差し出した其の手は幾ら
誤魔化さないで判子もあるわ
難なら事務所で話しましょうか
契約書、御確認を怠らずに
疑いもせず掴んだ貴方が悪いのよ
値札を確かめる事無く甘い言葉に乗せられたら
其れ ....
亀有派出所の
両津巡査長は
短身足短いぼっちゃり族であるのに
かのテレビばんぐみでは
なんだか、かっこばかりが両津ですってタレントが
こっけいを演じているから堪らない
昔むかし
あるとこ ....
苛立っているのは誰か。
人差し指が差す方角には、砂利取り場がある。
緑に覆われた、不恰好な山の斜面では、
今もビアガーデンがされている。
亡霊たちの。
いわくつきの食用蛙たちの。
西瓜 ....
学校のグループで行う
キスの授業のテストは
一番嫌いな教科になった
パニックパラダイスパークは
いつになくこみあっていた
なにかと忙しいけど
飴が降っているならしょ ....
090830
らしからの
ほらの
みたなの
ほしの
かず
ふむ
あしお
と
ひろの
{引用=「 ....
星の写真を燃やす朝焼け
太陽が
世界でたった一人の友達のように
わたしに朝の挨拶をする
金曜日の新聞はおもい
そこにいた
それだけの理由で
人は殺せる
すてきな目をしてるの ....
ぼやけた視界
甘い匂いと現な空間
僕は幻想の世界に足を踏み入れる
僕の全てを曖昧にしてくれるような気がして
触りたくても触りたくなくて
笑いたくても笑いたくなくて
矛盾を生み出す心
....
うち捨てたときの痛みをお前は信じ過ぎた、渇きの挙句ひび割れた生体の表面のごとく、ただあるというだけで約束された気になっていた理由が音もなく崩れる、死際の夏が悪い足掻きのように放つ胸のムカつくよ ....
深夜、裸、横たわったまま
きみに電話をかけられるので
わたしは科学に感謝するが
その超軽量・収載辞書数世界一の
電子辞書は捨てなさい
わたしは高度を欲しない
ベル音は
ベルが発明した瞬間 ....
長女の生徒手帳は
しばしば行方不明になる
いや行方不明ではなくて
友人知人の家にある
繋がりたい友人からの
カラフルなメッセージ
で埋められた白紙のページ
僕が学生の頃
生 ....
音楽を聞かせてよ
深みに嵌まりたいの
甘い時間を舐めるように
流し目で誘惑して
耳元で囁いて欲しい
どんな意地悪な言葉でもいいから
吐息混じりで
音階をなぞって
うっとりするよ ....
都心の高層建築形から落下
する風景を思い描いて
それをみる?
眠れない夜に壁
をじっとみつめて
眠らない夜の
ように
永眠?
超高速の
列車の先頭に乗っても
追いつけない
....
たまにはいい。
サービスも悪くないし、料金も良心的。
話で聞くのと経験するのじゃ大違い。
それでも友人は
ただの一度も、席を立ちトイレに行く間も
彼女らに酒を作らせなかったし、煙草の点火もセ ....
朝起きて具合が悪いといったら
「休みなさい」
と母がいう
ぼくよりいつも遅く出かける父は
今日は会社に行ってすでにいない
うまくいった
とぼくはおもった
普段なら熱をはかられて
「 ....
夏から落ちた
蝉がころがる
しがみついたポーズで
秋の訪れ
夜風にのって金木犀
星がきらめく午後8時
わたしは夜に泣く蝉
儚い生き物
どこかの国の学者さんが
音符の組み合わせを計算して
私達があといくつ
歌を作れるのか発表した
なるほど
人類はそうやって
段々と終わっていくのか
新しい歌の生まれぬ世界で
人々 ....
球があった
それは今まで全く転がらなかったが
最近やっと少しだけ動いた
続きを期待したがそれ以上はなかった
しばらくはいつもと変わりなかったが
私が意思表明を始めたあたりから
球は ....
はいりなよ
いっしょにかえろう
ずっと制服に閉じ込めた
光るボタンは、すなおになって
想いを告げる
雨の放課後
目をかわしたら きっと
また、何もいえなくなるから
少し見 ....
飛翔する鳥は駝鳥を馬鹿にしていた。
飛べない鳥は鳥では無いという彼らの傲慢さ
飛翔する鳥は自由だという。
飛翔すること自体が美だと。
彼らは美を体現していると自ら誇る。
それを群れの中の ....
おぼろげ、息が苦しい、
あの角のまあるい
ケシゴム
を
ヤミノナカニホウリコム
最新だ
最新だ
最新だ
さい
しん
所謂、doorからdoorへのsampling
....
うす暗やみの酷い雲
褪せた紫の大陸
農村地を走る若い自転車
城へ、城へ
うす暗やみの酷い雲が立ちこめた
生きる術もない
だからそれが其処のルールさ
生きる術もない
古城のようなアン ....
まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん
あーべまーてる、まりあ、あーめん
キリスト者はその昔
神の物語に身を重ね
沈黙こそが愛なのだ
神の苦悩に同苦した
....
{引用=「それでも、こころの中のたいせつな部分に、美しい、青い麦の生えた
草原があって、その向こうには荒々しい崖と海も見えて、そこではわたしとあな
たは虫捕りあみやかごをもって、いまでもはしってい ....
月はこんなにも暗やんでいるのだが
僕はなぜ今日も眠りに落ちていくのだ
腰掛けるとき 眠りの深淵だった
ここに何にもしていないみたいにぼんやりと心地いいのだ
帽子を散らばる僕は出してあった
....
装飾は銀でされていて
その姿に見とれていた
純銀の玉がたくさん入っていた
サバには逃げられるが
深海の中を
魚はさまよう砂の中に潜って
タイの捕獲できた世界を
女性ダイバーがひとり
....
まちは自殺にみちあふれている
例えば、東京駅
階段は一つ一つが絶妙にとんがっているから
僕にはその角に頭を打ちつけるくらいしか使い道が分からなかった。
そして、ホームも ....
テキストと
貴方は無関係
ほんとに
本と一緒になるから
全てが色褪せて
変に醒める
ほんと
キスをしても
....
【Cabaret】
夜の帳が降りた街の片隅に静かなセレナーデ
片足の黒猫がさ迷い歩くわタンゴ
ネオンが煌めく店から流れてくるジャズ
今夜も恋焦がれる男たち ....
うつろな姿に 果てる
自然を消耗し 切り崩す手で
織り成し 製造してきた
驕りのあまたの 過去世につづった史暦を
科学と呼ぶなら
未来圏に向かって 誰も知らぬはずの新たな
法則の検索
....
季節外れの
逃げ水を追いかけるように
伸びては
落ちる
あの夕暮れの
ふたりの影に
シャッターを切った
その瞬間を
名づけることに
いまだ
迷わずにいられない
夜の気配ににじ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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