慌ただしい朝
出勤前に身だしなみを整えていたら
妻から声がかかる

 バァチャンガナクナッタ

僕らの結婚当初からお世話になっていた
九州から出てきた妻は母親代りに慕っていた
おばあち ....
ただその一言を伝えたくて

果てしない道を越え

あなたに会いに行くよ
鋼管通りで見上げた空は
なんとなく青くて
煙突を何本も飲み込んでいた
あんた女みたいだね
それに引き換え
あたしは日に焼けた肌と
にじんだ人生と
メンソールじゃない煙草
拾っていきやが ....
私はおんな
毎日のお天気が気になる
紫外線にお洗濯
毎日のお天気とも闘う


私はおんな
キラキラしたものが大好き
可愛いものも大好き
だから自分が一番好きで
一番嫌い


 ....
僕の願いは空に
吸い込まれて雲になる
あなたが望むのならば
鳥のように羽ばたける
胸に走る痛み
いつまでも憶えておこう
こんな日々をくれた
あなたにありがとう、と。

雨が ふるふる ....
俺は俺という鎧を脱いで
ぼくも わたしも
全ての一人称を捨てて彷徨いたい
全てが嘘っぱちに見えてしまったんだ
渋谷ハチ公前のスクランブル交差点
あそこを行き交う人々がみんなエキストラに見えた ....
生まれたばかりの君は
まだ数えるほどしか
ものを
もってない

まだ ものを 欲しがらないし
きっと わからない
でも、「これを君に。」ってあげるとき
僕はとてもドキドキする
君 ....
                 090525



君のためならば
どんな苦労も厭わない
ベタなセリフを懐に
セリフを抜かして叱られる
役者さん
社名抜かして処分を受ける
アナウ ....
ブラックスモーカーの
熱い暗闇のほとりで
スケーリーフットを枕に
わたしは不思議な夢を見た

空っぽの背骨を
滑らかな夜風で満たして
わたしは空に浮かんでいた

手足になり損ねた ....
手を引かれ歩く。
懐かしい匂いのする君
その面影は記憶の水底
私が潜水夫になって強く握り返すと
つないだ手には水たまりができて
空の色を映す。


薄暗い緑の茂みの奥までくると
 ....
東の空に夜が這い出て

闇は

何もかも消し去った
濡れた瞳も
ぜんぶ、ぜんぶ

指先の温もり
錯覚

あなたには届かない
もう
声も、想いも
ぜんぶ

ぜんぶ

 ....
わたしだった
わたしじゃなかった

あなただった
あなたじゃなかった



ああ 結局どちらでも良い
はじめて壊れるときを見るか
それとも塞ぐか
どちらかしか無いだろう

あ ....
泣きそうな声でコール
終電が出ていくよ合図
逢いたくなって週末に
雨の糸を照らすタクシーのヘッドライト

どうしても伝わらない体温を
一本の波に預けて空に投げる

だらしなく膝 ....
指輪の輪の中に星を見た。

指は星をも貫く。

これだけ些細な優美。


されど骨までも、星の強靭な円によって支配されていようとは。

まさか気ままであるはずのこの眼さえ ....
貴方の影を決して踏まぬようにと
いつも三歩下がって歩く癖が
いつしか身に染み付いていた

夕暮れに伸びて行く影法師は
遠のいて行く貴方の背中、貴方との距離
沈む夕陽を従えるように
貴方は歩いて行 ....
みえるものは
たとえば、光るに足らない星たち
それは遠く、遠くにいる
だいじなともだちの
からだに巻きつく
スパンコールの糸でんわ

暗がりでもこわくない
ほらね きみがいる


 ....
ゆっくりと、撫でてゆく
背中から本能までの
または、今日から命果てるまでの
測れない距離を、あの人の言葉は
簡単に届いて、そして、
明日に色を書き足してゆく


友情、と言っていた
 ....
寂寞の{ルビ鎮魂歌=レクイエム}が
耳に残り{ルビ心臓=ハート}を食い破る頃
夜更けの月は狂った{ルビ緋色=スカーレット}

ヘッドフォン越しに響くミュージック
目を閉じれば激しすぎ ....

