どこかの誰かが星の輝きを見て
くだらない 金にならない
だからくだらない?
気持ち良く風薫る季節には この髪を 宝物のように大切に
気持ち良く花咲く季節には この胸の傷口を ....
私は私
思い通りに行かない私
時々どこを歩いているのかさえ 分からなくなる
そして あの人にすがりつきたくてたまらなくなる
霧でさえぎられた明日
今日の一日も ....
「あたい映画家になるの!夢は大きく目指せ海外」
夢見て高校を飛び出した桂木さん
窓の外から走り出す桂木さんが見えた
野を越え
山を越え
たくさん街を通り過ぎ
野を越え
山を越え
....
白いコンクリートを塗りこめた10m四方くらいんとこに ゴルフボールでも入りそうな黒い穴を見つけて
思わずのぞきこんで ラ 胃の中がスックリしちゃってさ 覚えのない立ち眩みなんか したら? ....
なにもたべないひとになるのだと
きりさめのかえりみちに
わたしはおもう
くりかえされるはなしばかり
しんじてるから
しんじつをおきざりにして
わかりはしない
あまあし ....
花束をもらったのは
もう随分前のことだ
大きくて赤い
松明のような花そのあかりが
次第に痩せて暗くなっていくのが
寂しかった
怪我をして入院中
病室まで訪ねて
炎のような花束をくれ ....
こころが雨をほしがる紫陽花のころ
ぼくらは
ふたりで
紫陽花寺を訪ねる
鎌倉は
いつも変わらない佇まいで
うす水色のミストのなかに
ぼくらを包みこむ
こころが
かさかさに渇い ....
ただ思い出してほしくて
その腕を掴んだ
心の中にきらきらひかる世界があって、
その続きをあなたが話してくれるのをずと待っていた
けれども、あなたはそれを忘れてしまったから
わたしは暗 ....
夕ぐれ時に
快晴だった青空が
東へ押しやられているのを見つめる
ひとすじの雲が
分かちているようだ
逃れられないこの先と
とりこぼしてしまった出会いを
ひこうき雲 ....
{引用=(美しく生まれたかったと 思ったこともありました)
ある日
アゲハチョウが庭に迷い込んできて
羽を持って生まれてきた生き物は
そんなふうに飛ぶのが
当然なの ....
『貴方の背に咲く空を見る
目が痛いほどそれは青くて
目を瞑ったら雨が降る
塩辛くなどあるわけないでしょ
雨粒はとても甘いの
貴方に分けてあげたいの』
おまえは甘い ....
古い引き出しの中
小さな箱の中には
短くなっても
捨てられない
色鉛筆が潜んでいる
もう出番は
わずかしかないのに
正真正銘の色鉛筆が
そこにある
好きな色ばかりが
懐かしい
昔 ....
テツコの部屋で発生した台風が太平洋を北上している間
僕は書き損じた地図記号をひたすら地面に埋め続けている
そのわずかな等高線の隙間を魚色の快速列車が通過し
客車の窓から覗き込んでいるのは多 ....
地表を統べてゆくあきらめの色は
熱くもなく、冷たくもなく
まもなくすべての耳に入るだろう時
人は”仕方ない”と言う
熱くもなく、冷たくもなく
ただ”仕方ない”と言う
大好きだったあの子が、
私の知らない町で今日も笑ってることを願う
いつも遊んでたあいつが、
私の知ってる町で今日も格好だけでもファイティングポーズをとっていることを願う
好きで好きでし ....
良い事あれば良い事がある。
悪い事があれば良い事がある。
苦しみを共にすると
心の輪ができる。
尊敬しあう。
好きなら苦にならない。
とはいかないけれども
耐えられる。
人が好き。 ....
もう
必要のない
恋愛運
でも
気になってしまう
「気持ち悪い」 「おまえなんて死んでしまえばいいんだ」 「お前の葬式で俺は笑うよ」
そう言ってくれたらよかったのに
いえ、そんな言葉が欲しかった
いっそのこと引き裂いてくだされば…… ....
木漏れ陽は剥ぐ息、削ぐ息を幽囚するだけの意識を緩慢にした罪に問われ
もう吸うだけでよいでしよう、と諦め加減に{ルビ帷子=かたびら}着けて防御しやせんかと泥酔の果てに漸く宵越しの杯交わせば
カタカタ ....
潤いを忘れたグラス
壊れた時計とその向こうで刻一刻と沈みゆく太陽
空白を綴る日記、封をされたままの手紙
赤錆びに自由と風を奪われた風見鶏
扉を失ったアンティックの鍵
弾き ....
萌え、
の
奴らには判らない
のだ。
ホストを囲んでドンペリが最高だと信じている
煌くシャンパンタワーを前にした
派手やかに着飾った色カノ、
そして何を隠そう・・・・この俺だって
....
炎さえ
噴き出す不安定
焦がす空に
染め自らの質量を
封じ込め
人を演じ
理解を超えたものへ
答えを問い続ける
....
090610
小次郎が
きびすを返す
刀を片手に
さっさと歩く
抜刀して歩くのは
人の体力には余るのだと
今の人は言うかも知れない
今の ....
たたく
なぐる
うちあわせる
だ
だ
うちつける
こと
ば
激しくぶつかり合って
痛い
痛い
嫌だよ
だ
だ
うちつけて
たたきのめして
泣いて
わめ ....
今はもうだいぶ古びてしまったけど、
あなたが生まれてすぐの頃
お風呂に入れている写真がある。
頭の後ろを片手で支えて
おなかの上にはガーゼのハンカチ
ただ無心に 洗い残しのないようにと気 ....
なきつかれて
ふとみる
窓ごしのやわらかなひかり
見上げれば 曇天
あるひわたしは
さかだちしてることにきがついた
うまれたときからずっと
あたりまえだとおもっていた
さかだちをやめると
ちちもははもいもうとも
しらんぷりしてさっていく
しか ....
何で生きてるの
死ぬ意味がないからよ
マンホールをひっくりかえして重力に従いおっこちてる
今新しい話題についての知識が無く全くわらえないまま
あたたかな下水に浸っている俺の右肩からどぶねずみが斜めに
横切るのが最高にありがたくて涙が ....
騒ぎたてるのは
今世紀最大の大泥棒
月夜にのこるのは
二つの影と不気味な笑い声だけで
あとは宝がなくなっただけだった
ポーカーでの手札は
いつもロイヤルストレートフ ....
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