止めようと思った。
「海の端っこが見たい。」
そう言って荒れ狂う波に身を投げようとする君を。
止めようと思った。
気持ち悪い偽の笑顔を浮かべ、ただ快楽だけを与えよう ....
いつも、月の中を巡っていた。
夜になると、いつだつて空に浮かぶ黄色い星。暗闇の中で一番明るくて眩しい星の中を、グルグルと彷徨っている。
月の中を想像した事ある?
表面は灰色のクレータ ....
{引用=ねえ、
大丈夫じゃない
君は今、
どうしてる?
*
神様なんて
便利なものだ
好きな時に
利用すればいい
無料でレンタル
但し
使用後には
対価 ....
頭をかかえることが日に日に増えていく
信じることはやめないけれど
今日もたくさんの不安が降り注ぐ
本当のことを言おう
閉塞感やどうにもならない苛立ちってのは
思春期に限ったことだと思 ....
まどろみは とうとう
流れ 流れ 夢をなう
漂い着いた 海峡の夏に
覚めきれぬ
想いのひらを あゆむ
深遠なうみの果て
空のはしを ちぎった 白いウミネコが、
つばさを止めて ....
しゅわしゅわと音をたてる炭酸水
細かい泡を頬に受けて
溢れていく夏の香りを口に含む
片手に瓶をつかみ庭を歩く
空に浮かぶ真っ白な雲
塀の向こうに緑の海が見える
泡があふれて雲が ....
地獄の中の九尾狐 極楽を知らず
ギリギリで見切る者は すれすれに見限られる
そろりそろりと のんびりと生きて来たのは本当だけど
依存でも 中毒でも 構わない 水や空気でも
....
自然体で生きられぬ 朝露も消えて
暁を覚えず穢土から浄土へ心焦がれて春の眠り
喩え乞食道のような身となれど満天の星
少子化の国家の空にたなびく鯉幟
愚かさに潜む賢さの種を見つけ ....
深まる夜に ぼんやりと月 すっきりと月
睡魔と闘うしかないのだ 人生の先輩
たとえば 心を込めたおもてなしには 裏もなし
満たされる訳も無かろうに 夜食べて
言い訳だけで生 ....
早朝から3人も。みんな素敵な人で涙出そう。
感受性強いのもいい加減にしろよ。
でも、好きなの。
生きてなかったら、逢えないんだから。
一瞬一瞬を大切にしたいの。
ギタレレをオープンチューニングにしてやった
そしてじゃんじゃか
かき鳴らして
ボガンボスとかとともに
踊り狂った
狂った夏
がもうすぐ来る
俺は会社に電話をかけて
もう仕事には行きまし ....
ほとんどのことは
なんてことないんだよって
どうにかなってくんだって
教わったのは
病院の、ロビーで泣きじゃくるわたしに。
無言で母はわたしが立ち上がるのを待ってくれたね
何時間も
根気 ....
君は交差点の角に座り込んだまま膝を抱えて石になる/呼吸する石の塊となる
行き交う人の波を見送りながら立ち止まらない世界を眺めている
思考だけで生きている君/無表情な哲学者
其処だけが別世界 ....
次の駅は
笑顔です
乗客は
思い思いに
笑いだす
思い出の中にある
幸せを
思い出して
笑顔になって
降りていく
降りない人は
まだ降りない
....
海へ行こう
冬の、風の穏やかな日に
波の音がすべてを包み
古い貝殻からは異国の歌が聞こえる
覗き込んだ水底には静寂とざわめく生命が
見上げた空はどこまでも突き抜けて青く
足跡は消え ....
うんちくんが
おそらから
やってきました
けさぼくが
おといれでした
うんちくんでした
おそらのむこうに
うんちしてる
ぼくがいるのです
うんちくんに
さよ ....
厚木を処理の悪い橋の大渋滞に感じる
日本の道に車を神奈川の路面は
バスの雨に切り取られた
海に命をどうかしていると思い出す
絶望の光を未来に
事務所で怒られた黒い人生が
苦しく無意味な ....
否定も肯定も続きやしない。
堕落は肯定か、どれだけ生を受け止められると言うんだろ。
堕落をしている。
店で一番のコーヒーを飲んでる。
幸せを知らなければ不幸も知らない。道化もう ....
木漏れ日でさえ怪しい
都市公園の上昇気流
ふとした事で命までこぼれ落ちそうな
緑色の揺らぎに憩う
休日の人
光はまっすぐ反射を繰り返し
曲線を描く
もうちょっと明日から僕は
ちゃんと生 ....
夕暮れ、無邪気に手を振る。
それが、最後を教えてくれた。
そんな記憶。
僕は、誰ともサヨナラなんてしたくなかった。
みんな好きだよ。
だいすきだよ。
サヨナラの ....
ある日突然
子どもたちは先祖がえりをした
背は小さく
言葉を失い
歌うこと
踊ることだけになり
海へ列を作りゆこう
歌い
踊りながらゆこう
砂浜で広がり
ねころぶ子どもたちそれ ....
色即是空を薄野に見てみる。
平日の夜は喧騒と閑散の雑居。
CH3CHO(アセトアルデヒド)の狂気は機能万全な消化器官によって正気へと解毒され、
不思議な靄と化ける。
ネオンが反射し、明 ....
行かなくてはと思っていた
ここではなくどこか
北風の背中には
銀の翼があると思って
それに乗って行こうかと
寒い街中に出て
裸足であるく
身軽でいいと
荷物も何も捨てて
名前だけ ....
ただ、じゃあね って言って出ていった
もう分かっていた
でも、ずっと この部屋に座り待っていた
時間の意味を無意味にして
孤独と虚無が嫌だった
だから、ずっと この部屋で ....
子供の頃、記憶を辿る指
駆け抜けるための玄関
右へ曲がれば大きな草原
跳ね返されるほどの大きな
抜け道
獣道
畦道
辿る指、握っていた手
見上げていた、手
顔の向こうの月、薄い月、不 ....
降り出した雨に
次々と傘が開いてゆく
あたしもつられて
傘をさす
雨の音が
変わる
傘にあたる雨の
人工的な音が嫌い
閉じ込められた
空間が嫌い
傘が重くて
....
とどのつまり、その他大勢である
所詮、その他大勢である
君も、私も、だ
どこかの誰かのその他大勢である
したがって、その他大勢である
彼も、彼女も、だ
それ ....
必然と人生で必要なものは
食べ物と金と空気あろう
もともと黒い烏丸には
白い空間など身に覚えのないことだろう
くじびきで決まった神などに
この先の行く末などを
指し ....
ここしか受からなかったんです。なりたいものは?とくにないなあ…好きな言葉は?
(長い沈黙の後)………健康。
ケンコウ。。。
ああ、ベリーが。ストロベリーがブラックチェリーがイヨカンがメロンが ....
諦め、絶望、倦怠、鬱屈
何処からか湧いてでたそいつらが腰にぶら下がっている
不安材料?そんなに生易しいものじゃない
諦め、絶望、倦怠、鬱屈
他人と比べたりなんかしねぇ。不幸自慢もしねぇ
し ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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