足利の旧市街から渡良瀬橋を渡り少し行くと、草木のこんもり茂った小高い丘がある。男浅間神社だ。頂へと続く道を上っていくと、やがて視界が開け、渡良瀬川沿いに足利の街並みが一望できる。ハローワークから所在な ....
僕らの見上げた空はあまりにも青くて
隣の君は笑うように目を細めた
胸をすくようなこの空をいつか思い出すのだろう
入道雲浮かぶ空の下
走り出した君を見ていたら
あの日の ....
ひとつの話をしよう
あるところに少女がいた
美しい少女がいた
その少女はあるものしか食べない
チョコレートか
キャンディか
ショートケーキか
いいや
....
振り向いたっていいじゃん
だって後ろに目ないもん
泣いたっていいじゃん
だって誰も見てないもん
つまずいたっていいじゃん
だって僕がフォローするもん
キスしたっていいじゃ ....
ああ!さもしき男の一人遊び
連弾の中!
平凡な背中に毒を塗れよ
それで飛ぶんだ!
まだ見ぬ演劇に前のめる朴訥青年よ!
魂に重ねる金箔が欲しいんだな!
でも それは
深く段落の底
....
玄関は春です
別れと出会いが
毎日
飽きることなく
繰り返されるから
わたしは
いつでも花を飾ります
薄紅色の花が
一番似合うと思います
浴室は梅雨です
温かい雨が降る ....
御飯を頬張る私をまじまじと見ながら
太った?と聞くから
3キロと答えた
大袈裟なくらいあなたは笑って
幸せ太りだねと言った
私の頭には浴槽があって中を覗いて見たけど
お風呂に入るにはちょう ....
何よりもう第一義的な歌が歌えない
歌おうとしても
「本当の愛は皮肉である」
「皮肉とは本当の愛である」
だなんて追い詰められて宗教に走る
君と文房具を買いに至るまで
....
たいふうは過ぎ
ふふふとわらう
木々はゆらゆら
葉をふりみだし
子供はかけてく
髪ふりみだし
あとにはふうっとため息と
きんもくせいのかおりがふわり
洗ったばかりの長そでシャツは
....
ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく
眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう
えん罪のドラマをみる
ことば ....
傘をさした 太陽
ボクの前を 月
真夜中の 道化師
降らすは 色のない雨
流した涙の分だけ
あなたの浮力になればいいのに
空を 静かに
泳ぐ さかなたち
息 ....
ほしとかがやく
ちいさなキャンディに
きもちをぜんぶ
かえられたらいいのに
それを
きみが
たべて
あまいね。
って
それで
ぜんぶ
いいのに
....
その夜 声を盗まれて
お前と私が立ち尽くす
肩まで降りてきた空を
世界を
二人で支え合う
それが何故私達なのかもわからずに
拳を握って立っていた
足が地面に減り込んだ
このまま ....
陽が射す春、昼ひなか
わたしは道に迷いに出かけた
途方に暮れる練習をするために
よいとわるいの二元性、
どちらの側にもつきたくなかったわたしは、
そのぎりぎりの
まんなかで
屹立 ....
ひっそりと音を立てず
忍者のように
背後を歩いてゆく
ぼくはそれを見ることが出来ないし、気付くこともない
知ってはいるのだけれど
砂を掬い、放り投げる、
風が分散させる、
見えなくな ....
どうして泣いてるの
なんて聞かない
そっと手を差し延べて
濡れた頬をさわるよ
きっと
きみの涙は
太古から延々と続く
海からの
贈り物だから
{引用=
秋、なのですね
久しぶりにみる陽の
海峡の水の色は、
遊び心を誘った紺碧から
秘密をとりもどし/もどらされた ―◆■□
群青色ににぶく一変していました。
夏を泳いだ ....
狂いかけてて
うれしそーな
手足右左五体満足
うれしそーな
手足右左五体満足
五体満足に
罪悪感
義務教育に
罪悪感
受け続けるのが王道
どーにでもしろ
ふざけんな
....
末期だ
既に末期だ
寝ても覚めても
末期だ
色々と末期だ
蓋を開けよう
四六時中の痛痒
光に拒絶反応が出て
頭部は痺れ
痛みが鈍く蜷局を巻いていた
末期だ
色々と ....
馬鹿げた夢が
乾いた頭に雨を降らす
蒔いた種子は
一つ残らず腐った
灰色に落ち込んで
音速にたどり着く
そして
超えた音をふりかえれ
瞬きする間に
殴り飛ばせばいい
常套句 ....
それは鳥 鳥 鳥 鳥 鳥じゃない
そんな広さが あったら海だと いいのにな
人もよう 走り去って ゆくの虹
想い出の もれ ....
わりーけど
もったいねーけど
死んでくよ
目に入る世界の
その全て
忘れてほっといた
その世界全部
目の中でぼさっと
突っ立ってんのが
俺だぜってよ
言うまま任すや
全部 ....
パイプ椅子には座りたくない
信号無視なんて本当は△みたいなもんだろ
とても両親に感謝してるよ
ヘイ ジーザス
バター犬でペロペロは昔よくやったけど
バターナイフでメッタ刺しとは
それは ....
広い広い空に
声が枯れるまで叫んだ
実験室のビーカーを覗いて
華麗な幻想に驚き
ガラスはただ割れて
僕を傷つけてしんでいった
もう咲かないのかなと
うえきばち ....
{引用=私達はそれぞれの製造番号を握り
はじかれる弾のように一列に並び
火力と素材を試されるべく
黒塗りの砲台へと歩一歩
天国と地獄は人間そのもの
私達は高層の屋上から
空が燃えるのを眺め ....
091008
カマンダレが
雨の中で
大きな石を持ち上げては
池の中に
ドボンと
音を立てて
投げ込んでいる
音の善し悪しが
彼にとっては
重 ....
シタタルような
緑の自然はいりません。
何百年、あるいは何千年も立ちつづける
そんな樹などはいりません。
青空、と呼ばれた少年を
ぼくは知っています。
ぼくはその子を思い出すた ....
誰も知らない防波堤
僕は何かに問いかけた その知ろうとする命であることを
緑は 手のないそこに 記憶するようで
じっと見つめるように 魚たちの中を何もないのだが
そこだった ただ鏡 中のないも ....
彼女百合と書いて
ひめゆりと読むように
彼雨は
ひさめと読んでください
迷走する風力
台風に煽られて
ざんざか雨が降っています
金木犀の封印は解かれました
次に開かれるのはさざ ....
風がやんで小雨になっていた
台風がそれたかのようだった
それはつかの間で
街路樹を折り散らかして風が暴れだしていた
明日の出張はなしだな、ガムを噛みながらそう思った
....
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