/2/18 18:43
夕暮れの電車の、スピードで鈴木まみどり109/2/18 17:52
斜塔杉菜 晃4*09/2/18 17:09
刹那きるきすみー009/2/18 16:43
断章るか3*09/2/18 15:51
千年の孤独      月夜見+花猫+乱太郎 三連詩乱太郎8*09/2/18 15:31
巻き貝きりはらいを...109/2/18 15:27
装置としてのシルクハットしめじ109/2/18 15:23
みらいとわ109/2/18 14:55
ネオン井上とんさく2*09/2/18 14:50
ミリオンサイズBOOKEN...1*09/2/18 13:50
君と猫くろね3*09/2/18 13:49
私たちは夢の中で石瀬琳々10*09/2/18 13:45
ひよこ千波 一也8*09/2/18 13:10
Tolling of the Bell.生田 稔009/2/18 12:59
一本の縄となり川口 掌3*09/2/18 12:56
言い聞かすつゆ2*09/2/18 12:50
屋台にて川口 掌4*09/2/18 12:42
書きかけ奥津 強109/2/18 10:23
煙草光井 新3*09/2/18 8:45
もっと傷んでいるヤオハチ109/2/18 7:15
フレアれつら3*09/2/18 5:04
そらのとこ小川 葉1009/2/18 3:16
昔思い出記憶物語知恵1*09/2/18 2:48
愛素珈琲名家青の詩人109/2/18 1:31
貝殻のボタンふるる27*09/2/18 1:13
真空異相透明な魚209/2/18 0:49
aerial acrobatics 14mizu K4*09/2/18 0:44
スカートめくり大覚アキラ0*09/2/18 0:14

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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