会いたいなんて
きっと虫が良過ぎるから
会えたら良いな
なんて考えながら歩いてる

柳の下に君は居なくて
寄り添った影は短くなって
あぁ、又一つ
失うのに気付いた

君を手放してど ....
忘れ物
あそこに置いて来た
あれが無くちゃ
鼓動は止まってしまうのに

{引用=刺された傷はとても疼く}

今日僕は
血を流して倒れてしまいそうな
ただそんな気持ちでした

遺失 ....
道の果てで懐かしい人にであう
最後にお会いしたのは
いつだったかしらね
おひさしぶりと 言い合って

最後の日から随分たち
身体を持たないことに慣れ
ずっと薄く微笑をしながら
ああ こ ....
肩にもたれてきた女

ぐうぐうと

すうすうと


重さがだんだんかかってくる

すでに目的の駅は過ぎ

遥か遠くに

待っている人がいる




海が見え ....
書いている
生きている
死んでいる
機械が、わたしと同じように、きみ

かたわらで、きみと
同じように、わたしの
かたわらで、鸚鵡返しする
彼方の、
きみの、彼方の、きみ
の ....
プリズムを
とおしたひかりは
なめらかな
グラデーション

うつろう色みを取り出して
あか き みどり と
括ってしまえば
そのなめらかさは失われ
大雑把さに囲われる

そん ....
よう またあんたかい
最近めっきり顔をみなかったが
またここにやってきたのかい
よっぽどあたしが好きと見えるね

あんたがいくら誘ったって
あたしはその手には乗らないよ

あたしには
 ....
いつもより明る過ぎる月の光
夜に引っ張り出された君の影

静けさを含んだ風が
雨のように降り
草はサラサラと内緒話を

手にとれるだけの悲しみが
ふと首をもたげたとする
 ....
たわむれに
   花の音
      風の色
   君のまなざし
      この胸に滲むよ
   からみあう
あやとりのように
   指と指
      結界して
   たわむれに ....
歌う時は過ぎた
語り合いもやがて終わる
引きずるものが風に
飛ばされる事を望む/望まない
両足で押さえたそれを
お前は影と呼ぶ

息をつめた手の中で
揺れる蝋燭の炎が
蠢めく影をいつ ....
希望は与えられている

悲しみは与えられている

ショパンを練習している

テンポの変わるところが

音がほどけてしまってながれない

おなじところで音もわれる

灰色の街で
 ....
私は
父に愛されなかったから恨んでいるのだろうか
愛されたかった
抱きしめられた記憶が欲しい

私は
私をつくった人としての父しか知らない
古ぼけた風景の中の父は
ただ 命令をしている ....
暗中模索の日々のなかを

わたしはきょうも

わたしはあしたも

きょうという日々を生きるだろう


ひとの夢がわたしの夢に沿わないとき

わたしはそのひとを

愚かだと決め ....
恋人いじょう

友達みまんのふたりには

待ち合わせる場所も

繁華街のシャッターのまえ

セブンスターを持ってかざして

立っている


割り切りたいと

そういう欲望 ....
静か。とても静かで空気がぬるい
しなければならないことに何一つ立ち向かえず1日を先伸ばししているとこの時間が訪れる

脳みそがゆるゆるしてて辛いことを考えてしまわずにすむ時間
生産性もない
 ....
幼い頃は持て囃され甘い菓子で育った。
少年の時は真っ白な繭が僕を守り養った。
やがて呼吸も自由に羽を広げる頃、
誰もが欲しがる平等を平然と飛び越える翅。
指折り数えた確率は出会った瞬間に吹き飛 ....
鳥の飛ぶ
銀のピアスをもらったよ


こいつったら ときどき
姿をかえるから
翼を広げてとびまわる


だから、耳をひっぱったりして、
やんちゃな赤ちゃんみたい 
でも、ありがと ....
何もない手に
立ち止まった風の 僕は
労働者としてのそれを
僕ではない言葉として 流れていった

僕のすべてが報われるのなら
労働者として
中の暗黒ではなく   
この時代の社長になれ ....
空は何も知らない
僕に砂漠はオレンジ 
オレンジとしての林檎の 曲に 
太陽としての aikoを聴いていた
aikoとしての休みの
日を 曲に耳にしていた 

