決まった時間に
あの列車はやってくる
はずなのに
今日は
停まらない
追いかけても間に合わない
見知らぬ女が中で笑っている
「彼女」の列車は去って行き
静かな駅のホームには
....
はじまろうとする
あらゆる終りに贈る
季節たちの語りは終わった
わたしたちは手をはなし
時間のものがたりではなく
空間のものがたりをつくる
これからわたしはここ以外をめざし
ここ以外の土 ....
北斗七星をはじめて見たのは
最近のことだ
ぼくが少年期を過ごした街は
空が区切られて
オリオンの三ツ星しか知らなかった
きみの家にいそいで
枯草の道を歩いているときだ
眼前にあらわれたの ....
岸辺だ。鳥のとまった街灯は。飛び立つしかないのだ。
自転車に乗る作業着姿の若者たちのように、世界を無視して
ぼくは車内から意識する。
隙あらば道路に飛び出してくるあいつらのように、かつては
....
昨日と同じ色の朝の
昨日と同じ匂いの時間に
気紛れに買ってしまった
オリーブグリーンの傘を開く
慣れきった慌しさのほとりに
淡い緑色の翳が落ちて
治りきらないささくれの端を ....
蝉が鳴いたら
「蝉が鳴いたよ」と言う
空が晴れたら
「空が晴れたよ」と言う
そういう暮らしを
してみたい
そういう暮らしを
あなたとしてみたい
月光が夜と重なったということ
薄雲は照らされても変わらないということ
それを私が見上げているということ
それから、繰り返すということ
始まりが終わりであり
終わりが道をもたらしてくれた
....
知の晦冥に閉ざされた盲目を
混沌が縦横無尽に終会をする
さて、始めようか。
つみとれない亡霊果実を
暗澹たる宇宙の墓で
貫徹する意識不明の夢路
濫獲された言語の希望はあてにならない
....
扉が
壁になった
観音開きの合わせ目には一ミリの窪みもなく
錠前も、蝶番もなく
光も、ざわめきも、向こう側の気配はなく
ひた駆けてきたあなたの
汗と、一千万秒が
消散した その静寂で
....
日常の底辺を二つに割って
その間を流れる河で泳ぐこと
海に出ること 叫ぶこと
朝も夜もない北へ向かって傷む
幾つもの舟は
弾性限界を突破して
大破した
塵となり
風に巻かれた星屑
....
貴方の小指は運命を匂わせ
貴方の薬指は証を嵌めて
貴方の中指は私を慰めて
貴方の人差指は罪を弾劾した
ごぜんにじ
よだれをたらしてよろこんでる
どたばたあしぶみして
きせいをあげて
きんじょめいわくだってかまわない
おとうさんとあそびたくて
おきてたんだね
ねむるふり ....
ペチッと足下がなって気付く
つぶれたキャラメルポップコーンの一粒
金曜の夜に輝きだした女の子たち
指先がおよぎはじめ
どこかへいきたくなる
移動の風景
常磐自動車道
映画館が崩れ落ちてい ....
想いの求める
伸び散らかった
指に
天空がからまる
藤の房に落ちる花穂は
千を満たす薄紫
揺れ惑う光の穿孔
押し分ける風の僣上
万香が芳しく流れる果てに、
空の軌 ....
トンネル抜けて
夜のドライブ
スピード出して
スリル満点
間違えと分っていて
間違いを行う不器用者
酒飲んで
歌って笑って
クライマックス
マッドマックス
ロッドに苦しみ
....
新型インフルエンザ対策委員会委員長に就任した朝に
愛車のポルシェに颯爽と飛び乗り
モルダウの森を抜けて
駅前NOVAで3時間で英語を習得しようとしたら
吉野家に変っていた
....
真上からの太陽には
からから と かわいた愛想をうかべて
通りすぎる季節に いつも 忘れ物
どこかにそっと届いているんだろうけど
高性能な人がうらやましい
ぼくは 羽 ....
090606
明日は投票日
誰に入れる
どこの党
煩く聞き回るのは
ご免だよ
未成年のアナタ
どこの誰に入れるか
今から考えておきなさい ....
夢の欠片を手にした僕は、
どうすることも出来ずに、
夜空を見上げて、
涙を零してた。
握り潰した、
夢の欠片で、
僕の手から、
涙のように、
血が滴 ....
息をするたびにまろびでる
わが同胞よ
生を見つめ/死はまだ来ん
と頬杖を突く
わが同胞よ
デカダンに酔い痴れ
バラックでババ抜きするあいだ
水底に澱 ....
苦手ってわけじゃないんだけど
それでもやっぱし
う〜ん
苦手ってことなのかな
毎年この時期に行われるんだよね
以前は建物の裏口に横付けされた検診車のなかで行われていたんだけど
この ....
知らないところに行きたくないかい?
学ばないひとは強い
学ぼうとしないことは無敵だ
けれど歩くよりも遠くに行きたいなら
ロケットを作らなくては
わかることとわからないこと
でき ....
シャボンのあぶくだらけで
下着の女の子たちが楽しそうに
踊りながら緩慢に死んでいく中央線の
雪明かりに似たガラス越しに
泣いている男の子たちがみえる
おちんちんが半勃起したまま吊り革のように ....
わざわざ好んで痛みを求める必要などない
足場の悪い苦境を選ぶ必要もない
水面に浮かぶ蓮の花みたいに白々と
空っぽの美しさを知ることのほうが重要だ
ぽかんと丸い広がる空の誕生日が
ぼくと一 ....
昔、私には仲間はいませんでした。
『友達』と呼べる人はいたけど、
苦しい時やつらい時、
一緒にがんばるような
そんな人はいませんでした。
ですが、今は『仲間』がいます』
心から信頼 ....
タン タラン タラララン
私の心で弾いたこの調べ
あなたに届いてますか?
転がす、均衡を願って日々
揺るがす、装置に不知火蔓延って絵に沸く思想なんてないとはなんて感性の乏しきお人だと突き付けたら返された免罪符
1の燃え盛る野心の目が表になるには6つの覚束ない幼き目が ....
空と一体になれたなら
一人ぼっちで宙に浮いている感覚
呼吸することの苦しさ忘れられたけれど
空を飛ぶ高揚感知らずにいたでしょ
浮遊してるとちっぽけな人の悩みなんて
涙するほど笑えるのに
....
コンクリートは固い。
雨は柔い。
歌声は弱い。
肉体は優しい。
地球儀は淋しくて、
ビニール傘は脆い。
君は冷たい。
君は ....
夏の入り口には、
昨日の過ちの全てを飲み込んで許す程に煌めき澄んだ空の青さと、
我先にと、重なり合って湧き立つ雲に乱反射して飛び交う光の白と、
弾けた海の水面走る波の跳ねる飛沫の頂点を越えて ....
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