太った大陽に静かな音を飲ませる だが口がみつからない
その度に 下をみつめる
ただゆれる考えをつかんで落とすように生きている
その度に なぜか地球の裏側を思う
丸くなるかだ 溢れ出す跳びはねか ....
太った大陽に静かな音を飲ませる だが口がみつからないその度に 
下をみつめるただゆれる考えをつかんで落とすように生きている
その度に なぜか地球の裏側を思う丸くなるかだ 溢れ出す跳びはねかた
流 ....
わたしが最後にあの人を見たのは
タイのアユタヤでした
髪や髭はのび放題
肌は浅黒くなって
服も泥だらけでした
涙と鼻水でぐしゃぐしゃになりながら
あの人は象のケツに
VHSのデッキを押し ....
焼けた空には青が混じる
二足歩行の鳥たちは
飛べるはずもないと呟いた

月が遠くに行こうと誘う
さよならに満たない別れは
躊躇いがちに沈んでいった

千年経ってもまだ
千年経ってもま ....
ケヤキの細い枝が
少女の髪のよう
小さな若葉は髪飾り
ぬるんできた風で髪を洗う

ふりそそぐのは鳥の声
日差しはまだ弱く
スミレはまだつぼみ
ねえ、春だよ
君はもう起きた?

飛 ....
 
 
しまわれている
音がする
きっとそこは
水が流れている
遠いところ

私たちの
さかなたちが
静かに息継ぎしてる
幅も奥行きも
高さも失ってしまったのに

それ以外 ....
かすんだ空よ
教えてください
僕の魂の片割れは
一体どこにあるのでしょう

始まりはネットの海の上だった
人恋しく漂流していた僕に
あなたはメッセージをくれたね

一回り以上年上なの ....
胸にひっかき傷

葬式の写真は笑ってら

葬式の文脈で

それ消化されてゆく

おまえ歌うまいな

おまえもうまいよ

メシくいにいかね

胸にひっかき傷

葬式の写真 ....
 
ふわふわに笑いました。
雲のような
私の、一行目です
 
すこうしだけ
背伸びをしてみて
瞳には捉えた、はず
(たかい、たかい。おそらにあなた。みつけた)
 
うろこ雲
私に ....
かすかに
ひかり
あるく
浮かび沈むものを
なだめゆく道


座礁した船を残し
潮は干いてゆく
岩のような蝶のあつまり
分かれ解かれ 浪をたどる


冷め ....
滲んだ太陽に
土手までのびた茜色
わたしたちは 何に染められたんだろう


もしも、の空を眺めていた
鏡みたいに、
あるいは透明な


空は、夕暮れ
おしげもなく跳ねる、金魚にま ....
「死体はロッカーに入れないで下さい」

雑踏の中に立ち止まり、コインロッカーの注意書きを呟く。こっそりと。

東京の駅はなんとなく明るくて明らかに冷たい。



ふうん。        ....
深い河ほど静かに流れる

誰かこのざわめき消してくれないか

神さましか知らない孤独

そんなもの誰の支えになるというの

オレはろくでなしだから

大義名分もなくじぶん殺している ....
僕は螺旋階段に居る
僕は螺旋階段の位置を知らない
閉ざされた螺旋階段で
僕は閉ざした様に登っている
右手を壁に伝わせて
冷たい螺旋階段を登る
頂上に到達した時
螺旋階段の位置を知り
螺 ....
その横顔は
花びらのようでした

春風が、ふわり
いちまい
また、いちまいと
面影を其処此処に
舞い散らせます

花吹雪が、ゆるり
上になり
下になりながら
音階を柔らかく
 ....
しろくろはっきりしまうまのしま
しまうまのしまのわれているところ
それはももいろのおしり

しまうまのおしりには
しまうまのじんせいがしまわれている

くちからこうもんまでが
しまうま ....
空なんか眺めたり
欠伸の回数、よりも
溜め息が勝って
 
僕を狙う
カモメの数を数える
何百 何千と
 
敵ばかり増やして
 
 
上下に浮き沈み
エレベーターみたい
 
 ....
ひとり沈んでいく夜は
月明かりだけを呼び寄せて
鏡の私に背を向ける

それから

秒針の音を消すように
鼓動の音を消すように
そっと自分の肩を叩く

昔幼い私に母が
静かにそうし ....
戦後、日本の詩人が言葉にささげた努力のほとんどを、私たちは読むことができません。
図書館に行ってもあの高い本棚にふるえてしまい読むことができません。
インターネットですら例外ではありません。

