(線香花火をしている少女、僕が登場)

今年も浅墨黒く少年じみて発火していた夏は僕が期待していたより早く病んで、

秋と冬が見えない所まで薄うねり始め それは裏返り苦しむ百足の腹みたいな蠢きで ....
通り過ぎるだけの存在の
あなたはいつも横顔
視線を見られる心配はないけれど
ノートの落書き
横顔ばかりが上手くなる
消しゴムで消すことができず
消しゴムを乗せてとっさに隠す
春に眠れ ....
判っていたのです。
りんごが何故赤いのかも
甘酸っぱいその汁に
魅入られていたのは、私のほう

体から静脈から流れるのは
私の青い血で、全て冷え切って

それでもあなたはわたしとそう
 ....
ボクは予感がした

お気に入りのビー玉を
ひとつはパパに
ひとつはママにあげた
ボクもひとつ持っている

パパが
「必ず、迎えに来るから」
と言った。ママは泣いている

どう ....
全体のなかでなつなに 背の方へ向けて
まわって おなかが減った 一度

ええも 目のなかに入って 目えの
てんえでならたんな

輝く国の傾く国の傾くなるの傾くなりの
輝く星の輝くくわえ  ....
忙しいのに
嬉しい
人の役に立っている
感謝してくれる。

体はボロボロ
疲れている。
体を横たえると
いつの間にか寝てしまう

目をつむると
光視症
マンデルブロ集合
アイ ....
中紅色の夕焼けは広く遠く

二度と見る事がないかのように

盗んだ瞳を釘付けさせる 今日

捻出された明日の計画

ノウゼンカズラも夕焼けに染まる



花浅葱色し ....
とてもやわらかな風が
吹き抜けていく
春がどこかで生まれ
白いシャツが
色付きの女に着られる
どうしてこうも
ぽっと太陽があがるのか
腫れたからだの
すみずみまであたたかい
 ....
 
 
なんちゃってグミかんで
なんちゃって空ながめてる
俺の手は乾いた床を拭いているから
床のかたまりを拭いているから
俺から離れようとしない
困ったもんだぜ
俺はすっかり歯槽膿漏で ....
思ったより簡単に得られた評価に
少し戸惑いながらも
ほくそ笑みを浮かべてみる

あぁ なるほどこうすれば
良かったのかというよりは
たまたま天邪鬼だった日に
思った事と逆の事を
口 ....
 
象が海を渡っていく
かわいそうに
目が見えないのだ
かわいそうに
と人は言うけれど
思ってもいないことを
言葉にしてしまう
人もまた十分かわいそうだった
かわいそうに
何度も言 ....
ボルシチの入った器がつよい風にあおられてひっくり返りました
若いアデリーペンギンのオスがしたじきになって
きょわきょわと叫んで羽を打ち震わせました
ボルシチは熱かったのです
舞った白

紋白蝶

ではなく

ただのゴミ袋でした

私は

知らぬ間に春の中
裏庭に透明の象がいる
ばあちゃんはそれを知っている
他は誰も信じてくれない

夜、布団に身体を任せて
僕は透明になる
(つまり僕は僕を抜け出すんだ)
そして象に会いに行く

暗闇の中 ....
{引用=はじめにクリボーありき







次 に 抑 圧 が や っ て く る次 に 抑 圧 が や っ て く る次 
に 抑 圧 が や っ て く る次 に 抑 圧 が  ....
               090318


このこここにとつぐといわれて
ときのたつのがやけにはやくかんじられ
ふたつへんじでひきうけてしまった

3分間スピーチは
2分ぐらい ....
あなたがくれた腕時計
さっそく、仕事で使うことにしました

文字盤のない腕時計なんてと、思いましたが
ふしぎ、ふしぎ
時間が経つのが早く感じます
時間を気にすることなく
集中して仕事をす ....
トンネルは夜だって明るいんだ

今も人差し指の冷たい腹、小指の爪
それだけで優しく窓を見つめてる
溢れたトラスの風切る姿が
薄暗い雑音に変わり
蕩々と水田へ軋んだ碁盤も
景色から剥がれ耳 ....
骨を飲み込んだ壁の絵は
歩けるようになった
かすかに影をいだいて
陽をひきずり
音を避けて
草の渡れぬ反対側へ
道に線をのせた

