紡いでいく
で、あろう/はずの
ことば
と呼ばれたものは
意識、という
こころのざるで
ふるわれたのち

いつも
肝心なところだけを

失ってしまう


 ....
小さな公園
いつもの様に
早起きして
円柱型の椅子の上
この世界は我がもの
なんて演じてみたり
そんな私は
猫です


トボトボ
トボトボ
仔猫はうつ向いて
“死んじゃったの ....
口内炎が痛むのが、僕のせいではないように。

きっと、この心の痛みも、僕のせいではない。誰かのせいだ。僕以外の誰かのせいだ。



そう思い込んでると、治らない傷。
青ざめた夕暮れの中で
世界のすべてが滅んでしまったような
そんな気がした。

 地図のような街並みの中に
 夜桜が零れる。

世界が素知らぬふりをする
僕だけがまるで迷子のように
突 ....
4月1日から当駅では
全面禁煙になります
と書いてあった

ご丁寧に駅長って署名まで

駅長って誰よ?
当駅って?

せめて駅の名前だけでも書いてくれよ

ルールだらけね
どこ ....
身を粉にして働く
マメねー!
と言われる。
そうですマメですよ。

愛をばら撒く
皆が可愛い
皆の{ルビ僕=しもべ}
皆の足を洗う

命を大切に
命を平等に
命に責任を
命に ....
とりあえず死んでくれと言われて
刺された私は魚の釣り針になった
奥歯は虫歯になっている
口内炎はもう十年前の話だ

腐れ縁がドン引きする
人工の地下通路が張り巡らされている
ただっ広い荒 ....
自分と対話し過ぎて 圧力で死んでいくのと
自分と対話できずに 流されて死んでいくのは
同じことだ

ブレーキとアクセル どちらもマゾヒズム的な快楽を持ち
衝突により サディズムが発生する
 ....
十字軍は戦いのさなか、異教徒への征伐を御旗に掲げた
一向一揆の門徒は、南無阿弥陀仏を唱えながら抵抗を繰り返した
アメリカは民主主義とキリスト教の名のもとに戦争を起こし
日本は天皇を象徴に、日の丸 ....
駅前の百貨店には、入口に警備員が常駐しているけれど
強盗団がやってきたら
彼らは無線で連絡を取って警察官を呼ぶしかない
洋上で
海保が不審船を追跡したり
韓国の漁船を追い払ったりしているのを ....
しあわせを数えて
ありがとうを発信する


予報よりも少し早めに
桜のつぼみが開き始め
相変わらず月も綺麗で
喉の奥がきゅっ、と鳴る


ひとりでもふたりでも
ひゃくにんでもせん ....
{引用=時折胸を締め付ける、
この糸はなんだろう。
どこからきて、いつ消えるの?
いろんな色、ぐるぐる巻きになって
ぼくは赤なんて
信じちゃいないよ。
ただ、いろんな人がいて
 ....
風の中で震えていた瞳
あの日突然奪ったくちびるを
二度と忘れはしない

美しい少女よ
一生分の愛を君に捧げよう

自分勝手な愛で
君を愛し続けることを許して欲しい

例え永遠にこの ....
夜の花畑や
夜の川は綺麗だっただろう、
けれど君は
こんな腐れ切った世の中の方が好きっていうから。
君はよほどこの世界で生きたかったんだろうなあ。

午前一時には一人門に訪れて
深々とお ....
むしろ、さくらではなく
今朝の濁った空色が
薄灰色の風となって
じんわり染みこんでくるのを
わたしは待っているようだ

三寒四温の春は寡黙に地を這って
あたらしい芽吹きを迫る
枯れ枝に ....
そうゆうんじゃない
肌に頬を押しあてて
脈打つ血の
ほんとうの色が浮き出すのを待ちながら
したい理由をききたい
耳もとで
吐く息にまぎれ込ませて
「どうして…?」とききたい
衝動にもゆ ....
 
