もうしわけないけれど
傘を盗みました
あれほどのどしゃぶりでは
わたしは帰れない
青いベンチに寄りかかる
紳士傘の手に
浮気をしました
電車から降りると
どうやら雨を通過したようで ....
波が立っている
波が立っている
波が立っている
波が立っている
波が立っている
もんどりうっては少し
また少し盛り上がり
大きな盛りへ大きな波の
筋に白さの小さな白い
少し大きな ....
だれもいないものおきで
ほんをよむのがすきでした
だれもいないものおきで
わたしもいつかものとなり
おかれるものになるものと
おもってばかりおりました
そのいえで
く ....
壊れる/生命という線/線を描くまたは、引く/
規則を作る/自然から学んだそれは/1、と、
2、と、3、と、個別的な段階を積み重ねている/
わたしたちのできるこ ....
あなたが望むなら
私はあなたの側にいよう
あなたが望むなら
私はあなたの子供を生んで
あなたが望むなら
私はあなたが眠るのを毎日見届けよう
あなたが望むなら
私はあな ....
眠るのが怖い
眠っている間に明日を待つのが
望みもしないのに朝がくるのが
静けさに波打つベッドで
女、になっていくのが
ただ、怖い
愛も
そこにあるうちに
当たり前になっていく
わかるかい
勇猛な
ペリカンの後ろ 少し離れて
ぞろぞろ歩く人の群れ
小魚が
落ちていればいただきます
世界は
どこまでプラス ....
この世にひょい、と
生まれたわたしを
どう思おうと
わたしの自由
どう思われても
わたしは自由
つまりは
すべて、予定のとおり
未定という名が
いついつまでも
....
闇夜に赤い何かが舞う
凝らしてみると それは{ルビ天道虫=てんとうむし}
赤に斑点の喪失を携え おまえは飛ぶ
何を求めておまえは飛ぶのか
失われた赤を求めて おまえは ....
町外れの海辺の林の中に
小さなトタン屋根の小屋があって
そこで彼は毎日作っている
「動き続けることに意味がある、しかし動き続けるだけでは意味がない」
彼は思う
彼はずっと作り続け ....
深夜3時の空気は重い
朝は小さく震え
まだ誰の手にも渡りたがらない
コンビニの軒先には男女が
1つのカップラーメンを分け合う姿
2人で1つが1人を半分にして
空白に収まる愛を試す
....
何でもフォビアの
本を見て森を見ない僕はよく考えたものだ
玲瓏な水素の林檎としてのインターネットは
どこまで行くだろう
インターネットは最後には
何になって違うものになるだろう
た ....
バス停が鳴いている
訪れることのない朝のために
昨日、私はミシンの音を聞きながら
水道管の裏にたくさんの
傷をつけたのだった
手をあわせれば
祈りのように見えるけれど
....
「自分でできることは
自分でしましょう」
「やらないとできなくなるから」
「はい、分りました。」
妙に納得する。
プライバシーの保護
説明、同意の確認
敬語で話す。
尊敬
....
過去からの涙は砕けた夢
必死に繋いで掌へ
掌で息を少し
吐息を膨らませて
少しでも意味を求めて
これからを流れて行く
昨日の話は上手に出来る
明日の話は弾むかな?
....
ちいさな腫瘍があった
おそらく、せかいというものから隔てられた朝
ぎこちなく、触れることで
ぼくらが確認していたのは
痛みだったのだろうか
{引用=
この詩は、きみの
平 ....
後ろ髪を引かれる
どうして
妹のように美しい髪でなかったのだろう
暮れていく陽の
もう少しだけ、を残した
闇が束ねる
手つきはやさしくて
頭をかしげる速度で
すべて委ねてしまいたくなる ....
願いは滲んだ空より暗く汚れた考え。
ありえないと分かっていても信じずにはいられなくて。
本当にそんな人だったらきっと想いもしなかっただろうに、
そんな人であることを心の隅で祈っている。
優しい ....
青い空に飛ぶ鳩を
焦れながら僕は待っていた
いかんせんあいつは気まぐれで
めったに首をこちらに向けることはない
ひたすら窓辺で待っていたところで
いついつに顔を出す ....
逃げてた
いろんなことから
逃げるものを
追いかけることで
大事なものから
逃げてた
そしたら、
なにもなくなった
虚しくて
寂しくて ....
そんな簡単に捨てられるような
想いじゃないから
とりあえず玉手箱にでも
大事に閉まっておくよ
実はこの箱は逆玉手で
いつか俺が年老いたとき
100年分若返って
君を思い出せるように
....
また今年も置き去りにした
季節が戻ってくる
君を愛したレモンのような時間
色あせても すりきれても
捨てられなかった想いと
君をなくした雨傘の後で
気づいたらすぐ終わりがくる
....
チュッパチャップスのテーマ
作詞・作曲 青の詩人
ちゅっ☆ぱちゅっぱ ちゃっぷす〜
ちゅっ☆ぱちゅっぱ ちゃっぷす〜
ちゅっぱちゅっぱ ....
くもひとつない
おそらから
あめがひとつぶ
おちてきた
なにかの
まちがいかもしれぬ
おそらのしたで
ねむってる
ぽちがみちの
まんなかで
おはなに
あまつぶ ....
生まれ落ちた
性(さが)なれば
求めるその時は、
すべて
毒まで飲み干さずにはいられない
入口を探し当てた
斑(まだら)の蛇は、
男の耳にからそっと這い入り
女陰に巣くう蠍は、 ....
くる、と
あいつは
くることはなかった
色がいくつも
幸せになったらと
あの、忘れていた
青い日に
だけど
夜空
好きにすればいいさ
灯る
つぶやいた瞳
パリの
あい ....
やればできる そう思っていた
でも何もやらずに 幾年が過ぎ
俺は "やれた" のだろうか?
求める問いは 深い時の中に埋もれた
今はもう 何かを ....
今の自分は
きっと
幸せなんだ けれど
贅沢な 不安に
襲われて
在る幸せ 全てを
感じられないでいる
幸せと不安は
切り離せないから
くるしくて ....
いくつかの分岐点はあるかもしれない
それでも、人生という道しるべに
崖や渓流があったとしても
それは迂回するしかない
私は歩きながら、余所見をしない
直線の道を歩いていく ....
街を歩く時は
とても嫌な気分です
人と僕は
とても近しくて
僕は僕と
とても遠くなるから
僕と街は
とても違うから
機微を閉じては
鎖と指輪
誰かと誰かは誓い合ってる
窮屈な ....
3754 3755 3756 3757 3758 3759 3760 3761 3762 3763 3764 3765 3766 3767 3768 3769 3770 3771 3772 3773 3774 3775 3776 3777 3778 3779 3780 3781 3782 3783 3784 3785 3786 3787 3788 3789 3790 3791 3792 3793 3794
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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