春になると
わたしは
似顔絵描きになります

小さな腰掛けに
ベレー帽
お金はいりません

四十枚目の春
似顔絵はやはり
ちっとも似てませんでした
妻のやさしさ以外は

 ....
その夜

私は、私を

不幸せだと思いました











死にたい、と

思ったその瞬間に

あなた達の顔が浮かんで



 ....
         電車の中はガラガラだった
            乗客たちは十人十色
それぞれの姿態で なにを思っているのだろう

あなたのゆめは・・・
   あなたの気がかりは・・・
 ....
 風のなかに
 雨がふる
 雨のなかに
 風がふる
 
 空の温度が
 瞼に響く
 
 太陽は耳を塞いで
 月の吐息が零れて
 星の瞬きが聴こえる頃

 心地よい
 あなたの ....
ヒトって変だ
嫌んなんね

そんだけね

ったくね




あのコ達
あんでかね

あんで
そんな
気になんのかね




だってね
ほら
いんでしょ
た ....
高架線に区切られた太陽が
古道具屋のトタン屋根に呑み込まれていく
重くぬるい風がカーテンを膨らませ
窓辺の花器が虹彩を放つ時、

頭の奥で火薬がちりちりし始めて
数秒後に我が身が消滅するの ....
娘をうしない

生きているか

死んでいるかもわからない

そこにつけいった輩に

七千万円だましとられ

それでもきょうも娘を探している


不時着した日本兵をかくまった日 ....
{引用= 昨夜、
 光が花に成り
 音が花に成り
 匂いが花に成り、
 闇の膨らみの上、
 しとしと積もっていった。}



  (そして、僕は僕だ。)



  円 ....
湿気と暑熱が凝り固まるジャングルの奥
そのはば広の葉の重なりを覗きたまえ
黒く蠢くものこそ無数の毛虫
黙々と食べ累々たる糞を垂れる

糞は山となりジャングルとなる
すなわちジャングルとは彼 ....
はね橋が分かれ
呼吸が分かれる
緑は
重くなる


雨 行方 雨
行方 雨
窓のかたちの光が吹いて
窓のかたちの空に重なる


着いたはずのしずくは離れ
 ....
ある人が言った

置かれたところで、咲きなさい

日当たりが悪いから、
天気が悪いから、
土の栄養分が少ないから、
だから、咲けない

そうじゃなくて、

日当たりは悪いけれ ....
                  090308



今回の目標は
一次予選を突破して
決勝に出ることです。
もちろん優勝をしたいのですが、
それは時の運
優勝できるなんて
口が ....
「春待ちワルツ」



学校を遅刻した日みたいに小さな開放感(バカンス)
ほわほわの光と人気のない道
ワルツのリズムで足を出すのさ
てくてく歩こう寄り道しながら

いち にっ さん
 ....
 
せんめいに見える
世界、よりも
 
 
 ふやふや
 ぐにゃぐゃにゃ
 
 
ぼやけた
視界に流れてくる
あいまいな、世界
 
なんて、“すてき”
だろう。と。
そう ....
どこ どこ どこ

あの子がいない

どこ どこ どこ




まぁまぁそんな
慌てなさんな

プディングでもお食べなさい



あぁ旨かった
そうだあの ....
 
私の背中に、少しずつ
一筋の陽が射して
橙に孵り、いつか
 
 ひら り、
 
私は わたし
を、翻す
 
 
碧色の温もり
 
木枯らしに
悲しみ、落として
 
 ....
「いままでありがとう」

その手紙を

渡してしまうと
キミとのすべてが終わってしまいそうで

怖くて

いまだに渡せずにいる


これはきっと
最後の手紙
暁に乗っていったよ

あれはね



遠い昔に知ってたのに



とても綺麗な息してたよ


あれはね





人と神様はね

重な ....
テディベアは月の輪グマ
ステーキソースの匂い
白いお皿にお花の模様
花瓶から落ちた花びら

テーブルクロスは白いレース
光沢の禿げた木製の鍋敷き
真っ赤っかな笛吹ケトル
黄色いレトロな ....
三角コーナーから
芽が生えて
もう、そろそろ
ひと月になるのでしょう


