日記帳は三日坊主
かすれたクレヨンはもうすっかり乾ききっている
ゆったりと落ちていく夕日がやけに目にしみて
見つからないよう隠れて泣いた
ノスタルジーに心奪われる
鬼のいないかくれんぼ
透 ....
今朝早く 
あてもなく船を出して 
気がついたら周り360度 
水平線の包囲網
コンパスを見てなくて
帰る方角もわからなくて
途方に暮れて帆を畳んだ
とりあえず錨を下ろした  ....
梅雨明け前の海
太陽は精を出しているが
海から吹いている風は
涼しさを運ぶ

少し汗を拭ってはいるが
心地よい空気の中に
忘れていた夏を感じる。
子供の時以来の夏に
僕は捕まった ....
寂れた港町に居る
風が唸りを上げて
右の窓から
左の窓へと
飛び込んで来ては抜けて行く
部屋には何も無くて
退屈さえも無くて
何もない部屋の隅っこには無気力だけが転がっている
みんな、風が運んでし ....
寝る前などに
ノートにメモ書きしてネタを探ることが多いのですけど
先日 一週間を綾瀬ハルカと宇多田ひかると一青ヨウで
二日づつローテーションで付き合いたい
って書いてましたw
綾 ....
 
 
いつもの帰り道
交差点の角に
見たことのない洋館が建っている
あんな建物があっただろうか

交差点を過ぎた
突き当たりのT字路の先に
見たことのない道がある
あんな道があっ ....
                090710


幸福と叫んだら
幸福になった
そうだ
幸福だ
福だ!
福だ!
幸せを忘れた狸の群れが
子狸を探して旅に出る
物語はそのようにして ....
誰かのことを考えるけれど
生きていくということは大変だと
そうするのも怠惰のひとつだとしてみる
自分の中に語りかけてみるが

最近は楽しいことばかりだった
何かいいことがないかとゲームセン ....
中でも過去を歩いた
そこにない そして
人ばかり違う現実で
自分のすべてなどはだけど

描かれながら私に皆 しかし
生きていて私は何を
創世した人が
動くことで動物だけに

生きて ....
                !見る!

                :かわす:

             テテ・エエイエエ・オ・オ
                 凹灰
 ....
子宮のない君の膣を想像した時に
僕は茫漠とした宇宙をぴりぴりと感じた
アンドロメダ星雲が迫りつつある
その美しい宇宙に
僕は大量に精子を送り込もうと思っている
するとどうだろう
君の腹の中 ....
南へひたすら南へ熱に浮かされた儘ぬるい体温を一刻も早く沸騰させようと滾る血液だけがただただ濁流であった嵐であった私は滝のように流れる汗を拭うことさえ許されない旅人とも旅客者とも括られない事に違和感を持 .... 弔いをする
既に葬られた、
いのちたちに
もう一度生きる宿命を
与えるために

弔いをする
息をすることで
それを糧として
存在していた
瞬間に嫌悪を
与えるために

弔いを ....
ほんとに好きなのは
あなたじゃない

名前も
住んでる所も
連絡先も
中身も解らない

あの人が好き
終末論が一面を飾る新聞が、離散して
風に吹かれ、色の剥げたポストに身を預ける
濃い雲に覆われた空、黒い湿度に包まれたビル街
暗色のスーツを着た男たちが、
非常口を求めるように赤提灯を探しさまよ ....
ねえ、
無責任な風のふく夏にもどってみない
そこでは、ほら、弾ける水の音がする
草いきれの夜
満月のなかで
放精するぼくらの
赤い、あるいは、うす桃色の未来に
やあ、と声をかけて
あら ....
100回魔法が

使えるようになったなら


僕はそのうち何回を

自分の為に使うだろう


自分を嫌っているようで愛している僕は

たくさんたくさん、使うだろうね
 ....
終わることのない歌がある
地虫のように地を這うつぶやき
泥の纏のようなボレロ
リズムを踏んで女たちは集い
韻を踏んで男たちは散る
引き裂かれた舞踏の群は紙人形にも似て
伽藍にて響きだけをい ....
俺もそう思うよ

