カコン、と落ちる軽快な音。

どこかに引っかかっているんじゃないかと心配で、何度も手をつっこんでしまう。

甘い気持ち、苦い気持ちありのままに全部書いたつもりだ。
あの人のところへ飛んでいけ ....
そのとき舌先を耐えがたい感触が駆け抜けて行っただろう、瞳孔を麻痺させるような緩慢とした動き、意識下にかしずいた不確かな感触、絶対的でないがために徹底的に堆積してゆく―崩 .... 好きな色は?

{引用=オレンジとバナナ}

橙色と黄色だね

{引用=ちがう。オレンジと、バナナ}
しばし無口で
麦茶を
からりおんころんと飲んでいたら、

だって、ぼくは
指先で色がわかるんですよ

と、爪先とか背表紙とか触ってきた

青いですか?
青いです
すごく青いです
 ....
 
【DESIRE】



 蝶になる夢を、私は見た。

 青白く燦めく月に照らされた、私の小さな身体はともに光り輝き、
 深く静かな夜にはばたいた。
 いくつもの街の空を舞い、地上 ....
ついに僕らは自分の心をしか探ることが
出来ず
冷たい雑踏をかきわけていた
少しでも前へ進みたくて人をよける僕に
きみは
遅れもせず ぴったりとついてくる
(そこからは
黒ずみはじめた僕の ....
   あなたを見つめていたいだけ
           あなたに刹那でも振り向いてほしいだけ

 こんな淡いだけの中途半端な気持ちじゃ伝わらない

      触れるより近くあなたの視界の全 ....
頭を開いて/ただステキな音楽に体を浸して/空っぽになる/手を叩き何だって迎え
入れるよ/退屈は敵だ/泣く程大笑い/退化した天使/自らを大量生産に規格化させ
る早さを競え(どうせすぐに飽きちゃうけど ....
父が亡くなっても泣かなかったくせして
MJの死にはわんわんと泣いた

そんなものだよね

近くて遠い悲しみと
遠くても近くに感じられる悲しみ

人生のアルバムから今まで生きてきた記録が ....
恐竜は
今のところ絶滅しました

霧深い海やロッホネス
もしどこかに生き残ってくれていたら
うれしいけどさびしい

岩から掘り出される化石たちは
サンドベージュやアッシュグレイ
アー ....
冠をいただくのは戴冠式です
では冠をおろすのは?

{ルビ十二月=じゅうにつき}の精たちは
誰もそこにいつづけようと思わない
一年の一月分を務めたら
するりと次にバトンを渡す

夏至を ....
家からも駅からも離れていく
かげすら踏まず蛇行する
昼は知らない人が沢山いるが
夜は知らない人がいない
いつの間にか気付いた場所

街灯なき公衆電話
110番と119番
寝たまま息を吐 ....
何が見えているのか分からない
ただ何かが見えている
ようだ
揺れる隙間から何かが見えた気がする
何が見えたのか分からない
少なくとも起きてはいると感じる

悲劇的名作を繰り返し観て泣いて ....
この部屋の光の具合もあるだろうが 其の皮は重く

赤みは幾分黒ずんでいるように見受けられる

産毛のようなものが軸の窪みのあたりに白くうっすらと生えている

以上からしても 其の林檎は若々 ....
青すぎる空が 濃淡もなく
(雲切れひとつあるでもなく)
ただのっぺりと広がっている夏の朝

プラタナスの巨大な葉が繁る
街路樹の陰はしかし小さく(陽が高い)
今はもう打ち水のない広い舗道を ....
だからやっぱり死にたい。叶った夢、叶わない夢、全て夢。嫌いになっても夢、血を出しても、ああ!現実だ。死?しなのか?しなのですか。
わからない事とは迷惑でしかない。だからもうだめ。空の果てに心奪われた ....
今日は寝坊をしてしまい。
ヒゲは剃り残しがある。
顔には満面の笑み
優しさをポケットに入れて

人に頼まれれば
何でも受けて
人に相談があると言えば
何でも黙って聞く

やさしさは ....
引用したよ、
まいにち参照した
(白い大開脚が
 目の前で鰐の口になっていた)
そういうむかしばなしを
なんども読んだ
まだみんなが帰らない教室で
ページをめくり
非常階段で表紙をなで ....
あの飛行機雲のように生きた証残せるかな
それは流れ星なんだ 流れ星だったんだ

