「まだ生きているのか?」と声を聞いたのが高校生の時分。
誰の声でもなく、
夜の床ではっきりと、
背骨の辺りで声がした。

残念ながら、
あれからしばらく経ち、
御生憎様、
まだ生き ....
なんにもするきになんない。
いましたいことといえば、
きみのめのまえで
おもいっきりないてやりたい。
いみもなく
(いやきみはそのいみをしっ
ているだろうが)
ごうきゅうするあたしを ....
砂漠の砂の来歴を誰も知らない
かつて花だったかもしれない砂
かつて森だったかもしれない砂
あなたは知らない
何も知らない
あなたの舞に
砂漠が潜んでいることを
そうしてあなたは激しく舞い ....
再会と別れが出会う街で

すれちがう人は他人ではなかった

魂が抜けたように

それでも旗をふり続ける

工事現場の機械人形

それもたまにはいいけれど

縮んだ雪だるまになど ....
 
 
お冷をいただくと
無数の気泡がうずまいて
星々は銀河となる
宇宙である

隣の客が
飲み干している
その隣の客も
今日はとても暑いから

死んでしまった
命の行き場が ....
今日が何曜日か
今日が何日か
という暮らしは
とっくに忘れ去った
いまは潮の満ち干だけで生きている

空に満月が輝くとき
ぼくの心に大潮が満ちる

笑う満月がいる
誰もがやり直せることを

その情熱の持続を

誰もがひとりではないことを

奇跡を引き寄せるからくりを

その情熱の持続を

ぼくは証明したいのかも知れない


雨が降る青い ....
ぬるく湿った風が
渇いた僕の心を撫でる時

蘇る17の記憶

どこまでも尖る
突き破る膜

水の音
夏の匂い
甘いストロベリー


待ちわびた8ヶ月
すぐにはじけた丸い惑星 ....
もうやめて

わたしの前に居ないで

抱きしめるのも手を繋ぐのも君への誤魔化し

ごめんね。

見放して

でもきっと、今頃は私のことなんて忘れているでしょ?

いまでも夢みた ....
僕は迷わず選んでいこう
来るはずの明日の為に

*

何をしたらよいのだろうと戸惑ったまま流れていく
海に向かって

揺れ落ちて溶け行く陽を
君とふたりで見ていたのは

**
 ....
いとなみのなかの火の合い間に
そそがれる水の熱さを見ている
波に至る前の波
拙いはじまりのはじまりを見ている


橙色が溶けてゆく
水は
話しつづける


霧 ....
どどどどいつが! どどどいつがたたた叩いた!!
叩いた!痛!ま!間借り!DKの!ドリアとマンゴー!いやDKの!!
吐く息がフー!出る声がポゥ!!彼は死んじゃった。いやになるよ
もう。黒い空がぶぅ ....
磔刑に甘んじて
それらしく展翅され
大陸から
島嶼国家へ

もとめてもいない愛を注がれに
 登り下りも

 水脈を辿るように

 清流へ向かって

 指あるき


 足指の間の4つのほら穴に
 わざと落ち込んで震え這い上がる
 さあ 足の甲へと ....
水滴が、ヒタヒタとズボンに落ちた

雨かな…?

見上げた空は、雲ひとつない青空


再びズボンを見る

ヒタヒタと落ちる滴



ああ‥ そうか…

今、僕 ....
花は花で
咲き競い
至福の種子を枝に結ぶ

鳥は鳥で
鳴き集い
矢印となって季節を指し示す

川は川で
せめぎ合い
未だ見ぬ海へと殺到する

雲は雲で
逃げ惑い
苦し紛れに ....
7マスたりないので
きみのあましたマス
目をぼくにください

___

ここはきゅうくつね

そう言って彼女は原稿用紙を一行ぶん きりとって
じゃばら状に折りたたんで差しだした

 ....
正しいと清々する
いつも気持ちがいい
悪いことしていない
嘘をつかない

気持ちが軽い
人に頼られる
一つ一つ片付けてゆく
悩んで習って

ちょっとだけ
お知恵拝借
あー腹減っ ....
如何せんガクがない。ふわりぷかりと営んできた賜だ。
あるだけじゃあ大してイミは無いけども、無いオレが言ってもやはりボールは枠には飛んでかない。
それとやっぱり使い方なんだろうけれど、もう一つだ ....
かつて
じくじくと赤みを晒して
生々しくも痛々しく負った傷が
見事なまでに肉に覆われて
今は消えた

永劫
治ることなどないと思っていたけれど
その確信すら消えて流れた

そうして ....
あなただけしか知らない秘密があって
あなただけしか知らないってことが私の秘密で
私たちはそうやって誰にも知られないように
秘密をつむいでゆく
身軽な体は躊躇せず

次のターゲットを見つけ

ヒラヒラと踊り舞う
あなたの瞳にうつる線香花火

虫、土のにおい
生あたたかい風
首筋ににじんだ汗


二の腕に感じる体温
濡れた睫
子供がはしゃぐ声


束の間の沈黙

堪えきれずため息
 ....
こぼれてしまう
僕の宇宙がこぼれてしまう

こんな小さなコップじゃ駄目なんだ
広がり続ける僕の宇宙を受け止めるには

壊れてしまう
僕のコップが壊れてしまう

全ての宇宙が流れ出てし ....
あなたのことばは あたしにささる
まるで十字架に手足を繋ぎとめている楔のように

君を洗脳できるほどの言葉をわたしは持ち合わせてはいないけれど
できることならせめて、わたしはあなたの ....
ころころ転がる
ボールのような毎日を
思うように転がせなくて

焦ってしまったり
怒ってしまったり

ぶつけて傷ついたり
気が抜けて凹んだり

それでもまた
弾みをつけて出かける ....
朝は晴れ晴れと
色とりどりのアヤメの中歩く
季節六月、紫陽花の花

朝は晴れ晴れと
君を見てアヤメの中歩く
季節六月、紫陽花の花

言葉を交わす余裕なく
六月晴れ渡る梅雨入り前
紫 ....
ラブレターを貰った

愛を知らず

僕の愛を心から受け取れなかった君から今朝

ラブレターを貰った



嬉しくて
泣いてしまって

ありがとうが言えない
君に ....
ぽつり ぽつりと
雨が小さく落ちてくる
いまだ線にならない幼い雨は
歩いていた人々の足を速くさせた
あまりにも突然のことだったので
傘を持つ人は少なく
みんな冷たい思いをしながら
仕方な ....
なんて不思議
溶けちゃうみたいよ
頭のさきっぽから変な液体出てないかな?
浮かれてる?
そうさそりゃ浮かれてるのさ
あの娘と手を握ったよ

お日様がむんむんと
受け入れ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
「背骨」とでも題しておこうか?四球109/6/30 1:35
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Raqs Sharqirabbit...409/6/30 1:33
奇妙なコード進行こめ709/6/30 1:02
コップ一杯の宇宙小川 葉009/6/30 0:22
月の仕掛け草野大悟209/6/30 0:14
青い夕方吉岡ペペロ609/6/30 0:03
ストロベリー海 猫309/6/29 23:45
回想湖月109/6/29 23:07
僕は迷わず選んでいこうkauzak7*09/6/29 23:05
砂 火 木 曇木立 悟209/6/29 21:03
なふふつキリギリ109/6/29 20:51
船旅のアゲハ吉岡孝次109/6/29 20:32
眠る女の細足の坂ヨルノテガム109/6/29 20:13
心雨音蓮沼 栞009/6/29 20:06
答えnonya8*09/6/29 19:06
とりかご日曜日さわ田マヨネ609/6/29 19:03
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