傷をつけると古びてしまう

古びさせるには傷をつけたらいい

ゴッホの絵のまえに立っている

ゴッホがいた距離のなかにいる

なんだか泣けてくる

あたまんなかで拳銃の炸裂音がする ....
   *今日

今日の私にバイバイ
なんて
簡単に出来ない
とりあえず
昨日の私にバイバイをする




   *昨日

昨日の私は泣いていた
いつまでもいつまでも
泣い ....
あなたは春の埃のように現れた

春の埃がかたちをとって現れた

わたしは裸で存在にキスをする

女の部屋に電車の影が走った

体温は粗雑で

愛しさのふりばかりしていた

あな ....
 ━1
昼寝するあなたの枕となるような
陽射し遮る日傘となるような
本を作れたら良いと願うのです

ボロボロに擦り切れたその表紙には手垢がこびりつき、
セピアに色褪せた付箋は、いつも同じページに挟 ....
  

ぼくのはじっこは
とりあえず社会に結わえてある

ときどき
なにかを思い出して
するりとほどける

そのはじっこが
君のはじっこに絡まることは
もうないのにね

とき ....
物心ついてから
ひとりだという気持ちが強い

家族や友人や物や時間
のあるなしに関係なく
ただ自分の癖として
ひとりだという気持ちが強い

楽しい場所にいても
好きな人の隣にいても
 ....
             090302




新しい親戚がやって来て
遠くの景色が良く見えるから
うちの新築のベランダに
登ってみませんかと
自慢をしたいのか
それとも人見知り ....
世の中には

悪意というものが

確実に存在する

土曜日の夜

あらためて思った

わたしは白黒つけたがる

言いにくいことを言ってゆくのが

大人のビジネスだと信じてい ....
波のスピーチを聞いていた
一人 10時に聴いていた
一定のリズムでノイズが鳴るばかりで

少し向こう

研究員がデカい装置を使って
スピーチを解読していた

偶然は必然であると言いた ....
まっしろに染め上げて
まっくらなわたしを

白昼夢、さらわれて
駆け抜けた先に
満ちて弾ける光の粒
まっしろに

ぼやけた視界
つかんだ桜ひとひら
薄氷が割れたら
春風が吹く
 ....
あなたにあえてよかった

あなたにあえて幸せだった

そうおもっているのは

いまでも

あたしだけなのでしょうか
本業を失って早2ヶ月過ぎて

暗中模索の仕事探し

友達さえも不況の火車に乗る始末

唯一の家族の弟にさえ

頼ることさえできない姉である



こつこつとバイトをしながら勉強 ....
始まりの音はいつも
水面に落ちた一滴
442Hzの{ルビA=アー}
完全な調和
人は昔から
その中に神を見る

終わりの音はいつも
Z型の{ルビ雷=イカズチ}
442Hzの{ルビA= ....
神様僕はこのままじゃ
死刑になってしまうかい
神様僕はこのままじゃ
生きている価値なんてない

どんなに毎日祈っても
天には届く気もしない
あなたを馬鹿にしてみても
結局最後は墓の中
 ....
どうでもいいことが多すぎて

冷静な自分がいる


小さな世界で
自分の力を出して
考える

あまりにも小さくて
悲しくなる


世界


生きている

今日も確実 ....
この街の灯(あかり)が消えぬうちに
夢に現わる丘を目指して歩き続ける
言葉はやがて生まれず
ずっと風をよける 陽のみえる丘まで歩き続ける

冷えた僕の体をあたためる人もなくて
醒めてた僕の ....
意識してしまった時点で無意識に歩くことができなくなり

逆にいえば自分の意志で歩くことができるようになり

つまりは歯止めが利かないままに走り出してしまうということ



走れ
 ....
キラキラと光る水面
雨上がりの空は眩しく
思わず水溜りの中へダイブ
パシャっと短い音をたてて飛び出す水
いつも歩くその道を音楽片手にくりだす
涙はでなくても、心は乾いてしまっても
今日は君 ....
どうでもいいよ
僕の心に誰も入らないで
ぷらすは要らない、
このままでいいから、
誰も語りかけるな

