夕暮れの縁側
ふと気が付けば
秋はすぐそこで
僕の憂鬱を抱えて待っています

ああ
夏が終わるのか

そう呟けば
少しばかり涼しい風が
心の隙間を
通り過ぎていきます

夏の ....
川は流れる
四季がめぐるように
花のしずくは落ち
あらたに芽吹くときも

唯ぼんやりみていても
まよいごとに刻まれていても
その音は捕えることのできない
川は流れる

もえて煙 ....
時追鳥を 知っていますか?
時間を追いかける鳥 それが、時追鳥

大きな羽根に小さな身体 頭は小さく 尾羽根は長い
七色の鳥だと言う人もいれば 真っ白だったと言う人もいる

ゆっくり過ぎる ....
地球の公転軌道がほんのわずかずつ
ずれていることを憂うガリレオの
思いを想い過ぎて
抑うつ気味になった僕は
バナナがいいと聞いて
毎朝食べるようになった

いつか太陽の手をはなれ
地球 ....
風の
含んだ栄養を
いいだけ食べたら
夢見の時刻

よいことも
よくないことも
よい、を満たしうる
定義のことも
ときが
過ぎれば
牧草になる

風に
吹かれて
 ....
あんなに耳障りだった蝉の声も
虫眼鏡で集めたみたいな痛い陽射しも
まるで色あせ始めた遠い物語


なだらかな坂道を自転車でおりると
向かい風がほんのわずかの後れ毛を揺らす
時折小石が顔を ....
夜1時コンビニ
酒とサガミオリジナルをかごに入れて
女の財布からそれらの代金を支払った


誰もいない交差点
点滅信号と一緒に
奇跡が通り過ぎるのを待ってた



いまだ

 ....
「ほら、見てごらん」
「あれが、寂しさだよ」
そういう触れ込みで示されたのは
明らかに放置され、錆びた自転車
「ほら、どうだい」
「この見窄らしさ」
「これが、前世紀の象徴だよ」
そうい ....
 背中をな
 お風呂場で引っ掻くとな
 垢がでてくるんよ

 擦っても
 擦ってもな
 止まらん

 へばりついている
 考えたあない嫌なこと
 食べ飽きたものもの

 守れへ ....
知ってたよ
もう私が要らない事くらい
代わりはすぐに
いつでも見つかる
誰でも構わないのだから

社会の歯車
噛み合わない一瞬で
首が脆くも刎ねられる
積み上げた石を
蹴られて
 ....
Mは

もう名前すら忘れてしまった

突然消えてしまった


彼の為のコースがぽっかりと空いた
選手登録表が
一つ埋められなくなった
仕事が増えた


マリファナをやっている ....
ドキドキするのは

不安と恐怖とあなたのせいだよ。

生きている。

まだ。

この心臓という臓器が生きてると苦しくてもおしえてくれるんだ。
緑の樹

白い犬

気まぐれな空

君の視線

目が見えるから見えるんだよ

淡いな

この世界

わたしが歌を歌ったらね

君の罪深さをさっぱり洗ってあげるよ。

 ....
言葉を忘れれば
外には雲が漂い
青い空に白い雲が漂っている
そこにいる 雲だ

僕は いろんな色が
ポスターのデザインにされ 僕の
前にあった
ここではない場所に出かけていく

食 ....
誰の声もないままに
歩いていくと
どこまでも続いていくみたいに
寂しい限りだ
そんなものをふせこんでいる

近くには蛙がいて
向こうには谷があった
誰に会えるだろうと
近くには海 ....
パルとニュウはあやとり専門学校で出会った。
二人は毎日仲良く電車に乗って家に帰る。
MP3プレイヤーのイヤホンを二人で耳に片方ずつ着け、
パンクバンド「五体満足」のファーストアルバムを聞きながら ....
ぬめりを帯びたきみの声は、
彼女の黒髪に吸い込まれてしまい。
ぐるぐると絡め取られた手足の先に求めた意味を、
きみは簡単に剥がしては食べてしまいます。

