夢が 微睡んでいる
緑の葉陰ものうく揺れる
やわらかな午後を

その瞼を 胸もとを つまさきを
うすい風が吹きすぎる

夢は そうして 自らを
夢みている あえかに甘やかに
その夢の ....
 
ファミレスの床に
男の人が倒れていた
可愛そうだったので
メニューを見せてあげた
チキンドリア、とだけ言って
男の人は息絶えてしまった
警察やお店の人が忙しくしている間
僕はハンバ ....
幼い頃の嘘
明日への嘘
昨日の嘘
愛するがゆえの嘘
恐怖からでる嘘
反抗心からの嘘
プライドを守るための嘘
あなたへの嘘
自分への嘘
取り返しのつかない嘘
取り戻すための嘘
傷つ ....
浮いた光は気まぐれに運ばれているのか
それとも決まった順路を漂っているのか
ただ、示されたとおりに視線を動かす

乾きから守ろうとする瞳は水の膜を張り
鮮明だったはずのものがぼんやりにじむ
 ....
湿気と暑熱が凝り固まるジャングルの奥
そのはば広の葉の重なりを覗きたまえ
黒く蠢くものこそ無数の毛虫
黙々と食べ累々たる糞を垂れる

糞は山となりジャングルとなる
すなわちジャングルとは彼 ....
探す 私 居場所 時間
溶ける 誰か 消えた

私であったはずの私
もう私でない私

未来 明日 昨日 今日
時計 廻る 巡る 十三

不変 願う 偽り 真実

海 空 割れたら ....
ねぇ、知ってる?
あの空も
この言葉も
本当は何もかもパプリカなのよ
私の創り出した世界

(レプリカ、と言いたい?
な、なに言ってんのよっ
パプリカよ
決まってるぢゃないっ

 ....
旅するひとよ、空は
くるくる重低音を行き来して
雨の匂いさえも はなうたの
材料にしながら

「これからの僕を分けよう」
粒は汚れのない アリスの涙
少女は聞きわけよく
旅するひとに付 ....
シトシトとまとわりつく様な雨の中を歩いていました。

ボンヤリと考え事をしてドンヨリとしちゃったりしながら。

不意に後ろから、アンタ何なのよ!と女性の声が聞こえて振り向くと、

カッ ....
梅雨の中休み
夏に急かされることもなく
冷房の効いた部屋で
午睡に委ねようかと欠伸をする

いつもよりほんの数ニュートンだけ重力が大きくて
明日また雨雲が訪れたなら
雨粒の重みで紫陽花の ....
あなたを闇と見込んで何度もお願いしていた「言葉の代わりになって欲しい」迂闊だった
知らずにまばたきしていた(、乾いた根は空に向かって伸びるだとか)あなたが好んで身
につけるピンク色。

塗りつ ....
人参の切れっぱしは北の窓辺
日に日に伸びていくやわらかな葉は薄明かりの中で
光を もっと強い光を
その葉先で探しながら
窓の外を見つめた

細い白い根を水中に這わせて
オレンジ色は痩せて ....
切り削る弦月は
生温かい月明かり
星の角先が知らぬ間、円みを帯びている
 
願いを込めれば 
河瀬に
天の河の流れは淀み
瀞(とろ)に溜まった星たちが
あふれて
私(ここ)に落ちてく ....
草野球のグラウンドに照明が点る頃
まだ夕陽の漏れるまるい空に
すーっと二羽の鳥が舞いあがる
ただそれだけのことに見とれて
足を止めている 橋の上で

右手のバッグには夕飯の材料
左手のタ ....
見知らぬところで

ひとのこころは

てのひらを返したり

大人だからだまっていたり


六月が川面をぎらつかせている

ぼくは見つめている

なにかを吐き出したくなっている ....
 
 
つうきんちゅう
きれいなひとと
たくさんすれちがった

かえりみち
きれいなこいびとたちと
たくさんすれちがった

いちにちのうちに
こんなにたくさんの
こいがうまれて ....
紺碧の空はちぎれた

それが青い花になった

だからあなたは

空のしたの青しか信じなかった

あなたのそんなメルヘンを

まもりたいと思った

そう思った刹那から

痛み ....
こころが感じたことを日々記している
こころ・・・
こころとは不思議だ
こころは私じしんであったり
ひとの感情を取り込んだものであったり
まったくの空想であったり・・・

