海にあった
窓辺にあった
グラスにもあった

体内で宿し始めた
誰にも見えないままに

春だからではない
出世したわけではない
懸賞に当たったわけではない

その光は
僕だけの ....
僕の夜に開かれる、夢に現れる公式
「なぜか、僕のせいになる」
キャストもスタジオも決まっていて
「最後は、僕のせいになる」

扉を開ける
景色が歪む
有る物は失せ
瞳が僕を刺す

 ....
そのお便りには
「わたしは
太陽や風に大事にされて
幸せでございました。」
と書かれてあって
ふむふむと思って
そのお便りを
あなたの胸ポケットに入れて
寂しくなったとき
その葉っぱ ....
誰もいない部屋
喜びの闇へと自分を
電車に考えていると
片隅では舌が光へ舐めるように

今日と他人を失っていく
体に伸びて 力で動くけれど
生きて死ぬ本を
前の光にしかし 開く自分を
 ....
  静か。



  過去、いくつもの過去が来て
  未来、いくつもの未来が来て
  いまきみに重なる。



  ぼくは息をのむ。



  西日に映えて、
  ....
一瞬の時を

何千何百と重ね

今を生きる
 わたしは
 あなたの海に棲む
 あたたかないきもの

 瞳をとじて

 銀のあなたの環を
 くぐり抜ける
 わたしがみえるでしょう

 わたしの
 銀のわたしの環を
 風にか ....
 
布団の中から
黄色い豆電球を
ぼんやりと見つめてるのが好きだった

とても無機質で物静かな
豆電球と向かい合って
顔のない人と対話してるような
自分の顔をを見つめているような
そ ....
両手を伸ばして辺りを探り
愛しき息子の名を幾度
砂粒噛み締め水払い
啜る泣き声耳澄ます

滴を模した土塊天井
濾過した甘水殻を刺す
足先濡らす古池潜り
あの子の波紋を手繰り寄せ

 ....
次へと向かう
夕日との
約束ごとで
明日の空に
靴を飛ばした

背中押されて
真っ直ぐに
伸びていく影
追いかけながら
家に急いだ

そこには
少しばかりも
寂しさに
背 ....
女の子が来る!女の子がやって来る!
思う僕へ何もやらずにやってきた 公園の政治家の
中以外に全く 金持ちは
貧乏人ではないと

姉にやり続けられるインベーダーの本だった だけど
繁華街 ....
日本橋を歩いているとすれ違う、
ベンツや物、人、OL、一部の
浮浪者、ペンキ塗り、
サラリーマン、セルシオ、豆腐屋もいる

様々の僕だから
どこにもなくなっている通路の中を
怪訝な顔の行 ....
塩漬になるまで、まだまだかかりそうだから



きっと 大丈夫だね。
過ぎ去った私は波となって
ジーンズを染める

そのジーンズの膝の辺り、裂けて、
そこには
空白が存在する

針と糸などでは決して埋まることの無い空白

大勢の波達は
誰かによって遠 ....
君が、書き残した言葉を読み返して

ぁぁ、君の中から私は消えてしまったんだ。


と、やっと。

幾度めか、
君が本当に伝えたかったことが

書き記されて、いて


やっ ....
懐かしくて気持ち悪いもの 流れて
かたまってきたらすぐ溶けて
聴こえる音や起こす動作が
疑わしいほど大混乱

現象じゃなく観念体で
覚醒よりも気絶に似てる
跳ねてそしてね弾けてしまうの
 ....
窓のまんなか闇がひらけて
ふとんが羽根を破き大天使になる
最悪な現状でもどうせ寝るなら良い夢を
どうせ飛ぶならどこまでも遠くがいいんだ
海が見たい
海が見たい
海が見たいんだよ
波打ち際 ....
幾分の恥じらいを含んでランナー
右足を上げる
拒みもせず微笑みすら浮かべて
ランナー
左足を上げる
心弱き者よ運動を直視せよ
ランナーは運動している
恥じ多きものよ停止を知れ
ランナー ....
たぶん僕らはとても細くてきっと光に近すぎて
気絶しそうなほどの色彩に囲まれ目まぐるしく無数の点を打ちながら、
自分が誰なのかを、日々、空に問うているのだろう。

