開頭された馬はすごすごと退場した
新しい馬が
それは別の色の馬で
蹄を打ち鳴らして
大都会の喧騒から逃れてきました
みたいな顔していた
そんな顔で佇んでいた
監督はサングラスの下の目頭を ....
僕が本を閉じたときに
誰かが新しい頁をめくるでしょう

僕がまぶたを伏せるときに
目覚める朝もあるでしょう

僕がこぶしを握るときに
手のひらを開いて母を求める
新しい命がきっとあるの ....
この世には

憶えることが多すぎる

虹の色の数 足す

闇の色の数ほどで

いいのかもしれない
瞳を閉じて
耳を塞いで
息を止めて


そして世界を遮断して

残った唇で君にサヨナラを
カミソリの刃の上に
そおっと指を滑らせて怪我をする
バランスが危ういと学んで
いつか大人になり髭を剃るようになる

洗面台の三面鏡の戸棚の奥の
戸棚の奥の薬の箱のワセリンの瓶
そもそもこ ....
聴いてる唄に、ノイズがはしったのは。

コンポのせい?

俺のせい?

星が、ゆらゆら、きらきら。

綺麗な星が見えるよ。



ねぇ。
オンブラ・マイ・フ

もしくは、ラルゴ

あたたかで気高い

それを聴くたびに深遠は近くに

だれも知らない場所で

だれもが繋がっている


かつてこれほど

安らいだ ....
あー喉の乾く、喉の乾く。ははは。 一点のみを見つめ
二つの羽根を拡げ
三角を描きながら
4℃の空を渡るの
 
 
父さんと
子吉川で釣りをしていた
海の近くだったので
時々川が逆に流れていた
時間は正しく流れてるのに
潮が満ちると川だけが
昔へ還っていくようだった

父さんは
いつも ....
死んだふり。 罪びとです。
僕はもう帰れません。

どうしてこんな風になってしまったのか
何万回も考えたけれど、
それはやっぱり僕自身の罪によるものです。

過去知り合った人々の生活を垣間見るとき
 ....
置かれた環境や
色の溢れる胸の内は
適度な重力を宿し
他人の腹の上をのしのし歩く
打ち明けばなしは
互いの腹をぐるぐる回り
僕ら時分を問わず
許し合うことを知る

親しい歩行が生む
 ....
(父、父、父、と泣く声が聞こえるがあれは誰の声か)
(息子か、ならば過去からの声か)
(父か、冥界の声か)
父は失踪をくわだてた
湿地帯の臭気が漂う家族から
父の体臭が漂う家から
父が「赤 ....
感情が鳴る。感情が鳴る。
ビープ音ですが。ビイィィィィィィイープ音ですが聞け。
誰かの膝裏をまさぐるように河川敷で石を引っくり返すように
誰かの脇を覗き見るようにおぞましい物を後ろ暗いものを僕の ....
私が物心を付いた頃
入退院を繰り返す父は、
心臓病の、体の弱い人でした

それなのに、
父の笑顔に
ひどく私を幸せにする力があって、
それを見るために小さな私は、
クレヨンで何枚も ....
つか餓鬼が
リーマンのおやじを殴る
お前にも一理はあるさ
それがどうだっていうんだい?
 
