090420
じっくりことことと
煮詰めるのですと
テレビの中の先生が
無感動に説明しています
感動するのはアシスタント役の
アナウンサー
お客さんの聴 ....
存在するものすべてが、くだらなすぎて、わらいなき。する。
はやく、はやく、にんげんやめたい。
と、そのまえに、詩人となのるやつらを、滅ぼしたい。
僕らは寂しさを持ち寄って
暮らし始めた
未熟さと純粋さと
思いやりのフリした弱さ
失うのが怖くて
我慢し過ぎたんだね
大好きだったはずなのに
なんで傷つけ ....
オトナ達が装備している
色無しのココロは
時には茹だるように暴れてみせる
荒んだカラダの中で
足掻く心臓とせめぎあうように
かたかた、かたかたと
硝子玉の冷たい音が落ち ....
自由を求める甚だしさ
孤独という精神の美しさ
鎖をばらまきながら
空中を漂う ツバメの少女
こどもは耳をすませた
世界のはしっこを目指して
願望だけで胸いっぱい
涙のような雨
羊の ....
世界が滅びてしまえばいいと思ったことがあります
みんな死んでしまえばいいと思ったことがあります
その後の話なんて知りません
思ってみたりみなかったりですから
エゴイズムのエゴイズムですから
....
銀色のトラップが巡らされた森の中
ラピスラズリが妖しく光を放つと
遠吠えするサボテンやおしっこ臭いキャベツ人形たちが
深い眠りから目覚める
*
レムの端っこで危なげなア ....
口笛先生の音色に大地は歓喜した
木の葉はトリプルアクセルを見事に決めて
自転車たちがウェーブした
晴れのち曇り、曇りのち雨、雨のち晴れ
口笛先生の前でそんなものは関係ない
笑えないジ ....
「あらすじ」 作 (ボク)
何をやっても
ダメな(ボク)は 部屋の大掃除をする
すると 引き出しの隅から ふでばこが出てきて
中から ....
{引用=
人体なんてものは
ただの
いっぽんの管と
つめたい椅子の上
炭水化物や窒素や湯が沸するのを待つ七分間や
この壱拾円玉やアイベツリクや若年性痴呆や
通過してく、それぞれの…… ....
「この都で捕えたツバメ
を掌の中に隠す
いらだたしい感覚と暑さを忘れる
放ったつもりが 手元からポトリと落ちた
死骸だった
と、かたわらの老婆が笑う」
わたしの
話が終わる前に
あの方は去って
いかれました
あの、途中なんだけど
と言いかけて
わたしの話に終わりなんか
ないだろう
でもね
もしかしたら
勝手に
うまく終われた
かもしれぬよ
....
ママが「神様の皮下脂肪的な曇天」とリアルに繰り返し呟く
このひともあたしで
ココにいる全部があたしかもしれない
また瞳孔が開いた場所から見られている
瞬間ごとに目標を疑わず
足の裏側にある踏 ....
くもりぞら
ぴいららら それゆくな
ゆくな ゆくな あっちへゆくな
ガラスの川で鳥たちが
あらんかぎりに ついばんで
ぴいぴきぴ
君の鏡をわりました
瞳のガラスに風吹いて
川はガタ ....
虚言症スケッチ
?
ぼくは自慰をしない
自慰をしたことがないんだ
どうやって自慰できるの?
医学出身を自称した彼が
重症の虚言者らしい
?
甘ったれた賛美や
同情 ....
0.
どうも最近は性欲ばかりが先行して自慢の透視ができなくなってしまった
そんなことを口走ったら彼はおっきなあくびをひとつかいたあとに急にだんまりした
だんまりが嫌いな私は取り繕ったような捨て身 ....
ごはん食べるのがちょっと遅かっただけで
服を着替えるのにちょっと手間取っただけで
殴られて蹴られて
挙句の果てに殺されてしまったその子の名前を
誰が呼んでくれるというのだろう
助けてって ....
一度にたくさん、ではなく
そろそろ、と流し込む感じ
絶対濃度を持たない空気は
放流の力で簡単に色を薄め
侵入者だったはずのものが
気付けば当然になっている
さっきまで開いていた花は ....
窓覗いて 暫くしたら
イオンゲージを監視
ピラニが4.0*10^4乗Paを指したら
そろそろ君の出番だ
後はメインバルブが開くだけ
そして電離真空計は跳ねて
チャンバーは悪くない
....
あのこは僕に優しくしてくれた
腐って消えそうな僕に優しくしてくれた
時は平成 恐慌は続く
今日も草臥れど、つって
仕事も減り
半ばうたたねばかりの生活
陽だまり探しにも飽いたぜ
....
ベイブリッジ近くの流行りのマンションは
遠くからだと暮らしの明かりがあたたかだけれど
ロビーでこうひとを待っていると
ちゃちでざわざわとしたものにしか思えてこない
ビジネスマンがエレベーターに ....
さみしかったんだ
私は
さみしかったんだ
木々がその緑を
日増しに茂らせて
さみしかったんだ
ぽつんと
私だけが置き去りだ
あなたは
あなたの国で
こころおきな ....
線香花火の逆立ちに
少しひしゃげた季節の暮れは
そっと吹くかぜになびいて
枯れてゆく
咲くまで
咲くまで
生きたけれど
本当に咲いたかな
毒 ....
{画像=080731005030.jpg}
望みなき望みを喰らい、今日も独り呻吟する。
進むべき道を知らず、苦しみは心に至らず。
どこに向かうかを知らず、ただ左右をみて狂騒する。 ....
これで最後になったって構わない
そう思って生きてきただろうか
そう思って飯を食い、
語らい、遊び、笑いあっただろうか
ここで途切れても
誰にも心配をかけないで
心置きなく終われるような ....
走り出して一年弱
開通フィーバーも
忘れたかのような
副都心線の渋谷駅
ホームの真ん中に
露出している線路
オブジェのように
まだ無意味に佇む
急行があることを
失念して ....
彼女の寄越す手紙には
決まって
花びらが添えられていた
『書簡の柩』
それは時に
桔梗であり
朝顔であり
胡蝶蘭であり
種類は定まらず
時には花びらだけでは
何の花か解 ....
病むように降る春の時雨を、腑抜けた心で受けながら急ぐ繁華街の―喧噪の迷路、大きなドラッグストアと、年寄り向けのミュージックショップからの音楽が混ざり合って不快感を計測する実 ....
生まれつき
僕についている
この両手は
君にもついている
手を握ること
君のからだを
抱きしめること
君に僕のそんざいを
証明してみせること
なんだって
出来てしま ....
神の国はさながら
サバイバルゲーム
とことんやってみなければ
分からない
与えてようやく
見えてくるものがある
リトマス試験紙のように
そ ....
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