c かっ
こ」

あれ、かっっ、

スペース、うまくできないや、へへへ。

橙色の光は坂を照らしている。
僕は走っている。
新聞を配っているんだ。
 ....
あなたが先に眠るのならば、
あたしはその吐息で眠りにつきましょう
涙が枯れた ひとりの夜は
ゆっくりと
あるいていよう

ひとりのリズムで
つきといっしょに

行く先は決めない

足の向くまま

吸って 吐いて 吸って 吐いて の
自分のりず ....
ひとがいきるということは
いまここにいるということ
ひとがしぬということは
どこをさがしてもいなくなるということ
どこをさがしてもどこにもいないということ
すみ。 
さぇやぇ、ひろゆり。

きわつき、
をめ、
やまめかせるる、
をりをりか、なり。

くるきり、やり、
ゆれてをや。

めゃがぎり、 
はなを、
まがらせげれ。

 ....
叱られたことばかり
どうして思い出すんだろう
悪口を書き殴って
突き出して
ちっぽけな自尊心を守った気がしてた

そいつを何にも言わずに
握りつぶして屑篭へ捨てる
彼女の姿をなぜ思 ....
注)
続・素顔同盟

先生は社会を教えていた。
「……つまり、市民が仮面をつけだしたことによって、人と人との摩擦はすっかりなくなり、平穏な毎日を送れるようになった……。」
 先生は教壇の上で ....
分厚い書物に文字を書いている
たくさんの人を下敷きにして
本当でも嘘でもない文字を書いている

歴史とか文化とか
忘れ去られてしまいそうなものを
なぞるように書き記していく



 ....
き きいていて
み みみをあてて胸の鼓動
の ノイズがかった心拍音
こ こころがドキドキするんだよ
と 遠くに君をみつけるだけで

あ あいまいな今日は
い いつだっておぼろげで
し  ....
朝から晩までいたたまれない
おー神よ僕は
マシンガンみたいにキーボードを打ち鳴らしたいだけ
今朝方から降りまくってる雨にしたって
ぐったりした悲劇の切れ端なだけだって
窓越しに見てる国道 ....
はじめて母親のお手伝いをした日
食卓には不格好なハンバーグが並んだ
焼きすぎてかさかさになったそれをかじり
父親はくしゃくしゃ頭を撫でてくれた

求めていないとは言わないけれど
ただ、とっ ....
既にみた風景を
わたしは繰り返し
同じひとをみつめる

ゆらぐ意識のなかで
あなたの名前を
思い出そうとする

記憶を辿るわたしは
星の軌跡にわたしをみる
あなたの面影にわたしをみ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
悲しみを見失ってkauzak7*09/5/25 22:44
愛してるcass209/5/25 22:31
Dutchman's pipe cactus.芳賀梨花子3*09/5/25 22:15
私はおんなさき409/5/25 22:12
xxxxxx...109/5/25 22:00
本当のこと新守山ダダマ209/5/25 21:57
「僕/君/くじら」日朗歩野609/5/25 21:35
ところで、発売はいつになるんですか?あおば3*09/5/25 20:25
シーラカンスの夢nonya13*09/5/25 19:55
紫陽花夏嶋 真子26*09/5/25 19:29
闇に消えるいのせんと109/5/25 19:07
分裂笹子ゆら009/5/25 18:14
コールかのこ009/5/25 16:40
拘束と優美瑠王2*09/5/25 15:06
晩鐘遊佐6*09/5/25 14:02
めをとじて唐草フウ6*09/5/25 12:44
ボーイフレンド さくら22*09/5/25 7:19
深夜奇想相羽 柚希1*09/5/25 3:58
「飯田橋の焼肉屋さんでホルモン食べ放題。」太郎本人509/5/25 3:07
おやすみyoyo109/5/25 1:44
りずむゆびのおと409/5/25 1:40
ひとがいきるということは青色銀河団109/5/25 1:08
record_090312_2625-27@jisitsuもしゅ109/5/25 0:53
インセイン、どうして竜門勇気009/5/25 0:39
続・素顔同盟不可思議/w...4+09/5/25 0:35
下敷き1486 1...1*09/5/25 0:28
きみのこと あいしているよ。朽木 裕209/5/25 0:25
スターダスト・アライメント竜門勇気009/5/25 0:11
料理と詩についてあ。10*09/5/25 0:05
DEJAPiroue...009/5/24 23:33

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