靴下の要らない
そんな気温が
続いたものですから
私の足は
いつの間にやら
 ....
明日できることは明日する
今日しかできないことはあきらめる
定時まで残り時間を数えつづけて
何回休憩できるか計算をする

返事は良い
小言は真面目な顔で聞く
メモだってとる
たいしたこ ....
ツバメを見つめるそしてもう君に、僕の…
花一輪をその先にして
ミスチルを歌えば
ああ、川のほとりに吹き乱れる風

菜に黄色に溶かされていく−
佐野元春にゆれている−
営業車で街中回らされ ....
物語を失ったとあなたがいい

足を組んだ瞬間に春色のスカートの裾が膝のうえまで捲くれ
気づくまでの17分間

『夜のシャボン玉をすべて打ち落とすには
鳩が3万羽必要よ、きっと

あなた ....
きみはいつも
つめたくて
とおくて
とおくて
ちかくなったら
みえなくなって
ふれてしまったら
きえちゃうひと


それでも
やさしさは
あたたかく
いつも
ぼくを ....
 おととい
 バイトを終えたあと
 たばこをぐだぐだと吸ってから
 そろそろ冬が春へと切りかわりますな、と
 ひとりで会話して
 お茶を買いまして
 地下鉄へ向かい
 すべり ....
久しぶりにログインしようとしたらパスワードが、少し引っかかるものはあったが、思い出せなかったのだった

人のブログに以前読んだ本の感想があるのを見たが、ストーリーが思い出せない
自分が書いた感想 ....
家から少し歩くと公園がある
公園と言っても小さな広場にベンチがあるだけで
駅の側だし隣はパチンコ屋だし
おまけに向かいはコンビニがあってネオンがまぶしく
つまりは大変に騒々しい


気持 ....
駄々をこねて
駄々をこねて
駄々をこねあげて焼きあげたビスケット

熱々の出来立てに
ズムルズリナあいすくりーむを添える

椿が咲き始めたのはいいけど
春の嵐も
立て込んでいたらしい ....
きみの輪郭がまだあわいときのこと
ぼくは涙をながしながらきみの詩を書いた
不器用なことしかできないから
瞼にうつるやわらかいきみの形とかそういうものを
一生懸命にことばにして紙にのこし ....
もう少しがあっていい
私が生きるための安寧は
笑みが交わされた挨拶だから

もっともっと息をしてていい
あったかさは
人の体の中にあるから

もちろん、いつ食べてもいい
一生懸命には ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
四十枚目の春小川 葉209/3/8 20:55
幸か不幸か青井とり209/3/8 20:49
啓蟄信天翁009/3/8 19:38
『空の吐息』あおい満月4*09/3/8 19:36
かめはめ波よーかん009/3/8 19:22
千鳥格子jin109/3/8 19:03
近くて近くて遠いこと吉岡ペペロ709/3/8 18:32
花、荒野をこえて。草野春心209/3/8 17:11
毛虫[group]非在の虹109/3/8 16:08
花離手木立 悟309/3/8 14:56
mmm209/3/8 14:37
デジタルスイッチあおば5*09/3/8 13:14
詩人の話、他プル式709/3/8 12:10
もざいく少年琥霙ふうり1*09/3/8 10:45
おひとついかがでしょうか青井とり109/3/8 9:54
琥霙ふうり1*09/3/8 8:47
最期の手紙BOC009/3/8 8:14
童子の夢北星三天2*09/3/8 6:45
キッチンの風景木屋 亞万1*09/3/8 2:59
迎春山中 烏流5*09/3/8 2:12
無敵の男haniwa509/3/8 2:04
飛び込み営業を辞してからK.SATO0*09/3/8 1:49
(無題)[group]キキ709/3/8 1:09
白銀ゆうと3*09/3/8 0:35
クリスチャン・ベイル露崎109/3/8 0:18
ストーリー半分109/3/8 0:09
公園であ。8*09/3/8 0:06
色鉛筆のためのパレット/待ち侘びすけ海里109/3/7 23:59
少女と詩人宮野309/3/7 23:44
もっと もっとはらだよしひ...009/3/7 23:39

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