美しい歌声が嘘を残して海に散る。
そんな憧憬をすぐに蹴散らす僕の耳。

悲しみの表面には君の笑顔が映らないように、
僕の涙の成分はすべて君への憎しみで出来ていて、
もう空に昇るのは雨の支配し ....
待ってろよ もう少し待ってろよ
お前の世界を一瞬で変えるような
言葉を持っていくから待ってろよ
生きてろよ とりあえず生きてろよ
お前の肩の力が思いっきり抜けるような
最高の一発ギャグを持っ ....
固有名詞が形容詞が
動詞が助詞が
馬鹿が食い物が
何がならんが
並ばんが

よく動くが
眼球が

真冬が
真冬が
来ようが
来まいが

死ね

 ....
わける血のない石くれ
落ちるものは流れ
焼けたものは渇き
散ったものは滑り
登ったものは尽きる

かざした手からそっと
見続ける月の こうこうと湧く光り
だしてくれとどこかで
牙をむ ....
ある人の足音が
突然聞こえなくなりました
スリッパの
ぱたぱた、という
少し孤独な



それからというもの
わたしは
主のいなくなった
スリッパを
齧っては吐き出し
齧っ ....
平べったい空は
広すぎるキャンバス
遠すぎて届かない空を描くのは
風の気まぐれと星々のルール
空の下の僕らは
眺めるしかない
僕らに許されているのは
気に入った絵はがきを  ....
いつもの駅で君と待ち合わせた
フェンス越しの空はかすかに春の色
明け方のホームはやけに静かで
寂れたベンチに腰掛け電車を待っていた

君が振り返らずに歩いていけるように
余計なこ ....
傍観してる俯瞰のカメラ
鈍感な市民は気付かない
共感してるイメージは全部
本当は全部作り物さ

考えてみてよ 言うほど世界はそんなに汚いのかい?
考えてみてよ 言うほど人間はそん ....
朝な夕なに
透きとおった四次元を開きながら
舞い降りてくる 
あさぎいろのかぜははげしい
 ....
誰かが
呼んでいる
「おれを撮ってくれ」
写真を撮っていて
そう聞こえることがある
その時
共振するように
シャッターをきる
撮すではなく
写っている写真が
そこにある
つまらないことを
ひとつずつ重ねて

積み上がったところで
オーブンで焼いた

不満と愚痴を挟んだパイは
意外と良い出来栄えだった

ナイフを入れて切り分け
フォークを突き刺して
 ....
 白い鳥たちが白い空に飛び立って消えてしまった。 少年は赤いリボンにくるまれたプレゼントを抱えて空を見上げている。 赤いリボンは見えない風にさらわれて、白い空に舞い上がった。

 夕暮れの暖かい光 ....
生きることに疲れたっていいじゃない
私だって忙しくてたいへんなの

母は困ったように笑って机を叩いた


俺を産んでくれたのは彼女だ
母子手帳を見たらそう書いてあったし
父も彼女しか愛 ....
 意味不明なことをわめき続けることに疲れた



幼い頃、ぐずっていると「言わんとわからんがい」と言われ
言わなくても分かる関係に憧れたけど
やっぱり黙っていては何も伝わらないことに失望し ....
モノクロームに写る鏡を覗く。中には六本指の怪人リルライコビッチがいて
彼の醜さに驚愕するんだ


初めましてマドモアゼル^^


彼は礼儀正しい。というより今時珍しい紳士だ ....
「永遠の純情セブンティーンでいたいです☆」
ってあの娘
汚れてるくせに
あの娘は私と一緒といた頃とは全く違う人間になっていた
私はあの娘がいけいけのセブンティーンだった頃に
わかりもしない哲 ....
 
 
コップを割ってしまった
深夜ひとりで
お寿司をにぎっていただけなのに
お刺身はさくのものをスーパーで買ってきた
赤くて二割引できれいだった
酢飯は作り方がよくわからないので
知 ....
王様ゲームで君に「好きだよ」と言う夢を見た
朝、目覚めて良かったと思う反面
続きも少し気になった
君はどうしようもなくて友達に抱きつき
僕は「やっちまったな」というしかめっ面の演技をしていたか ....
優しい風に
吹かれて・・・・

あの日
僕は憎んだ
その風を

その微笑みを
その温もりを
その眼差しを

隠していた苦しみを
さりげなく触れられてしまったこと
言いだせない ....
生きる意味はどこに落っこちているの?