憂鬱な囚人としての休み ....
   1


ろばの肉は、骨をくるんで、
皮にくるまれていた。
もえがらにはならなかった。
一つ、星のおこるたび、
グレアに紙をかき消されるたび、
皮をまとって、骨にまとわされて、
 ....
るるるるるるるるるる る トロイメライの草いきれ
揚げ花火の調べ
命の水源から零れ出す、フラクタルな哀しみと
誰にでも、生きている限り、幸せになる権利がある
ということ


花火が落ちた焼け跡の空にも
 ....
シタールの音が哀切を持って
時を切り刻んでくれるような気がする
立冬を迎えた土曜日の夕暮れには
今年はついぞ聞くことの無かった
ヒグラシが似合うのだと思う
枯れ草を燻す煙がどこからか ....
結晶する 耳元を過ぎる速い風
二人から 切り離されていく運命
共有した 時間が遠ざかっていくと
無理して 笑っていたのかと疑心暗鬼

光のさす場所を突き止めて
香りの漂う源を追い求めて
 ....
始まりと終わりは

いつも同じ場所な気がする


まるで

ブーメランみたいに


だけど

その距離は少しづつ遠のいていく




何処へ投げたか忘れるくらいに
 ....
寄せては返し
また来たカモメ
潮風が弾く小春日の{ルビ音符=ノート}

寄せては返し
裸足と駆け引き
影踏むステップ進行形

砂に謎掛け
空に法螺吹き
ほら、左腕
 ―お気の済 ....
全ての心に草冠をつけろ
そうすれば心が折れることはない
みんな王様だから堂々とするだろう
折れたら終わり 曲がったら終わり
そして人は硬く真っ直ぐ走り出すのだ
言葉を綴り始めるのだ
文字は ....
寝入りばな
夜の船に乗って
黒く澄む空を
たゆたっていた

静謐なガラスの船は
住むもののない水底の
果てない深さを
ギラリギラリと見せた

こわいよと口に出す
まだ眠りに落ちて ....
ぽとぽと
あめだま
おとしたのだあれ

ころころ
あしあと
あなにおっこちた

ぐらぐら
かんせつ
はずれないように

ぺたぺた
のりしろ
はがれないように
歩めば自ずと道がつく

普段こんな喋り方しないもんだから
しっくりこない
間違ってそうで心配になる

幸せは歩いてこない
だから歩いていくんだねっと

でも、
どこに向かって?
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
影忘れ雨流れ。1*09/11/29 21:35
物忘れ1*09/11/29 21:32
ああ ここは春の公園のよう瀬崎 虎彦309/11/29 20:50
ある夜の車両で八男(はちお...309/11/29 20:47
_こもん409/11/29 20:05
ククル プリズム笠原 ちひろ5*09/11/29 18:47
行く手を遮ろうったってそうはいかないぜ涙(ルイ)009/11/29 18:23
深淵相田 九龍009/11/29 18:22
流 連塔野夏子3*09/11/29 17:54
殺風景テシノ1*09/11/29 17:03
灰色の街吉岡ペペロ1409/11/29 16:36
朧月209/11/29 15:42
きょうという日々を吉岡ペペロ609/11/29 14:47
処世209/11/29 9:41
静かな時間一華209/11/29 4:19
『鱗翅目』東雲 李葉3*09/11/29 2:45
銀のピアス月乃助9*09/11/29 2:17
休日に番田 009/11/29 1:22
モナカ109/11/29 1:22
人間政府クマクマ209/11/29 0:22
竜の落とし子の集団下校サトタロ109/11/29 0:18
トロイメライの夢[group]しろう109/11/29 0:08
ヒグラシのヴィオロン109/11/29 0:07
愛されなかったひとのためのソナタ瀬崎 虎彦509/11/28 23:48
七行の手紙5*09/11/28 23:32
渚の時制都志雄209/11/28 23:08
新守山ダダマ109/11/28 22:48
眠りによせて瀬崎 虎彦409/11/28 21:34
くっつく209/11/28 20:14
先生さようならミナサンさようならよーかん109/11/28 20:09

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