明るい金属製の音階を
来る、行く
夜の回送電車の
黄色い、黄色い、硝子、硝子の
細切れのがらんどうを映写され
まばらに浮かぶ顔面は
いたずらにスクリーンと化している。

 ....
考える
自分と、
自分以外のすべて、の存在だけが
この世の真実だったら
私は孤独に耐えられない

私は怯える、外に敵意がなくとも、内には不安が充満している

亀のように心を出し入れしな ....
 
 
玉葱のにおいがしている
玉葱が匂いになって
何かしている

夏祭り
まだ日は高く
午前中のうちに宿題を終えた
小学生たちが集い
がまん大会に参加する
冷水が満たされた青い ....
霧につつまれた煉瓦通りを突当たり、
古いビルの地下にその店はあった
暗い夜の匂いが滲みついた長尺のカウンターには、
いつしか様々な顔と顔が並んでいた
俺は雑音の混じるオスカー・ピーターソンのピ ....
乗った瞬間に途切れた緊張感で
その場に座り込みたい気持ちでいっぱいになった


夏の終わり。


白い丸テーブルにハの字に座り
君と目を合わせて話すことが出来なくなった


 ....
しあわせは

小さな小さな積み重ね

コツコツ貯めたつもり貯金

毎日磨いた白い靴

豊かに実ったリンゴの木

高くそびえる富士の山

海の向こうの水平線

寝ても覚めても ....
 
 
平行線の夜
交わることのない
夢と夢

眠りは静かに
明け方にたどり着くまで
光の速度で

目覚めると
あなたがそこにいる
朝日を浴びる
わたしのように

二億光 ....
やっぱり
すげ〜なあ
と、おもう
マリリンモンロー

おまえの
まるい蒼穹のひかり
あなたと一緒に

通ったことのない道を歩いてみたい


さくら咲く丘の上
そんな綺麗なメロディに乗せてみたりして

手を繋いであるきたい


「ちるちるみちる」と
変な ....
街に出れば誰かの視線が痛いだろう

でも悩める人よ

そんなものに負けないで欲しい

悩める人よ

励ましの言葉など欲しくないだろう

自分ひとりの力でどうにか出来るだろう

 ....
何本か入ったら
道に迷っちゃって
そうしたら
住宅街の奥に
小さなお店があって
わたしは自転車をとめて
そこへ入った
テーブルの上にはメニュー
カレーとチャイとラッシーを頼んだ
水も ....
さくら さくら

遠い さくら

僕の心

どこに消えた

さくら さくら

花の声

追いかけて

君へ届け

命の香り

透ける刻を

風に揺れ ....
胸の中 封じ込めてきたのはね
捨ててしまいたくない思い出だとか
忘れたくない温もりだとか
触れれば消えてしまいそうなものばかり

口の中 封じ込めてきたのはね
あの日言えなかった台詞だとか ....
りんごは赤いという人もいれば
りんごは青いという人もいる

痛みを可哀相だという人もいれば
痛みを笑う人もいる


いろんなひとがいて

あんまり堅苦しく考えすぎれば
 ....
嗚呼、嗚呼、桜が咲く。
蕾は我の内に在り。
我が記憶、我が命。
糧に育った花が咲く。
胸を内から食い破り、
{ルビ強=したた}かに儚い{ルビ桜=はな}が咲く。
悲しい流れ星はただひたすらに

空を駆けては消える

初恋なんて基本的に細胞戦争

港で起きる波は

一定の旋律を奏でながら波をうつ

彼岸花が咲く季節に人は死ぬと
 ....
川の流れのように
真っ直ぐに清らかに
低い所目指して
天狗にならない

透明で澄んでいて
もろくて優しくて
純粋で元気良く
神とつながる

嘘はつかないで
ばれるものだから
浮 ....
「 綺麗な顔だね 」



ドラマのようなセリフ



飾り気なく零す



眼差しに



ぐるーぷわーく上の空
 透明なかなしみが
 ういている
 逆さの世界に
 歪んだ空の隙間に

 そっと掌を忍ばせて
 沈黙した重力の風を
 わたしたちは
 そろそろと飲み干す

 風は影をまきながら
 ....
僕が若返る運命ならば
見える景色が他とは変わり

僕が若返る運命ならば
過ごす時間と場所が変わった

僕が若返る運命ならば
視線と言葉の色は違って

僕が若返る運命ならば
最期には ....
海辺からながい
ながい電車
雨降る町まで
ながい電車
時計が山ほど積んである
ながいながいながい電車

火の山越えて
ながい電車
虹を泳いで
ながい電車
どんな駅とも ....
廃墟の街に静かに降り積もる
白を見ていた
痛いほど乾いた空に輝く
白を見ていた
歩く度に重く足を取られる
白を見ていた
風が吹く度に頬を叩きつける
白を見ていた

