言葉とは何だ
現実をぶちのめすものだ
そういうことにしよう
ペンとマイクで世界と戦う
俺はこれからの人生をそう定義した
今まではふりだしに戻ってばかりの人生だった
これからもそうかもし ....
「バトンミス」
連合運動会とかでよくあるけど
対抗リレーとかでよくあるけど
バトンミスで僅差で二位だったり
バトンミスで惨敗だと
バトンミスした奴ボロクソに言われるね
ミスしたの許 ....
「ゴールキーパー」
こっちのゴールマウスから
あっちのゴールマウスを見ていると
500mくらい離れている気がした
あっちのゴール付近ばかりが賑やかで
仲間外れにされた気分で突っ立 ....
昨日の大風(オオカゼ)に
樹々は直立した
雲のない秋空の朝
ストローの中で
聞こえる
はぐれた小さな嵐
目の前に2本の道があって
そっちに行こうか
あっちに行こうか
迷ったその時は
ワイルドなほうを選ぶんだ
いつもニヤニヤしてるやつらと
楽しそうに喋って
あとで陰でこそこそ馬鹿にさ ....
開けてしまった
くるしい
蓄積したさまざまな理不尽は
皮膚の表面から放出されることなく反射する
何度も
何度も
尾鰭が付いて膨らんでいく
出口を忘れてしまう
体内を回り続ける
....
からしとレンコンを見る
ゆるしてくれ
なにもできないんだ
扉を開けるとそこには
柔らかい膨らみをおびた
甘い香りの君がいた
とろける様な舌触りの
あの濃厚な感触が蘇る
僕は誘惑に負けた後の
リスクぐらい知っている
でも でも でも でも
君が ....
流れにあらがい
生きていた頃が、ありました
いつもいつまでも
淀み 聞かされた
乳房の谷に湧き出る
哀瀬の流れの
さだまらなかった
....
寝るのは好き?
平穏を感じられない?
やすらぎを得られてる?
寝てるときの君は何処にいるの?
この世界に意識はないよね?
寝るのは好き?
どっか行きたい?
寝るのは好き?
....
青いバラを見ましたか
青いバラを見ましたよ
花屋さんのでっかいガラス張り冷蔵庫の中で
束になって真っ青してました
青いバラのニュースは聞いていたので
とうとう出回るようになったかと
....
流行曲はあるけれどヒトラーのロシアの貧しい生活に、ニューヨークを感じている光の中の、人々に流れる電車に。とうとうーパリのカフェの歌ってあるはずだー歌を探していた。眠りの中で見いだしたい。あるいは、ロン ....
言葉を
干からびた 食べようとした
白色のものが それは
干からびた 言葉を見ていく
取り出すように はき出されたものに
屍の外から 転がっていた 血から親指に
僕の魚のように
取り ....
ノートにひたすらに
どこかへと 僕が生きて行ければいいのだがと
並べられた夢を
手にしたことのないペンを 言葉を
僕は書き起こす
見ていないのに言葉を見ている
目のまじめなように 言 ....
荒々しい岩場がつづくこのあたりには
人の住む気配はない
わずかの食料と水を持って
私はこの世界に逃げてきた
太陽が猛烈に照りつける
灼熱の午後
私は太陽の目を避ける穴を探して
岩場を ....
地下鉄は地上よりは涼しかった
青信号を手を挙げて渡る小学生を見て
まだまだ捨てたもんじゃないと一人で頷いた
混ざらない綺麗な夢を見たいな
明らかに時間切れだけど
必死でし ....
信じていたことは
鉄のかたまりで
不要になっても
手放せない
高熱で溶かしてみる
自分がダメになりそうになる
だから途中でやめる
ただ眩しかったことは覚えている
少しだけ変形し ....
風
風ふーふーふーふー風ふーふーふーふー風来坊
風ふうふうふうふう風ふうふうふうふう風来坊
風ふーふーふー風ふーふーふー
風と一緒に駆け抜ける
道全体を駆け抜ける
風と一緒 ....
あの方は綺麗ね
本当に美しいわ―・・・
零の抵抗
あぁ、とっても昔の話ね・・・
彼女の話をするのなんて、あの時以来よ?
みんな幼か ....
東京の女の子
とうきょうのおんなのこは
14のとしにはもう
はいひーるをはいて
まつげをかーるさせ
おとことあそんでた
とうきょうのおんなのこは
5つもとしうえのわたしを
「お ....
朝起きたら腕が一本生えていた。
昨日むずがゆかったわき腹から。
にょきっと小さな腕が生えていた。
よりによって最も憎いあいつの
あいつの体と同じになろうとしているのだ。
僕の体は ....
融け合わない哀しみは
幸せを幻のように遠ざける
歩道にこぼれている優しい光に
薄い肉のような影が散っている
あなたからのメールに
意地になって返信している
僕のわが ....
つくし等は、地面に並び
風に身をしならせ
世界をすっぽり包む
まあるい空を、仰いでいる。
( 独りだけがこちらを向いて
僕に何かを、云っている )
風の行方をからだ ....
これが
きみの体
そう言って
葉桜になった
枝をもぎって
ひらいて見せた
掌には
千切れたり
擦り潰れた
緑色の葉と
黒い枝があった
あんなにも
咲いて散った花びらは
....
あなたの風にまかせた言葉に、
私の眉間のちょっと上がった部分にある軟らかい風車が
くるくる回って、頭の中を引っ掻いてる。
「全くもう、どうしてくれるのよ。」
という発電。
....
永遠のひび割れていく音がして
半球は淵から欠けていく
美しいひとに抱きしめられ
全身でぬくもりを感じるまでは
生きていようと心に決めた
あの冬の寒い日
凍結した死の決意は
恋をしたと ....
何故こんなにも切ないのですか
繰り返し尋ねたのは
きっと怖くて仕方無かったから
舞い降りて溶けてゆく
白い花弁の様に
儚い貴女を想ってました
溢れる慕情の行き場さえ
苦痛の海を忘 ....
君が伝えたいと思うなら
叫べばいい
拳を思い切り突き上げて
叫べばいい
煙草と携帯と財布を準備したなら
青空の下へ駆け出せ
どうせなら仲間も誘って
虚空を仰ぎ見るといい
Bec ....
川縁のアパートは、しょっちゅう圏外にになるので、夜毎気が気でない
水は昼間の機械的な足音を発し続けている。ここは幻ではない
ガラス戸を潜り抜けてくる冷気が、失われた声の代りに過去の断片を差し入れて ....
屈託の無い笑顔で
光をたぐり寄せた
他の誰でもなく
君がそこに立っていた
消える直前になって
耳元でささやいた言葉
心の引き出しの中
四つ折りにして仕舞ったまま
大人になるって ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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