雲海に月昇る

月はまるで僕等のようだ

月光が僕等に平等に降って

くまなくを満たしていた

僕等はキスを試みたけれど

太陽の下でも出来たこと

雲海に月昇る

月光が ....
「心地よく秘密めいた場所」で
「口に出せない習慣、奇妙な行為」に耽る君たち

ナメクジよ
ふるさとにお帰り
かたつむらないカタツムリ

「去りにし日々、今ひとたびの幻」のスローガラス
 ....
裸足の少年は足跡を

地面に刻んではあるく

テポドン発射37564秒前

富士の樹海にコンパス持って

キャンプでもいかないかい

考えなしの宮殿で開けない朝をまつ

愉快で ....
両の耳から{ルビ光素=エーテル}をそそぎ
彩なす色虫が交響する
雨の染む夜 騒がす静か
爪の生えた石ひとつ

白電燈のプラシーボ
唖として見つめるアルビーノ
花鳥の使い さよならいつ ....
鳥が一羽きり
ないている
夜中に
あの娘の名前を唄にして

星に見せかけた
小さな願いも いつか
君の瞳に飛び込んでいく

弓弦弾かれる
僕は見つける
きっと射抜かれた 

 ....
その喉に包丁を突き立て

縦に腹をかっ捌く

はらわたを引きずり出して

下半身を切り落とす

心臓を握り潰し

顔は判別がつかなくなる程度に切り刻む




あれは私の ....
鬱々とした虚飾とじゃれあって
夜はアダルトビデオに群がる猿の模型
かんたんにね冷静さを失う方が
よっぽど人間らしいんだよ 先生
お金とモザイク 無価値な僕は膨らむだけ
右へ左へ あしら ....
息をした、青空が浮かんでいった。  
 
タンポポを一輪だけ摘む
何も知らない貨物列車とすれ違う
水のように冷たいものを売っている所はありませんか
と、男の人に聞かれ
あっち、と指差す
あっち、に何があるのか行ったことは ....
きみは東京という街にやってきて 
やがてセンスを身につけるだろう 

流行りの服を身に纏い 
流行りの帽子をかぶり 
そして 
流行りの店で可愛娘ちゃんと食事する 

しかしだな 
 ....
「もう一歩前へ」という紙が 
壁に貼られていたので 
思わず左右の爪先を前に出し 
便器に少し、近づいた 

振り返れば30余年・・・ 
目の前にぶら下がる 
ふっくらとしたあんぱんを前 ....
あなたはどうして
 私の中から消えてくれないのですか

記憶からすべて忘れ去ることのできるようにと
名前すらきかなかったはずなのに

何よりも
大事なことを
たくさん知ってしまった
 ....
池袋駅の便所に入ったら 
便器の隅に 
「抗菌」シールが貼られていた 

きれい事では語れない 
生身の人間ではありますが 
魂だけは「抗菌」の 
シールをぺたりと貼っています 

 ....
空がまだ黒一色だったころ
ぼくは静かにいきていた

窓から見えるのは 絶望ばかりで
希望は何十年か前に 旅人が見たのが最後だという

最初から希望だったものなどない
最初は絶望なんてもの ....
始まりの前の闇
映画はすでに
始まっている
フィルムが
回る前の
見えない
時間が
闇を
生き生きとさせる
次々と
現れては消え
記憶にすら
残せない
微かな痕跡が
薄く折 ....
 さあ、台所にあるきらりと煌めく光りものを手に取りましょう
 それで思いきりあの人の胸を一刺し
 それかあの人の首をめがけて一突き
 あるいは手首の動脈を狙って一切り
 たったそれだけのこと
 ....
こないだ
代官山のこじゃれた居酒屋で
イギリスの旅行記を出版したっていう
色白の女の子と飲んでてん

最初の四杯は生ビールで
五杯目からはホッピー

女の子の腕が
透きとおるみたいに ....
iPodから流れる
リロンのさわやか会社員を聴きながら
雨雲の去った青空を見上げてると
心も伸びやかに 
どこまでも泳いでいける気がする