透明なそれらは簡単には見えなくて

僕の心の瞳は

何年も、何年も

ちっぽけな意味を探し続けている


夏を彩る ....
夏の乾いた心に結晶する
ホワイト・サイの六花
明け方 西の空に力強く
まだ月が見えたころのはなし

気持ちを繋ぐロープは
駅前の人、人、人で混線中
ひとまず心を落ち着けようと
スコッチ ....
 あらゆる感情の
 埋蔵と伏線に祝福を




Re:髪の毛を食べたけれど、火葬場の味しかしなかった

爪の甘皮だけゆっくり剥がしていくよ
呼吸は乱れても、君を思っていた ってことにしておいて
知らな ....
「理想は我が心に宿る時に力を生む」
しかし、共有されすぎた理想が
その実現を他から強要され始めたとき
もはや「理想」の影は消え去る

 紫の空が広がっていたとして
 それに心奪われた状況に ....
こんにちは おはよう
おやすみなさい

空はどうにも青いのだけど
僕には少し眩しいらしい

少し退屈を持て余す位が
多分ちょうど良いのだ
ある日僕は泣くことを憶えた


僕は
手をせいいっぱい伸ばして
大声を上げて
あなたを呼ぶのだけれど
僕は
あなたの名前を忘れてしまう
生まれる前から
知っていたのに
あ ....
空路でやってきた体は疲れ果てていた
予約していたホテルは見つからず
青い夜が頭上を覆い尽くしていた

南フランスの深夜
回りにはいくつものホテル
僕は歩かなければなかった
しかし水もなく ....
これからの都市は
廃墟ではなく
ただ遺跡になる努力を尽くさなければならない

地震であれ戦争であれ
天災においても人災によっても
焼け野原になどならずにすむように

大事に大事に住み終 ....
空の不具合
塗りつぶし
雨の服装
脱ぎ捨てた

虹の伏線
引きながら
恋の複雑
すり抜ける

夏へ吹く風
手を引かれ
傷を含めて
混ざり合う

理想ばかりを
砂に描いて ....
暗い夜の闇の向こうへそっと手を伸ばしてみただけ
明日がくれば日々の事にまた目を奪われて
思い煩っていた時間の尊さも僕たちは忘れ去ってしまえる

信じたい事 疑う事 とにかくここにある事  ....
期末試験の採点が済み 
ポストにコトンと
成績報告書を投函する

苦労してつけた成績は
大学の教務課に届き
機械的に処理される

名前の並んだお寒い紙に
SだのAだのBだのCだの
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
海嘯ジャイコ2*09/8/7 23:42
本気の冗談新守山ダダマ609/8/7 23:41
余りに腐女子的なzihan0*09/8/7 22:40
じゃり砂木7*09/8/7 22:32
足音小原あき4*09/8/7 22:30
空のミュージアム遊僕民009/8/7 22:19
前橋駅[group]1486 1...0*09/8/7 21:36
BYSTANDER[group]0*09/8/7 21:14
ゆがんだ星のうえでは信天翁109/8/7 20:56
写真フクスケ109/8/7 20:55
認識未完9*09/8/7 20:46
けーきのひ。志賀羽音309/8/7 20:31
俺の手を触ってよ愛の嗚咽109/8/7 19:28
積み上げられた石within9*09/8/7 19:16
怪人蓮沼 栞009/8/7 18:50
Personality Crisisゆりあ3*09/8/7 18:28
破片たもつ909/8/7 17:33
頬をつねって半笑い中原 那由多2*09/8/7 16:51
想い出乱太郎10*09/8/7 16:18
三奈5*09/8/7 16:13
パーペンディキュラ瀬崎 虎彦3*09/8/7 14:49
思考と今日の雨の中で思うことゆるこ009/8/7 14:02
オセロ邦秋009/8/7 9:16
挨拶風見鶏309/8/7 6:14
祈ることを忘れたのはいつからだったんだろうまさたか109/8/7 5:42
マルセイユの夜番田 309/8/7 4:00
自由詩な葉っぱ録/美しい遺跡になるために海里109/8/7 1:55
夏の共犯者宣隆2*09/8/7 1:46
8月のラジオウェーヴフミタケ3*09/8/7 1:27
SだのAだのBだのCだのFだの[group]瀬崎 虎彦4*09/8/7 0:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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