点から点へ
つないだ線が

赤い糸であれば
それは恋糸

思い、思って
思い焦がれた

糸を編んでいこう
点と点の手

下ろす瞼は夢見るため
夢見るのは君に会うため

世 ....
紅玉のホオズキが沈むと
空は青玉のあたりにまで透き通ります
蓮花色のパパラチアも散りばめられていますが
どちらもコランダムなので大変相性が良い

ホオズキから更に最後の光条が走ると
空は大 ....
 
 
手をつなぐと
僕らはまた
別な生きものになっていた

それは家族だったり
友情だったり
恋だったり

そんな名前で
手をつなぐ
生きものは呼ばれていた

ここには
 ....
例えば、この場所が世界の果ての果てで全てが朽ち果て漆黒に染まっても僕はあなたを求めていたいんだ

例えば、ふとした瞬間に目の前から全ての光が消え去って真っ白で何も見えない世界になったとしても僕はあ ....
 
 
扉がひとつあった
父さんの扉だ
厳重に施錠されてるので
誰も開けることはできない
父さんの少年時代のことは
聞けば話してくれるだろう
けれども僕は聞かない
なんとなく照れくさ ....
海面がてらてらと光る
冷たい色をたたえ
満月のすがたをうつす

車輪が砂を食べていく
一回転で七百十粒
車輪が砂をしいていく
後ろでもまた一回転
千四百二十粒

誰もいない
誰も ....
土の香りを喜ぶには
まだ余りにも未成熟だった

美しく咲く花道の
景色を楽しみ 香りを楽しむ
甘いものを胸いっぱいに吸い込み
とろとろと溶けてしまいそうになりながら
溺れているのが少女の ....
ぼんやり見つめる

視線の先に映るは

言語化されぬ意識の源

失われゆく無邪気への洞察

感性は伸びゆく葉先に

微笑みは野に咲く魂に
歌の缶詰がみつかった
黒く水を吸った
砂浜の海揺れる昼間

味を知らない白い鳥が
つついても 食べられないから
不機嫌に おいていく
黒く夜を吸った
砂風の渦過ぎ去る木陰

のまれ ....
もう これ以上
とどまれない

若葉の葉脈の
雫に
世界は まばゆい
光に満ちて
耐えている
どこから
来たのか
もう 忘れた
朝の 光の中で
わたしは いつか
い ....
薄ぼけた郷里における仰臥にあって
ロックンロールの焦燥を体躯に引き受けていた少年 は
押し花のように

忘れられた、ってわけでもないのだが
ファミレスでの勉励は
もう転がり込む先をなくした ....
夜から人の死ぬ匂いがする
空から紫色の灰が降ってくるせいだ
生ぬるい春の風に乗ってきらきらと
降り注ぐ紫色の灰が目に入るせいだ

紫色に染まった夜の街を
獣のように瞳を光らせて
君はナイ ....
君はギリギリで生きている。
狂うのをギリで止めている。
僕は普通に生きている。
「うらやましいなぁ」と君は言う。

好きな人は別の人だね。
愛している人、それも違うね。


君には人 ....
こころが鬱蒼と茂っています。
空は少しだけ見えるけど、
青すぎて、高すぎて、
少し憂鬱になります。

もしも私のカラダが鳥のようだったら、
空なんか飛ばずに
剥製になるのがよいでしょう。 ....
さわらないでと
胸に茨を抱きかかえたまま
叫んだね。

マゼンタの色の野ばら
きみと、ぼくの

灰に涸らされてゆく喉で
必死に歌っていた僕ら

君は僕に蕾ひとつない
花冠を作って ....
ある海岸に
流れ着いた
ビンの手紙
少年が開けた

そば屋の2階で
どんちきおけさ
がぜん張り切る
柳沢慎吾似の奴

長い縁で
いつまでも君のソバに
居られます様に
青年が手 ....
 赤いルージュで 待ったをかけた
 絶望 弱音 告白 悲哀
 喉元を通り過ぎそうになった頃
 造花にしてみた 揚羽蝶をピンで止めてみたんだ あたし
 だって生物のままじゃ 凡そ存在し続けること ....
 


この 景色

この 道

この かおり

あなたの 笑顔

あなたの あたたかさ


ひとつ ひとつ

最後を迎えてゆく

きっと 二度と帰ることない時間
 ....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
わたしは、ここ 
あなたは、そこ

この距離は因果律
決して縮まることはない


時間はいつも嫌になるくらい前向きで
振り返ってはくれないから

誰もが桜の空を仰いでいる ....
 