僕の孤独は孤独じゃない、
僕が居るもの

孤独って、なんですか

きっと星が ....
夫がいる週末は楽しいから
なんにもない平日を
早送りする

だけど、今夜は
夫が
携帯電話と間違えて
リモコンを持って行ってしまった



夕飯を食べる時間に
夫がいないので
 ....
すきなひとの好きなものは全部壊れたらいい

って東京への夜行バスに乗っていたら隣の女の子(シボ)が

そうつぶやいていた。

価値

価値がない人生を続けていますが、

特別なハン ....
ころんで転がってこげ茶色のパウダーでくるんで
ぱしってぱしられてあったかいポタージュ握りしめて
ゆれてゆれすぎてブランコを壊して

使い慣れたノートに一行だけ
本音らしい文字を何色で
 ....
出会いがあるから

歌が書ける

描ける

感じれる

ひどく
傷付いて
消えたくなって
しまったら

泣けばいい

苦い
想いを

ひたすら

流せば ....
あれ?ってなって、そしたらぎゅうぅぅっと胸が締めつけられた。
それからドキドキがしばらく止まらなかった。


駅のホームで好きな人を見た。


…というのは少々語弊があって。本当は前に好 ....
カウンターに座りたいんです
駅のホームには誰もいません
船に乗って進んでいくと赤い桟橋があって
その下で耳の白い少女が風待ちをしている
人差し指に風鈴を結わえて
横断歩道に残された赤い靴
 ....
 
 
掌で階段を育てた
せっかく育てているのだから上ろうとすると
いつもそれは下り階段になってしまって
悲しい人のように下の方を見ていた
その隣を弟は快活に上っていって
一番上まで行く ....
笑えばいいさ
嬉しいなら。

泣けばいいさ
悲しいなら。

叫べばいいさ
伝えたいなら。

行けばいいさ
進みたいなら。



さらけ出せばいいさ
嘘をつきたくないなら。
きみはトンネルがいいというから
このトンネルもうおわらないんだ
雨は
どれくらいの覚悟で
私と土を濡らしたのでしょう

川は
どれくらいの意志を持って
木の葉と灰を流したのでしょう

波は
どれくらいの信念があって
島と船を飲み込んだのでしょう ....
覚悟なき身の恨めしき

堪へ難き痛み抑へむと

声を限りに叫びたるも

なほつらく

覚悟なき身の口惜しき

やるせなく すべなく

さけび叫びて惑ひたるを

ただ一人 
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
傷をつけると古びてしまう吉岡ペペロ509/3/2 23:56
バイバイ、そらの とこ5*09/3/2 23:48
春の埃吉岡ペペロ109/3/2 23:45
一冊の本遊佐8*09/3/2 23:43
ふるえる糸AB(なかほ...5*09/3/2 23:08
ひとりふるる6*09/3/2 22:54
とおい水あおば8*09/3/2 22:54
悪意吉岡ペペロ309/3/2 22:25
波のスピーチ幻惑デリック...309/3/2 22:08
まっしろ相羽 柚希2*09/3/2 22:00
あなたにあえてBOC109/3/2 21:59
にゃあyoyo2*09/3/2 21:29
442亜樹309/3/2 21:14
神様僕はこのままじゃ浅井実花009/3/2 20:57
見上げた空まきちぇり109/3/2 20:32
陽の見える丘まで邦秋209/3/2 20:00
走れ梔子009/3/2 19:55
さよなら水瀬悠季009/3/2 19:16
ぷらすきるきすみー009/3/2 19:15
リモコン小原あき33+*09/3/2 19:05
すきな/ハクイ2satyri109/3/2 18:54
セピア2ひとあめ609/3/2 18:01
出会いつばさ109/3/2 17:59
人違いつゆ2*09/3/2 17:45
スピードのある車窓しめじ209/3/2 17:41
冷え性たもつ809/3/2 17:34
僕になるとわ109/3/2 17:01
汽車旅Giton0*09/3/2 16:20
雨はひじり109/3/2 16:20
覚悟柊 恵4*09/3/2 12:59

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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