今この星が消え去っていくような
そんな僕等の夏

通過点に過ぎないとしても
その足跡は消えることはない


ろくでもない人生の足跡を
精一杯残して
誰かに僕のことを知ってもらうために ....
視力が0の後に小数点、また0
もう検査もしてもらえないぐらいの不良品ですので
眠る前(消灯)、
手を空中へ伸ばしてみたらもうなんにもなぁんにも見えなかった

ゆ、指がないよ
手首も/白い何か
凡庸な棒 ....
即席麺みたいに茹でられて

ぬめったまま口へ運ばれる

舌でもてあそばれた挙句

結局なかったことにされる



後悔させてやるから
脚を組み壁をにらみ続けている綺麗な人
何かを時折叫び壁を蹴る

コーヒーに口をつけたのは
私が部屋を酷く冷たくしたせいだろう

コーヒーから登る湯気が彼女をくるみ
悪態をつく言葉と一緒に ....
もしかして人間は欠陥品かもしれない
逃れようない自分の
ひとつサスライ
穏やかな日も
どこかで切り落とされる日も
よくあった光景


見上げる空は
広く高く あまりに高く
世界を間 ....
「僕は生まれるまえから窓のない部屋に住みたかった。
 落日の骨は終わらない記号のなかに消えてしまった光の海へとかえってしまう。」


君は自分を求めない問いが何番目にあるのかを知っていたの ....
横断歩道をわたる秋の風

黄色いフラッグが揺れる

報われない悲しみなんて

この宇宙にあるのだろうか


この悲しみは

かつて宇宙が通りし道


横断歩道をわたる秋の風 ....
日焼けしたノートを化粧水に浮かべたら
ゆっくりとしずみまして
鉛筆がしみこみケシゴムでは消せなくなっていた

輪郭だけが浮かんでいる
二年ぶりに再会した人の印象は違っていて
化粧が変わった ....
のびやかな風の指先が
大地のたてがみを
慈しむように撫でつけると

さわさわと歓声をあげて
きんいろのうねりが
遥かな山の麓まで駈けていく

約束は果たされた

澱みない自然の ....
{引用=
産院で生まれた赤ん坊の毛はやわらかいです
その傍らでは、生まれない子を待つ若い夫婦がいて
さらに外では破産した親たちが立ちすくんでいます
銀のスプーンをくわえた少女の色褪せたリボンを ....
8時35分の朝
○年○組はいつものように
入口も出口もなくなって
わたしたちは起立したまま
おそらく昨日分のあいさつを忘却している

いくつかの数式を
ため息の代わりに吐き出していたので ....
赤信号は点滅していた。
 
 注意して渡れ。

アルカディア盆地、縦断する自転車。
 
 調子は、やや右ふくろはぎに張りがありとの事。

わずかに灯す、自転車のヘッドライト。
直線で ....
晩夏がこっそりと
私にかけた、風邪

現実と現実じゃないところを行き来する間
畳から忍び寄る
蚊取り線香と、い草の
ほんのり甘い、苦い匂いを飲み込む

日が沈むにつれて
赤みを増 ....
今日の僕に僕は出会わず、明日に向かおうとしていた。

目を覚ましても、布団から出ずに。目を明けないから、眼鏡もせずに。

締め切ったカーテンで、何時かは詳しくは判らなくて。静かな部屋はそれを助 ....
僕は反芻させられる
声を 手にとって
腕に書こうと思う 働くことから
ペンを取って

あるいは僕は虹を描くように
手放すように
本で見たことのある文字は
言葉を書き付ける 逃げていかな ....
鉄柵の中には日々が誰のものでもない 保健室を通過したのは陸上部員のガラスの瓶を消毒液の向こうが 溶け出されたものの外に出て 手が窓からグラウンドの初夏のわりには 張られたまだ円形の少し靄がかかって手か .... 暗闇の数珠を巻いて歩きゆく
白装束を、残る、
黒色の、自分の目に
中に、紅色の
消えていく、葬列の、
水上スキーヤー

僕ら、水面下には正しかった、
脱いで、正しかったのだろうか
足 ....
JR秋葉原駅の構内の一角に
それはあった
構内といっても
線路の外側のはずれの空き地
駅員も踏み込まない
忘れられた場所

