つくし等は、地面に並び 
風に身をしならせ 
世界をすっぽり包む 
まあるい空を、仰いでいる。 

( 独りだけがこちらを向いて 
  僕に何かを、云っている ) 

風の行方をからだ ....
これが
きみの体

そう言って
葉桜になった
枝をもぎって
ひらいて見せた
掌には
千切れたり
擦り潰れた
緑色の葉と
黒い枝があった
あんなにも
咲いて散った花びらは
 ....
あなたの風にまかせた言葉に、

私の眉間のちょっと上がった部分にある軟らかい風車が

くるくる回って、頭の中を引っ掻いてる。

「全くもう、どうしてくれるのよ。」

という発電。

 ....
永遠のひび割れていく音がして
半球は淵から欠けていく

美しいひとに抱きしめられ
全身でぬくもりを感じるまでは
生きていようと心に決めた
あの冬の寒い日
凍結した死の決意は
恋をしたと ....
何故こんなにも切ないのですか
繰り返し尋ねたのは
きっと怖くて仕方無かったから

舞い降りて溶けてゆく
白い花弁の様に
儚い貴女を想ってました

溢れる慕情の行き場さえ
苦痛の海を忘 ....
君が伝えたいと思うなら
叫べばいい
拳を思い切り突き上げて
叫べばいい

煙草と携帯と財布を準備したなら
青空の下へ駆け出せ
どうせなら仲間も誘って
虚空を仰ぎ見るといい

Bec ....
川縁のアパートは、しょっちゅう圏外にになるので、夜毎気が気でない
水は昼間の機械的な足音を発し続けている。ここは幻ではない
ガラス戸を潜り抜けてくる冷気が、失われた声の代りに過去の断片を差し入れて ....
屈託の無い笑顔で
光をたぐり寄せた
他の誰でもなく
君がそこに立っていた

消える直前になって
耳元でささやいた言葉
心の引き出しの中
四つ折りにして仕舞ったまま

大人になるって ....
物は壊れて

人は死ぬ

手に入れたくない

手に入れなければ失わない

失いたくない

だから

何もいらない

いい子のふりをして

にこにこ笑って ....
ほんとの太陽は青いので
空は青く見えるんです
白い雲は白くって
甘い香りがするんです

ぼくたちは水辺を歩いて
大きな門へ着きました
ぼくの手は離されて
小さな階段をあが ....
体液だと思ったそれは水銀のようでした
どうりで息苦しいはずですが
それならそれで仕方ない

ベランダを支える木材は
空気をふんだんに孕んでる

ぼくがぼくでいることを
認識 ....
あの時

私が走ったから

大切なものを見過ごしてしまった

信号待ちする時間?

人混みを掻き分けた時間?

どこに余分があったか探す

一番の原因はここにあるのに

遠 ....
あの時

私が走ったから

今ここにいる

この空気 この人たち

たった一瞬の巡り会わせだ

それなら

ありったけの幸せを感じよう

たとえば今を悩んでいても

悩 ....
眼の前にやるべきことを作る、

面倒でも作って、それをこなす。

ま、言ってみれば毎朝のラジオ体操のようなものだ。

乗り越えるというほど大げさなものでなく、

身の丈よりやや大きめの ....
銀のアルマイトのおべんとに
ちょっと焦げたハチミツ入りの卵焼きと
ちょっと焦げたウインナと
焦げてないきゅうりのお漬物とバナナをつめて

ピクニック

ようちゃん
自慢できるものはある ....
ちぎれちぎれの茜雲のもと
飛びかうトンボの色が
世の中の色を更に朱に染める

桜並木、葉に紅がまざり
隣に流れる大河は
やわらかな日差しを受け
こがね色に輝きながら
音もなく流れる
 ....
伝えたくて
伝え切れないもの

捨てたくて
捨て切れないもの

慌てふためいて
掴み損ねたもの

握り締め過ぎて
壊してしまったもの

煩わしいものたちを
もう一度抱き寄 ....
 
