ぱしゃぱしゃと
雨が降っています

じゃぶじゃぶと
何か洗いましょうか

地球は
自分で自分に沈むことさえ出来る
降るものが詩なら
詩浸しになることさえも

スロウ硝子はまだ届き ....
言葉って何なんだ

僕は此処にいるのに

何にも聴こえないじゃないか。




カイパーベルトの海を越えて




ぱいおにあ10ごうへ


わたしは、うちゅうが ....
 
 
 
風に吹かれて揺れるように、
見えない未来を照らす空は、
無責任だから優しくて、
無責任だから憎めない。
だからわたしは、この空を嫌いにはなれない。

終わりを知ってしまう ....
僕は僕は僕は好きになる好きになる

僕は好きになる

明日も僕は自分と好きと言う事の区別がつかない

健忘と自失と怠惰と恋

僕は歳をとっていく

記憶が抜けていく

 ....
 遠目には黒い紐に見えた。近寄ってみると蛇の子供
だった。体長は二十センチくらい。JR新幹線駅の東
口を出てすぐの、駅前広場のフロアタイルの上に横た
わっている。尻尾の後ろの、コンクリートの ....
帰るところがないので
人を殺してきた君と二人で
月のない夜に 逃げた

君の瞳の中を悲しげに
放し飼いにされた電子ペットが歩く
気が狂いそうなほど優しい君が
気が狂いそうなほど哀れに見え ....
愛してるって言葉だけじゃどうにもならない時があるね

抱きしめるだけじゃ伝わらない時があるね

どうしたら分かり合えるのか

それを考える冷静さも

粉々に砕けて見当たらない

 ....
心の中を見せるのは怖い。自分のすべてを見られるようで
それで皆が離れていくのだろか?

考えるだけでも恐ろしい。
だから、私は笑顔という偽りの服をきて
今日も学校へ行く。
その部屋は森の中にある
白いアルベルベッロを思う
しとやかな蔵

水たまりを避け
ガラスの食堂を潜ってしまえば
水面への口笛を湛えた淵が

鳥が浮かぶ

きっとそのうち
梅雨の濃 ....
逃げる

私は逃げる
腕を振って逃げる
呼吸を荒くして
ゼイゼイと
脚を幾度も踏み出し
バタバタと

チロチロと
草むらには
ウスバカゲロウの鳴き声がする
そばの池にはゲンゴロ ....
 女の髪は城であり
 女の髪に矢を放つと
 失ってしまう

 女の顔は
 ひらがなのように
 澄むとよい

 甘い匂いのする女の家は
 男の頭の中にあり
 甘い ....
出来る事なら画力が欲しかった。

出来る事なら文才が欲しかった。

出来る事なら伝才が欲しかった。

出来る事なら。

出来る事なら、

出来る、事、ナ、r . . .


 ....
ひんやりと湿った手すりをしっかりと掴む

そうして私の体温が奪われていく________


違う、そうじゃない

私達は体温をわかちあっている

そうしてあなたの温もりを紡ぐ

 ....
五体満足

家族は誰一人欠ける事無く

嗚呼、何て仕合わせ。



それなのに何故、笑える顔が見付からない?



私は笑える筈

心の底から笑みを放てる筈



 ....
考えることない足の裡に
沸き立つ筋肉がある
氾濫の予感に皮膚は青ざめ
狂おしくアキレス腱は悲鳴を上げる
陰画に刻まれた冬のランナーよ
スタートの位置を決めろ
地べたに奇妙に指を突き立て
 ....
万年筆を握つて、ヴァージニア・ウルフは遺書を書く。
ケータイの自殺掲示板に親指を使つて、“リカ”は「死にたい」と打つ。

「私はこれ以上戦えません」
“私は生きていても意味がありません”

 ....
 アロマキャンドルの
 蝋が尽きそうな炎を
 ただひたすら眺めている。

 ノエルの夜。
 火を少し怖がりつつ、
 キャンドルを掌で包み込む。

 匂いに鼻を啜りながら、思う。
 や ....
濡れた髪ぽたぽたと
雫をつくりて、
あなたの肩に
こぼれる。

雫欲しさに、
短く刈り揃えられた髪に
唇をつける。

チクチクと
針の如く、感触に
神経はいよよ醒めてくる。

 ....
 
