僕の 微熱
少しだけ 上がった 体温を
冷ます風が ゆっくりと
夕暮れを
つれてくる
もう
少しだけ 遠い
昔になった 君
僕の 前 ....
ヨギル記憶とフルエル手
儚すぎて悲しいかな。
そうじゃなくちゃ生きていけなかった。
ただそれだけのこと。
そこに私の意志があるかの違い。
過ちをみとめられても認められない ....
ふざけんなも昨日まで
俺の頭腐ったくさい
振りまくってた手も
呆けているだけで ダレてるだけで
誰も彼も今のうち 楽しい自己愛で砂の城作ってる
俺も今がやり時だって
ニヤニヤ笑う 冷え ....
おまえの
細く白い身体が
夏の日差しに消えてしまうようで
俺は
泣いてしまいそうだ
生きたいよ
本当は叫びたくて
溢れる涙に
託したくてでも幼くて
愛しているよ
本当は伝えたくて
いつか泣き止んだら
笑って言えるかな?
独りきりの夜が多過ぎて
夢の中のキミに ....
剥落し俺のサステインは人見知りで
-------------- -------投擲す謎のループは憔悴しきりで
目に映えしサイナスは白濁し揺れ動く
------------- ------ ....
元々
私はワタシという
貴方はアナタという
混じり得ない表層
どうでもいいような
どうしようもないような
有象無象に惑わされるくらいなら
纏わりつくような煩わしさに浸かった日 ....
梅雨にうたれながら
名のない暗い橋を渡る
向こう側に行きたい訳でもなく
ただ
濁り始めた広い流れを
見たいため
曖昧に濡れてけむる
遠景を見ようとして
俯瞰ではなく
流れる川の音と
....
パン屋のお嬢さんが
背中をさする手つきで
生地をのばすものだから
もう 薬は要りません
開けては 閉める
逃げ道を塞ぐ
冷えて固まったガラス
透き通る壁の中
発酵したい、ね
....
友達に今度
デートするんだって?
あの子の事が好きなの?
そんなの言えるわけないよ!
どうでしょうね?!
と言ったら、遊びなの?
と言われてしまった。
ご想像におまかせします。
と ....
真っ暗な部屋の中
東に傾く月
かつては私にくっきりとした影を与えてくれたのに
今となっては嗚呼遠く
星座のシャンデリアが揺らぐと歌ったあの日は
こんなに遠い過去だったのかと見上げて思う
....
減給。
幸いリストラにはかからないが、
急な 金銭の変化に
金縛りにあったように
思考が停止する
二人だったときと違う
育ち盛りもいる
5人と2匹の大所帯だ
食欲はなくなり ....
北極星が動かないのは
何故だろうかと考えている頃
地球は静かに回転している
北極星が動かないのは
地軸の延長上にあるからだと気づいた頃
地球はやはり静かに回転している
動いて見える ....
そよそよと緑
つめたーい黒
心地よい青
じゅるっと甘い赤
走り回る黄
かぶと虫の茶色
たくさんの色
夏という字が
憂鬱の憂の字に見えてしょうがなかった
僕にとって夏はまさに憂鬱の季節だった
小・中・高と、ずっと水泳の授業が嫌だった
僕は無類のかなづちなのだ
小学校の時、テストで無理矢理25 ....
いろんな
ガシガシに組みあわさった
知恵のわが
眼のまえにあるけど
なげだすわけじゃなくて
くぐると
自分を打ちつけないで
すむよ
そそろ、そろろ
水分のとんでしなびた
レ ....
やまいも、そばつゆ、こおり
山芋、蕎麦つゆ、おつゆ、小売
鳥が鳴きますよ。チイーチイーチー地位
俺は鼻血がたくさんついたティッシュを丸めながら
鼻自我、鼻自我、と呟く
「左へ曲がりま ....
こないよ
こないよ
このまま
こないひとになるのかな
って
ぶつぶつ頭蓋骨の中でつぶやきながら
階段を下り
上り電車の風を見送る
制服の女の子が柱によりかかって
携帯を耳にあてる ....
フィドルの音に気付く
まぶたが開かないので
夢か現実かは自信ない
つま先が湿っているし
酒のことを考えてみた
急に悲しくなってしまう
大声で怒鳴りたいぐらい
私は一生懸命だったの ....
夏が始まる。普通の出だしだと、落語で言う枕と呼ばれるところだと、夏が終わる、なんてぇひとさまはよく話を切り出すもんですが、みたいな感じで始まるんだろうけど、残念ながら始まるのは話、そして夏、さらには上 ....
春の夜はいくらか気持ちがいい
ほのかに寒いところがいい
こうして一人でいるのは寂しいけれど
一本のタバコが忘れさせてくれる
落ち着く空気にまばらな光を数え
スモッグで見 ....
寂しいという感情は大切にしたい
人間臭いから
けど心細かったり
悲しくなるのは
やっぱり慣れない
誰かに抱かれたくて
誰かに慰められたくて
それでも孤独な僕がいる
....
何ら変わらずの日常で
朝日が落ちれば会いに行く
明かりが付いた暗い部屋
いつもの笑顔がまた見れる
そうしてPC見つめてた
何回やったかわからない
同じ笑顔を何度も見てた
繰り返し同 ....
蒼茫の光海
耳を欹てる
束帯の衣擦れの音
冠の梳毛
周りは、
相貌さえも不確かな群れ
過去の粗相など
我知らず
塊り
いつまでも騒めく
どこまでも
糟粕を ....
笑っているあの子
黙りこんでいる私
怒っているお姉さん
笑顔がいいね
一番だねとあなたはふつーにいう。
でも笑顔をつくるまでの間
私はどれだけ苦労するだろうか?
笑顔 ....
海辺を散歩して
耳を拾う
かつて貝殻と呼ばれた
それを耳に当てて音を聞く
波の音が消える
大きなその音が消える
代わりに
もっと大きな
大きな音が聞こえてくる
何 ....
生きた化石は大人気だ
ずいぶんと大勢の人が生きた化石好きに見える
古代魚も大人気だ
とにかく深海で/世界の片隅で
ひっそり生き延びてきたイメージがあるらしい
「今」は
いつでも騒が ....
私が死んでも同情してくれる人はいない。
こいつは病気だったんだから仕方ないで片付けられてしまうだろう。
思えばハタチ過ぎのころ友達とフランスへ行ったけ?
あの頃はこんな未来、誰が ....
あかやきいろや紫色の真空パック。
口に当てて押しながら息を吸い込むんだよ。
スポンと外れてこっちに来るよ。
奥のほう。
うまく噛めなくて喉の後ろでダンス。
噛んでもいいし、噛 ....
私とはひとつ違いだった
先生の評判を聞きつけて遠方から通ってくる
いわばミーハーな生徒さん同士
どちらからともなく話しかけると
すぐに古くからの友だちみたいに親しくなって
いわゆる「気の ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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