意味の無い
存在証明を繰り返した心は
誰も気づいてくれないという
被害妄想に犯されて
音をたてて、崩れました。
だからね、
僕の存在を唯一知る君と
この世の何よりも
密着するこ ....
葉っぱは季節をたとえません
すうふうと風にもつれません
声がでない
見たこともない町並みや
笑ってばかりの声色に
ない交ぜにされて
先に歩いてていいですよ
追いつくつもり ....
青空が、うかんで消えた吐息の記念に
ぼくは、ヴァーミリオンのツツジを植えた。
妻は、ヴァーミリオンが大好きなおんなだけれど
それを見て黙ってしまった。
妻の魅力的な尻のほんの一部にオム ....
090423
懐中時計をポケットにしまう
ジーパンのポケットにしまう
海の中には
海坊主がいて
溺れた人を
丸呑みにするのだと
笑いながら時計を見て ....
友と杯を交し
日々の想いを
語らう夜に
酔いどれて独り
家路を辿る
夜の道すがら
何ヶ月も同じ場所に坐り
路傍の石と化した
家無き人の
汚 ....
{引用=
明日生まれる予定です
あなたが生まれる予定です
わたしも生まれる予定です
多分息する予定です
胎内は塩辛くどうにもこうにもいけません
早々、外に出られるわけでもないの ....
詩なんか
書かなきゃいいのに
また携帯カチャカチャ鳴らしてる
疲れてるし
変にお腹痛いし
ストレスだらけで何も出来ない私は
やっぱりカチャカ ....
私は女ですから、髭を剃るようなことは一生ないものだと思っていました
私はいま髭剃りを手にしているのですよ
少女の私が聞けば目を引ん剥いていることでしょう
何でも機械化する時代ですから
剃刀の刃 ....
スアードは美しい娘
両親もかわいがる一人娘
だから なにひとつ不自由はない
一人の若者がスアードに首ったけ
「もし 君が死んでも教えないで そうと知ったら 僕も死ぬから」
....
今日は近くの古い喫茶店に出向いて知らない人を見つめた
あたり でてこない
壁のないところは怖い 怖いでしょう
もう家に帰りなさい
同じ人にはもう会いたくない
線を延長したくないっていってる
....
赦してくれる君の そんな君のまなざしに
ただ ボクの昔話を
触れれば 溶かしてしまえば 切り刻まれる
決して誇らしくはないけど それでも ボクの真実
たとえば十年の昔 ボクには
君で ....
寄生虫が
法律について
語っている
「言語と法律
お金と資本主義について」
寄生虫が
法律について
語っている
「結婚とは何か
離婚とは何か
女性の自 ....
きみの左胸をすりぬける
すこし気の早い夏のあらし
ぼくは痛んだ胸をうけいれて
ポエティックな名前をつける
風が強すぎるから
騒がしい街が
まるでおだやかな森 ....
ねぇ
あんた
まさか煙草なんか吸ってないよね
まだ若かった僕は黙り込んだ
あたしと煙草
どっちを選ぶの?
まだ若かった僕は
次の日
彼女 ....
あれは昨日のことのよう
どのくらい
待っていたのだろう
分からなくなるくらい
来るのを
待っていた
人の流れが
何度も
通り過ぎた
流されように
君はより遠ざかる
今という現在と ....
介護疲れの自殺
心が痛い
助けてやりたい
心が優しい
デイサービス
老健
ショートステイ
家政婦
アドバイス
したかった。
真面目な性格、
我慢の女だった。
ぽん、ぽろりん
転がるように軽く、軽く
錆びた鉄に水玉が落ちる
実体のない柔らかさが
しめやかな心に吸い込まれて
弾けて、溶けて
胸の奥をへそにむか ....
震源地も定かではない
取るに足らない心の揺らぎを
マイナス思考回路で増幅させ
大津波が来ると身体じゅうに触れ回る
さっそく駆け出していく
おっちょこちょいの鼓動と呼吸
長期休暇をと ....
通勤途中
いつもの道を歩いていると木のいい香りがした
煙草に火をつけた瞬間消えて
ああもったいない事をした・・・
きみに話したいと思った
そんな事を思いながら歩き続ける
今 ....
つもりにつもる
ぶうたれた
日日に
ひとのひとたる日日でもって
かたりかける風があった
くちうつしに
みるみるふきこまれた
ひとつのおくられた風は
ぶうぶうたれる
日日を臓腑を
....
朝目覚めた蝶は
自分の羽根を見ない
ただ羽ばたくだけ
華麗な花々
つるつるした葉っぱ
きれいな雨水
存在をしたい
羽音が聞こえる
なんてきれいな蝶だろ ....
どこかで焚火が燃えている
誰もいないのに火の粉が爆ぜる
その色を知る事が出来ただろうか
その熱を感じる事が出来ただろうか
{引用=今しがた誰が手折ったのだろう
一輪の薔薇が土にまみれ ....
夕暮れ
橙
さびしんぼう
だあれもいない公園で
影踏み
かけっこ
かくれんぼう
風といっしょに遊ぼうよ
いつも泣いてる
あの子とふたり
遊びにおいで
またおいで
....
映画館の右にある本屋に行く。
右にある本屋では哲学の本がたくさん売っている。
僕は文学の本が好きなので小説家について研究した本を買った。
文学を研究することは小説を書く時役に立つ。
映画につい ....
水に触れると
懐かしくて
飛び込みたくなるけれど
息が出来ないから
死んでしまったあの人や
まだ生まれていないその人は
水の向こうにいるのだろう
何度も水に触れると
く ....
いくつかの記憶をつくりました
ありんこが 角砂糖にむらがる姿を
思い出せなくなるくらい
東京に染まって
人を傷つけたり
いろいろ。
正直な話をしよう
自分さえ、幸せならそれでよか ....
ふきっさらしのこころ
きみのしろいからだ
ぼくをとおせんぼする
珈琲にさそってみる
いたいけなオスになる
みんなのしあわせを
かんがえる立場なのに
新緑は幽霊 ....
この世に、永遠など無いと
君は言う
すべてに
終わりがあるというなら
その時まで
君の側にいさせてくれないか
終わりの先にある永遠を
僕が、必ず
見つけるから
毒舌とか
滑舌とか
ここは百舌のフォーラム
あちこちに
トカゲやらカエルやら
ひからびた速贄がいっぱい
縄張りの主張というわけでもないんだよね
なんのための串刺しなんだか
いざ ....
新緑は青くないんだ
白みがかった黄緑色の葉がゆらゆら揺れる
先にみつけた甘い香り
見渡した先に踊る藤の花
とうの昔に忘れた記憶
変に染み付いた幸せの感 ....
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