{引用=シロップに
涙を溶かして
ノンアルコール
カクテル作ろう
夜を飾る星
三日月の船
誰にも似つかない
孤独のアクセント
君はまだ
夜更かし少年
なんにもないか ....
夕暮れまで遊んで
楽しく笑って
喧嘩して泣いて
何と無く時は過ぎて
帰ろうとする
私の手をとり
「もっと遊ぼうよ」
震える手に
私も肩を震わせた
本当は
「バイバイ ....
俺は笑っちまったよ
死ぬわけねーものが死んだ
そんなん誰かの都合のいい嘘さ
おお
あんたが死ぬことなど無いさ
つまらない嘘が消えるまで
あああああああああああああああああ
いまわ ....
ゆっくりと伸ばした白い板の上で
それでも会議は終わらなかった
鉛筆をぐるぐると動かすと
難しいことばかりがかたち、になっていく
僕らの体は水に溶けるように出来ていて
ペットボトル一本分で
....
バスドラムを踏みすぎて
ブラッドベリィはくたびれた
チャーリー・パーカーが着くころには
心は真白い駅舎の中
誰も悲しい夢を見ない
あるひところの黄金時代を
取り戻そうと音楽は
....
良く晴れた真昼に
思うのは
きみのこと
汗ばむ
背中
首筋
手の平
私の体の
いたるところに
きみを思う
どかどかうるさいロックンロールバンドが
多摩蘭坂を越えて町にやってきたあの日から
僕の心に響き続けてきたスローバラードが
ついさっき聞こえなくなった
どうしたんだ
機嫌直して
いつ ....
すみからすみまで
あんたってわけじゃなかったけれど
アンタがいるから安心だった
アンタがいるから安心してた
難しいことじゃなくて
ベイベーってだけで
いろんなことを
おしえて ....
引っ掛かってしまった
ファスナー。
みたいな、恋愛ばかり繰り返して。
向き合わなければいけないものを無視してる。
欲しいのは、快楽ではな ....
なんにもない
なんにもない
あたしには 何にもない
あの人たちは 楽しそう
だけど あたしには
何にもない
朝おきて
お弁当つくって
食器洗って 洗濯干して
間に ....
求めている/
近くにあるのに遠くしている/
いつも僕の欲望のせいだ/
みんな頑張っているのに/
駄目かも知れないから/
外灯がお花畑のようだ/
ビールを飲んだのは僕だから/
きみを忘 ....
駅前で
象が似顔絵を描いてる
めずらしいので
たくさん人が集まってる
似顔絵はとても上手だけれど
鼻だけ象みたいに長いので
群集の歓声はどよめきに変わる
目から涙が零れてる
....
ぼくはひとりだ
ハブラシは両手いっぱいあるのに
ぼくはひとりだ
一度に100人のコを愛することもできるでも
ぼくはひとりだ
そっと優しく髪の毛を洗うけど抜け毛が酷くて
ぼくはひ ....
{引用=たぶんなんにもなくたって、
生きてゆけるのさ。
本当はね、
本来はね。
だけどぼくは、
なくせないのさ。
生きてゆくために、さ。
生きやすく首を絞めている ....
夜明け
窓から冷たい空気を
迎え入れたとき
君に恋していたことに気づく
吐く息が白く
一瞬雲になり消えていく
君のいない空の向こうに
なぜ
夏でなくて
この冬の季節に
....
尻が黄緑色の赤いりんご
地球の頬が凹んだ形
よく見ると日本列島のあたりに
小さな傷がある
皮ごとかじると
茶色のしみになっていて
セピア色の記憶がよみがえる
家族で
伊豆の修善寺に ....
簡単なことしかいえないよ
だっていちばん
簡単な気持ちだから
もう言葉
えらばなくても いいよ
あたしを傷つける
言葉なんてない
他のひとにはしないこと
あたしにはしていいよ
....
叶わなかったものを
あした、と呼ぶことにした
ガラガラで出てきた白い玉
おじさんが残念でしたとティッシュをくれた
列から離れるとラッパの音が揚々と響く
真っ赤な自転車を当てた女の子は
....
毎朝
燻る私の香りに包まれている
踏み込んだ片足が抜けないまま、明日に来てしまった
靴はいつの間にかなくなって、そんなことにも気付かない
それでも柔らかい、朝は好きだ
コップ一杯のミルクで、 ....
少年誌の山を崩し
初めて手にしたビニ本をめくることで
成人女性の身体には
モザイクという器官があるのを突き止めた
未知の感情に駆られ 求めた場所は
服を着ていたり
声すらかけられなかったり ....
ぼくの部屋にきみはいらない
きみの部屋にぼくはいらない
そう いくら距離を保とうとしとても
君はまだ飛び道具を使うし
君は僕の煙を避ける
週末が億劫で 眠くて眠くて仕方ないんだ
どうせ ....
もし私の子供が象だったら
鼻が長かっただろう
耳も大きかっただろう
バスにも列車にも乗れないから
歩いて港まで行き
遠くアフリカまで船で渡っただろう
サバンナに沈む夕日をいっしょに眺 ....
090502
試合最中にさぼると叱られる
罰の指導を受ける前に
注意されて
もっとがんばれと奮起を促される
勝ちたいと願わない選手はいない ....
まだ春だと言うのに
焼ける万華鏡の景色
溶けていく
まだ碧き獅子の
輪郭が弧を描いているのに
溶けていく
降り続 ....
ひらくことすら 忘れた花に
まぶたをふれ ささやく
かなしさのこと 花かざる店の花の
さみしさのこと 枯野のさむさの
ひざしはあふれかえっているのに
いつまでも こたえない
ひ ....
昔 大きな戦いがあり
そのせいで手首の骨が曲がったままついている
と祖父が言う
痛かった?
そりゃ痛いよ
(おじいちゃん人を殺したの?)
とは聞けない
昔 大きな戦いがあり
みな人を殺 ....
{引用=
目の前が滲んで
晴れた日が怖くなった
}
何でもいいと思っていたけど
やっぱりそれじゃ
上手くいかなかったよ
{引用=雨が、降るのを待ってる}
見 ....
喫茶店の窓で
貴方が来るのを待って
知り合いの店で
デザートをサービスしてくれた
大人になって
それぞれの好きな道で
ちまちまと稼ぎ
ストレスに弱い二人だった。
君は痩せ
僕 ....
その魚は女で
この骨は女で
あれを食べ残したのは女なのだという
よくわからないが
すきだとおもった
その背中は私で
このくるぶしは女で
あれを食べたのは男なのだという
....
朝から
しゃっくりする
左の指
秒針を無視して
血管の縮れる音
何かに似ている
携帯の着信ランプ
あおい点滅の吐息
あなたの奥へ
踏み出せない ....
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