君の睫毛に降りかか ....
 言葉にとりつかれているようだが、
 言葉は魔法では無いよ。

 先生があなたを殺すために体に埋めた
 いろんな言葉を信じてはいけないよ。

 何かを正当化するために増え続ける病気の名 ....
手を触れると壊してしまいそうな
しなやかな身体を愛撫して

顔を覗き込むと射ぬかれてしまう
艶やかな瞳を見つめて

丸くて
少しふくらんで
柔らかい

きつく身体を抱くと拒絶する君 ....
私の口から吐き出された
原色の雲が、
部屋の中を漂っている
これは煙ではないのである
その証拠に
部屋の中には雨が降っている
これは涙ではないのである
その証拠に
私は悲しくなんてない ....
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入されていっている

寒さが心地よくて

人がいないレンタカーの駐車場で

背中にはホテルが立っていて

みずたまりに反射してい ....
ホワイトデーの3日前 
クッキー屋の前に立ち 
義理チョコレートのお返しばかり 
虚ろな瞳で探してる 
もの欲しそうな、男がひとり。 

若い女の店員から 
硝子ケース越しに 
手渡さ ....
何度も修理して
乗ってきた自転車の
寿命がきた

鍵付きで放置しても
無くならないほど
錆びた車輪

届いた新しい自転車は
ピカピカと輝きを放ち
眩しくて目が痛い

古い自転車 ....
チェーン店のカレー屋で 
「グランドマザーカレー」
を食べていた 

自動ドアが開き 
ヘルパーさんに手を引かれた 
お婆さんが店に入り 
隣の席にゆっくり  
腰を下ろした 

 ....
ヘミングウェイじゃないけれど
何を見ても何かを思う
この街は体に毒だ


記憶の濁流に押し流されて
立ち尽くしたまま泣きそうになる
冷たい風が刺す中で
涙だけが生温かった

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
プラットーホーム・シアターA道化509/3/23 1:50
はなればなれに木屋 亞万0*09/3/23 1:44
繰り返される玉葱と匂い小川 葉509/3/23 1:34
夜霧のパピヨン ★atsuch...11*09/3/23 1:21
銀座線。009/3/23 0:24
小春日和梓ゆい1*09/3/23 0:18
はなればなれに小川 葉1*09/3/22 23:44
一流草野大悟0*09/3/22 23:15
さくら道青風009/3/22 22:54
人へ真紅009/3/22 22:46
入ったチアーヌ609/3/22 22:43
さくら柊 恵2*09/3/22 21:19
吐息1486 1...4*09/3/22 21:17
いろんな人がいるなかでいきる青風009/3/22 20:47
花の静寂1*09/3/22 20:21
目撃者こめ609/3/22 19:55
汝、遜りなさい。ペポパンプ3*09/3/22 18:59
綺麗な顔だねkomase...009/3/22 18:50
『水割り』あおい満月3*09/3/22 16:50
シンクロナス邦秋109/3/22 16:38
ながい電車ふたば209/3/22 16:23
209/3/22 15:07
少女のふたつのおっぱいへ。Ohatu009/3/22 13:18
My sweet Sunday相羽 柚希2*09/3/22 12:26
ツンデレサイケデリック結城 森士209/3/22 11:48
僕の精神は、いつもより高い、より深い世界に、ゆっくりと挿入さ ...satyri109/3/22 10:03
ステラおばさん 服部 剛509/3/22 8:46
自転車未完3*09/3/22 8:20
稲穂のこころ 服部 剛1109/3/22 8:18
時はただただなだらかにロリータ℃。1109/3/22 5:26

Home 戻る 最新へ 次へ
3814 3815 3816 3817 3818 3819 3820 3821 3822 3823 3824 3825 3826 3827 3828 3829 3830 3831 3832 3833 3834 3835 3836 3837 3838 3839 3840 3841 3842 3843 3844 3845 3846 3847 3848 3849 3850 3851 3852 3853 3854 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.91sec.