言葉を必死に探したけれど

君は行ってしまうって…


追いかけても

追いつけない


そっと

そっと

季節の端に

追いかけたプラットホーム

 ....
すべてはこのバスの中で完結している
ふとそんな言葉が頭を横切る
雨はもうじきあがるだろう
そうして所在無さげに
手すりの傘だけが残るのだろう

老人は窓と小説を交互に眺める
後ろのどこか ....
ガ行をかっこよく響かせて
古い電車は止まった
あたしは
何もかも捨てる気持ちで乗り込んだ

発車のベル鳴り響き
電車はゆっくりと出発
と思うやいなや

駅や人や風景が
あたしと電車 ....
今日はどんな一日ですか



晴れていますか

雨が降っていますか



お仕事ですか

学校ですか



お休みですか

どこかでデートですか




 ....
ゆびさきで
おそるおそるふれた
ぎんいろのフルートにうつる
じぶんがはずかしくて

おと
おとをかなでるなんて
ぼくにはできないだろうとおもった
くちびるをあてても
 ....
小さい箱庭みたいに
必要な物は、全てそろったそら色の部屋で
DVD見てるのに、風が吹くたびに揺れる
ソライロのカーテンが気になって仕方なくて

そのたびに瞬きをトメなくちゃならない


 ....
マダガスカルヴァニラの薫りが部屋中を支配している。キャメルのボックスとキャスター、鏡の後ろにはちゃっかりとホープを忍ばせておいた・「ウィスキーはお好き?」ブロンドのカールが作りこまれた口元の黒子が目立 .... 小さく咳をして
教室に吸い込まれる
革靴だけが吸い込まれずに
僕のいない廊下に取り残される

「大学の勉強などいったい何になるか」
これは本質的な問いなので歓迎されない
チョークで汚れた ....
雨の日。昨日は、曇りだったけれどそれでも瞼に十分な重たさが残っていて、それは私の目を臥しがちにするのに最適だったのです。オーディオから繊細なピアノのアルペジオ。涙腺とか汗腺とか、夏は何かと腺の緩む季節 .... れんあいが
そねえに大切なものでありますか

れんあい、恋をしてないのは
ひにんげん的といいたいのでありますか






おれはきみとマウントスラントしてみたい ....
漏れた水分で腐りゆく木材のように
人間が腐っていく
そう思いながら
腐り続けている
ぐるぐるとまわる原色の世界で
縄文杉
みたいだけど違う
腐りかけた根元に横たわって
じめじめとした地 ....
 *こどもは見ちゃダメの回だよ




   「 エロ小説 」   作 えんぴつくん


  
  アアン やめて ○×さん、エロ小説なんて言うの!

 ....
愛は、二人の時間を早く進ませるので嫌いです。

愛は、二人を不安にさせる事があるので嫌いです。

愛は、目に見えないので都合が悪いです。

セックスの快楽は、愛です。

二人がお互いの ....
街灯が照らし出す

雪の白に目が眩む

頬をさす 冷えきった空気の感触

渦を描いて 落ちる吐息



まだ 夜明けまでは 遠いのだろうか。



青白む 東の空

 ....
 
 
足音が聞こえる
誰の足音なのだろう
ふりむくと隠れる

また足音がする
誰のための足音なのだろう
ふりむくと隠れる

ふりむくたびに
料理の数が増えていく
おなかが空い ....
九官鳥になりたい
そうしたら、言葉を言えたら
ご主人様に褒められる

喋りすぎて「うるさい」と言われるかもしれないけれど
それでも褒めてくれるんだろう

何度も 何度も
ご主人様たちの ....
灰色のビルの群れから
女ひとり
逃げ出してきた
太陽の汗が溶け落ちる海に
腫れ上がった{ルビ踝=きびす}を浸すため
白砂に埋もれて眠るため

痩せた身体に疲れた眸
躊躇わずに飛び込んだ ....
隣にいるこの物体はなんだ
恋焦がれていたものの
正体は
息をしている人間
だけど
豆腐みたいに壊れやすい
私は手も足も出せないだるま状態
なんだか微妙
私もまた
この人からは
未確 ....
 
