色褪せたシャツをきて

晴れた浜辺から 沖に ボートをこいだ


水面は

ゆるい上り坂

重たい白砂は

底にしずかに揺れるだけ


ぼくはウミネコに敬礼をし

ウミ ....
私は昔人魚だったのよ

全てが終わった後に彼女は言った

確かに
彼女の両足は
かかとから
太ももの後ろにかけて
大きく長い切り傷がある

王子様を捜しに2本の足を作って貰ったの ....
通り過ぎる町並み もう君は埋めた

君の意識はずっとずっと深い場所
深くてあたたかくて少し暗い場所

もう、いいんだよ

無理してまで笑わなくていいよ
辛いなら泣いて泣いて泣いて
ぼ ....
君が頭を撫でてくれるから


私は幸せに浸れる


浅い幸せ


どんどん沈んで


キラキラ揺れる水面の光を深海から眺めるんだ


君がボソボソっと何かを囁くから

 ....
ワードを開いたがカーソルがない
右クリック、右クリック
真っ白なのでマウスを叩きつける
「使わせろや」

ノートを引っ張り出す
ボールペンを滑らせても
色が出ない、
こすってみても
 ....
母は
美しい
緋色の指輪を持っていた


『緋恋の指輪』


14の時のことだ

母の化粧箱の中には
翡翠のブローチに
銀のイヤリング
真珠の髪飾りや
琥珀のネックレス
 ....
おさなごの手で目隠しされたみたいに
まだ薄白くぼんやりとした月は
うろこ雲のすき間から顔を少しだけ見せる

指で四角に切り取って覗き込んでみた
ぼくたちよりうんと長く生きたこの風景は
瑞々 ....
三日の休みの間
子どもじゃないから
会えなくても平気
平気な理由を
いくらでも創れるのが
大人
欲しいものが手に届く所にないと
怒ったり泣いたりするのが
惨めなだけ
君も
そうな ....
旅人は{ルビ叢=くさむら}に埋れて 
横たわり  
いちめんの空に 
浮雲の群を見ていた 

それぞれに{ルビ流離=さすら}う雲は 
違った形の膨らみで 
西から東へ流れゆく 

自 ....
逆流する流星は再生してゆく
人々の願いを拾い集めて
重力に抗うバベルのように
大気圏を抜けてゆく
徐々に大きくなるそれは
いずれはこの星の重力を超えて
つきぬけろ!つきぬけろ!
自殺願望 ....
湖の風の匂いの中で
岸辺の片葉の葦がそよいでいる
風の音に
遠ざかる面影よ
さようなら
閉じ込められたと
思ってるのは
自分の心
誰も
閉じ込めていない
雨なのであじさいを見に行きます
真水が空から降る星の
不思議を傘で受けとめながら{引用=でも七色の八仙花
お酒の雨ならあじさいの
ほろ酔い加減もわかるのに}開いた傘には雨粒の
直径ごとに音程 ....
ラプトルのプーさん
君の時代にはもう
ミツバチたちがいたかい?

はにかまないで
ハニカム
なんて甘やかな琥珀だろう

夏は味覚と言葉を集めた
葉笛、鳥笛、魚笛
ぴーぴーきゅーきゅ ....
知っていたさ
それがただ一つの郷愁なのだから
僕は僕 君は君
無言のままで遠くへ行こう
なによりも言葉は青く
虚の果てに月は落ちてく
さあ 透明な心をのせて
有人飛行はどこへ飛ばそう
 ....
婚姻するハツカネズミの
店先の行列を
にこにことながめている
クリーニング屋のむすめが

やわらかく透過する
窓辺の
病院の待合室で
おんなのこが
アン・ドゥ・トロワ、アン・ ....
森の奥深くさまよっていると
重なり合う枝の
青黒い梢の繁みの中から
ふと
神の視線を感じた
見上げる先に
二つの眼光炯炯として
高妙なる
大ふくろう

神でこそなかったが
 ....
今宵は日本酒と
いきましょうか?
ウニセン買ってこよう
イカナンもついでに

鮭とばは美味だ
チーズも美味い
ヤキトリもいける
〆はやっぱりラーメンだ

今日のお客は
印鑑すぐに ....
天気図の上に一本の線が描かれている
その上を歩いているのはきみだ
きみは日本列島を気軽に縦断してしまう

雨の日
きみは美しい声で語るのだ
温帯のこの土地に降る
雨のエネルギーについて
 ....
探偵の黒い傘を雨が濡らす
探偵の薄いコートを風が揺らす
探偵は心のアリバイについて考えている

