水と銀をころがしたらびぃだまになって
予定調和がうつくし過ぎてシケモクに火を点ける
昔日の積雪がこげついた肉をやわらかくして
おみおつけのかおりのようにささやかな音
出窓を押し開けたなら風 ....
書き物机に
やわらかな風が届いて
湿っぽい単行本の
頁が少し浮いただけ

ペンは置かれたまま
日記帳は白いまま

包み紙のなかで
キャラメルが
じっと待っている
 ....
「愛されてる」なんて

思った事はありません。





被害妄想はいつだって

私の脳を駆け回って

私の中の弱気な悪魔が

「君は邪魔だ」とささやくの



悪 ....
白っぽい視野の中に
草の生えた道があり
知らない樹木が立っていた

母は和服を着て
道にひとり佇んでいた
すると向こうから
何年も前に死んだ父が歩いて来た

ぱりっとした背広を着 ....
何度も何度でも言い続けるよ

きみ、さよなら。さよなら。


きみが、一番に大事にしてくれたらよかった。


君を一番に愛せなかった。


さよなら、さよなら。


二度と ....
もう一度君の声を聞きたいと思うことを
僕は決して恥じたりなんかしない
途切れた場所にどんな言葉があったとしても
それは僕らが築いたものとは何の関わりもないこと
もう少し時が経ったら ....
紅い錆の匂いの工場でお昼から夕方にかけて

カビた野球帽子の骸骨がやさしい手つきで万華鏡をのぞいて

開いた目の骨に虹彩がきらめく

小さなきらきらしたセイギのプラスチックとか好きだった僕 ....
列車は/一度も地面を見ずに走って
みどりの駅でようやく息をはいた
何もかも続きすぎる/って全然気にしなかった
終点のことは噂で聞いた



だけど
じだんだをふんだってこない
 ....
あなたに会えない夜は

あまりにも長くて

ごろごろ布団の中を転がりながら

いつのまにか 眠りについて

いつのまにか 朝が迎えに来て

あなたに会えない今日を
また 過ごして ....
私は信じる。

西洋文学史を見よ
結ばれぬ愛にこそ高き評価がくだり

月下美人への評価は
その短命さに荷担されている

曲も詩も小説も絵画も
哀を知らずには美しき芸術にはなりえず
 ....
いつもより仕事が30分早く終わった。気分は最高。

最高のはずだった。



俺は何故、一駅乗り越してしまったのか。悔しくて悔しくてたまらない。いらいらするね。


ぼんやり ....
 
鰈を煮る
味を染みこませるため
クッキングペーパーを被せると
白い肌や
薄黒い鰭や
卵の赤い色が透けて見える

顔に布を被せられた
祖父の顔にも
同じ色が透けて見えていた

 ....
{引用=白くまどろむ間に、世界がまだらになってゆく。わたしを失う、あなたが生まれる。胎内で蠢くわたしの海が絶え間なく波を造るのは、きっと、その全てをあなたが揺らしているからだ。
まだ冷たくはない。た ....
もう手放さないといけない
ばらのようなほほえみが懐かしい
手のひらの上の海で
神様を泳がせていたころもあった
僕らの瞳はシベリアの氷みたいに
青くつめたくとがっていたね


黒 ....
 あたたかな
 春のひかりの
 ミルク色の微笑みが
 わたしの瞼におちる刻

 わたしはめざめ
 あなたの手をとる
 ことばをともに
 込めあって
 
 わたしが風なら
 あなた ....
寒い季節の匂いがした





去年の寒い季節の記憶がよみがえった



引きこもってたんだよ私

それをジーナさんが一生懸命外に出そうとしてくれてたの

経堂に散 ....
恋人で居れる時間。
それは一体どれくらいの賞味期限なのか。



『大切なモノは失ってから気づくモノ。』
昔からアタシが吐き続けてきた言葉。

わかってるはずなのに
近くに ....
今アタシは
この場所で



何してるんだろう

黄昏とはまた違った、無

少しホワホワと浮ついているような気もする

まるで雲みたいに



今日
 ....
「あなたは生きている資格がありません」
「あなたが嫌い」
といわれたら、
酒をあおりたくならないか?