気付いたら
喉に砂漠の黄色い砂が詰まっていた
吐き出せば蠍やら蝮やら
あぶない生き物がどばりと出てきた
 
白一色に染めたはずなのに
いつの間にか黄ばんでいる
一日を越えるために
 ....
ドロップスをあげよう。
両手一杯抱えていても

欲しいものを1つだけ。
大切に大切に噛み締めて欲しいから

手にしたものを1つだけ。

新しい日々を彩る桜並木のピーチ

まだかまだ ....
0・1秒で世界は脆くも崩れ落ちた
すべてを呑み込んで時間は
いつもと変わらぬ速度で流れていった
それがあなたの「痛み」だった
それはあなたの「痛み」だった

けれども
真夜中に目が覚め ....
夢を見る

なくなってしまった花園が
満開の花たちであふれているのを
今年の春も暖かい
鳥たちも歌っている
真っ白なドレスを着た少女が
花びらを一つ口に咥えて微笑む

噴水の近くに小 ....
 
 
涙は流れ続けた
僕らの頬や
そうでないところを
やがて涙が川になると
一人の少年を飲み込んだ
凍える夜の川底から
母さんを呼び続けていた
僕らの知らないところから
悲しいニ ....
あの光るのがカシオペアなのだと
教えてあげたいのだけれど、この葉蘭は軽すぎて
そこまで遠くへは飛べないだろう

時系列順に吹雪に襲われて
髪の先が針のようになる

瞬きする間に
雲居の空をも染め尽くす

薄紅に酔う{ルビ桜人=さくらびと}

天与の美を{ルビ愛=め}で わが世の春と

思い違いの浮世を謳歌


浮かれ騒ぎの脇を抜け

{ルビ遠=おち}の ....
川を見て我思う
その源の遠さを

時を隔てゝ巡り会う偶然と
この足で立つ大地の必然
水面の耀きは一瞬たりともとゞまらず
似て非なる形を繰り返す

遠くの雨の記憶
人々が流す汗や涙の記 ....
 
 心には
 降りしきる夜のイメージ
 いつものことだけど

 黄色い笑い声
 まだなお きみは白く やわらかく
 ぼくには 敵いそうにはない

  
 散らかった部屋が語ってい ....
旅は最高の女である
何人もの女を旅してきた男もいるが
俺はいくつもの旅を女にしてきた
旅人が新幹線に乗るのは間違っている
旅はゆっくりいくから楽しいのである
普通列車の車窓から眺め ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
コイイト邦秋0*09/4/2 1:48
砂漠の中の砂時計/ストリート・オブ・サファイア海里209/4/2 0:43
手をつなぐ生きもの小川 葉309/4/2 0:24
ただそれだけのことkuane109/4/1 23:58
チャイルドロック小川 葉5*09/4/1 23:45
胎動凪目609/4/1 22:54
命の香りあ。8*09/4/1 22:37
初夏柊 恵1*09/4/1 22:28
渦雫砂木10*09/4/1 21:31
フクスケ509/4/1 21:12
ポアレは腕で振れ吉岡孝次109/4/1 20:51
夜の街4*09/4/1 20:26
グランド・フィナーレ。菊池ナントカ2*09/4/1 20:12
死にたくなるほど綺麗な青の中でxxxxxx...209/4/1 19:49
野ばらの王国水島芳野8*09/4/1 19:27
少年が手にしたものペポパンプ4*09/4/1 19:14
恋愛未満きりえしふみ3*09/4/1 19:01
I was there with you..KaTy109/4/1 17:38
サクラ銀河唐草フウ17*09/4/1 16:07
四月一日より五月一日へ夏嶋 真子16+*09/4/1 15:39
日常ゆるこ209/4/1 13:21
拍手喝采梓ゆい209/4/1 12:45
余命宣告北野つづみ009/4/1 10:07
白い夢白昼夢2*09/4/1 7:19
悲しいニュース小川 葉209/4/1 1:32
In ictu oculi瀬崎 虎彦109/4/1 1:03
叙景〜花海棠〜朱雀0*09/4/1 1:02
川の源遊羽3*09/4/1 0:53
春酔い山崎 風雅509/4/1 0:17
新守山ダダマ109/3/31 23:38

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