 
想いが募れば募るほど


激しく燃えるともしびよ


己の想いを命とし


燃える運命(さだめ)のともしびよ


いつかは消えると知りながら


想いを燃やし続けてる


全ての想いが尽き ....
ひどく眩しい夕焼けになりたくて
淀んだ緑の中で両手をひろげたけど
光は私を見下ろしただけで
何も言ってはくれなかった

出来るだけここに居たい
神様 その本に青空は
星屑にだけ涙が流れて ....
操り人形は夢を見た


イツカ魔法使イガ現レテ
僕ヲ自由ニシテクレルンダ


ある夜 魔法使いが現れて


オ前ヲ自由ニシテヤロウ


操り人形は喜んだ

走った ....
髪にふれる
みしらぬ風の 秋

始まりは、いつものたおやかに

あるかなしかの ボレロのよう

音符さえもなぞれぬ 穏やかな

休止符だらけの

ゆるやかに ながれくる空 
 ....
「私はチープだから、善悪すらも買えやしないよ。」

財布の中から彼女は言った。
紹介しよう、彼女こそが100円の、偽造硬貨だ。

僕はキオスクの前で、カロリーメイトにしようか、
ウィダーイ ....
誰でもなくなっていく地下鉄の中を揺られながら、声をわしづかみにする。入れ替わり現れる休日、子供や女の人の姿を見ていた。過去でもなくなっていくそんな穏やかな言葉に流行の服を着ている、景色を生きようとする .... 二人で一人
ほとりの
湖でどこかではなく
考えごとをしている
思いをしている頭の
まっすぐな
二人になりたい
何もない自分の暗闇で
何かあるようにと中で願うけれども
一人として 君であることすら放出する 一人に
ヘッドフォンの中は何もない

否定されていた浜田省吾にしてみる
何にも代え難い 言葉に ....
「昭和三七年竣工」と
定礎された橋のたもとで
その地蔵は天竜川の下流
南に向かい祈っていた

昭和三六年を生き抜いた者も
昭和三六年を言い聞かされた者も
当たり前のように裳を換え
水と ....
うしろを振り返ると眠っている
朝の窓ノ外に鳥の羽音は響いて○○は眠っている
日付と時計はまばたきし忘れて
のどかな何もない街の景色は半分死んで眠りだしている

 ....
君は悪魔
太陽に照らされて君の髪の毛ふわふわきらきら光って
美しさに泣きたくなる
泣きたくなるんだよ
でもラファエロ、私もう秘密を隠しておけない
太陽と夜の秘密にバイバイ


あなたは ....
     最初に最上の接吻を御相手致しましょう
     御口は嘘を吐きたくて惑うのでしょう?
     i wanna be kissed by someone!
     安易な行為に迄 ....
 少年が 夢一夜追う 機械未来


 謎めいた 花謎めいた 花 花 花


 回らない 扇風機の顔 呆けてる


 赤い玉と 白い玉あげる 宇宙人に
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
つくしの家族 服部 剛309/9/21 21:28
葉桜の木陰で水町綜助609/9/21 20:24
アトミック・ラブひとなつ0*09/9/21 20:11
涕涙温溶木屋 亞万6*09/9/21 17:44
花弁に重ねて[group]漣 風華109/9/21 15:40
拳を突き上げて[group]009/9/21 15:39
彼岸の色ロボ109/9/21 14:52
光をまとっていた葛西曹達209/9/21 12:58
ものはこわれてひとはしぬはな209/9/21 11:35
呼吸309/9/21 11:34
水銀109/9/21 11:34
うしろmarica...1*09/9/21 11:07
まえ2*09/9/21 10:52
ターン・タタ・タタターンパンタタ509/9/21 10:02
ピクニックオイタル4*09/9/21 9:16
トンボとんでルナ509/9/21 8:30
もうひとつの理由nonya18*09/9/21 7:26
‐ともしび‐‐弘‐209/9/21 7:25
拍車佐藤章子409/9/21 6:15
マリヲネットの憂鬱alice.109/9/21 4:15
Zigeunerweisen/秋空日和月乃助7*09/9/21 1:57
偽造硬貨との3ヶ月に渡る対話で、今朝気づかされたこと。…そし ...ひとなつ2*09/9/21 1:38
地下鉄の彼方の音番田 009/9/21 1:20
立つ二人は湖に109/9/21 1:19
外の暗闇で009/9/21 1:19
三六水害西天 龍3*09/9/21 0:48
少女無人ヨルノテガム209/9/21 0:15
Your Strawberry Thunder kissゆりあ5*09/9/20 23:41
ラム・レーズンalice.109/9/20 23:40
夢の季節ヨルノテガム109/9/20 23:30

Home 戻る 最新へ 次へ
3611 3612 3613 3614 3615 3616 3617 3618 3619 3620 3621 3622 3623 3624 3625 3626 3627 3628 3629 3630 3631 3632 3633 3634 3635 3636 3637 3638 3639 3640 3641 3642 3643 3644 3645 3646 3647 3648 3649 3650 3651 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.49sec.