ここの夜もやがていつか眠るだろう
時が満ちてくずれ落ちる頃だろう
ただのFreeway Drive 昨日の続き
ただのFreeway Drive 気の向くまま
肩落としてないで
....
確かにそうだろうね、
僕の中のぼくは呟き
僕が被るボクの振る舞いに
否定という肯定を認める
ボクが前を突き進む中、
ぼくの居場所を探していたら
いつしかボクの皮の手も引かれ
笑えない ....
悲しくないように、パンを食べて
悲しくないように、体をよく洗い
悲しくないように、朝になると起き上がる
焦がしてしまった情熱の抜け殻
いつかを通して言葉が落っこちる
....
足下の花びらが
しきりにバトンを渡そうとする
あなたも咲いたらいい
そう言っているのかもしれなくて
ただただ季節はめぐるから
がんばれない
そううつむくあなたの額にも
舞って ....
床に落ちたパンを摘まんで
埃のついた面を水で洗い、見えてくるのは
荒野の戦場
二つに折って頬張る
味は
胸糞悪い
嫌悪と
平和の
....
あの夏の日の
電話ボックスの中
受話器を持ちながら
あと一桁ダイヤルを
回せば届く
思いがあった
あの夏の日は
静止したまま
僕は僕の海に溺れ
窒息している
何 ....
人は
その人の型に
はまるようにして
生きてるのではないか
はまってないから
という理由は
当然ではないか
僕は
今さらのように
君の型になってみる
すると君は ....
キャンセル待ちの
救急車には
今日も乗れそうにない
釈然としないまま
習慣化していく
消防車移動という形式
茶を濁すような車体の
駐車方法は入射角に対して
直角な感じで
....
わぁ泳いでる
宴会場に入ったとたんに
女性陣から声が上がる
浅い椀に入った白魚が
勢いよく泳いでいる
透明な体に赤い心臓
鰓が細かく震えている
勢いあまって椀から
飛び出す ....
週末までガマンしてみる
あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった
差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
先が折れ曲がっても
まけるナ がんばれ
先が枝分かれても
まようナ すすめ
先を舐められても
舐め舐め返してやれ
キモチだ キモチを出していけ
え ....
学生時代の友人が
送ってきた絵はがきを
冷蔵庫に貼りました
今、私たちは
いろいろの途中
見栄や意地や
肩書きや、妬みを
貼り付けたり、はがして
あたしだって
とか
....
遥かここまでやってきた
僕は僕を忘れそうになって
雨の中
立ちすくむ
胸に渦巻く想いを
吐き出したくて
葬りたくて
だけど言葉が足りなくて
そしていつも
恋にすがろうとするけど
今の僕は
....
ヨークベニマルはいい所だ
昼には良いものがたくさん売っているし
にんじんじゃがいもたまねぎ99円だし
夜には
昼に手が出ないものが安くなっているし
駐車場には心地よいBGMが流れてるし
み ....
めぐすりの一滴
まるい瞳を覆うように
濡らして
顔を上げ
二本の指で広げ
くりかえす
くりかえす音
地下鉄は走りつづける
窓から漏れる明かりだけに
照らされる壁が
ながれる傍線 ....
雨がふります
風がふきます
さくらの帯が
蒼ざめたアスファルトに
朽ちてゆきます
自動販売機をまがります
白猫がかまえます
大気が雨に洗われます
大気を ....
こんにちは ハートフル・ケアです
あなたのすべてを包みこみます
あたたかに やさしげに
風邪を引いてるんですね
ほらあったかーいあったかーい
さみしいんですね
....
手の中で息絶えていく
鮮やかな言葉や夢が
何の意味もなく
何の意味もなかったもののように
僕の中で沈黙する
その、瞬間が。
雨音のように僕を黙らせる
だから、かなしくて。
....
春の夜の行列です
やわらかい新芽を踏んで進む
無表情な行進です
一歩二歩と踏みしめるたびに
つま先からそろりそろりと熱が逃げます
だので皆
のたりのたりとあるくのです
冷たくなれ ....
一
退屈と虚無が蓄積された日々
人生という大それた響きが
重くのしかかるから
あたしはかしいでいく
日々が圧縮されて
密度を濃くして体積を狭めていく
その重みは保っ ....
ゆるい陽射しの中で
体温のぬくもりの
風に吹かれながら
冬の風に思いをやる
春の余白には
冬の物語を
書こう
たまには冬の風を
吹かせて
震え上がらせる
恋物語には
波乱はつ ....
ラクダ
ラクダ
ラクダは
ラクだ
ラクじゃない
ラクダも
ラクダ
ラクダ
この国ではだれも好きなことを言えない
七つの会話は検閲にかけられ
八つの集会は監視されている
若者は万里の瓦礫を隠匿し
絶え間なく幼児化する
アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン
新しき ....
脳内のエデンの園を越えていった先に
失楽園はあった。
気を狂わすような黒雲
首を絞めるような灰風
そして
大きく
黒く
怒りを纏った
彼
{引用=―サ ....
淡淡と靴を鳴らして
いつもの裏通りを歩く
何も企てず何も自慢せず
ゆっくりと風景を進める
淡淡とキーを叩いて
いつもの物思いに辿り着く
答えを出さず確信を持とうとせず
おずおずと ....
腕に
注射器の後
レニー・ブルースは
裸で死んだ
多弁で
雄弁で
皮肉なスタンダップ・コメディアンの口を―
死だけが塞いだ
かれは
言ったものさ
―こうあるべき ....
電気代が高いとか
家賃がどうとか
お金よりもからだが大事ですから
いくらお金があっても不健康だと
人生は楽しくすごせなくなります
良い言葉を聞いて
良い空気を吸って
良い食べもの、の ....
隣の家のカナリヤが
萌黄色の羽根を少し震わせ
細長く高らかな声で
ちよちよと鳴いています
向こうから歩いてくるねえさまの
頭に飾ったかんざしには
うすももいろの桜がしだれており
控え ....
涙のようなもの
死んでしまいたい
太陽が
雲に隠れて
貴方は哀しい顔をする
せっかく生まれてきたのに
そんなことを言うんですか?
まあ、気楽にやってみな ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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