幻想的な世界は
常に頭の中で回っている
いつしか幻に見せられて
気づいたらもうそこは知らない
隙間から見つめられている世界
回る地球は常に球体
まだあま ....
君は歩いてゆく
お気に入りのハットをかぶって
お気に入りの傘を片手に
街の路を 野辺の道を 森の径を
誰かに出会うと
とまどったような ためらったような
微笑みと共に挨拶を交わす
そ ....
ああ
おまえはおれよりも
捨て身の位置にいやがった
セックスのあと
おれのちんぽから出る
二本のしょんべんを見て
2!、と言って喜んだ
おまえのことが好き ....
おびただしいメモを
トランプのように並べたら
墓石に コツコツ名前を刻んでたみたいで
ひっくり返しても 朱はなくて
どうしてだぁれも呼ばなかったの?
箱庭から ....
大きなバッタ
小さなバッタ
みんな前へ前へと
跳ねたり飛んだり
負けていられるかと
人は彼らの後を追う
枯野を
一方向への大移動
虫にな ....
幸せって
ひょっとすると
自分が幸せになることでなく
他人(ひと)が幸せになるのを
見ることかもしれない
自分が幸せになっても
余り実感って湧かないもの
でもね
....
雨上がりの
サッカースタジアムで
ボールを追いかける
夢遊病者
ゴール前に
ピンクの象がいて
ロングシュートが
決まらない
タンポポがゆれて
試合終了のホイッスル
パジャマ ....
今日あったことがまた一つ
ことさら寂しそうに去ってゆく
自然と
今日あったことも思い出になり
いずれは、ゆっくり忘れてゆくのも
全部私の中にあるんだ
明日が楽しみなんてい ....
緑の男の子はひどくこわがりで
汚い汚い汚い部屋でいつ来るのかも分からない大地震に怯えてる
外は曇天雨模様
おばあちゃんが手を繋いでる
赤の男の子 ....
みじかく切れてしまった糸を
玉結びするみたいに
ほつれた布を縫い合わすのは
むずかしいことだね
夜のあいだじゅう意識を失わずに
きみを待ち続けられればいいのに
グラスでは焼 ....
クッキーを半分こするときはこっそり自分のが大きい
{引用=意地汚いよくばりさん}
負けた人を慰めてる心の中では豪快なガッツポーズ
{引用=自分が負けたときは思いっきり憎むのに}
自分じゃ無理だ ....
かなしみに
慣れてしまったなら
ほんとうの
かなしみなんて知らない
かなしみが
暮らしになったなら
かなしみは
いつもともだち
ほんとうの
かなしみを
ひた隠しにした ....
あの子があのとき子宮に戻りたいって言っていたことも知っていたけど、それはよくある遊びで、またどこかの本でもよんだのだと思っていましたが昨日あの子が子宮に帰ったお知らせが来てわたしはとても恥ずかしく、そ ....
なんで千切れていたのかな
あのバス停には、蝉のからだがおちてた
きっと、
もう何回も死んだのだとおもう
されるがままになっている時は、
「どうかあなたに触れさせて」と手を伸ばしてる気持ち ....
きみを愛する力をなくしたみたいだ
だから今夜も身体をアルコールで満たし
嘘をついて感じた振りをして
「愛してる」なんて微笑んだりもする
うそつき。
買ったばかりのアンティークの電気スタンドを眺める
フレアスカートのように広がった
ランプシェードに住む小鳥は 確か2羽
反する木の枝に止まっていたような
月と星 あるいは惑星と呼ば ....
肺呼吸を上手に行う
グッスリ眠っているときに起こされると、その人を殺したくなるものです。
たとえば、夢の中で、歩いていたとします。雲の上を、歩いていたとします。 ....
A fond, A fond,
もっと 振って もっともっと
どこか遠くへいきたいな
おねえさんがそうつぶやいたのを聞いた時
世界には
どこか遠くがあるのだと知って
突然、彼女はあこが ....
明日さ、会社サボって
午前中から遊園地に行こうよ
おばけ屋敷で
朝ごはん食べてから
コーヒーカップの中で
午後まで昼寝して
メリーゴーランドの
馬を逃がして
観覧車に立てこもろう
....
エレベーターに乗ると
上へまいります
と声が案内するけれど
ほんとうは
上にも下にもたどりつかない
変わらないものが
この空のどこかにある
世界はあの頃と ....
ペットボトルを探しているうちに
3年経っていた
中の水は腐っていた
見上げたら夜空で
知らない星座がいつの間にか増えて
いた
暖房を入れてパソコンを立ち上げると
すばやく
挿し込ま ....
寒く その 室内に 貴方達がいて
私は 影に乗り込む
小さな 鬱に 花を 渡して
春を 一人が 抱き上げる
私の 砂に影があって
貴方達は 小さく 決めていく
恐れる
恐れてしまえ
私 ....
秒針の先に私を刺す続きがあるのだとしたら
それは過ぎた日々を小さく刻む道
巻き戻すことをしない音と共に
切り落とされた足は熱をもって痛みと歩く
地下鉄の風に背中を押されて
階段を下れば
ホームの端を
黄色い凸凸道が
何処までもまっすぐに伸びていた
いたずらな風が
吹けば
すぐによろつく私だから
凸凸道の内 ....
夏休みの
みがき残しの
いちご味みたいな
幼い恋
だったね
プールで泳いだあとの
ここちよい眠りから
目覚めた
いま
気づけば
もう
空白しかない
季節なのに
....
たまった垢をふりはらい
部屋の背中を流してやる
前屈するすこやかさで
画びょうの跡がこぼれ落ちる
肩の荷が下りたカーテンレールは
所在無さげに佇んでいる
さびついた赤い鉄橋を電車がわた ....
■潜在意識のプロトコルを宇宙に合わせろ・・・
■われわれは受信した
朕深ク世界ノ大勢ト帝國ノ現状トニ鑑ミ・・・
まだはじまってもいないぞ終わりは
街は真っ黒に焼けたがれきであり
....
僕の中に生きる支配者は
冷めた笑みか真の痛みか
無理に抜いたコスモスを水に
投げた 水面揺れた、揺られた
夢は形...総てを創られた
脆く儚過ぎた花びら
夜の海に模様を附け出し ....
・庭園にて
裸足のままならば
何処にでも行けるのだ、と
喉から生えた腕が
口走っている
嘘吐きの元は、この腕です
そう囁く林檎をかじりながら
その腕を引き ....
この花は食べられます
つまりエディブル
この木は詩になります
つまりポエブル
イッヒ リーベ ディッヒ
水平に離別する僕の船
ポエム頼母子講というものがありまして
これもまぁ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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