三十年前
ボクは上京したての新入社員
飛び込み営業の話をす ....
呼吸ばかりしていると部屋の中が夜になった。わずかに浮かんだ思考が次々と途切れていった。モノたちのほうから視界に飛び込んでくる。現象を信じられずに、目を閉じる。閉じるたんびに頭の中で、何度もシャ .... かならず 
抜け出してみせる
それが
やすぼったい紙ひこうだろうと
この手で とばすだけ
歯をくいしばって立ちすくんでいた
こんな街から それしかなかった
脱出/逃亡/降参/妥協…
 ....
精神の欠片の中に迷い込んだ羽虫が悪いものを喰って死んだ、そいつの死骸がだんだんと腐って嫌な臭いをそこらに立ち上らせ…朝を二度迎えた後でなにもなかったみたいにそれは消えた
臭い ....
{引用=人類は、まだ生まれたばかり}


時の口がガラスの乳房にぶら下がり
刻々と私の砂丘は完成されてゆく
埋もれゆくさなぎは薔薇の衣を纏って眠る
彼が(もしくは彼女が)飛び立つのを目にす ....
3ヶ月前



********************************************************


入社した会社に慣れてきた

しかしクーラーにはす ....
君は彼女じゃない

そう自分にいいきかせても
彼女の欠片を
そこかしこに見つけてしまう

喜んだ顔とか
ふとした仕草とか

そんなことから
7,8年前の
ほろ苦い思い出が甦る
 ....
普段のわたしは
ほとんど笑わない 笑えない
そんな自分に気づいて久しい

だが!
好きなお酒が入ると変!

楽しい。
何がなんでも楽しくなる

耳に痛い言葉でもスルーできてしまう
 ....
爪を噛んでいる
きらいなむらさきいろの風が足元に巣食う、ね
お風呂に入れないよ
早く帰ってきてよ
(ずぅっと。ずぅっと。待っているのなんて。)
 言えない

かしづいて
すいとればいい
わたしの夢なん ....
あのね

とりあえず声に出してみた
答えなんかでた訳じゃ無いし
そんなものはなから無かったりする

えっとさぁ

次のことば続かなくて
それでも携帯の画面へ逃げ込むのだけはぐっと堪え ....
銭にもならない我が儘な奴は
はやいうちに見限るにかぎる

銭にならない奴に
銭の成木を任せていてはならない

銭の成木には
銭を稼ぐ奴を張り付かせておくべきだ

銭にもならない奴とは ....
「コシヒカリ」の袋を抱え 
{ルビ米櫃=こめびつ}の入口へ、ざああああ 
と無数の米粒を流しこむ 

その音を聞いてるうちに 
無数の米粒の一つ一つに 
無数の顔が浮かび上がり 
ふたつ ....
たとえば僕が
真っ白なキャンパスなら
アンリ・マティスのような
柔らかな曲線と
ほんのり暖かな色彩で
いっぱいに満たされたい

たとえば僕が
一枚の当たり馬券なら
ファンタストのよう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
足跡ark-ey...109/9/23 17:02
消えてしまうからあなたに訊きたいあぐり7*09/9/23 16:11
こ・む・ぎひとなつ1*09/9/23 14:43
マジックミラーの向こう側で[group]暗闇れもん009/9/23 14:16
日々欠陥sya109/9/23 13:46
落日の骨e.mei2709/9/23 12:36
吉岡ペペロ409/9/23 12:15
幻想ここわさわ田マヨネ209/9/23 10:39
実りnonya6*09/9/23 10:15
白と黒 そのあいだにある色彩リーフレイン209/9/23 5:15
めだかのがっこう夕凪ここあ1009/9/23 3:21
こちら、アルカディア盆地、縦断する自転車、状況は、やや不調。ブライアン109/9/23 3:03
晩夏に美味109/9/23 2:27
休日。狠志209/9/23 2:21
取ったペンを手に番田 009/9/23 1:39
女の子、のグラウンド009/9/23 1:38
葬儀、草原としての009/9/23 1:37
言葉のない世界2 (秋葉原にて)ばんざわ く...5*09/9/23 1:18
rapture of the deepあすくれかお...2*09/9/23 1:12
黎明/Airport limousin月乃助4*09/9/23 1:07
混濁する変質のミックス、鼓膜を欠く蛇の剥き身からの血液の模様ホロウ・シカ...1*09/9/23 0:44
薔薇の衣を纏って眠るさなぎ達のための詩瑠王5*09/9/23 0:43
ハイプの俳人(誰もがあこがれる、リーマン生活♪)…♪ひとなつ1*09/9/23 0:13
君に似た人kauzak8*09/9/22 23:58
楽しい酔っ払い森の猫5*09/9/22 23:27
風、ぬるさあぐり4*09/9/22 23:12
気付かされたひと恋月 ぴの22*09/9/22 22:57
人事について吉岡ペペロ309/9/22 22:47
米を、入れる。 服部 剛4*09/9/22 22:25
願い花形新次5*09/9/22 21:55

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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