 
とても広かった
世界がこんなにも
小さくなって
わたしは人の形をしている

魚になることも
鳥になることもできた
自由なこの世界で

いくつかのわたしが
はみ出してしま ....
つかまえることの出来ない
角の取れた風が丸く波打つ

花ごと落ちてしまったつつじが
こつ、こつと小石にぶつかり
涼しい上流から泳いできた

花街にいる女性の唇のような
程よく熟した艶の ....
詩の生まれ方にもいろいろある
卵生
胎生
卵胎生

生きている詩ならば
生まれて生きる詩であるならば
金太郎飴をちょんちょん切って
毎日数だけ増やしてくってわけにはいかないだろう

 ....
ネオン輝くこの街は、悲しい男が集う場所。

ニコニコ笑う客引きの口車に乗せられ発射台。

業務的で機械的、愛の無い快楽は、悲しい男を寂しくさせる。

地獄から這い出てきた、女は男を見つめて ....
孤独が暴走する
今なら独りでに「大丈夫大丈夫」と
2回早口で独言できるほど
私は放射状の原子力より あ ば ず れ で
ひたすら1(いち)で出来た羅列を好み
行けるところまで、
それを使い ....
春が来て
世の中が明るくなり
手をたたこう
声を呼ぼう

鼻歌歌って
口笛吹いて
首を振って
リズムに乗ろう

夕陽に向って
両手を広げよう
うたた寝したら
夕飯だー!

 ....
pointを下さい
下さい下さい下さい
1pointじゃ足りません

もっとpointがほしいんです
ランキングに載る位、

もう誰も
僕の文字を読んで呉れない

pointがpo ....
■天使がわたしを幻視しているのが見えた。
(ボルヘス『夢の本』非所収)

|
|(縦軸を下るほど目覚めに近くなる)
|

■天使が口を開くとき唇の奥で歯車が動いているのがちろりと ....
月が濃い黄色でいるので
思わず私は
月を増やしました

周りで無数の羽音が
存在を表しますが
それはあくまで
音でしかない
とはわかっているのに
刺されるのではないか、と
震えます ....
「寒いと涙が出るのよ」

視界はこんなにもやわらかいのに

肌を突き刺すような気温、風



散歩に出かけても

猫に出会えなかった



濃い珈琲を舌にしながら

見 ....
太陽という名を持つその花は
光の輪郭を持っていて
「笑って」
と、ほほえみかけてくるのです

大切なものを失って
すべてを噛み殺して
悲しみよりも深くたたずむその人の
かすかな ....
私たちは自由で

行こうと思えば

どこまでも

どこまでも

行けるんだ

雑踏の中

現在地を見失いそうになるけれど

やりたいことは

全てできる

だって
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
プラットホーム (一通だけ送らなかった未送信のメール)一平123109/5/8 12:34
「雨から延びる曲線」プル式16*09/5/8 11:39
捨てるふるる4+*09/5/8 11:26
今日は一平123109/5/8 8:41
「旋律」ベンジャミン8*09/5/8 2:39
そら色の部屋で。0*09/5/8 1:38
煙草の箱aidani...309/5/8 0:42
五月の天使たち[group]瀬崎 虎彦7*09/5/8 0:37
さ よ な ら あ な たaidani...209/5/8 0:20
榊 慧9+*09/5/8 0:14
エフェクトされた弦楽器あきな209/5/8 0:09
鉛筆くん。。。ヨルノテガム109/5/8 0:04
アカギ109/5/7 23:45
at the crack of dawn李伍 翔0*09/5/7 23:21
はみ出している小川 葉109/5/7 23:17
きゅうかんちょう。wister...1*09/5/7 23:01
前衛の女蘆琴309/5/7 22:57
未確認物体蒼木りん109/5/7 22:15
明日の予定小川 葉2*09/5/7 21:57
ながれ、ばなあ。4*09/5/7 21:53
恐竜のタマゴ小池房枝6*09/5/7 21:51
地獄の四丁目アカギ209/5/7 21:31
地獄の國のナチス(これは正式なタイトルではありません、仮名で ...不条理の由加...009/5/7 21:22
ランランランペポパンプ8*09/5/7 20:39
pointを下さいAKiHiC...3+09/5/7 20:38
脊椎10010109/5/7 20:05
そうして繋がる高橋魚2*09/5/7 19:26
春に産まれた女の子の話蝶澤2*09/5/7 19:18
ソレイユ夏嶋 真子22*09/5/7 18:29
未来からの手紙空色609/5/7 17:26

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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