(私は日々をたし ....
人の結婚式なんて退屈だ
知らない花嫁さんに「きれいですね」と言い
何度も「あおめでとうございます」と言う
ほんとはちっとも そうは思わないのに
わたしは人の幸せなんて喜べない
なんて心のない ....
まちのすき間や
料理のかくし味や
音楽のうらがわに
そして、こころのどこかのしょっぱい海に
古ぼけた教室のような空間があって

気まぐれにドアがひらけば
そこには、
だいすきな人たちと ....
白いシャツに反射する

その眩しい光

瞼を閉じても

君の残像に支配される
隣の部屋のカップルは
毎晩遅くまで話をしている
笑い声がわたしのベットまで聞こえていて 眠れない
わたしは耳をすます

彼らがセックスをするとき
わたしは自分の恥部に手を当てて
そこから ....
あんたの手垢がついたギターが埃を被っとる
もう弾かんからな
だったらなんで
弦の買い置きを置いたままなんかな
だったらなんで
こんなにすぐ手の届くところにあるんかな

仕事を ....
どこからともなく詩が湧き出して止まらなくなるなんて嘘で
とびっきりの気持ちひとつあれば誰にでも
歌が作れるとかいうでたらめを
二十一世紀のあちこちで吹聴する迷惑な優しさ
日本語で叫ぶ臆面のなさ ....
 1

この話は
映像も感情も引き出しはしなくて
もしそうなってしまったなら
この話はなかったことにする

 2

あなたは
私達と呼ばれることを拒むので
私達ではない
私は
 ....
月曜日は布団とずっと仲良くしてたくて、
火曜日は何で生きているのか考えて、
水曜日はドラマに涙して、
木曜日は夜ご飯で笑顔になって、
金曜日はバイトの結果に緊張して、週末が楽しみで家に帰る。
 ....
僕の知らない過去と
わたしたちの未来に
長く伸びる辻占の影
いつもの帰り道には
いつも違う待ち人が
真っ赤な花を散らす
嘘つきなあなたの頬
なのに ぎこちない
まなざしは いつも
ほ ....
  ザザ、ザザ   ザザ、ザザ

調律には音叉の骨伝導のように
     拾い上げた貝殻を耳に充てながら願つた暁雲の下
ほんの数分でいいと思つた
     僕達に見合つた波形で鬩ぐ潮騒の漣音 ....
空へと放った愛の言葉は
今ごろどこにいるだろう

雨の向こう側から
しずくのひとつを
ふと、思う



空から盗んだあの日の苦みが
髪と夢から香るとき
海はきまって
凪 ....
無数の雨粒に包囲された
とある休日の午後
僕は僕の形をした部屋を
ひきずっての遊歩道

何度も傘をノックするのは
とあるお節介な日常
僕はミエミエの居留守を使って
知らんぷりの遊歩 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏に至る[group]塔野夏子4*09/6/19 18:10
手遊びたもつ909/6/19 17:41
瑠王2*09/6/19 17:21
ほたる追いあ。17*09/6/19 17:08
毛虫[group]非在の虹109/6/19 16:29
えいきゅうAKiHiC...109/6/19 16:12
ぱぷりか/ぱぷりこ佐野権太12*09/6/19 15:17
頬に旅唐草フウ6*09/6/19 15:13
時には紫陽花のようにBOOKEN...3*09/6/19 15:07
前をゆく人within409/6/19 15:06
鈴木まみどり009/6/19 14:03
水栽培照留 セレン209/6/19 11:36
「星受胎」(せいじゅたい)月乃助5*09/6/19 1:53
橋上kaeru209/6/19 1:37
見知らぬところで吉岡ペペロ609/6/19 1:27
こいのはて小川 葉109/6/19 0:39
青い花吉岡ペペロ209/6/19 0:33
109/6/19 0:31
けっこんしき2*09/6/18 23:36
再会jin209/6/18 23:06
Reflection亀井 花名209/6/18 22:47
夜のベランダ、マスターベーションとんぼ409/6/18 22:18
ギターなかがわひろ...609/6/18 21:27
吐き気がするのは深夜だからだ国産和風モモ...009/6/18 21:26
若原光彦ではありません若原光彦2*09/6/18 21:20
今週のわたしつゆ1*09/6/18 21:05
まなざしフクスケ209/6/18 21:04
「ザザ:漣音ハ狭隘ノ咽ビ〜奏デル潮騒ヲ探シテ」Leaf009/6/18 18:50
ぼくたちの空千波 一也3*09/6/18 18:30
雨の日と日曜日はnonya6*09/6/18 18:28

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