仲睦まじく歩く男女
を妬む 金持ちの息子
を妬む 貧しい親子
を妬む 親のない子ども
を妬む 老いた男
その全員を妬む 死んでいった者たち
幸せは棄てられている
ゴミ ....
ラクダに乗って楽だ
砂漠をひた走る
毎食ビーフジャーキー
水は朝露飲んでます。
時間はゆっくり流れ
信じるものにすがり付き
心を癒し
シコリをほぐす。
人と出会い、別れて
人 ....
心の奥の方で
何か叫ぼうとしている言葉が
詰まって
苦しいままで居る
全てがブレているんだ
目に映るモノ全てがブレているように見えるから
感覚ごとど ....
22年間全部嘘で夢の塊
社会適応能力ゼロ
警察も組織も全部肩書きだけだよあんなの
偉くも強くも何でもない
汚いだけ
汚い人間の支配する国に生きるだなんてまっぴら ....
人は変わってゆくもの
誰もが逆らえない、この星の原理
変わりたくないけど、変わるのが
悲しき人の定め
それでも、あの時の僕らは変わらないことを願った
このままの自分で ....
詩は何かの間違い
詩は理由のない必然
詩は空白の括弧
詩は消えにくい足跡
詩は灯台
詩は寝言
詩はサーカス
詩は星空に足す星
詩は精子
詩はストリップ
詩は足のふるえ
詩は目のふ ....
{引用=
無意味に
ただ流れる涙に
その意図を知りたくて
それは無意味で、
わたしはゆれる
ゆれているんだ
}
だって、あなたはスーパースター
闇に攫われた少女を助けて ....
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅口紅口紅口紅口紅
口紅口紅口紅口紅口
紅 ....
繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく
わたしの
肯定を知りたい
たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
こじつけて
逃亡します、今夜
明かす寝台列車
明けるわたし
行き先は戦地ではないから
安心して送り出して
きみの脳内の
道徳をくすぐった名作を携えて
逃亡します、今夜
逃げ出 ....
*
世間は三連休で、海へと続く国道は、何処もかしこも車が溢れていて、どんなに急いでみても渋滞に阻まれ君の元に上手く辿り着けない
募る苛立ちは煙草の煙となって空に溶け込んで行き、延びて行く車の列と ....
今日も太陽は知らん顔で笑ってる。
郊外の電車はぎゅうぎゅう詰めで
東京に出るための人たちで
引っ越した僕もこれからはそのひとりで そんなふうに
名前も知らない女の子の体を感じている
カタコトカタコト…
だけど柔らか ....
ほら
あのドラマとか
あの映画みたいに
人が涙するような話じゃなくって良いから
エンディングには
笑顔の君と僕がいる
そんな物語がいい
あんまりにも
早く咲くものだから
いくつも忘れ物をしたようで
ふりかえり
ふりかえり
している
手を引かれている子が
みんな君のようで
それとも僕のようで
つい ....
安心したら
あたらしい木が生えてきた
船はあきらめよう
宝物は山わけにして
僕らは森へゆこう
そして良い嘘をつこう
さかなの名まえで呼びあおう
どこを向いても
何かの音がする
きもち
耳たぶにそっと触れる。
私が手に入れた私だけの世界。
通り道が出来たら何か変わるかな、
道を作るから今までと同じじゃダメだな、
強くなりたい。
いろんな想いが ....
詩はもうずっと前からかっこ悪くなってしまった
残念だけれどもプラモデルやローラースケートみたい
一生懸命説明すればするほど
どこがおもしろいのか説明すればするほど
まるで、よるのまちで
....
どうすれば好きでいてもらえる?
どうすれば嫌いになってもらえる?
どうすれば貴方を傷つけずに済む?
わからないよ
だって私は傷だらけで
愛されたことがないんだから
愛されて、嫌われるこ ....
こんがらがって、やっとこさ
うたかたのゆめ、てんこもり
おぼこいでたらめ、うれしくて
あまったれては、けせらせら
すぱげってぃで「んまい!」って
つーかーのなか、 ....
乾燥した心には持って来いの、あまたの人形たち
一体ずつ語りかけてゆく
動かない人形の幽かな戸惑い
そんなことをされたことはありません
という動かない抵抗
ああ、腕をおあげなさい
そのために ....
休み明けのあの娘はあか抜けて
もりあがった額の筋肉で
固く閉まったビンも
やすやすと
缶詰にいたっては
くるぶしで一瞬
【歌】http://voon.jp/a/cast/?id=ipn71dpn&c=1&t=1
生き埋めの馬が睨む百舌の早贄
ぬばたまを噛み潰す嬰児の疑問符
花時計の風下に”ハズレ”の卒 ....
知っている
自分のことは知っている
自分のことは知っている知っている誰も
知らないがドアに知っている
誰も知らない皿に箸に
自分のことは知っている知っている
誰にも知っているテレビのこ ....
春には少し早いけれど
春のピクニックと言う
桜はまだ咲いていない
月光荘のスケッチブック
腕に抱えて歩く木曜日
たんぽぽはまだ準備中
昼の日差しはもう小春
アレルゲンも飛んでいる ....
ヒステリーをおこした女の子が
マイクに噛みつくようにして
怒っている
ビョークという歌手を知った
NHKのテレビ番組は
昨日のことのようなRGB
マイクに噛みつく ....
いつの間に
日は傾き
いつの間に
水の中の
ステージは
閉幕し
いつの間に
鳥は
おやすみし
いつの間に
また
川は一人ぼっちになっている
いつの間に
もう
世界は薄い黒を ....
きみのいろんな面を見てきて
きみのどこが好きなのかがようやくわかってきた。
本当に強い人だとも思うし本当に脆い人だとも思う。
優しい人だから慈しんで来たんだと思う。
去 ....
流れる雑踏の音に混じって、君の姿を見つけて。
黒く光る空に白く息をほうり出しながら
隙間を埋める作業を手早く済ましたいと
私は、焦っていたように思う。
その ....
ひとの気配に気付き上体を起こしてみると
逆光に髪の長いおんなの姿を認めた
それがあのひとの妻美佐子さんとの最初の出逢いだった
彼女について何かとあのひとから聞かされていたのと
私に用事があ ....
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