いくつもの網膜に
いくつもの炎が
張り付いた
夜更け
焼け焦げた臭いが
漂う
黒い本に
大粒の雨が
無表情に
降り注ぐ
誰のものでも
なくなった
無機質の
思い出が
流れ出 ....
座椅子に凭れかかり
1日の疲労を改めて我が身に回顧させる
   ここはどこ?
   アタシはだあれ?

左手が6つの弦を
 押さえ
  移動する
右手は弦を弾く
  振るえ
    ....
まあだいたいに於いて
君のことを考えている時間というのは
さして忙しくもなく
またさほど疲れてもいない時なのだろう

逢いたいなとか
声が聞きたいなとか
そんな
他愛もないことを

 ....
くじけた気持ちが満ちてくるのは
自分が気難しいせいだ。

軟化した脳で考えさせ
萎えた手で持つこと

折れた足で立つこと
遠くなった耳に聴かせる
衰えることを許さないかのように
若さ ....
熱いコーヒーはいかが?
砂糖多めの
うんと甘いの
でも熱いから
くれぐれも火傷には
注意なさって

午後の柔らかい陽だまりの中で
君がいれてくれたコーヒーは
とても甘くて
優しい味 ....
しわしわ

しゅわわな

かたちよ

おつかれ


てのひらが

からだを

もちあげ

よいしょ
三日月みたいな太陽だと

月が割り込んできただけじゃねえか

三日月みたいな太陽か

戦争なんかもそうなのかな

エゴの上にネーションがあって

ネーション同士のあいだに

ふ ....
ここまで来たらはい、終 わ り 。

あとは切り捨てバイバイ、
*************ごめんね?

0に君は限りなく近いから
   さあさ0になりなさい!

擦り切れた0に近い ....
 
 
牧場の匂いがする

牛がいる
馬がいる
羊がいる
柵がある

のではなく
わたしが一人
ここにいる
 
 
夏だ
蝉が鳴いている
去年も感じた
夏だ
夏が来た。
いつだってそうだ。



大事なものは

奪われる。



信じた途端に


裏切られる。




そんな風に

真っ直ぐな瞳で


変わらない愛 ....
薄闇
床闇
死が詰め込まれて
予行演習しているかのような工業団地付近


(よく見ろ)
(貘だ!)


切れ長
面長
薄紅
薬指長い
ソリに乗った卵形
颯爽登場
詩と死 ....
限りなく広大な影の中を
私たちは飛んでいる
安らかな地を求めて

大地を駆け巡る狂気を眺めていた
ぼんやりと街に立っていると
悟りを感じ
新しい部屋を目指した
手には夢だった

リュックには袋を詰めて
晴れたときに出かけた
思いもなく
壁を押して 出て行った

ビスケットは高か ....
思う今日も 誰もいないまま
降りてこられている 蛇口をひねる
僕の街は 歩き続ける光へと 
拒否する人へと

出て行ったのは はじめた人に
その海に この日々を吐くための 
過去の季節を ....
女は死してなお美しくありたかった
最も耐えられなかったのが遺体発見現場の女を縁取る白い輪郭だった
そんなまぬけな標識のようなシルエットで、女の身体を縁取るということは
死んだ女にとって許しがた ....
水のない水槽の中で
ただじっと空を見ていた
泳ぎ方を忘れた魚たちには
青の区別がつかない

水のない水槽の中は
水がない分だけ騒がしい
自分の鱗のはげ落ちる音にすら
耳を塞ぎたくなるほ ....
おれ高校のときから女の子とうまく話せなくってさ
バンド始めてからもコンプレックスっていうのかな
負い目が消えなくてステージの上でベース弾いてても
いいところでふわっと冷めちゃうんだよね
あっお ....
糞のような上司に扱き使われ、糞のような後輩に罵られながらの仕事を終えた僕は、朦朧とした意識の中で帰宅した。


