太れ
太れ
君はもっと大きく
君はその存在感をもっと示せ
ぶくぶく
ぶよぶよ
君 ほんとうはこころ優しい
君 ほんとうは繊細な感性を持っている
おおきく
....
お肌の水分量を測定する機械で
琵琶湖の水分量を測定する事は可能か
その疑念を頭から消し去れぬまま
私は仙人になって山奥に入って来た
お肌の水分量を測定する機械で
琵琶湖の水分量を測定する事は ....
尺八教室だらけの町角に
篳篥吹きの俺はたたずみ
懐中に残る金高を数えて
明日からの暮らしを慮った
パンティーストッキングは本当にすばらしいなあ!
パンティーストッキングは本当にあたたかいなあ!
うわごとのように繰り返す君はもう駄目なんだね
白い病室のベッドに縛り付けられた君はもう駄目なんだね ....
戦争が終わって30年以上が過ぎていた
僕は焼かれる家並みを目にしなかった
悲惨な出来事は枚挙に暇がないが
カタルシスは自殺率の高さに反映していた
殺した人も殺された人も痛みはそれぞれに負い ....
真っ暗な道を歩く
家に帰るために歩く
息が白くて
寒くて
視力がだんだんおちてきたせいで
星は見えない
赤いマフラーをつけた
上級生数人が
わたしの横を通り過ぎる
足が細くて ....
シャッターが下りたままの店が並ぶ
小さなショッピングモール
冬の曇り空
ベンチに腰掛け
妻の買い物が終わるのを待つ
傍らには無言の少年
僕は少年の手を掌で包み込み
....
ニヒルに笑うお月様
溢れて零れるエトランゼ
やさぐれたコーヒーの缶
ペンペン草の涙
ふと我にかえったように鳴る踏切の鐘
わたしはきっとここにいて
きっとわたしはここにいない
潜む ....
赤い屋根のお庭には、
たくさんの死骸が
ごろごろと横たわっていました
胴体を切られた者達が、
七重八重になって、乱雑に
ひしゃげた腕が
その間に差し出されては、
修羅場をいっそう ....
自動販売機は赤い、もしくは白い
そしてその足元
自販機の底とアスファルトの隙間にはゴキブリが住んでいるんだ
もしも500円玉がそこに転がり込んだとしても
手を入れるなんて馬鹿なことはしないほう ....
古いアルバムを捲る様に、記憶を辿りました。
今日、何にもない日でして、思い出に耽りました。
懐かしかったのですが、どこか、切なかったです。
学生時代の様な思い出や、空気はもう感じられ ....
誰かが見ていた夢を
僕は追いかけて来たっけ
本当はもっと楽しいことを
思いついてたのに
切ないや寂しいに頼って
どんだけ人を傷つけても
治ってくのは自尊心だけ
二日酔いがこわくて ....
国語の時間にはきれいな言葉を集めていた。
先の先のページまで読んでノートにたくさん、たくさん書いた。
すると後ろの女の子たちが、
「ねぇ、ねぇ、何書いてるの」って、おさげを引っ張って笑うか ....
温泉に行きたい
ゆすりか温泉じゃないよ
ユリイカ温泉
読むことも
書けないことも詩ストレス
溺詩体になる前に
ばおばぶ風呂に入ろう
湧き出る泉水は
地殻からのサブマリン・メッセ ....
頭のネジ一本
理想や空想にたよりっきりで
何も行動を起こすことはない
体が重く元気がないのは
もともとこんな感じだったから
耳鳴りがいつもして体は雨で濡れたように重い
....
何もない夜の中には
何でもなくなった 部屋だ
部屋の夕暮れの窓にどこかを見させられた
ただ そんな色の 部屋はあった
【星に願いを −stardust mix−】
遠い遠い宇宙のどこかで星が生まれると
誰かがどこかで生まれるのだ、ということを知った。
ならば私は、 ....
夜露に濡れ
深夜外を歩く
満月の夜
孤独な夜
疲れた体
横たえて
ケイタイがなる。
仕事の依頼だ。
夢を捨てるのは
誰にでもできること
苦しみの中に
命の重みがある。
....
永遠を求めるな
子供達よ
それは麻薬だ
永遠を追い駆けろ
中毒者タチよ
たとえ幻覚だとしても
お前達には見えているのだろう
台所で泣いた日
世界が動いた
小さな部屋が広く感じて
台所で泣いた日
出かける前にビールを飲んで
「さよなら」の覚悟でメールを送ったら
「よろしく」とばかりに返ってきたの
....
己が欲するもののために
大切なものを犠牲にして
螺旋地獄の世界に飛び込んだ
人生は夕暮れを迎えようとしている
午後のお茶の時間は
終わったのだ
陽が沈みゆくのを
ただ見送る
うわのそらに陽が沈む
わたしはわたしを
解らぬまま
ふわふわ
夕暮れを歩く
僕にとって手首を切ることが
唯一の生存確認方法だった
「間違ってる」と言われても
「気持ち悪い」と言われても
「やめなさい」と泣かれても
もう逆らわないから
だから僕のことを壊さな ....
まるで奇跡だった
人生において敗北者だった僕が手に入れた{ルビ贈物=きみ}
この手を離しはしない
誰にも渡しはしない
壊してしまわぬように大事に包んで
ドレスを着せて
白い箱に閉じ ....
だから
暗中模索・徒手空拳で
俺はIBをつらぬいてゆくぜ
結果がすぐでることなんか積み重ねても
そんな遠くに行けるはずもないだろうから
暗中模索で全然OK
徒手 ....
日本のことなら俺に聞け
これがいいでしょキリギリス
ひねもす松の木ノ下で
寝ころびのっぽが死んでいる
あした越える夢はもうきょうは夢じゃない
女の悩みひとつ聞いてやれ ....
くるっても
いいのだろうか
という言葉をおしころして
公園へむかう
身ぐるみはがれる
とはこんな気分だろうか
この身をくるんでいた
ものたちはどこにいるのか
いまも元気で
やって ....
絵の具のついたレコード 二階の窓貼り付けたまま
君が好きだと歌った曲は 今日も誰も寄せ付けはしない
ビーカーの中で混ぜた欠点 薄くなる所か濃いくなる
それをまた飲み干しては染まる僕を 君 ....
生きるということをうたうことは
今の私にはむずかしい
でも
生きているということは
当たり前のようにここにある
私がそれを阻まない限り
なにかがそれを阻まない限り
その
な ....
人間ははかないものですね
今私がたってる
この場所からいっぽ空へ足を踏み出すだけで
人間は消えてしまうのです
これまでしてきた勉強だって
必死にとりつくろった人間関係だって
....
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