たとえば、目の前に
誰もいないことにして黙りこむのは簡単なのに
誰かいることを認識するのは存外むずかしい

いないふりをするのは比較的楽なのに
いることを知らしめるのはあまりにむずか ....
迷って
悩んで
苦しんで
笑う

最近泣いてないな
最近喜んでいないな
最近痩せたな
最近幸せだな

命を大切にな!は
ヒイじいちゃんの
口癖だった
今生きています。
家の押し入れにしまってあった誇り被ったギターを

みつけだしてそこから僕の人生は決まった

一人もくもくとそのあまり音がよくない安物ギターを

朝から晩まで引き続けていた

将来はビッ ....
ゴミ収集場車から 灰色の服を着たお兄さが降り
腐臭を放つゴミを次々に投げ入れた

テレビでは ダルビッシュの投球を実況のアナウンサーが
「魂のこもった投球です」

コンビニに行く
「環境 ....
おーいおーい
どこ行ったんだぁ
目の前に座る君
おーいおーい
帰って来いよぉ
はかり知れない脳内世界

テーブル挟んでさまよいだして
いつ戻るとも知れない君よ
いまどの辺りにいるのか ....
世界にはあまりに下らないことが多すぎて

いらないモノが見えすぎて

両目を潰し

耳を削ぎ落とし

消えてしまいたくなる時があるけど

坂の上から見える夕焼けに照らされた街の美し ....
電車がたどり着く前の
胸のざわめき
生暖かく
気持ち悪い風が
僕の隣を駆け抜ける

飛び込めば冥土
流される人

壁と壁の
狭い隙間を
もぐらのように進むよ

このまま遠く
 ....
「すきなんだよ…」
蝉の声と重なってよく聴こえないよ、
ねぇ そんな顔をしないで
ブラウスの裾掴まれても困る
だってわたしは あのひとのもの
つい最近だけど かたおもいだけど
それでも ....
クラブ重病 に響く難病フロウ

フロ入ってるか入ってないか プロファイリングする

捜査一課の係長

の 刺すような冷たい視線が甲州街道を冷やす 8月16日



大原麗子の残像が ....
時折
ある曲のフレーズを
思い出したように
聞きたくなる

煙の臭いと立て看板の
どれも同じような
スローガンが
かなしく
風になびいていた
安保の季節の終わりの頃
時代という過 ....
青々と生い茂った広大な芝生の丘に乾いた細身の葉先が隙間無く犇めき合い、そっと朝露の雫を麦藁帽子代わりに被っては祈り誰かを待っている
其処は天と地を糸電話よりももっと古来の伝達で繋ぎ御魂捧げる{ルビグ ....
浴そうに張ったお湯に
指を挿し入れる


前のめりになれど
湯垢の帯を隠すことなどできもせず


立ち尽くしたまま夜を明かせば
ふやけた皮膚の中には
誰の後悔が詰まるのだろう
 ....
温もりと
甘い言葉で
相手を酔わせる
夜になれは
魔法使いになれる
黄昏に、思い出すのはただ一人

遠くを見ては 繰り返す

あのときも

あのときも

私はあなたが好きでした

照れて視線をそらすほど

愛おしく思っていました


こう ....
だいすきと言ってしまえば
それだけのただのことばに
なってしまうの


「その辺で待ってて」だたち
にその辺にあたしの場所を
つくって待ちます


にんげんはこんなに体のお
おき ....
届かないと思っていた扉の取っ手は
いつの間にか腰の位置になっていた


背が伸びて視野が広がる
遮っていたものに追いつき追い越し
世界の大きさに少しずつゆびが触れる


もうすっかり ....
わたしがひねくれたようにナツの腕を引いても、
なんの音沙汰もなしに日常が会話するので、
ほんの少しだけでも触れてほしくて、
わたしは罪深い唇をカッターで、すこしだけ切り落とします
それは、最近 ....
うつくしいものは、あなたの涙
うつくしいものは、あなたのくちびる


うつくしいものを知らずに、あなたは
地上を這い回る、あなたは
哀れでいとおしく
人はたくさくんの月や星や太陽を贈る
 ....
わたしは
風をおよぐのがすきだから
太陽との相性は
とてもいいのだと
思う