たぶんキミはとても弱くて、少し ....
春の強い風に吹かれて宙に浮いている
さくらの花びら
ひらりひらひら
あなたの大きな肩の上に落ちた

わたしだったら
わたしがさくらの花びらだったら
このまま風に乗って
そっとあなたの頬 ....
そんな気持ちなんてな

瓶に詰めたって
蓋して

冷蔵庫の奥に
突っ込んどき。

そしたら

3ヶ月くらい経って
入れとったん
思い出したら

すっかり腐ってんねんで。
 ....
この先には何があるのでしょう?
私には分かりません。

みんなが笑ってる?
それとも泣いてる?

もしかしたら…
誰もいないのかな?

想像もつきません。


知らないところに ....
360度


僕らは背中見せようを
合い言葉に

それぞれの方角へ
歩み続けている


でも

そう思えるだけで




本当はきっと

 ....
すべては初めから闇へ向かっていたのかもしれない
すべては初めから終わりを速めたのかもしれない


視界は灰色
NASA宇宙ステーションの外壁よりもくすむソレ
ダルトーン
あま ....
最近、黒い手袋が
落ちているのをよく見かける 

ある時は職場の廊下 
ある時は駅の構内 

人間達の無数の足が 
通り過ぎてゆく隙間に 
{ルビ木乃伊=みいら}の面影で 
誰にも届 ....
     ひまわり


ひまわりが
こんなにたくさんのひまわりが
ひまわりの花たちが
ぼくを見ている
ひまわりは
いい
何も言わずに
ぼくを見ている
外苑公園

ある6月外苑でカワリに刺されたとき、

そのときの彼女は多分まだ僕のことを憎みきれなくて

刺し傷はとてもとても浅かった甘かった

僕はさされる瞬間

しょうがないのか ....
祝祭日のパレード 鼓笛隊の南半球へと向かう隊列 
虹色マーチのアコーディオンとリコーダー
目の前に降り注ぐ 赤 紫 白 水色 そして 黄色の 小さな花びらが
小太鼓と鉄琴が打ち鳴らす呼吸の隙間を ....
東京で傘を買った
気温が高くて雪にはならなかったから
雨なんて何ヵ月ぶりだろうと思いながら
コンビニで傘を買った

とことん後悔してへこんだ日だった
少し早めの時間の空港で電話をかけた
 ....
あなたが私のことを子供みたいだといふものだから、私は内心腹が立つた。
だが、少し経つと、成る程いい当てている処もあると感じた。
子供。
私は感情が細密な管を通して、妄りにだだ漏れしてしまうことが ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
光り乱太郎11*09/3/5 17:53
赤い椅子で眠った夜邦秋009/3/5 16:39
葉っぱ昼寝ヒルズ609/3/5 15:37
時代巡りK.SATO0*09/3/5 13:03
夕凪草野春心409/3/5 12:17
烈瞬夜恋109/3/5 10:57
『リング』あおい満月5*09/3/5 10:32
光のしっぽ小川 葉3*09/3/5 3:16
盲目1*09/3/5 2:37
帰り道宣隆309/3/5 2:14
兄は公務員K.SATO0*09/3/5 1:38
日本橋を練りこみゆく109/3/5 1:37
塩漬瞼。1*09/3/5 1:23
波の行方高橋魚1*09/3/5 1:11
なごり。009/3/5 1:09
ハッピーバウンド・ブルージェル北街かな0*09/3/5 1:07
離人海岸409/3/5 0:56
ランナーを試みる[group]非在の虹109/3/5 0:54
スペクトル協和音北街かな2*09/3/5 0:41
春、さくらひらり壺内モモ子209/3/4 23:40
瓶詰 (関西限定発売)m_on+2*09/3/4 22:40
この先とわ0*09/3/4 22:22
放物線を描きながら北星三天1*09/3/4 22:13
「ループ!」長谷川智子2*09/3/4 21:48
黒い手袋 服部 剛809/3/4 20:58
ひまわりふくだわらま...209/3/4 20:28
外苑公園/ハクイ32satyri109/3/4 19:38
鼓動楽恵1*09/3/4 19:15
傘一本でchick209/3/4 18:37
私が子供だと前澤 薫109/3/4 17:50

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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