僕等はいつ死んだのだろう

今命有りこの世界でくらす

人間は実は一度しんでいる

母親の体内から生まれ

この世の中に産声を上げた瞬間に

その生命は一度死に

 ....
くぐもった橋の上に少女が立っている
その下にはあかやきいろのさかなたち
ゆめは彼女のもとにつどい
あすのよは雨の日にきめかなたに告げる
ふりむけば あの日の話さないあなたがいて
つ ....
夜の雨に濡れて
八重桜の花びらの
細いながれが
夜を
夢のように
匂い
艶めかせる
雨音だけの
柔らかな夜を
低く
漂う
花びらの春を
雨に濡れて
見送る
突き抜けた青天から目をそらし
振り返ってしまうことがためらわれ
気付かなかったことにした

水滴ひとつ浮かばない箱を抱えて
所在を見つけようともしなかった
抜けた羽毛を一枚入れて
ふたを ....
よく懐いていた
私の魚
ひとつ ふたつ

朝が夜に被さるときの
ゆらり
揺れる空気に気付いて
泳ぎに出掛けました 

 (吸って) (吐く)
繰り返して
 (吸って) (吐く ....
夢 ゆめ 嘘を抱いては

歩ける人はカモメで 歩けない人はアヒル
軌跡をみつけてね

夜の夢の不思議 有り得ない事ばかり
馬鹿にしないで


傷付けて 美しくなる純


孤独は ....
僕にはあなたしかいないんだよ

まん丸に見開いた目で
まっすぐに私を見つめる
から

途端におとといの夜のことを後悔する


そうだね

きみには私しかいないもんね

きみに ....
優しさを貰うと
優しくなれる。
愛を受け育つ
愛を与える毎日。

感動すると
行動が産まれる。
優しくされると
元気が出る。

優しくされると
やる気が出る。
優しくされると
 ....
老女を乗せた車椅子は
無人の公園に着きました
車椅子を押していた少女は
少しかがみ込んで老女の耳元で
おばあさん
あれが炊き出しです
羨ましいです
いいものが見れて
老女は目をしばたた ....
切ない夜を波濤の数だけこえて
やおら滅びゆく貌(かたち)のように虚しく、
何処までも果てのない君とともに
歌うべき僕たちの言葉が見つからない

伏せた漆黒の虚しさは朝日を浴びて
いつしか濡 ....
目を凝らせば
ほら
どこにだって
青空は
蝶の羽根のようにひらひらと
舞っているし、
掌にすっぽりと納まる
幸せの尻も
なんだか春めいて
キェルケゴールを足蹴にしている


 ....
みみずくは
夜には水をやったりして
四月早咲きの月見草たちをかわいがっていました。

みずくみみみずく。
あのひとたちに感謝しよう

言葉を紡いで伝えよう

強い風が吹いて

髪が抜け 皮が剥け 肉がはがれ 骨が風化し

紡いだ糸がほつれだし

いつか無色になったなら

みんなで笑 ....
もうずいぶんとむかし

あなたはたしか
「砂漠のなかで金の粒をさがすようね」と言った
僕はそれはちょっと違うんじゃないかと言いそこねた

きれいな空をそのままうつしたような海の
ちょうど ....
メモ
あまり記憶がないので
自分の子供時代の話を母から聞く
3つで小児喘息がはじまったのであまりスポーツに熱中した覚えが無い
水泳とクラシックバレエをやっていた
小学校に上がる前から本読みだ ....
夏の日が薄紫色に
透けて近いので
君になにかを書きます

花が開いては
落ち
黒い道路を汚しては
それをふまないよう
ふまないよう
すこし飛ぶように
歩き

振り向いたなら
 ....
糊の効いた藍染めをくぐり抜けると
石鹸の香りがいらっしゃいませと迎えてくれる

散歩の途中でみつけたお風呂屋さん
モクレンの香りに誘われて迷い込んだ小路
朝夕通っている駅前通りとはさほど離れ ....
そう


あの時は


お互いが信じられなくて終わった


今までに無いくらいの惨劇だ


お互い不満をぶちまけ


当たり散らして


最後にぶつけたのは

 ....
ピリオドの
打ち方を
忘れてしまったので
いつまでも
終われない
今日

ピリオドを打つと
世界は
彼方の青空に
後退する
いくつもの今日が
重なり合い
いくつもの昨日
と ....
               090420

じっくりことことと
煮詰めるのですと
テレビの中の先生が
無感動に説明しています
感動するのはアシスタント役の
アナウンサー
お客さんの聴 ....
存在するものすべてが、くだらなすぎて、わらいなき。する。