 
父のベッドのところまで
凪いだ海がきている
今日は蒸し暑い、と言って
父はむくんだ足を
海に浸して涼んでいる

僕は波打ち際で遊ぶ
水をばしゃばしゃとやって
必死になって遊 ....
私の傷口を見て
あなたは攻撃するかしら

私の傷口を見て
あなたは優しく愛撫するかしら

それとも、

あなたは私の傷口を見て
自らの傷口を見せるのかしら



私はそれを  ....
{引用=
雨屋でちいさな雨をひとつ買いました
机の上においたビンのなかで
ちいさな雨雲が
元気に雨をふらせています



雨がまっすぐ降っている

女がじぶんのために着飾っている

お金はひとをすこし幸福にしてくれる

お花が時空の先端で揺れている

あなたの風邪が治りかけている

生物も無生物も
 ....
何がしたいんだっけ。

何が欲しいんだっけ。

何を求めているんだっけ。


たまに、解らなくなる。

悩んで、忘れて、思い出す、繰り返す。


それが、続いている限りは、大丈 ....
ニニロッソは
笑っている
やわらかい
トランペットの音

気持ちのいい時間
空間、関係、会話
なつかしい感触
フワフワのタオル

楽しい思い出
楽しい毎日
メトロノームが動いて ....
吟じます

なんて冗談を言うけれど

私の中には日々吐き出す物がありまして

ダラダラしながら戸惑いを軌道修正し

矛盾した世間の中で自分を作り出す

母が亡くなった時は

セ ....
あの人の傘をひらくと
あんまり大きくて笑えた
ジャマじゃないの
と聞くと
あの人は静かに笑った
あの人の傘の中は
しんと静かだった
なんだか安心で
雨なのに
心強くて
それはきっと ....
そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
たくさんの染みを僕につけて

そう君は
通り雨みたいなものだったんだ
いつかは去って染みは消えて


立ち尽くす僕を困らせて

乾いた心を ....
くれない匂う 露を宿して
静かに座っている

庭の王が
蝶に語った

――そろそろだから 誰かに話をしたかった

二十日目の夢のことば

咲き定まり
咲き乱れ
さよなら と 無 ....
あなたの胸に
耳をあてたら
はじめての音楽


街の魔物に
惑わされずに
ゆるやかに流る


とうめいの
とうめいを

何と呼べば
何と呼べば

とうめいの
 ....
雨で滑りやすくなった階段を
気の遠くなりそうなヒールが歩く

授業に間に合おうなどと
考えて
階段で
転んでくれるな

決して

十八、十九のころ
僕は大変に不真面目な学生だっ ....
脆弱な灯火
辛辣な横顔が唇を裂く


邪魔な存在達が邂逅を撫で合う


長い・・長い・・
君を愛した日々


長い・・長い・・
君を憎んだ日々


総てを忘れてしまうほど ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
んまオーディションサトタロ109/6/22 1:26
僕が本を閉じたときにたりぽん(大...1009/6/22 0:44
ノート(数)[group]木立 悟209/6/22 0:43
そして世界を遮断して花音109/6/22 0:35
血液の流れる音を瀬崎 虎彦0+09/6/22 0:30
曇天。狠志109/6/22 0:08
オンブラ・マイ・フ吉岡ペペロ309/6/21 23:33
本日の独り言 その三A-291*09/6/21 23:07
輪を描く鳥の瞳は邦秋2*09/6/21 22:49
子吉川小川 葉409/6/21 21:56
本日の独り言 その二A-29009/6/21 21:11
懺悔五十里 久図109/6/21 20:36
道端佐藤真夏4*09/6/21 19:42
書かれた-父[group]非在の虹1*09/6/21 19:18
うるうるがんがんキリギリ109/6/21 17:46
「Father’s Day」月乃助5*09/6/21 17:03
life on mars?udegeu...0+*09/6/21 15:37
遠泳たもつ1309/6/21 15:20
傷口エチカ109/6/21 15:16
ちいさな雨青色銀河団309/6/21 14:58
この曇り空のしたで吉岡ペペロ409/6/21 14:13
大丈夫エルメス109/6/21 13:23
ブドウペポパンプ6*09/6/21 12:03
歩む伽茶309/6/21 10:27
失くしモノ衿野果歩1+*09/6/21 10:05
after the rain[group]3+*09/6/21 9:58
赤色-牡丹[group]照留 セレン2*09/6/21 8:21
すきと るるる青の詩人109/6/21 5:55
遅刻するにはわけがある[group]瀬崎 虎彦009/6/21 3:21
狂想曲108番[group]漣 風華009/6/21 3:08

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