そのままのこころでみあげた夕暮れは桃色でした
オレンジだと思い込んでいたけれど桃色をしていました


なん ....
迷質な氷はかたまり
時に 織りこみ
いくえもの波形をひしめく

たいらかになって 眺める日

ほのじろく
透きとおるロック・フラワーの反光
水凍された海峡は
北緯48°のあたりまで夏 ....
人々は 互いの浅瀬に足を浸して

塩の水を汲み取っている

此処では誰もが 孤高で

ありながら共存している

互いの森で 迷いながら



不意に君は森を抜けて 一面の草地に ....
愛ってなんですか
それでおなかは満たされますか
今月の家賃が払えますか

愛ってなんですか
それはあたたかいものですか
疲れた体を癒してくれますか
この連日連夜の不眠が治りま ....
ふもとに自転車を止める
自転車ももはや山の木のように生えている
僕は山の記憶の泡に洗われ始める
かつてこの場所も辺境だったのだろう
山は人とは無関係な体系を
今も変わらず維持している

 ....
掻きむしった腕

朱色に染まれ
醜き四肢を焼きつくせ

痛みは甘美
朱は素敵

きみがいう






そうさ

朱は素敵だ





きみのその ....
みんな頭の上に
金魚鉢を持っていて
歩けば中の水が

ちゃぷんちゃぷん
揺れている

ときどき
金魚が入っている人がいると
みんなが振り返る

水が濁って
少ない人がいた時は
 ....
A sugarcane is a whip, full of tears and anger
Swallowed and sucked by nobody's sins
Send me a l ....
非常階段は
ぜんぶ空に途切れているから
僕の指先はどこへも辿り着けない

そうして
夕暮れは何度も流れて
僕の肩甲骨を
ないがしろにするのです

(お母さんに来てもらいますからね
 ....
貴方の 声を私は知らない
貴方の 趣味や好きな食べ物は周りの人が言うから知ってる

でも見たことないから実感が湧かなくて
物語を聞いているみたい


貴方がいないのは当たり前
歳を ....
わたしを殺してください。どんな方法でもいいから。今のわたしは飛ぶどころか、歩
くことも出来ない鳥?
苦しい、辛いの。永遠に春は来ない気がする。
轢いて、刺して、病魔を使わして、沈めて、凍らせてく ....
ほらここにもあそこにも

今日も明日も人は歩いているよ

この星にはたくさんの人が流れ

日々たくさんの想いが溢れてる

あなたが今抱える苦しみや悲しみを

おんなじ気持ちで感じる ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君まちポストつゆ5*09/7/1 0:13
血飛沫(稚拙に書きつけられた譜面のような肉体の中の豪雨)ホロウ・シカ...2*09/7/1 0:13
favorite colorshaniwa109/6/30 23:30
おなじ色を見ている鈴木まみどり4*09/6/30 23:15
DESIRE綾瀬たかし109/6/30 23:12
吉岡孝次109/6/30 21:50
恋する女性{ヒト}に 1もこもこわた...4*09/6/30 21:26
Heavenly Creatures亀井 花名009/6/30 20:15
問えぬひと恋月 ぴの15*09/6/30 19:55
踊るミクロラプトル/真っ黒なミクロラプトル海里109/6/30 19:52
草冠とレインクラウン/彼らたちのID109/6/30 19:52
公園佐々木妖精1*09/6/30 19:37
 ともだちになろう。0*09/6/30 19:35
真空林檎についての考察within6*09/6/30 19:19
七月kaeru209/6/30 18:25
わからないアサギ009/6/30 17:47
THANK GODペポパンプ13*09/6/30 17:34
配達丘野 こ鳩209/6/30 16:39
流星Sunset青の詩人1*09/6/30 15:04
「氷河の先」月乃助3*09/6/30 12:48
Agora e seu tempo.瑠王5*09/6/30 11:44
痛点涙(ルイ)1*09/6/30 11:29
故郷の山葉leaf509/6/30 11:01
林檎園蓮沼 栞109/6/30 9:07
金魚鉢未完10*09/6/30 8:36
nha trangswallo...209/6/30 7:44
万引き少年佐野権太9*09/6/30 7:37
貴方群青109/6/30 4:59
羽根が無いアサギ0+09/6/30 4:55
あなたへ波のうたびと009/6/30 3:39

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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