いつか親友と走った道
うぶだけど どこかませて ....
教習所で左の列に座ったので
後ろから出席簿が回ってくる。

いつもは右の列の一番前に座るから
教官から直接出席簿を手渡され
記入すると後ろの机にひょいと置いて
教官以外の人との接触はなるべ ....
愛よ


おまえは道端の石ころみたいに
でしゃばりもせず佇んでいる



それは
太陽の光をたくさん吸い込んだ布団
使い古して先の曲がった万年筆
おどけた瞳を持った豚の貯金箱
 ....
青い葉の露に溶け込み
雫は森を敲いている

朽ちた葉に 土に
滲み込んでいく
潤している

横たわっていると
流れる水の
奏でる音の中に
このまま流れていってしまいそうだ

私 ....
うず高く積まれた砂山の
水を吸いなおも輝く眩しい白に
どこからか這い登る蟻の列
崩れていく足元を超え
弛まぬ流れは頂点を過ぎて続いていく
砂の中から現れるその顔は
太陽の光を浴 ....
                 090721


数を合わせて
こんがりと焼く
よい匂いです
皆既日食にも負けません
予約客がドタキャンすることもなく
経営は安定ですと
投資を ....



(記号が離れていく)
(この消失の先にある果ては海ではないと少女は言う。
 あれはリベラだ)
 近く、震える目蓋が幻影の旅団を打ち倒し俺はベネズエラへと旅に出る。
「 ....
くちびるに触れるか触れないか
そんな軽妙さがおとなの分別ってやつだから
コミュニケーションの難しさとか真面目に考えてはいけないよ

古きよき時代であれば
裸足では歩けないほど灼熱の砂浜で
 ....
友人のS氏は寿司屋の店長さんで
毎日、寿司を食べている
メル友のAちゃんに、その話をしたら
羨ましいなあ、寿司なんか年に一度か二度食べに行く位だもん
私もそこで働きたいと仰る、
確かに寿司なんて、 ....
薄く醒めた夜
いつも話しかけては
ほどけていくような

曖昧な痛みは
そっと舌を噛んで
気付かない振りをする

斜面は転がるために
あるのかもしれないね、と
君は云った

すで ....
 正解を探す
 生まれてこの方
 テストも マナーも ルールさえ
 正解を探した
 僕は探す
 僕が生きていいと自分で言える
 生き方の正解を探す
世界に花びら 石の花
未曾有のからたち くちなし 丁子
緑を足に踏みしめて
五十歩百歩の旅枕

歩行鍵盤 飛行鍵盤
ツイスト踊るよ キャンディが
スノッブ女が映画の話
スノッブ男が英語 ....
 
 
猫だとばかり思っていた
真夜中の道を歩く
白いものは
風に漂うポリ袋だった

と気づくまで
ほんとうは
猫だったのかもしれない
全ては過ぎてしまった
真実のように

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
雲海に月昇る吉岡ペペロ809/7/22 0:59
短冊と落とし文月/ジメゴン故郷に帰れ海里309/7/21 23:58
テポドン発射37564秒前こめ609/7/21 23:52
爪の生えた石ひとつ瑠王4*09/7/21 23:32
星弓楽恵2*09/7/21 23:29
私という絶望まさたか209/7/21 23:19
電マ209/7/21 23:14
エスキース夏草野大悟009/7/21 23:03
首筋たもつ1509/7/21 21:30
寅さん、語る。 服部 剛509/7/21 21:08
便所の貼り紙 109/7/21 20:56
卒業式〜あなたに会いたい〜BOC109/7/21 20:55
だいじょぶだぁ教団の夢 服部 剛109/7/21 20:48
旅人BOC209/7/21 20:33
映画フクスケ309/7/21 20:21
人を殺すのは簡単なことです新崎409/7/21 20:07
絶対的に白大覚アキラ509/7/21 19:38
13歳をレヴューwithin13*09/7/21 19:23
ミギカタの穴ザ・凹凸目目109/7/21 18:32
愛よあ。18*09/7/21 18:30
翠雨照留 セレン1*09/7/21 16:22
…........は川口 掌109/7/21 15:47
あおば1*09/7/21 15:16
ベネズエラの夜に、e.mei609/7/21 11:44
suicaなひと恋月 ぴの26*09/7/21 10:10
Y君の日記遊佐7*09/7/21 9:26
すでにいまここがくろね3*09/7/21 8:22
正解doon109/7/21 7:57
夏の夢瀬崎 虎彦109/7/21 6:19
白いポリ袋小川 葉409/7/21 5:42

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