彼女の記憶のなくした部分には緑色のわ ....
今日は日が赤かったので

ブラインドを下ろした

先ほどまで、熱く不快だった光は

今や小さく丸い粒になり

それが宝石のようで

きれいだった

体を焼き尽くす日だけども
 ....
干からびた夜空に、わたしの喉は辛く蠢いて。
どうにも君に見せたい星が見つけられずに困っています。

ほら、やっぱりあの日に流れ落ちてしまったのではないかな。

彼女の黒い髪と共に海に流してし ....
墨色に溶かされたあなたの体が、
ここでは美化されて壁に飾ってありました。

両の手首には楔が三本ずつ打ち込まれ、
鮮血に染まった空が少しだけ泣いているように思えます。

細長く、節のある体 ....
目と目を合わせて
喫茶店で待ち合わせる
男たちが噂をする
グラマラスな谷間

握手で出した手を
叩き落とす
ガードは難い
目をギラギラさせる

抜き足差し足忍び足
そっと近づき
 ....
昔あなたが
歌ってくれた
丸い月に
響く歌は
僕の心を揺らしている

懐かしさの陰で
小さな背中が
泣いている
作り笑いの
裏側で
指折り数えた夢
いくつ諦めてきたの

叶 ....
異常気象というけれど

二十四節気はまだ狂っていないようだ

啓蟄にはたしかに土の匂いが漂いだすし

きのうは処暑で

あきらかに暑さが退散している

加害者づらしてエコを論ずるよ ....
私は私の砲丸を 
(その重みを片手に乗せて) 
投げる事が、できるだろうか? 

今日という日を、生きるのか 
屍のように{ルビ彷徨=さまよ}うのか 
きっと二つに一つの事で 

いつ ....
「拝啓、ジョンレノン
ぼくも貴方もたいして変わりはしない
そんな気持ちで貴方を見ていたい
どんな人でもぼくと大差はないのさ…」
そんな詩を声高に呼ばわる声が木霊する季節があった
今からちょう ....
その合間に

Stranger から
Honesty にかわる


その合間に

今日の失敗を
またつぶやいて


その合間に

明日の仕事の
算段が溶けていって

 ....
今日も現場で草むしりをした
なぜ草むしりをするのかを上司に聞いたところ
みっともないからだそうだ
お客さんが来たときにみっともないからだそうだ
アメリカやフランス発で
雑草の効果的な生か ....
あゝ、なんてのんびりした夕暮れだ
虫も鳴きだしたぞ
つい昨日までのおおいばりが
まったくやる気なくして
しゅわしゅわしゅわ
わしゅわしゅわしゅ
わしゅ〜
むぐう〜
黙り込んでる
近く ....
地下を埋め尽くす8頭身の化け物
有象無象を食べている
偶に亀裂から堕ちて来る
生け贄も食べている


ビル群は高みから虫螻を踏み潰す
地下鉄網より低い場所で化け物は
虫を泥で育てている ....
わからないことがわからないよりはましだった

点滴をうたれつづけている腕はもう
黒くしなびてしまった
かつて素描を誉められたうで
私本体はいつだって二の次だ
だったら    。

整い ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏の記憶ミツバチ8*09/8/26 15:36
Ξ唐草フウ2*09/8/26 15:18
トキオイドリ甘菜409/8/26 14:41
祝福within18*09/8/26 14:40
木曜の牛飼い千波 一也4*09/8/26 13:37
夏休みあ。22*09/8/26 12:47
ストップudegeu...009/8/26 9:53
ウロボロスゴースト(無...1*09/8/26 4:35
垢擦り北村香織109/8/26 4:03
救いはありません。AKiHiC...109/8/26 2:45
失われた水泳部員北村 守通209/8/26 2:24
鼓動アサギ109/8/26 2:07
瞳にうつるもの009/8/26 2:01
希望に誰かを番田 009/8/26 1:41
触れる壁だけが009/8/26 1:40
アリクイの一生かいぶつ309/8/26 1:01
シトシンの雨を。ジャイコ309/8/26 0:20
ブラインド黒川 蔵人009/8/26 0:20
グアニンの思い出。ジャイコ209/8/26 0:18
そこにアデニンがいたのなら。109/8/26 0:02
アマゾネスペポパンプ6*09/8/26 0:00
よるの歌ミツバチ6*09/8/25 23:38
処暑吉岡ペペロ709/8/25 23:33
ひとつの砲丸 服部 剛309/8/25 23:19
あの夏「拝啓、ジョンレノン」ふくだわらま...109/8/25 23:15
紅茶が冷めるまでAB(なかほ...309/8/25 23:00
グリーングラス馬野ミキ1009/8/25 22:51
草野大悟1*09/8/25 22:47
ゴースト(無...0*09/8/25 21:20
酸性雨ソーダKETIPA109/8/25 21:17

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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