「ムササビはセックスした後の精子が固まって栓として膣を塞ぐらしい。次のオスがセックスするときはコルクみたいなペニスでその栓を引っこ抜くのだそうだ。人間の精子もそんな風になっていたら、浮気とか離婚とかが ....
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夕飯のあと
残した刺身を生姜醤油に漬けて冷蔵庫へしまう
こうしておいて翌日に
焼いて食べると美味しいというのは
母に教わったことだ
そういえば結婚して引っ越す当日に
母がお餞別と言っ ....
君は覚えているのか?
天と地の間に宙ぶらりんになりながら、横目で見たブランコの鎖を。
その色合いを、その時の風の香りを、その感触を。
君は覚えているのか?
十五年前の今日に食べ ....
新しい変革を求めて
探すのはナポレオン
いったい彼の辞書には不可能という言葉は
載っているのだろうか
悲しみを越えたらそのさきに
何が待っているのかな
一回だけ叶う ....
蝉の声痛すぎて
ロックのような雑音で
上書
罪の汗流したくて
気障ったらしいクーラーを
停止
脳味噌痺れ切って
言葉の切れっ端が散乱するも
放置
胸の奥乾き切って
....
きっとね、
あなたがそこで生きていていいという理由がないのとおなじくらい
あなたがそこで生きていてはいけないという理由もないのだから
そこで力強く繰り返している心臓の鼓動をさえぎらな ....
きらめきよ(この期に及んで)-
--And you've loved me like I was your brother--
きらめきよ きみのなかぼくのなか
呼応するきらめきよ
....
とんでもない。
みんな統べてひとつの原子
元を正せばただの粒子
あたしたちなんて、ほんの世界の塵に同じで
まるで生きているのが奇跡みたいだと思い込んでいるけれど
生きているのか
生 ....
飴玉こーろころ。
水が飲みたいんだ。
あぁ、ラジオがむかむかする
もう誰とも話したくないや
彼女と一緒に早く飲みに行きたい
そうだ、ドライブに行こう
まっすぐな車が、すこしでも気分を晴 ....
暦を焦がすようにして
君を忘れていきます
久しぶりに私の想像するところ
君は今でも顔の前で手のひらを上に広げて
風を乗せたり散らしたり
不明瞭な気配を集めたりして
今日を楽しんでいるの ....
beauty in the library
長い黒髪を微かに揺らして
あなたは笑った 僕の目を見ずに
「私はそれほど若くはないの」と
時の隔たりをグラスに溶かして
夢など見ないという素振 ....
僕にはとても ちからなんてなくて
可愛い君ひとり 救うことができない
誰かを救えるなんて そんな思い上がり
ばかみたいだよね にんげんなんてさ
つかったり つかわれたり
ひろったり ....
グレーのふわふわ浮かんでる
とても重そうに怒ったように浮かんでる
僕はそれを見上げながら
そんな顔してると辛いだけだよと
ちょっと大人ぶってみるんだけど
あれは少し拗ねちゃって
僕に大粒の ....
俺は弱い人間だから
逃げながら生きている
逃げながら
逃げながら生きている
昨日も国道沿いのガードレールに腰掛けて
どの車に飛び込もうか考えていた
だけどそれは最後の逃げなんだ
そしてそ ....
『愛してる』
...ッテ、イッテクダサイ。
たいせつなことは、
キミがそこにいてくれるということ。
キミがそこでボクをかんじていてくれているということ。
キミがそこでいきていてくれるということ。
つまり、
きみがそこ ....
淫らに、露出した仮想の小窓には
時と場所の不明な青空と、
見えざる航空機による白い猛毒の軌跡――
ながく留まる筋雲状の航跡が表示されていた
≫いわゆる、薬物や病原菌等の散布。
僕たち ....
行き場ならあるんだ 少し高いけど
眉間の理由はそうじゃない
キラキラ輝く その磨き方が
ここじゃ出来ぬ方法で
ずっと、瞳、閉じて
バカげてる想いかな
誰よりもキミだけを
幸せ ....
あれ?キスしている
四羽の鴉が坂川で水を飲んでいる
左の二羽がくちばしとくちばしをつなげた
右の二羽がお互いにうなづきながら
世間話をしている
今日熱いすね
泣きたくても泣けなかったあの日
こえもでずに
ひとりぼっち
とりのこされていた。
きみがいなくなってから、
なにかが、たりなくなりました。
ぼくの、いちばんまえにあったもの
....
わたし
かせきになって
ねんりょうなのか
いつかの
そらに
もくもく
わたし
かせきすって
かせきなのか
しばらく
ほねほねの
....
ひろげた手は
空へと届き
やがて
きみへと
触れるだろうか
なくした温度
乱雑な部屋に
声はひとりぶん
甘い匂いと
汗の混ざった空気が
きみを思い出させ
人混みに居ると
....
闇に溶けてく
もしかしたら、「僕」は居ないのかもしれない。
様々な波長をその感覚細胞で捕らえながら
「僕」というものを形作っていく。きみのなかに。
も ....
私はどうやって来たのでしょう
甘い香りに誘われて
無数の刃に追われて
広く遠い空を目指したか
眠り川面を漂ったのか
振り返ると山はきれいに潰れ、海はきれいに埋まっていました
....
それは一瞬にして凝固した
過去の思い出と同じように
僕は何を待っているのだろう
何を期待しているのだろう
信じられないくらい透明な希望は
信じられないくらい青い空へと舞い上がる
きっと ....
モデルルームのまえ
はやあるき
はやあるき
おい おい
それほど
はやくない
だから
はしる はしる
あしが うごく
まて まて
....
今から
じっと
スプーンを見て
はげしく
先が三つに分かれていたら
それは
フォークだから
突然
草原に風が吹き抜けて
雲海から産まれ出る
太陽
暗闇から朝焼けへ
空は様相を一変し
神々しいまでの
輝きを放つ太陽は
微かに空にしがみついていた
夜を追い払う
美しい世界 ....
ねえ、きみのなかに、
どれほどたくさんのきみが泣いているのだろう
たくさん、あふれだすたくさんのきみが、こだまする
**
ポカリスウェットとポカリスエット、どっちなの? ....
湿度が異常に高まっている部屋にひとり。
ひとりで夜風をさがす。
空しい、寂しい、暗闇で。
あたしはここにいるのに
だれもここにはいない ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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