果てしない空の彼方に、光を見た。
果てしない時の片隅に、安らぎを見た。
果てしない海の奥底に、宝石を見た。
果てしない大地の果てに、無を見出だした…。
きっと幸せだった。
....
プリンが
プリンアラモードであることの必要条件
心打つフルーツたち?
それにしてはイチゴもチェリーも
プリンに似合うものではないし
カステラやスポンジケーキなんて
ジェノワーズでも ....
のどかな日の昼下がり
君を見かけるたびに
犬を思い出す。
甘えたがりで亜麻色の
毛をしたフサフサの体
太陽の匂う彩
麦畑のそよ風
目で追って見つけるその笑み
心はウキウキ♪ ....
手に入らなかったことは
いつまでも甘美な哀しみでいる
今のじぶんが震えている
手に入ったことなんて
いったいあったのかとも思う
電車に夜がしみている
なかに誰が乗っているのだろう
ア ....
女子高生4人組が
前を歩いていた
会話と同じように
鞄のマスコットが
弾んでいる
懐かしいなあの頃
何を考えていたかな
何を話していたかな
速度の遅い女子高校生
4人 ....
クリスマスツリーの先端には
星がキラリ光っていて
僕らはそれを触れることは出来なくて
きれいだねって眺めるだけ
それだけで変わる明日があるなんて
思わないけれども
イルミネーションをまとっ ....
騙された方がきっと馬鹿なのだろう
色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも
それは青白く冷たいレ ....
流れ星が消えるまえに
願いごとをすると
夢が叶うとかいうけれど
そんなこと可能ですか
流れ星が消えるまえに
あんな一瞬(※)に
願いごとをするなんて
夢のことばかり考えて ....
父ちゃんどうして泣かないの
辛い時でも泣かないの?
泣いている時を見たことが無い。
いつも自分の思い道理なの?
僕たちの為に年老いて
メシ、風呂、寝るで
一日が終わる。
いつも新聞を ....
寝ても覚めても
同じ夢を見てるような
そんな気だるい日は
カーテン越しの
光を浴びて
寄りかかる
ソファーは悲しくて
奏でるはポロネーズ
今の気分は
ショパンの「別れ」
目 ....
この記憶も、いつかは途切れるのだろう
この命も、いつかは途絶えるのだろう
私がいなくても、
私の思考が停止しても、
世界はまわる ....
こうべを垂れて
風を避けるように流れ流れ
赤ん坊のように
そっと
土に抱かれる
黄緑色の葉
子指くらいの蕾の中で
水脈の子守唄を聞かされていたとき
僕は冬の海の枕木だった
....
顔色ばっかり伺って生きていたとき
顔色のさえないあいつに出合った
余命半年のあいつは
生きることにあがいていた
生きてたっていいことなんかないと思って
人と視線を合わせずにいた
人の視 ....
091215
音は
規範であると思う
感じたわけではないが
そう思う
ここでは
規範を
単に縛りという程度の軽い意味で使っているの ....
結婚しないわたしへのあてつけなのかなと思った
今更ながらの大ぶりな段ボール箱の底
つややかな赤い実りをいたわるかのようにそれは敷かれていた
一見して母の達筆を思わせる簡潔な手紙には何一つ ....
やけによろける
冬にむず痒く
ところでお宅は
誰でしたかね
ぐずぐずに過ぎた
楽しいは夢だった
守られた幼少は
ところどころ居残って
顕微鏡でなんでもかんでも
大きく ....
ただ愛を贈ることは とても簡単
でも本当の気持ちを伝えることは
とても難しい
人の気持ちを受け止めること
自分の気持ちを伝えること
これが果てしなく難しいことだと気がつく
なぜ ....
◯
青い、窓は6時台、大きめ自動車/の過ぎる音、宅配、動き出す鳥たち、
短いリズムで返答、背中に抱えてる物差しを長考、
誰を、誰が始めたっていいだろう、次の行く先では、誰だって、夜に、いなく ....
遺影と目が合う
私がまだここに在る
万年筆と腕時計の
青青とした言葉の繁みを
刻みつつ書いて行く時を
その者は、見守っている
いまもなお続く道を。
視線は歩む
心の遺伝子を携えて
....
一晩中
瞬き続けた星たちが
あんまり淋しいものだから
朝になると
雪になって降るんだよ
一日中
降り続けた雪たちが
母さん恋しいものだから
夜になると
星になって瞬くんだよ ....
ちいさくせかいがふるえ
てにとるべきわずかな水
ブルーはブルーによって
侵食されていく果敢なさ
声と言葉と三色の悲しみ
ピッチカートで奏でてる
光沢は世界とすれ違う度
美しすぎる晴雨 ....
不思議な
でもどこか懐かしい音楽が聴こえていた
見回してみるとそこは上演前のプラネタリュームのようだった
僕は椅子を後ろに倒して大きな伸びをした
それから暗い天井を眺めて何かが始まるのを待 ....
シャワーヘッドが壊れてしまった
近所のホームセンターに行ったら
シャワーヘッドは陳列棚に見当たらなかった
店員に訊ねたら彼女は
レジを指差して言った
あちらをご覧ください
シャワーヘッドを ....
口の中に何もない 僕は
歩く 夢へ身をひとつに 抜けさせられていく
深海をそうさせられながらすり抜ける
そして 深海として あるがままだ
サメがいるのだろう
悩みには サメではないものも ....
{引用=
鉛色の風が
立ち竦む香りをわたしの額に浴びせる
(さざんか さざんか)
嘘つきたちの赤い舌びらが
一面に敷かれるこのアスファルトの上に
膝をついている、足を汚している
....
中に溜まった水をあけてしまい
(それはそろそろ腐ってしまいそうだったから)
地面をひたひたにしてわたしは
(時々粘っては私の背筋を凍らせるのだけど)
足先でかき混ぜた泥を拭っては
(きっとあ ....
僕は君という詩が好きだけど
僕は君の望んだ詩になれずに
やがて別れの季節は、訪れる。
なにをどうしようと
足掻いても
誰のせいというでもなく
仕方のない、ことがある。
....
このクズって自分をののしって
人に言われる前にダメージ受ける
そんなんで防御になってないよ
あやふやすぎて
みっともないよ
バカじゃねって
つぶやいて自分をなじる
だれにも言われたく ....
小さな風邪をひいたらしくて
けだるくてひだるい
心臓と頭が酩酊メトロノーム
イ単調が異端を打っている
係り結びのおむすびころりん
マインドマップレスセンテンス
こんな日は託卵をたくらん ....
フェンスの向こうで笑ってる
あの人が好きだった
とても高い所でも見てるような
目をして笑ってたんだ
だから
綺麗な帽子が風に飛ばされないように
祈ってた ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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