あたしのしあわせは、どこにあるかな
今日はよく晴れていて
干したふとんはいいにおい
かすむ空はそれだけで優しくて 目を細める
どこかでちいさなこどもたちの笑い声 ....
料理をしないと会えないの
それだけが口実だから
レパートリーも増やさなきゃ
味では勝負出来ないんだもん
種類の多さで圧倒しなきゃ
私は子供
我がままで 甘えて 世間知らず
でも 変わ ....
さっきまで輝いていたのに、もう忘れてしまって。
青空。蝶。の風。
俺たちは、これからどこを、どのように、ゆくのだろう。
憎しみをメスに変えて切り裂くことも。あるいは出来るかもしれない
ケレド
....
商店街のシャッターは一斉に降りて
アーケードで猫の集会が始まった
シャッターに貼られたポスターは
剥がれ落ちそうで風に揺れて
それを猫たちは垂直跳びしながら猫パンチ
あと一時間もしないうちに ....
今年もまた気付かぬ内に
桜が散りかけていた
当てもなくふらついても
ただ足が痛むだけだと
思い知っているだろうに
例えば昨夜
家路に続く坂道の
向こう側に浮かんだ月に
見とれて ....
やっと誰も来ない場所にたどり着いた。去年の葉をつけたブリキ柳が、軟い金の粉を吹いている。崩れた石灰岩にカンスゲの穂。
(君は荷を下ろし、装置を組み立てる)
ここなら、いくらペンシルを ....
あっ、、、、
あんなにイクな
と言ったのに
イッテしまいやがって
あほ
さくら
もう
三分咲き
あの子が
かえってくるまで
イクな
と言っただろ
コノヤロ
この季節に居たくない夜
どこか、向こうがわを見ようとする
すべり台の天文台に寝そべって
どんな温もりでも
消えていくときはいつも赤い星
経験の記憶が
証ではないのに
あい ....
きみはきみをけそうとするかぎりぼくからはけっしてはなれられないことになるわけだし(それはぼくがぼくをおもいだそうとすればするほどぼくをみうしなうこととおなじように)、またぼくをひていするにしたがってそ ....
抱き枕のような男の子を
連れて来て
抱きしめて
眠った。
その夜は
とても寂しくて
地震の夢を
何度も何度も
見た。
どんなに抱きしめても
やっぱり
寂しかった。
わたしは
きっと
走っている
アナタが
すきなんだ
降りてしまったら
アナタで
なくなって
しまう気がして
胸が
締め付けられて
しま ....
一つの時代が終わることを
想像もしないまま
わたしは一つの時代に育まれ
育んでくれたいくつかの人たちは
死んでいった
あの一つの時代が
今も変わらず続いていたならば
わた ....
罪の報いは死
ゴルフの帰りみち
そう教会の看板にあった
こんなことを言葉にしてみた
裁かれていることに
人の命は鈍感なのではないか
きみは神を選ぶのか
き ....
無限小と無限大とよばれる番いがちょうちょを啄ばんでいる
雨上がりはまだ地平のむこうにひそんでいる
くちばしにこびりついた燐粉が死んでしまった!を水煙で香るが
雨だれの音楽葬でさようならする
....
僕は解った
解っていない原に
桑田佳祐をパビリオンにされていく
それは いる その僕に根深いが
街では でも
長渕剛へいった
そうさせられた自分自身だ
ファンも退く
感覚からど ....
僕は知った
この心のあの方に目はやってきたのだと
だけどこれからはカブト虫にも向かっていこう
何か でも 降られる
浮浪者はうろつかないままたたずまれていく
外に全ては 見させられてい ....
ひどい虚しさへ向かって流れていく通り
コーナーはグラスで緑に輝き
液晶テレビのスタジアムは
辺りで沸き立つ季節を問うように
選手たちがスタジアムに吹きすさんでいた
半袖に北風を眺めている ....
さようなら冬薔薇
綺羅星のダイヤモンドは西に傾き
明け方にはさそり座が高い
地上には花々が訪い
星々は春夏の星座配置
夜という夜はライラ
さざめくつぼみたち{引用=地球という惑星の太陽 ....
何もない午前、
僕達は不揃いに整列し
ソサエティの入口に放り出される
一斉に浮かぶ、群雲のやうに
流されていくだけの
モラトリアムだ
何もない午前、
教室では方程式が解かれ
....
音楽しかない街で歩く。
いろいろな人が横切っていく。
車が走っている。
本屋に行くために歩く。
少し眠たくなったけど耐えて歩く。
いろいろな店の前を通っていく。
僕は歩くことを小説に書く。 ....
こねこ
このねこ
ここのねこ?
こねこどこなのどのねここねこ?
こここここねこ
こここここのねこ
こねこここ
こんなにも体は軽くなり、私は自由になったというのに。
手探りで見つけた温もりは、求めたものではなかったということだ。
私の顔は笑っているの?
この子はとても幸せそうに笑っているというのに。
....
三月の終わる頃
闇に紛れて
声がする
ずっと つぼみのまま
咲かなければいいのに
昨日は春の嵐
つぼみのままの
枝が落ちた
桜は咲き始めとか
散り際だ
とひとは言う
つぼみ ....
闇の東が
ほの白く潤んで
密やかな色と匂いが
滲み出す頃
花は
膨らみ過ぎる喜びに
身悶えしながら
目覚め
人は
濁った夢の浅瀬を
溺れながら
まどろむ
やがて ....
血反吐を吐いてぶっ倒れる透明なHomo sapiensを見た家族連れの今日のランチは
豚トロと白ネギのぺペロンチーノでその残飯は浮浪者のディナー。
寂れた海沿いの街の産婦人科医院に勤める女の一 ....
私はしあわせになりたい
そのつもりで
うまれてきたから
自分がしあわせになることを
望むことは罪なんでしょうか
私は私のしあわせがどこにあるのか知ってる
....
てぽ論はテポドンより丸みがあり胃に優しい。
ここにある肉体は私のだけなので女性器はない。
リグレット?そうリグレット。意味は知らないけれども。
文学という言葉の80%は空気で出来ています。だから ....
春は夜ひびく
雨だろうと
風だろうと
ひとりで歩こうと
乳房は湿っている
夜のひかりが縞をつくる
泳いでいる
探している
いくとせがたち
....
私は、
おしゃべりが大好きで沈黙が苦手。
「嫌だなぁ」と言いながらも人が集まるところに行き、
「ひとりも良いね」と言いながら淋しくなる。
新しいものや流行にとても興味を持つ割には、 ....
拍動し続けようとする循環器
食べ物を消化しようとする消化器
呼吸し続けようとする呼吸器
その自動性はいつインプットされたのか
何処に記憶されているのか
脳に?
臓器に?
細胞に? ....
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