曇りから 晴れへ 変わるとき
外が静かになる
その後 光が部屋に 少し来る
その後 ざわざわ 鳥の声
今はまだ 雲はいっぱいあるし
光も 漏れてくる程度
でも これから もっと明 ....
あなた以上の あなたではなく
あなた以下の あなたでもなく
あるがままの
あなたが素晴らしい
あせらずに ガ ン バ レ
「どこまで脱げば交われるかしら」
下着も爪も髪も皮膚も
不必要なものとして棄てられる
歪みの中、唯一迷い無き輪郭をした
一匹の毒蜘蛛と対峙する
私は私を守るもの全てを廃棄して、すると
....
職場の休憩時間のような
物音ひとつしない冬の陽だまりのなか
黒ネコがチータのまねして
道路をのそりのそりとよこぎった
あれっ あのシルエ ....
さやぐ森のいたみを抱きとめ
私たちは目覚める
陽光の届かない場所にも
太陽がのぼることを願い
川へ小さな葉をながす
それは
ゆらゆら
やすらかにたゆたうので
そのうちに
ながれに ....
あくまで第三者でしかなく
客観的な見解
それはメディアの言葉
と、何ら変わりのない
無慈悲で、
自己中心的なものだと
教科書など何も、教えて
なんかくれず
そのページ ....
凪ぐ音
寄せる音
満ちる音
凪ぐ音
打つ音
荒れる音
凪ぐ音
寄せる音
....
(1)建物に窓があることによって、?内側と外側は窓の面に和声を張ることができる。?外の光は死に場所を見つけることができる。?建物は不要な密度を排泄することができる。?植物の有機的な欲情は建物の無機的な ....
写真を撮りたいときは
いつだって真夜中で
撮れる技術やカメラは
いつも
僕の手にはなかった
夜が集まって静かに騒ぎだす
黒い影
夜の一つ一つに色をつける
黒い色は様 ....
ほぐれていく組織
空間の中で一人の身体は
たゆたい
しずくになる
ほころんでいく意識
小さな月と太陽が
ベッドの脇で遊んでいる
影のない蒼い部屋
とある真夜中、の事
苦味薫る、珈琲缶を片手に、握りしめ
渋さを漂わす、煙草は片手に、塞がった左右
(煙草、吸いながら、飲み物を口に、含む人っているでしょ?)
それでも唇 ....
調律が合わなくて
ピアノが港を発ってゆく
小さな港で
すばらしい音楽を奏でていた
そんなピアノが
指先から音がした
触れてはいけなかった
白と黒の鍵盤に
わたしの小さな罪 ....
日本人が差別している在日という構図は
在日が日本人を嫌っているという構図を得て
補完されうる
とがった三角形の先に従い恨み合い
それじゃあ日本人とはいったい何だ
私は君との子供がほしい
興奮の隙間にあてがわれた目は
数枚のゆがみを経た
虚を見るにすぎないのに
何かを永遠にしようと
躍起になり
電気を発し
腱を引く
囚われの光
勘違いの人間は
そ ....
窓ガラスに映る赤ら顔の男を
一瞬、俺ではない、と否定
喉の違和感や肩の痛みが
何を教えてくれている
頭痛胸焼け自己嫌悪
孤独を幾重に積み上げて
言の葉は溜息に掻き消える
半笑いで ....
小野川を降る雨は
枝垂れを揺らし輪を投げる
粗目の軌跡で
暖簾を揺らしたのは
赤い尾灯の軽トラで
川沿い駆ける影も虚しい
この寒さは何なのだろう
傘立てには二輪
マティスのよう ....
今日はもう眠ることにする
クリスマスパーティーに参加できた けれど
完全を知らされた 太陽に
だけど博士は憧れた なれていないそれを
楽しいことになっている
錯覚した海水だった しかし
....
大人になるって
マジックの
タネを明かされた後
のようだね
トリックに
だまされていた時の
方が
はるかに心は
自由だったね
タネを明かされる度に
シカケを ....
であった
しりあった
よりそった
ほほえんだ
ささやかれた
たずねた
ささやかれた
こたえた
わらった
たのしんだ
さそわれた
....
市場で、買った。
身長150センチ、肌は柔らかい。
いつも可愛く笑ってくれて、
決して不機嫌な顔はしない。
そんな彼女が、大好きだった。
一目惚れも、しょうがない。
いろんなことを ....
きが付いた時には口ずさんでしまいます
みっともないなんて君ならば言うのです
がまんしていたのはきっと僕のほうではありません
おとなになれずにあなたを困らせてばかり
とけいの秒針がこの距離を ....
今宵満月
夜の下
風・風・風唄い
草・草・草踊り
花・花・花笑う
意味を忘れて入り乱れ
闇に紛れて涙に暮れる
解れば天 ....
渦巻く大海
荒れ狂う空の下
{引用=―レヴィアタン}
昔 昔 だけれどね
覚えているよ あの姿
怖いものなしの強い船長が
唯一 怖がっていた 水の悪魔
....
年をとる、っていうことが、
リアルに想像できない
ランプの光がゆるい喫茶店で
丸太造りの壁にもたれかかってて
木の息遣いを感じる、と
あなたは言った
色艶はニスで光って
皮 ....
その切り口から
ホックへ到達するまでの
いろいろな色を
目はもっている
目は心に聞くから
見えなくていいよ
胸の震えが教えてくれる
つららとつららのあいだを
虫が飛んで
した ....
音をたてて動く大きな乳母車に
立ったままみわたす子どもたちと
遠くまできこえる声をあわせて
寒空に日差しを感じたりする
まだ時間はありますかと
たちどまって気にしている
スーツ姿のおじ ....
粒のわたしは憧れていました
見えない世界を思っていました
地にしみこむ者たちも きっと
一度は考えたことがあることを
それは、雨のうえのせかい
みあげたところは真っ白 というくらい
遠 ....
雨混じりの雪
雪混じりの雨
些細な事で
声荒げるより
雨混じりの雪
雪混じりの雨
降る情感の一雫に
....
トチ狂ったフリをして黒人にニガーって言って歩こうぜ
トチ狂ったフリをして白人にレッドネックって叫ぼうぜ
トチ狂ったフリをして真っ白いスーツ着てカレーうどん早食いしようぜ
トチ狂ったフリをして女子 ....
みんなが何を言ってるのかわからねぇ
目に飛び込んでくる記号が日本語で
それぞれの言葉の意味は理解出来ても
それが重なっていくと
何を言っているのか全然わかんねぇんだ
別に難しい事を言って ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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