最近は気候がいいせいか
調子がいいみたい
うん
嘘です
実家に帰ってます
これも嘘です
週7日勤務して
金曜なのか火曜なのか分からない
1人 ....
言葉に割れる岩道の
ひとつひとつがまたたき並び
空の底へと落ちてゆく
出せずに裂いた手紙のように
曇のほとり
ひとり祈り
この手を焼く火が
この手のみであれ
....
駅の東口を出る、二、三歩の、携帯のメロディ
ごめん、やっぱり会議で遅くなる。
待ちぼうけに、溜息が渇いた
不似合いな街の、バックグラウンド、どこか鮮やか
歩きついた香水店の、誘惑の一滴
....
君は幸せを幾つ望むだろうか?
世界が幸せである事
友達が幸せである事
大切な誰かが幸せである事
君がこの世で
唯一の存在ならば ....
私だってムカつくことくらいあるよ
いつだって泣き出したいもの
いくら神様を信じていたって
いくらきれいなものが好きだからって
現実、そんなこと言ってらんないでしょ
だから諦めることに ....
お正月
母の実家から見える
山脈の麓にスキー場があった
数キロ続く田の先にある
駅前の街のそのさらに数キロ続く
田の果てに
スキー場が見えていた
とても遠いところなのに
....
手にあまる
廃屋の残照
すぼまり 壁のない木の間で
林檎の古木は やせて
皺寄せた彩雲にのばされた からまる腕
実生の木 は、
今 ほろほろと 終わりを迎える
小さな青い果実を せい ....
窓を開けると部屋に入り込む夜の冷気
あぁ、もう秋だ
日毎に高まる焦燥と新鮮な倦怠を更新して
静かに沈没していく街の灯
眩しさ。もう生まれることのない昨日の眩しさが生きたのか
透明な漂流物 ....
愛がやるせないときは
夢を見ればいい
夢がやりきれないときは
音楽を聴けばいい
音楽に疲れてしまったら
女の子に
カワイイ女の子に電話してみようか
愛がやるせないときは
....
空はどんより曇り空
それなのに憂鬱、休日出勤
だーれもいないフロアに内線が響く
>めし行く?もう昼だけど?
やったねお誘いごちそうさま
いつものきたない定食屋
おばちゃんは今日もテンパ ....
コップの縁からあふれている
緑は
泣き出しそうに
低いところへ向かっていく
その底辺で
受け止めて
手の中に溜まっていくのをみてる
私の睫毛の先から漏れた
藍色と
手の中 ....
沼は待っていてくれた。ホテイアオイは相変わらず所狭しと繁殖し、岸際を覆っていたが昨日ほどではなく、私は胸をなでおろした。この分ならば、釣りになるだろう。キャスティングするのに邪魔になる風もない。まだ ....
ことばカタパルト
秋には空が高くなる
魚たちもぽんぽん跳ねる
ぴちぴちと
身をくねらせて青空に踊り
それからぽちゃんとするだけだけど
きれいだし面白いし
十分じゃないか
ボラ、 ....
インフルエンザの{ルビ影響=インフルーエンス}でしょうか
秋風に風邪をひきました
夕方になると熱が出て
夢だとわかっている夢の中から
戻ってくるのが一苦労
彼岸花がそろそろだと思っていた ....
二週間に一度
電車に揺られ
ヘッドフォンで耳を塞いでもうなんにも余計な物は聞かないように
通い慣れた踏切/目的地以外は何もわからない駅/ひゃくにじゅうえんで三時間珈琲
先生はどうですか ....
変われなくて悲しい?
楽しくなくて寂しい?
誰もいなくて孤独?
君は17才
生きてるって思えるだけでいい
快感でしょ?
周りのみんなが輝いて見える
でも君は神様に選ばれたわけじゃない ....
こみどり待たせた道路の白線
丸い木の輪に赤い手のびる
二本の足に根の指下がり
みじんぎりの水 羽根切り回り
枯れてく管に門出の粉族
ふくらむ尾の顔
爪先に笑う
部屋に屋根飾り 灯 ....
はたしてそれは
恋だったのでしょうか
はたしてそれは
愛だったのでしょうか
はたしてそれは
はたしてそれは・・・
本当に
私の想いだっ ....
揚げたてのエビなら隣テーブルで男が食ってるよ
おいしそうにね
俺は放とうとする
微かな 狭間は
巡られていないのだろうかと 部屋に
投げ捨てようとする 自分ではないものを
黄緑色の 抱こうとしてきたもので立つ
風景をそんなふうに
響きを 立ち ....
さよならの日は 風の日だ
けれど 怖がらなくていい
雲はいつだって自分を壊してゆくし
空だって ためらうことなく色を捨ててゆく
こうして みんな秋になってゆくんだ
....
七年ぐらい土にいて
一週間だけ空にいて
今は何処を飛んでいるんだろう
部屋に落ちていた蝉の抜け殻
そんなこんなに想いを馳せる
ゴミ箱に詰め込んで火をつける
灰になったらそのうち土に還る
巡り巡って僕になる
白くて深い雲の色
ゆらゆら揺れて流れていった
カラカラカラと鳴り響く
雲の音あれは色
白くて深い雲の色
客体の僕と主体の僕がゆらゆら揺れる日和見主義きれいな言葉にくるまれている嫌いなキャンディ砂鉄の匂い少しは解るよ誇大妄想思案が足りない苛ついている本当の自分に鏡張りの部屋看守の自由は吸い込まれている魂み ....
思い通りに行かない事
沢山あるけど
結果その方が良かったと
後になって思う事もある
時には見えない引力に
身を任せてみるの
流れ着いた場所で
振り返った時に
初めて気付く何故の理由
....
詰まる所さ
自分が一番可愛くて
優先順位が頂点なのさ
奇麗事を謂う輩
お前も自分が一番可愛いだろ、
そうでなきゃ今すぐに
其処の銃で頭打ち抜けよ
流れる血さえ愛せるって
ほら判るか ....
帰ります。
否、もう今すぐに。
もどれないなんていうんだったらぼくはすぐにかえってみせるさ/とんで/いますぐに
きみのやさしさは静か過ぎるので
わざと大きな音で噛み砕いてやった錠剤の色は白
そこは ....
見失った起点をとりもどすための儀式。なぜそれが必要なのかはわからないけれど。ホームから(赤い)傘を放って、虹を呼ぶ。虹は来る。(生き物のように)。雨は去る。対になろうとする、ことば ....
光がとまどってばかりいるから
しずかに カーテンをひらいて
部屋にいれてあげた
よろこんだ朝日に
きみがまぶしく 伸びをする
がまんできなくて ひろがる髪に
唇をあててしまうのは、 ....
3627 3628 3629 3630 3631 3632 3633 3634 3635 3636 3637 3638 3639 3640 3641 3642 3643 3644 3645 3646 3647 3648 3649 3650 3651 3652 3653 3654 3655 3656 3657 3658 3659 3660 3661 3662 3663 3664 3665 3666 3667
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.04sec.