今日生まれた新しい命
今日消えてしまった命
今日可能性を見てきた命
その光を感動と笑顔が可能性を
現実へ
先へ進むその光
素晴らしき循環
実際の感覚は錯覚
深く淡い緑の ....
夢の雨がまだ眼前に在り
音や光をふちどっている
雨のなかの陽 ひとつをひとつに
注ぎ込む陽
空の器械 地の器械
水の外から 降り来る声
緑にふくれ ....
{引用=空想が先行する
光速で潜行する
瞬間、閃光が起こって
頭から爪先までぼくが乗っ取られてしまう
やめてよね、誰かとの約束を蒸し返すのは
千項にも及ぶ不可侵条約}
....
目が覚めた。
その足は2歩程よろめきながら冷凍庫に向かう。
氷の塊を取り出して調理用のはさみを手にして、必死で砕いた。
アパートの一室で氷を砕く音がする。
深夜3時48分。
....
心の悪い人は
嫌われる
心の良い人は
好かれる。
何も言わなくても
彼等はわかる
日頃の行いが
物を言う
正しい事を
していると
得をしたと
思う。
感謝して
謝 ....
手に手中にした
人間をするものを
わからない
深緑色には いるのか
させられているような 自分が
そんなふうか
誰なの が そうしているのを
秋の日に
歩き ....
この手にさせられている
僕の
手が 肌色に
白い骨の肌に するべきものを
浮き立つ 手の甲を
細かな毛並に 生やした僕を
真四角の物体は
手にする それを 指先に
主要な血管を触 ....
静寂のリズム
小さなわたしが震えている
手を差し伸べた
貴方の温もりに
あの頃の私は目を閉じて
身を委ねた小波は
浄化する
醜い私を剥がしていった
星を散りばめた夜空には
言葉な ....
ニャー。こんにちは。ひなたぼっこ。ぬくぬく。きもちいいね。う
ん。
あれだね、
ねこはまぶたをとじたろう
さらのミルクがこぼれて、ゆかをこくして、いつだって白の記憶がさきに寝る
かたむい ....
生きる意味がわかってしまった
その男はもうこの世に
やり残したことなんてない
置き忘れたものなんてない
全てを知ることができたのは
オリオンが輝いてた夜
宇宙の外れで彼は
無数の流れ ....
せかいは思っていたよりせまく
水中は人肌のあたたかさをたたえる
くちをひらけばアルトの悲鳴と二酸化炭素がもれて
よじれていく
それは意識なのか 上っ面の社会性なのか
・・・どうでもい ....
人は、降っていきますが
この風はいつも背中にあった気がします
開いた傘だけで飛び出していくことは
難しいこと、と形作られて
それでも
降っていった人たちの行方まで
答えてはくれないのかもし ....
三月の空が
そっと目をふせて
桜前線をいたずらにもてあそぶ
うすむらさきの頃
散り散りになっていく ふたりの残像と
つみかさなった青いことばの回想録は
南風に ふうわり、とすくわれて
....
彼は、ふれる 十五才のけだるい衝動にまかせて
うるんだ灰色の天体から さかさにみている
やわらかい五線譜が 痙攣する舌先でおどるのを
彼は、ひらく しろいスカートのような天蓋のもと
ひんや ....
きみが書いた、雪辱
という字、ここ
より
先へはけっして行けない、何も
することができない、何も
停止しない指先
息を止めたのは思考?
潜めた呼吸から僅かに漏れるプリズム
そしてわたしは、エラ呼吸を習得した
目を閉じたところで現実は消え去ってはくれないし
星を見ようにも外 ....
時に陽光の眩しさに
時に雑踏の中ひとり
愕然として立ち止まる
背中を押され
肩を弾かれ
何処にいるのか わからなくなる
どこかへ散ってゆく人の
波の中 俺は何処へ行くのだろう
....
何も考えなくて良い。
人が造った光の造形物を肴に、安酒を煽る。
聞こえるのは虫の声と、遠くをゆく車の音だけ。
嬉しい事も、嫌な事も、
この時だけは、思い出さずに ....
すがる手を拒むように
早朝の冷気はすべすべしている
僕……僕は空き缶を捨てるため出かける
眠っているはずの街は
どこかうるさく感じられる
ちぐはぐな大きさ ....
風が吹いている
青く灰色のピンクの影のなか
夕暮れの香りが運ばれている
いちにちは
誰にかやさしい終わりを告げる
よるに棲息する
わたしは無生物になるでしょう
....
なんでもないことで
ペンを走らせている
愛のなかで
書ききれないものを書こうとしている
そんなにたくさんの
想いがあるわけじゃない
数えられないほど
弱く
ピンでとめて ....
三階階段の縁から身を乗り出して
手を振るのは逆光の天窓を遮る影なのです
その振り子運動の往復に眼球が催眠される瞬間
私は階段の縁に手も掛けず三階下を覗き込み
爪先も触れぬ一個の天秤の両端で ....
貴方が望むモノなら全て、
この身を賭して捧げたい。
けれど、
私には何もないから。
どんなに想っても、
どんなに願っても、
....
移り変わりの雑踏が庭を塗り替える
浮わついた駆け引きなんかじゃなく
思わせぶりな後ろ髪にやはり騙された
自己防衛の意思がむしろ
赤い眼鏡をかけていることを想像させる
発信源は未だ ....
色んな意味であなたとは
やっていけないと思った夜に
あなたから別れを言い出されました
ちょうどいいと思った私なのに
あなたをころしたいとおもったのです
色んな意味であなたとは
わかりあ ....
君と私の中に間に
まるで夜間工事みたいに赤く点滅しながら
散らかる多すぎた思い出につまずいては
何処にも行けない(もしくは片道通行の)この閉塞感を愛して
触れられない、嗚呼また今日は綺麗な、雨に柔らか ....
長い冬も
もうすぐ
終わる
寒い
寒い
雪の季節も
峠を越した
春は
旅立ちの季節
巣立っていく者たちの季節
春は
出会いと
別れの
季節だ
君の
笑顔は
....
誰か
私を愛していますか?
どこから連れてきたんですか?
その狡さと清らかさを
形にしてしまったのですか?
瞳が光っているのは
そこに光があるからですか?
内 ....
あかねしたたる夕焼けこやけ
一尺五寸の袖ひるがえし
もみじのみちの落ち葉ふむ
振りからこぼれる緋色の襦袢
肩にながるるその髪の
さんごの櫛のその細工
川辺でうつむきあらう血の
い ....
夜は射す
光で濁った眼に
誰も知らない言葉
ずっと昔から
決まって
、いた
こと
おまえは誰
....
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