立ち並ぶ街路樹 街灯
探偵は歩きながら考えている
そう 心はそのときそこには無かったはずだ
 ....
愛とは無常なるもの
だからこそ愛はすばらしい
無常だからこそまた出会い
出会い出会い出会い続ける
執着となる時 愛はその色を失い
愛だと思っていたものが実は愛ではなかったと
光 ....
http://www.youtube.com/watch?v=-60GpJlCaVA&feature=PlayList&p=3CF962AEA55E043B&index=65&playnext=3&p .... 牙が見えるわけでもなく
鍵爪が見えるわけでもなく
こっちを見ているわけでもない
全てはきっと私の妄想

見えないものがやたらとリアルで
見えるものすら覆い隠すほど
真っ黒によどんだ私の視 ....
真正面から向き合うための

度胸
余裕
強さ
誠実さ

諸々が足りないから


でも
角度があるから
見えるものもある

時には見えなくていいものまで
見えるときがある
 ....
行進するよ、おもちゃの兵隊は。
フェルトの軍服、爪楊枝のバヨネット。
木製のからだに口はないけれど、
スパンコールの勲章を求めて、行進するよ。

ファンファーレを吹くよ、フィーフィーと。
 ....
 暗い夜空の街のネオンの
 雪景色の
 雪の結晶のように立ちすくむ男の背中の
 迷いの
 朝まで眠れない夢の続きの音楽の
 重奏の響く街のネオンの仰ぐ
 舞台装置の ....
リストラに怯える
男の瞳は
輝きが
極端に少ない
冥王星
 *
不意に季節が変わった気がしたのは、強い陽射しのせいなのか

ピリピリと肌に刺す光束ねた空は昨日と別人の顔つきで
僕に微笑みかけて来た
昨日迄とは違い
灼熱を僅かにこめて笑いかけて来る

風 ....
さあその勃起チンポおさめ今チャック閉じよう
いっときの憂いを日々消化し
忘れたころチャンス到来
ほんじゃあそんときはもう
ディナーをいただけばいいじゃん

スープベースのにおい階段のへり、 ....
000バス停の森でちりぢりになった未かんのごかんが知りぎわをちぎ




だらしなさの溢れんとして
はりあわせの毎日の連続
松ばかり、が針葉する
_夜に呼吸

みし

何回も ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ウミネコ銀ラメ109/6/6 1:20
マーメイド蒸発王509/6/6 0:48
ハロー死神朽木 裕2*09/6/6 0:22
枕言伽茶309/6/5 23:47
するしかく、されるしかく木葉 揺3*09/6/5 23:41
緋恋の指輪[group]蒸発王4*09/6/5 23:17
地球の子どもあ。15*09/6/5 23:03
みじんこ蒼木りん309/6/5 22:36
ペネタの雲 服部 剛909/6/5 22:18
星に願いをxxxxxx...009/6/5 22:10
みずうみフクスケ009/6/5 20:47
閉じ込められた夏川ゆう109/6/5 20:27
踊るミクロラプトル/ファントム・オブ・フォトン海里209/6/5 20:17
踊るミクロラプトル/はちみつのビーず109/6/5 20:16
髪をかきあげて未来へ吉岡孝次109/6/5 20:10
波紋のように広がってゆくmizu K7*09/6/5 20:02
森の奥杉菜 晃5*09/6/5 19:27
今宵の月は...ペポパンプ6*09/6/5 18:31
六月[group]非在の虹309/6/5 18:27
探 偵塔野夏子1*09/6/5 18:21
愛の新世界七尾きよし109/6/5 17:38
自己マン恋愛日記です笑bpbuc9...309/6/5 16:55
原罪侵攻刑みっきゅん1*09/6/5 15:19
世の中を斜めからみてしまうのは009/6/5 14:55
おもちゃの兵隊瑠王1*09/6/5 13:10
明日も雪景色ねヨルノテガム4*09/6/5 13:02
リストラ夏川ゆう109/6/5 12:53
17才の君遊佐8*09/6/5 11:48
あれudegeu...1*09/6/5 10:43
バス停の森さわ田マヨネ1*09/6/5 9:58

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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