 
湯舟に浸かると
そこは港
ゆっくり岸を離れてゆく

目を瞑れば見えてくる
この世にひとつだけの海を
満天の星々を頼りに
湯舟はどこまでも行く

扉が開く音がして
お風呂 ....
今あるものを
捨てていく

何かを削るように
思いきり

ほとんどの
荷物を手放しても

しっかり括って
失くさないように

持って行こう
{ルビ希望=これ}だけは
その店の前には男が独り
その手は確かめるように
古ぼけた樫の扉に触れる
退廃的な空気に惹かれて
蝶番を軋ませ踏み入れた

男は躊躇を一切見せない

待っていたのは想像通り  ....
君は俺の事を好きといってくれたのに
俺は君の事を好きだといえなかった

君は何度も俺の名を呼んでくれたのに
俺は君の名を呼ぶ事を恥ずかしがった

でも一方で君は
ほかの人にも愛を求め
 ....
{引用=たとえば、
透明な風が吹いて
きみがぼくだよと言ったら
信じてしまいそうになる、





なまぬるい強風が吹く
こんな夜には
きみんちのカーテンを
ひら ....
喉元を不快さが過ぎる時
改めて今日の終わりを感じ
過ぎていくテールランプの向こう側
誰かの背負う寂しさが見えた気がした

近所の本屋まで向かう道のり
学生や親子連れとすれ違い
公営住宅の ....
初めて空白に書くわ ときとき雲を見守るわ
我ながら姫つち

鞄のなかに神経が入ってる 音楽を描く脚を持ってる
たくさんの空気のなかで眠りたい

このよがとってもあかるくてもくらくても
な ....
捻り出された想いは
ホースを伝い
溢れる言葉に変え
シャワーヘッドから降り注いで
散々になった言葉は再会し
絡み合っては離れ
魅惑の扉へと
吸い込まれる


瞼を開いて
仰げば一 ....
たくさん
たくさんたくさん
たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん
の、はな

*

汚れた雑巾で机を拭きながら
それでも掃除をしてるつも ....
夜にこてんと横になったときの
すべり台の温かさを知っています
昼にそんなことしてると
子どもが降って来ますからね

そこかしこのベンチは
どれもこれもなんだかんだされてしまっていて
星や ....
「わたし、あなたのこと嫌いなの」
と、笑顔で言ってしまえよ。

群がることが大好きで
独りを嫌う君達。

そのくせいじめたがって
独りを生むのが得意。


嫌いなやつとも
なかよ ....
諧謔の逆恨みが背ビレを落とした。松子は不審げな眼差しで次々と串刺し、にする。わたしはそんな中で胎児の如くひそやかに息づき、シダの如く教室に根を張る、わけだが、じゅりゅり、じゅりゅり、と泳ぐ松子にとって .... 宅配便の到着を知らせる呼び鈴に立ち上がると
私の下半身を跨ぐように放屁ひとつ
あけすけな音と不摂生な臭さにパタパタと手にした雑誌で扇ぎながらも
これが夫婦ってことなのかと改めて考え直すまでも無く ....
なんにもないんなら

僕の言うことをただ聞いていればいい

それもできないんなら

それ相当の扱いしかできない

離れていても僕の指は君の唇の音を立てて

似通った深層は心 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
透化[group]山中 烏流6+*09/3/24 21:43
ある仔猫の一生三之森寛容1*09/3/24 21:37
口内炎エルメス1*09/3/24 21:12
世界で唯一、僕だけが、水島芳野1*09/3/24 20:34
エックス君⑫よーかん009/3/24 19:25
豆まきペポパンプ8*09/3/24 18:47
革命の火に告ぐ、嘘からの断絶狩心3*09/3/24 17:11
「SM的ゼロ思考」の簡単な説明2*09/3/24 17:08
善意109/3/24 16:56
何事109/3/24 16:46
余らないほどの感謝をあ。5*09/3/24 14:39
シュガーフリーの風と声ゆうと1*09/3/24 14:17
アネモネ[group]未有花17*09/3/24 13:38
午前一時きるきすみー109/3/24 12:01
あまのじゃく銀猫12*09/3/24 11:38
産声たちばなまこ...24*09/3/24 7:18
湯舟小川 葉909/3/24 6:18
旅立ち未完1*09/3/24 6:11
Dollツキチカ1*09/3/24 5:14
カオリへ。結城 森士3+09/3/24 3:04
キャラメリゼゆうと3*09/3/24 3:02
肖像画松本 卓也209/3/24 1:20
紐土十二支蝶009/3/24 0:36
希望の宇宙(せかい)三之森寛容2*09/3/24 0:17
祝辞れつら709/3/24 0:08
暗くなってから公園小池房枝7*09/3/23 23:43
嫌われ者の憂鬱ナ ヲ ト2*09/3/23 22:38
諧謔の逆恨みが背ビレを落としたxxxxxx...109/3/23 22:30
ふだんのひと恋月 ぴの21*09/3/23 22:04
アイスコーヒーsatyri009/3/23 22:00

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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