霞んだ視界の中で、世界が僕を嘲笑っている。


絶え間ない幻覚と込み上げ ....
とっても とってもすきだったから
いっぱい いっぱいすきってゆったんだ

すきなときに すきってゆったんだ
すきなだけ すきってゆったんだ
すきかってに すきってゆったんだ
すきほうだいに ....
鈴の音がなったら
ここの階段をあがって
暗いから転ばない様に気を付けて
こっちへ来て
楽しいことしよう
電気は付けちゃだめ
みんなには秘密だよ
私とあなただけの秘密
真っ暗で
あなた ....
ずっと前から見つめていた とても大きくて立派な扉
ノックして跳ね返った音に 鮮やかな景色を思い浮かべていた
だけどいつからか知ってしまった 空想の向こう現実の世界
伸ばした手を静かに下ろし ....
駅長が

ゆっくりと

汗をふいていた。


通るの

特急列車だよ。
誰かに私の思想を殺してもらいたいのです
ほらそこの君、
そう前髪が目にかかって鬱陶しそうな君でもいいよ
私は自らの脚をいつも平気でさらけ出しています
だって自信があるんだもの
私は交通事故で ....
目の前の小銭に目がくらんで
人を殺す人間がいる
貧しい国の
貧しい町の話じゃないんだぜ
余ってよどんだ金が腐ってる
この国の話だ

だってそうだろう
いつ壊れるともしれない大地に
原 ....



「――光は痛いですね。
 きみは風にのれば影がなくなるのをしっていますか?
 きみの記憶は焦らずに、
 ゆっくり歩いていけば自然と埋まってゆくでしょう。
 きみよりも地面 ....
私の友達と云う人々は、つきのひとが多い
いくつもの、ものすごいクーデターを隠し持ちながら
淡々と歩武を進めているのだ
夏の終わりに生まれるさびしいさびしい月下美人のように
ひっそりと、しなやか ....
下らぬテレビを見るまでに
落ちこぼれたとは思わない
だけれどあなたと見る画面なら
不思議、心から楽しめている

芸術と思えない歌と
共に生きようとは思わない
だけれどあなたが唄う歌なら
 ....
仕事から帰ってきたきみが珍しく
お土産があるよだなんて言ってかばんを探り
よれたスーパーの袋を差し出した



縛ってある口をほどいて覗き込むと
ふわりと青い匂いが鼻腔に飛び込んでくる
 ....
暗闇で空が泣く。
呼応するかのように、蛙が鳴く。

あたしのココロはただ焦る。

タイムリミットは数時間後。

焦りの色に相反して、空は静かに泣き続ける。
ラジオから流 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
黒い本フクスケ109/7/30 20:04
ブルース・スケール熊野とろろ2*09/7/30 17:28
君を思ふまさたか209/7/30 16:29
・∞00〇◯00時◯〇00∞・板谷みきょう6*09/7/30 14:19
たんぽぽミツバチ2*09/7/30 13:37
わしは じじいおかず1*09/7/30 12:51
月と戦争吉岡ペペロ609/7/30 12:37
limit雨霧0*09/7/30 12:06
輪郭小川 葉2*09/7/30 10:55
プル式109/7/30 10:17
YuLia009/7/30 7:00
ゴースト(無...0*09/7/30 3:22
earth夜恋109/7/30 3:14
番田 109/7/30 2:32
009/7/30 2:32
輪郭木屋 亞万2*09/7/30 2:30
水のない水槽三原千尋23*09/7/30 2:10
青いカクテル薬指6+*09/7/30 1:51
腹痛敬語1*09/7/30 1:49
すき。三原千尋409/7/30 1:47
真夜中ゆりあ409/7/30 1:42
[group]1486 1...3*09/7/30 1:38
どこかの駅長おかず2*09/7/30 1:36
真夜中のプール/黒い太陽の光ゆりあ2+09/7/30 1:36
せいじか三原千尋209/7/30 1:20
夏の日の夢e.mei2109/7/30 1:08
つきのひとゆるこ309/7/30 0:59
SPICE邦秋0*09/7/29 23:53
ツルレイシとさくらんぼの関係あ。12*09/7/29 23:37
蛙の音秋桜タチバナ309/7/29 23:32

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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