俺もそう思うよ

うん、俺もそう思うよ




本当に俺もそう思うよ
ビルの隙間に潜り込んだ切ないアイデンティティの死にざまは破裂気味、増えすぎた膿が皮膚を破いて躍り出るみたいな予感、曇り空からはいつか覆い隠した感情が疲れた雪のように降り注ぐ、もう飽 .... ガラスの向こう側には
透けた理想があって
それはいつまでも
あたしに届かないものだった

封を切った手紙は
ホームの側で泣いていた
小さな意思には無関係で

宵闇が鼓動を押して
満 ....
遠く
 
高くそびえる都会が
 
自らのまく煙と朝靄に溶けて
 
蜃気楼に見える日があった
 
 
どこか浮遊して見えるそれは
 
リアリティーを失って
 ....
神田方面から三越本店を通り過ぎた
交差点の向こう側が日本橋だ

高速道路が橋の上を覆って景観が
損なわれているとテレビでも書籍
でも当たり前のように言ってるか
らゴチャゴチャ閉塞的な景観に ....
深夜、スタンドの灯りの下で 
古書を開き、ふと顔を上げれば 
暗がりから、祖母の遺影が微笑み 

隣には、先月三途の川を渡って逝った 
富山の伯父の葬儀に行った 
お礼に贈られた 
金箔 ....
ゆれると
たおれそうになる
吊り革を握っているのに

空を見ようとしても
天井にぶつかって
視線は戻ってくる
乾いた目の表面から内部をみると
中身のぬけた卵の殻が
遺骨のような卵の殻 ....
決して口にはしなくとも 
(愛を生きる)と呟いて 
今日という日を過ごしたら 

目に映る周囲の人々が 
いつも以上に潤わしい 
家族の空気を帯びていた 

そんな時は決まって 
棒 ....
                  090709

真っ暗な
点字図書館で
目が覚めた
真っ暗で何も見えない
見えないから
目が無くなった
触れられないから
指が無くなった
怖くて ....
今日も月が出ていない

夢の中で迷わないように
照らしてくれる
君がいない

ぼくの願いをいつも黙って聞いてくれる
無口な君だけど
そっとあの子に伝えてくれる
ほんとは気のいいやつな ....
たとえば身に覚えの無いことで 
誰かに文句を言われたならば 
(すみません)とたった一言呟けば 
事物は流れてゆくのです 

流れるものは 
流れるままに放っておいて 
この世のことには ....
夜風に吹かれて
直立する空洞

枯れた片葉の蘆を
遅れて通過する
昨日の嵐
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
『少年期』東雲 李葉1*09/7/10 11:15
たった一日の航海日誌遊僕民1*09/7/10 10:59
梅雨明け前……とある蛙5*09/7/10 9:53
不眠症のうた遊佐8*09/7/10 9:38
7月10日だって詩なんだからヨルノテガム209/7/10 7:12
帰り道小川 葉009/7/10 6:37
幸福島の話あおば3*09/7/10 3:55
浪人番田 009/7/10 2:49
人間109/7/10 2:49
臼NG竜門勇気1*09/7/10 2:00
宇宙女郎花1+09/7/10 1:08
真夏の惑星aidani...009/7/10 0:48
退屈の花209/7/10 0:36
くゆら209/7/10 0:14
退廃の舞木屋 亞万1*09/7/10 0:03
珊瑚の夜草野大悟3*09/7/9 23:50
100の魔法の使い道三奈909/7/9 23:30
終わることのない舞踏[group]白糸雅樹2+09/7/9 23:07
『』かめたろう109/7/9 22:59
どうして、またホロウ・シカ...1*09/7/9 22:22
梅雨前線ジャイコ109/7/9 22:20
地上のエデン遊僕民109/7/9 22:18
日本橋kauzak7+*09/7/9 22:09
( もうひとつの世界 ) 服部 剛4*09/7/9 21:36
外、中、その繰り返し高橋魚2*09/7/9 20:46
露のひかり 服部 剛2*09/7/9 20:43
車引きあおば7*09/7/9 20:38
今日も月が出ていないwithin10*09/7/9 20:33
へのへのもへじノ胃袋 服部 剛3*09/7/9 20:19
蘆原フクスケ109/7/9 20:01

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