はやく、はやく、にんげんやめたい。

と、そのまえに、詩人となのるやつらを、滅ぼしたい。
僕らは寂しさを持ち寄って

暮らし始めた

未熟さと純粋さと

思いやりのフリした弱さ

失うのが怖くて

我慢し過ぎたんだね

大好きだったはずなのに

なんで傷つけ ....
オトナ達が装備している
色無しのココロは
時には茹だるように暴れてみせる


荒んだカラダの中で
足掻く心臓とせめぎあうように
かたかた、かたかたと
硝子玉の冷たい音が落ち ....
自由を求める甚だしさ
孤独という精神の美しさ
鎖をばらまきながら
空中を漂う ツバメの少女

こどもは耳をすませた
世界のはしっこを目指して
願望だけで胸いっぱい
涙のような雨
羊の ....
世界が滅びてしまえばいいと思ったことがあります
みんな死んでしまえばいいと思ったことがあります
その後の話なんて知りません
思ってみたりみなかったりですから
エゴイズムのエゴイズムですから
 ....
銀色のトラップが巡らされた森の中
ラピスラズリが妖しく光を放つと
遠吠えするサボテンやおしっこ臭いキャベツ人形たちが
深い眠りから目覚める
           *
レムの端っこで危なげなア ....
口笛先生の音色に大地は歓喜した
木の葉はトリプルアクセルを見事に決めて
自転車たちがウェーブした


晴れのち曇り、曇りのち雨、雨のち晴れ
口笛先生の前でそんなものは関係ない
笑えないジ ....
   「あらすじ」  作 (ボク)


  何をやっても 
  ダメな(ボク)は 部屋の大掃除をする
  すると 引き出しの隅から ふでばこが出てきて
  中から  ....
{引用=
人体なんてものは
ただの
いっぽんの管と
つめたい椅子の上

炭水化物や窒素や湯が沸するのを待つ七分間や
この壱拾円玉やアイベツリクや若年性痴呆や
通過してく、それぞれの…… ....
「この都で捕えたツバメ
を掌の中に隠す
いらだたしい感覚と暑さを忘れる
放ったつもりが 手元からポトリと落ちた
死骸だった
と、かたわらの老婆が笑う」
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
僕は一度死ぬことにしました。こめ809/4/21 22:13
そんざいしないRe.009/4/21 21:48
夜の体温フクスケ209/4/21 21:36
祈ることで許されると思っていたあ。25*09/4/21 21:35
めめ逃走佐藤真夏309/4/21 20:45
蝋燭蝶澤1*09/4/21 19:28
くりかえすゆでたまご109/4/21 19:24
「誰より好きなのに」ペポパンプ11*09/4/21 14:10
プリンセスタキダシサトタロ2*09/4/21 1:59
渚のリフレインatsuch...17*09/4/21 1:51
蝶の羽根なかの青空草野大悟309/4/21 1:14
焚き火の友の物語小池房枝6*09/4/21 1:09
仲間に贈る歌短角牛009/4/21 1:08
「やさしい唄をきかせてください」ベンジャミン12*09/4/21 0:43
未刊モリマサ公809/4/20 23:39
すべて取り違えてみた声と体水町綜助10*09/4/20 23:30
ぷかり恋月 ぴの33*09/4/20 22:23
過去伽茶2*09/4/20 21:54
終れない今日フクスケ009/4/20 21:53
耳寄りな話あおば9*09/4/20 21:48
これは作品じゃなくて独り言なのでとっとと削除するが良い。太郎本人209/4/20 21:26
未熟柊 恵3*09/4/20 21:24
釣りあげるほしのみくず209/4/20 21:12
夕闇のやわらかさ蝶澤109/4/20 20:53
史上最低最弱の讃歌中原 那由多209/4/20 20:41
Day Dream(白昼夢)渡 ひろこ11+*09/4/20 20:27
口笛先生中原 那由多109/4/20 19:55
鉛筆くん、、ヨルノテガム2*09/4/20 19:24
産 道亜久津歩3*09/4/20 18:57
(仮題のままの数編と決定された一編)ある都へ ⅳ[group]非在の虹209/4/20 18:41

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