それは自分が弱いからなのだろうか?
血栓ができるほど
溜まりに溜まったものを
押 ....
後ろの出口へ運んでいく
高速が上から下へと弧をなした
路の右へ左へドライバーは
トラックでは何もしゃべらない

言い出された料金の違いについて
時を車に変えながら
日雇いの人が座っている ....
セックスは関係ない
ピリオドも必要ない
足元はいつも広く

「本当は腰元から
巻き付けていたいんだ」
隠してる 秘密暴く

求め過ぎないでね、理由は。
自分にすら掴めないのに

 ....
宇宙に
ゴミという
概念はあるのでしょうか


***


しっぽのない人間は、
しっぽのある犬よりも劣っている
そんな世界も
あるかもしれません


***


ひ ....
誕生日の朝に
君から贈られたプレゼントは 
手のひらに乗るほど小さな
砂時計だった
君は透き通った瞳を向けて
僕にこう告げた

僕はこれから眠ることになる
僕は僕の夢のなかで 
タイ ....
けだるさと清新 混じりあった 朝

わたしはキミの乾いた舌に
磷となった 一塊

キミの舌は乾きすぎている
キミの舌は乾きすぎている

吐き出したいことばも
飲み干すべき痛みもみ ....
   破れがさ

    さして見上げる

   空もよう

    人のささやき

        くもり後くもり
心は飢えていた
食べても飢えは満たされず
肥えて更なる飢えになる
  
と、言って
帰ってきたのが
わたしだとしたら
いったい
わたしは誰なのでしょう

と、考えてみたところで
わたしは
わたししかいない

ただいまのわたしと
おかえりの
 ....
ふかくまで近向うやこうえ死ぬ ひんじゅう思いの服爺が口集むるはわさび藁
動物世界に恋しうるは砂糖竹
ぱらそいとるのではない うしを飼うとるだけなのや

身体しびれて百選里赤目むいたる赤子の如く赤子なように
光る溺れるかろ ....
ふさぐうま ふさふさに 叶えだす今
きまきまきまきまと
喩えれば喩えぬはと
きまきまきまと
ふさぐうさ ふさふさに きらきらきらと
ふさぐうま きらきらきらと ふさふさに
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
水銀[group]しろう3+*09/3/7 23:19
曇らせる遊びjin209/3/7 23:10
愛と悪魔三奈509/3/7 23:09
壮佑19*09/3/7 22:42
さよなら009/3/7 22:30
声明ホロウ・シカ...0*09/3/7 22:26
終わり / ハクイ40satyri109/3/7 22:23
from a-so-bo-aticあすくれかお...3*09/3/7 22:16
毎日BOC009/3/7 20:53
哀美離—舞邦秋0*09/3/7 20:21
いらいらするね(悪)0+09/3/7 19:46
小川 葉409/3/7 19:31
胎動笹子ゆら109/3/7 19:07
リトルミンツアヅサ5*09/3/7 19:00
『そのやさしさへ』あおい満月5*09/3/7 18:33
早起きして窓から顔を出したらグレコ309/3/7 18:02
恋人時間109/3/7 17:52
絶望の先にあるモノとは009/3/7 17:48
てめえ前澤 薫209/3/7 16:03
入り口へK.SATO209/3/7 14:04
bootcut邦秋109/3/7 13:34
とりとめのない話小原あき9+*09/3/7 13:19
朝の砂時計楽恵5*09/3/7 13:02
乾きすぎた舌甘雨109/3/7 12:41
破れ傘sya209/3/7 10:03
飢餓[group]電子ノ猫人109/3/7 8:38
ただいま小川 葉209/3/7 6:30
灰夢の闇十二支蝶009/3/7 5:52
とらけ009/3/7 5:46
聞こえれば009/3/7 5:39

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