 
象といっしょに
列車を待ってる
朝からの温かな風が
服の繊維をすり抜けて
僕のところにも届く
こうして春になっていくんだね
明日はまた寒くなって
雪が降るそうだ

昔、象 ....
田舎が嫌いだ。

店はないし、交通手段だってすくない。
電車なんか、来ないことだってよくある。
終電は一つ前の駅でとまる。本当に不便。

私がすんでいるところは、すっごい山奥ではない。かと ....
窓から見おろす午後の広場を
満たしているのは
{ルビ懶=ものう}い閑雅と
ほんのわずかな挑発

とりどりのチューリップの咲く
花壇のそばのベンチには
一対の恋人

彼の心臓は水晶製
 ....
どうか私に惚れないで下さい

あなたとは結ばれることは決してないのですから
どんなに想いは通じていても住む世界が違うのです
それは許されないことなのです

どうか私に惚れないで下さい

 ....
 
ぐらんぐら、らん
昔作り上げた願望は
粗大ゴミとなった
 
焼却炉へ
おもむろに葬られ
弔いも、なく
ぱ、ら、ぱら、
黒煙と化していく
 
空へ立ち上りながら
昭和を醸し出 ....
わたしはねマザーになりたいの

あなたたちのね ホームになりたいの

世間一般では
「都合のいい女」とよばれているけどそんなこと気にもならない

嫉妬心で刺したりしないし妊娠の責任も ....
 
たかのり君
と呼んでしまった
生姜焼き定食のことを

もちろん
たかのり君が
生姜焼き定食であるはずはなく
けれども
一度そう呼んでしまえば
そのようにも思えてきて
こんがり ....
東京に行ったらば
もっと自由になれるのかと思っていたらば
まずはペニスがないことにはどうにもならなかった

どこへ行っても
おじさんの横ににっこり笑って座る役目しかゆるされなくて
わたしは ....
飲み干したハーブティを
テーブルに置き
ちいさな階段の曲がり角を
抜けたら そこは草原です

季節に富んだ草花が
貴方を歓迎し
その先にぽつりと浮かぶ
新緑の家を案内します

草棚 ....
生まれたばかりの薄やみの中で、何もできない、自分の手を叩くんだろ?
朽ち果てることの無い未来 何かが壊れ 何もできないと思ってるんだろ?

いつでも昔話は美しく君を責めて 迫る夕闇孤独を探し ....
  手放して待つ、
  落日。



  空間を虚にする、
  闇が染む。



  青い、
  蒼い、
  碧い。



{引用=(心のことは考えない。
 この布を ....
傷をつけると古びてしまう

古びさせるには傷をつけたらいい

ゴッホの絵のまえに立っている

ゴッホがいた距離のなかにいる

なんだか泣けてくる

あたまんなかで拳銃の炸裂音がする ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
色鉛筆のためのパレット/懐かしい既詩感海里209/3/3 20:30
カイパーベルトの海を越えてセルフレーム109/3/3 20:13
無題。hope309/3/3 19:57
僕は僕は僕は好きになる好きになる / ハクイ23satyri009/3/3 18:59
壮佑9*09/3/3 18:47
月の輪郭109/3/3 18:10
愛してるにィ109/3/3 17:51
笑顔の裏とわ2*09/3/3 17:13
アンナしべ409/3/3 15:19
逃げるkiriko009/3/3 15:17
女の髪ヨルノテガム6*09/3/3 14:57
消えてしまいたいユキムラ009/3/3 14:45
ひんやりと湿った手すりを瑠王2*09/3/3 14:29
何も視えないユキムラ0*09/3/3 14:28
冬のランナー[group]非在の虹0*09/3/3 14:25
死の時に前澤 薫009/3/3 13:38
ノエルの夜に109/3/3 13:30
あなたの髪に209/3/3 13:17
はるまちたもつ2709/3/3 12:23
イナカとわ009/3/3 11:45
春 景[group]塔野夏子2*09/3/3 11:12
【ゆきおんな】つむじまがり6*09/3/3 11:01
失ったもの琥霙ふうり1*09/3/3 8:01
マザーカチキ2*09/3/3 4:46
とおい水小川 葉15+*09/3/3 2:29
東京ビックマーメイドさだあいか ...709/3/3 2:21
クレヨン夜恋109/3/3 1:38
エキドナ地獄のソウベ...009/3/3 1:06
落日草野春心009/3/3 0:01
傷をつけると古びてしまう吉岡ペペロ509/3/2 23:56

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