雲居の空をも染め尽くす

薄紅に酔う{ルビ桜人=さくらびと}

天与の美を{ルビ愛=め}で わが世の春と

思い違いの浮世を謳歌


浮かれ騒ぎの脇を抜け

{ルビ遠=おち}の ....
川を見て我思う
その源の遠さを

時を隔てゝ巡り会う偶然と
この足で立つ大地の必然
水面の耀きは一瞬たりともとゞまらず
似て非なる形を繰り返す

遠くの雨の記憶
人々が流す汗や涙の記 ....
 
 心には
 降りしきる夜のイメージ
 いつものことだけど

 黄色い笑い声
 まだなお きみは白く やわらかく
 ぼくには 敵いそうにはない

  
 散らかった部屋が語ってい ....
旅は最高の女である
何人もの女を旅してきた男もいるが
俺はいくつもの旅を女にしてきた
旅人が新幹線に乗るのは間違っている
旅はゆっくりいくから楽しいのである
普通列車の車窓から眺め ....
冬鳥の啼く声も掠れ
野火煙る薄闇に
遠い鐘の音とともに
虚ろに舞う、
まばゆい欠片たち

山颪(おろし)の風に攫われる
か細い梢の一瞬の落花、
土に眠る豊かな彩りと
ひややかな水の命 ....
心がザワついて言葉にならない
ノイズ
情動はまだカタチにならなくて

いやカタチにすると
自分が惨めになりそうだから
カタチにしないのかもしれない無意識に

思わぬ出会い
僕は少し離 ....
春眠の枕もとに 暁は詩を覚えず

花はいよいよ爛漫 
スモモの愛らしさ 
ライラックの芳しさ

春風の便りが運んできた
あの人に恋人ができたみたい

女ざかりの湖に
三日月をぷかぷ ....
消防学校の倉庫に
翼を外したタイガー・モス機が
あったね
あれで飛ぼうよ
元どおりに組み立てて
ジプシー・エンジン廻して
最高のお天気の朝に


最大視程のはじまりに立って
グラン ....
みさいる
飛んでく
どこまでも

みさいる
飛んでく
いつまでも

爆発なんて
忘れたよ

墜落なんて
知らないよ

みさいる
飛んでく
いくらでも

みさいる ....
信頼は財産だ
黙っていても
信じてくれる。
助けてくれる。

涙は川に流れ
貴方は図太くなった。
不純になると
強くなる。

ガラス細工を
壊さないで
鋼鉄には
なれないから ....
黒は一才
生温かい
混沌
の中で
暗闇
の綻びを
手繰り寄せる

青は二才
ヒモつきの
自由
の底で
意識
は成層圏を
突き破る

黄は三才
幸せな
惰性
の ....
午後、雪がちらついたので
積もらないと知りながら
見知らぬ人の痛みと
繋がりはじめる
指先ならばよかったけれど
溶け合うようになじんで
本当の痛みなど
知りもしないのに
まるで火を潜り ....
間違えずにきているのだろうか
なんて
正解を気にしている

所詮くだらないなんて
どうでもよくなっている

いとしいと大好きと
一緒にいたなら
しあわせなの、なんて

しあわせの ....
この野郎、ピンポンダッシュしたろかな

マンションだと言われればそんな気もするアパートの角部屋
レースのカーテン越しに人の気配が行ったり来たり
どうやら生きてることは間違い無さそうだけど

 ....
足の方から冷たくなっているように 
もう一人が羽を乾かさない

煙か瞳か開いたままを揺さぶって
片言のこのおにしかぶれないのなら
固まる前にまだして切って

足先から冷たくなっているよう ....
顔のぼやけた数人を認めないことで
自分の価値をあげようとしてる

仮面ばかりが豪奢になったこの星で
どうして素顔を人に受け入れてもらえるなんて

思うの。


 君がつむいだ言葉と嘘 ....
 校庭にあるバス停。しまった。韻を踏んでしまった。さっきから余計なものまで踏んでいる。タイムロスだ。燃やすか避けたほうが速い。けど校庭にバス停がある学校は確かに存在する。サッカーゴールの向かい合ってる .... 計算ずくで来てよ
営業かけて来てよ
そのほうがスキよ