ぽとり と雨が
さほど濡れない
ひさしのついた壁の ....
ピカピカに磨き上げられた車に
妻(きみ)の笑顔がステキ
春三月の
青空の下


 こんなに喜んでくれるなんて


思えば
妻のささやかな願いや喜びを
奪うばかりで
苦労ばかりか ....
君が 痛い と こぼす
涙の色

君を抱きしめた腕に 鈍くて重い
滴が幾重にも重なって波紋のように広がっていく
君の体は 周りの景色は すべてが紅く染まっていて
いつの間にか世界は白から紅 ....
>>>>


天井を見上げるか、
テレビの音量を上げるか、
ファンヒータのスイッチを切るか。
思っていることが浮遊する夕方、
五時六時微熱、
答えを見つけようとする気持ちが少な ....
どうも長生きしたいらしい
こんな家の猫なのに

あそこの猫は野良だから
こないだ急に死んだらしい
犬の野良はさいきん見ないが
どこかで食われているのか知らない

お前は家の ....
衣さん家のまどからは
港のクレーンがよくみえた

なにげなく衣さんのはなしを聞いていたときも

その絵がらはあらゆる方向に
広くまぶしかった

ぼーっとしたまま椅子の上でクミレナートン ....
光と影の間を
スルスルと潜って
逃げ出した

緑と風が
そよそよと呼ぶ
鬼さんこちら

尖った角を
清らかな川で洗えば
解けて流れ

両手を広げて
迎えてくれる青い空へ
飛 ....
例えばこの世界に
神様がいるという
仮説をたてて

僕らは願う
救って下さい
助けて下さい
自分勝手を主張して。

僕らは憎む
失敗したこと
自分の欠点
神様のせいにして。 ....
甘い香りに全てを奪われ
何から伝えたらよいのかわからなくなった


不意に瞳に触れるのは
隅に佇むすべりだいと
少し汗ばむわたしの右手


人の手では作ることは出来ない
きっと生ま ....
よく晴れた日の午後
麗らかな春の陽射しの中を
黄色い砂が飛んでいく
連綿と空を漂う砂の靄を
裂くように降る大粒の顔面
頬の脂肪を震わせて叫ぶ男の声

行き交う人の群れから
少女が一人顔 ....
酷い映画は
暗くて見えない部分が多い
もしくはカットが早過ぎる

吐きそうなほど空は酒に塗れてる
内臓は太陽だ
吐く息は言葉で
お前は出来事の中に没しろ

Go
一気に滑り落ちて帰 ....
『逃げるな』と
言うのは簡単。

『負けるな』と
言うのも簡単。


それは
私があなたではないから言えること。
口先だけの言葉をかけられたって
誰も喜ばないって事は知ってた。
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
線香花火satyri209/3/19 17:26
春の似顔絵RT509/3/19 16:55
静脈から鼓動S.star...109/3/19 16:20
ビー玉未完2*09/3/19 14:04
しちょう十二支蝶109/3/19 12:57
へとへとペポパンプ6*09/3/19 12:57
ソラニカガヤクゲンジツ。LOW009/3/19 11:57
長押 新309/3/19 10:54
なんちゃってたもつ909/3/19 9:33
晴れ時々天邪鬼優飛4*09/3/19 8:20
盲目の象小川 葉4*09/3/19 4:11
風のつよい日サトタロ2*09/3/19 1:59
春の中高橋魚2*09/3/19 1:11
盲目の象木屋 亞万6*09/3/19 0:49
はじめにクリボーありき渡邉建志009/3/19 0:41
盲目の象あおば7*09/3/19 0:28
文字盤のない腕時計壺内モモ子409/3/18 22:51
鉄路しべ309/3/18 22:32
雨小石砂木15*09/3/18 22:26
妻(きみ)に青い風7*09/3/18 21:59
夢物語〜心、染まる 紅〜もこもこわた...2*09/3/18 21:23
nowadaysあすくれかお...2*09/3/18 19:53
どうも長生きしたいらしい日雇いくん◆...4*09/3/18 18:42
クミレナートンノえりくさちえ...2*09/3/18 16:47
生まれ変わる未完2*09/3/18 16:18
かみさまナ ヲ ト1*09/3/18 15:45
ばらいろあ。5*09/3/18 15:24
厚顔無恥の日木屋 亞万1*09/3/18 14:55
荒れた若者の皮膚を採取狩心4*09/3/18 14:54
ことばとわ109/3/18 14:04

Home 戻る 最新へ 次へ
3821 3822 3823 3824 3825 3826 3827 3828 3829 3830 3831 3832 3833 3834 3835 3836 3837 3838 3839 3840 3841 3842 3843 3844 3845 3846 3847 3848 3849 3850 3851 3852 3853 3854 3855 3856 3857 3858 3859 3860 3861 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.43sec.