汗ばむ腕と首筋に
水の匂いがたむろして
わたしをいっそう
およがせる



 夏にはもと ....
 抱きしめた白い少女は、ぼくを抱きしめていた。透けるようなその白さは光を吸い込んでいるように輝いている。

(ゆめをみる、)

 遠くで男が処刑されていた。首と胴が分かれてしまった男は黒い液体 ....
{引用=夜}
天球儀まわる
透明に

川底をめぐる
闘魚の輪郭

壊された客間のドア
こぼれる鍵盤

遅すぎた伝令
到達しない 手

灯台の照らす
静かな波間

幼い寝 ....
ノリの良い曲を
聞きながら
君のカットを待ってる
午前9時
静かに待ってる
僕を尻目に
店員さんと楽しそうに
おしゃべり

この後何処に行こうかと
思案する僕の横を
流れる車
 ....
喪服を着たおばさん四人
交差点を渡り、口々に話す。

一人は楽しげに
久しぶりねぇ
などと通夜であることを忘れ

一人は怒ったような顔をして
どうしてなんでしょうねぇ
などと宣う
 ....
きょうは蛇口を ひねらない。

時間にとまってほしいから。

きょうはふとんを たたまない。

帰れる場所が ほしいから。


けれども窓は あけてみる。

ほんの少しだけ あけ ....
暦を一枚、捲った下に 
「我事に於て後悔せず」 
と云う、宮本武蔵の一行が 
過去から語りかけていた。 

侍の幻影、目の玉を動かさず  
うらやかに 空 を観る  

暦を一枚、捲 ....
               090820






再導入された
資本主義と
評価を得たが
貧乏暮らしが
良くなるわけではなくて
お金持ちが再評価されて
資本の形成が促 ....
誰もいない道を歩きながら

自分の事について 考えていた

近くに 白い煙が上がっていて
とても綺麗に 思わされた

そうして 頭の中に巡らされていた
なかなかでも、手にできずに
 ....
どこかにいってみないかと
問いかけることのない自分に
人がいる
問い続けない誰かでなく

いる けれど 消えた全体の
言葉の破片を散らしてみる
忘れられるまで 自分の
行く 体に

 ....
白痴にも似た怠惰と無神経さであの娘を傷付けた
頭が回らなかったんだ
君のあの日の日記の不機嫌さはおそらく私に向けたもの
悲しいから
くやしいから男の人に頼る
不機嫌になったら男の人に救っても ....
はじめて日の出を見た

はじめての春がきて

はじめて二本足で立った

はじめて箸を持って

はじめて友達ができた

はじめてひとりで電車に乗った

はじめてのピアノは嫌いだっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
でんわ因子3*09/8/21 0:33
デストニーペポパンプ7*09/8/21 0:00
忘れていたあの場所こめ1309/8/20 23:58
恋いkalibo...009/8/20 23:56
しゃっくりテシノ009/8/20 23:50
スタートkuane109/8/20 23:07
『海ともぐら』海 猫209/8/20 22:21
こいはるこ409/8/20 20:49
魔夏猫道209/8/20 20:39
あの頃フクスケ009/8/20 20:04
『枕木の契る丘』Leaf1*09/8/20 19:49
お題/君の居ない景色茜井ことは2*09/8/20 19:26
温もり夏川ゆう109/8/20 18:52
黄昏の人スウ209/8/20 18:21
むっつ もうすぐはたちのうたはちはちよん5*09/8/20 17:12
わたしのうたあ。24*09/8/20 16:22
ナツゆるこ409/8/20 12:26
うつくしいものへ由志キョウス...309/8/20 11:20
夏を漕ぐ千波 一也5*09/8/20 11:14
ゆめのむれ。志賀羽音409/8/20 10:37
夜と昼曠野109/8/20 9:41
午前9時ミツバチ2*09/8/20 9:36
通夜……とある蛙11*09/8/20 9:29
【蘇生】白こうもり109/8/20 7:26
武蔵ノ伝言服部 剛309/8/20 6:42
イデアの影あおば10*09/8/20 5:29
浸かる空番田 109/8/20 3:47
やってくる109/8/20 3:46
君と私で一緒に星になるゆりあ309/8/20 3:24
最初で最後の道瑠王2*09/8/20 3:04

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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