昔の歌を焼き直したみたい
でもちょっと違うのね
たぶんすごくスキになっちゃうけど
溺れない自信はあるかもしれない
から

胸 ....
呼吸は細く、長く
ゆっくりと繰り返す

名前もないような草がざくざくとしげり
時折ぽつぽつと色が見える
それは例えば蓮華草であったり
ぽこぽことしたシロツメクサであったり
小さく眩しい菜 ....
神に捧げる慰めの唄
悪魔がつかさどる哀しみの歌
天使が身にまとう憐れみの唱
地球が歌う亡びの詩

そしてせかいはうたでみちて

君の声が聴こえない
恋歌に憧れていた僕は
物語に紛れ込みたかった

ある日、ふと気付く
僕は目になりたいのだ
彼らを眺め続ける透明な視点

春が来て
僕はあなたに恋をした
立っているだけで精一杯
好き ....
うたいましょう
レモネードのためのレモンを切って
おおきめの翼はえて
少し痛いから

目をふさぎましょう
朝のひかりは
あんまりまぶしすぎるから
おさげに結った髪はねて

バゲット ....
いま 窓の向こう バスが通り過ぎた
家の近くの停留所
僕の乗ったことのないバス
バスは走っていく
静かな夜の街路に
大きなエンジン音を響かせて
十字路を真っすぐに横切り
マンションの四角 ....
人は道を歩みながら
その道を選んでいく

人は道を歩みながら
その道を固めていく

人は道を歩みながら
その道を狭めていく

人は道を歩みながら
その道の果てを臨む
 
朝、
昨日から引き継いだ生まれたままの私が更新する
貪欲に蝕まれた薄いオブラートを剥しながら
ぬらぬらと光る透明な体液を余すところなく全身に浴びながら
 
 
太陽に焼き付くされたの ....
音楽のことを考える時歌を歌いたい。
歌を歌うと何かができる。
CDショップで音楽を買いたくなる。
歌を歌うと音楽の大切さについてわかる。
歌を歌うことは大切だ。
歌を歌うと面白いことがわかる ....
鮮やかな 情景を描く若者は

何も言わずに そっと耳を貸してくれた

この 年老いた私の言うことを

一言も 漏らさずに


腐敗した 私の考えと 行動に

悔いて 病んで 自分 ....
新天地
不安を抑え
前を向く
いつか
私の街になるまで
 ティーカップを傾けながら

 竹内まりあ

  彼からの電話が嬉しくないの



 自販機を前にして

 この俺

  ここで缶コーヒーを買うと電車代足りひんなぁ

 ....
 海は
 夜

 波打ち際の湿った海岸線をゆっくり
 舐めるように人類に拝聴できない声で
 泣いているのだという

 壁の向こうから聞こえる
 小さな隙間風の音も
 向こうで誰か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
叙景〜花海棠〜朱雀0*09/4/1 1:02
川の源遊羽3*09/4/1 0:53
春酔い山崎 風雅509/4/1 0:17
新守山ダダマ109/3/31 23:38
雲肌の襖 ★atsuch...15*09/3/31 23:35
情動/ノイズ/嫌悪kauzak6*09/3/31 23:30
花のエイプリルフール楽恵1*09/3/31 22:33
創書日和【透】 スカイ・キッド[group]大村 浩一8*09/3/31 22:33
みさいる楢山孝介2+09/3/31 22:18
ハリガネ入りのガラス窓ペポパンプ6*09/3/31 22:10
青二才nonya10*09/3/31 22:05
(無題)[group]キキ5*09/3/31 22:05
なんて幸せひとあめ309/3/31 21:40
ピンポンダッシュは二度ベルを鳴らす恋月 ぴの22*09/3/31 21:18
十二支蝶009/3/31 19:56
今宵はあなたの舞踏会水島芳野509/3/31 19:35
超真理男兄弟[場面1−3][group]国産和風モモ...009/3/31 18:44
営業大好きチアーヌ209/3/31 18:42
春を呼吸するあ。4*09/3/31 16:47
そしてせかいはうたでみちて花音309/3/31 16:28
恋詩木木屋 亞万4*09/3/31 15:28
生きるのですふるる8*09/3/31 14:53
バスが通り過ぎた北野つづみ409/3/31 13:04
あゆみ邦秋2*09/3/31 10:59
Waltzゆるこ109/3/31 9:21
音楽の夢。寝る話。209/3/31 7:24
モノトーン薬堂氷太3*09/3/31 7:23
始動未完1*09/3/31 6:59
どんぐり山崎 風雅209/3/31 6:13
一人の夜doon209/3/31 6:11

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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