 ....
朽ちた木屑のかさなりを
踏みふみ
つづら登る春の里山

行く先々を導くように
萌える山吹
ふとした足元に
大人しくうつむく
鈴蘭の白、きみどり
ひとつひとつの
光りの具合を確かめる ....
夢が現実になることは、そうそうないのだから心配いらない。
何より、こうして今、喋っているのだから
「死んじゃいないよ」と僕は言った。二日続けて
僕が死んだ夢を見て電話をくれた友人に。三日目の晩に ....
心臓が一度強く打った

だから僕は途方に暮れるわけにはいかない


僕の両の目が朝の日差しを捉えた

だから僕は今日を終えなければいけない



そう命を意味付けて
 ....
学校帰り毎日君と遅くまで

語り合った公園はもうすぐビルになるらしい

誰にも見られないでとそっとキスをした

あのガード下には車が走っていて

帰宅する友達の波を外して手を繋ぎ帰った静かな通りには
 ....
oh

oh  oh  oh…
長い雨が続いている
oh  oh  oh…
長い雨が続いている

こころのなかはどしゃぶりさ

oh  oh  oh…
長い雨が続いている
oh  ....
ここ数日の晴れ間が穏やか。
さんさんと陽光の降りそそぐ。

影を濃くするのは、私のみではなく、
炭酸がのどをシュワシュワと通りすぎる。
はて、宇宙の寒さは星の光を清らかにする

白い指先 ....
上から見下す人の縁

下から見上げ世界の平行線

コンパスが常に真実をさすなら

僕は磁石を取り出して狂い出す

離したりきったりくっつけたり

叩いたりもんだりくみたて ....
     タイカリー



小さな店の
タイカリー
わたしは、きっと
恋をしていた

その店の二階の窓からは
狭い通りを見渡せた
わたしはなんのかのと口実をつけて
デー ....
     貸金庫



   ああ
   いまひとつ
   勇気が足りない
   しかしやってみるしかないのだ
   無理矢理にでも
   自己に課してみなければ


 ....
奪うだけ奪っておいて
怖いだなんて

それは ないんじゃないの
バカみたい

臆病で逃げだしたい気持ち 抱えたまま
暗闇を突き進んで
ぼくたちやっぱり 間違いだった?

誰に聞いた ....
 
 
夕日が沈むと
真っ黒な紙を空にしきつめ
穴のたくさん開いた
空の向こうから
いろんな色の
ランプを照らしてる
私たちは
それが星であるかのように
夜空を見上げている

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
此方十二支蝶009/4/9 5:35
此方の間009/4/9 5:34
勝手に持ち出されたサトタロ1*09/4/9 2:45
re-volveくろね2*09/4/9 1:06
ふるる4*09/4/9 0:36
しまわれているところ小川 葉4*09/4/9 0:11
「春霞」広川 孝治109/4/8 23:33
まだ若い友よ吉岡ペペロ209/4/8 22:55
Diary琥霙ふうり5*09/4/8 22:20
ひとつ おくる木立 悟409/4/8 22:19
遥か さくら17*09/4/8 21:46
コインロッカー靜ト1*09/4/8 21:29
ディープリヴァー吉岡ペペロ809/4/8 21:12
螺旋階段蓮華009/4/8 21:07
桜の楽譜あ。11*09/4/8 20:53
しまわれているところ木屋 亞万1*09/4/8 19:27
疲れた魚琥霙ふうり1*09/4/8 18:25
ねむり靜ト2*09/4/8 18:15
詩を詩集の外に出してあげてくださいイダヅカマコ...3*09/4/8 18:13
花霞佐野権太19+*09/4/8 18:13
慰めの匂いプテラノドン1*09/4/8 18:07
「命瞬間」スガワラシン...0*09/4/8 17:58
懐時波のうたびと009/4/8 16:21
ohいのうえなお...109/4/8 16:05
光沢こしごえ8*09/4/8 14:49
笑うしかなかったこめ309/4/8 12:26
タイカリーふくだわらま...309/4/8 12:00
貸金庫109/4/8 11:43
おねがいウデラコウ1*09/4/8 9:11
夜空から、ありがとう小川 葉509/4/8 6:49

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